産後の肌荒れが治らない!原因を知って対策を講じよう

↑「肌荒れ」を改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

産後はさまざまな体の変化を感じる人が少なくありませんが、その変化のひとつが肌のコンディションです。

「産後の肌荒れがひどくて困っている」「産後の肌荒れが全然治らないので心配」ということはありませんか?

一時的な肌荒れは仕方がないと思えたとしても、肌荒れが続くと、「いつまで続くんだろう」「本当に治るのかな」と心配になってしまいますよね。

そんな方のために、今回は産後の肌荒れはいつくらいまで続くのか、はたして本当に治るのかといった点について解説したいと思います。また、

産後の肌荒れ対策として具体的にできることについてもお伝えしますので、産後の肌荒れの対策方法についても知ることができますよ。ぜひ、最後まで読んで参考にしてみてくださいね!

1.産後の肌荒れは必ず治る

産後の母親の画像

女性なら、いつでもきれいでいたいものですよね。なのに、産後の肌荒れがなかなか治らないと、それがストレスになってしまいます。

出産前と同じようなスキンケアをやっているのに、肌荒れが一向に改善しないと「本当に治るんだろうか?」と心配になるかもしれません。

もしもそのような悩みを抱えているなら、安心してください!産後の肌荒れは必ず治ります。

1-1.産後の肌荒れはいつまで続く?

産後の肌荒れが、いつまで続くのかと心配な方もいると思います。これには個人差があるので、いつまで続くのかというのははっきりといえませんが、数カ月程度で症状が良くなる人もいます。

しかし、産後のホルモンバランスが整うまでに要する期間がだいたい1年なので、元のような肌に戻るまでに1年くらいかかるケースもあります。

とはいえ、肌荒れを改善するためのケアを続けていけば、比較的短期間で肌荒れが落ち着くことも少なくありません。

2.産後の肌荒れはどうして起こる?原因を知ろう

産後に多くのママが経験する肌荒れ。産後に肌荒れが起きるのはどうしてなのでしょうか?考えられる原因をみていきましょう。

2-1.ホルモンバランスの変化

産後の肌荒れに悩む女性の画像

まず、肌荒れの原因として考えられるのが、ホルモンバランスの変化です。

妊娠中は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが妊娠を継続させるために多く分泌されます。しかし、出産を終えると、これらの女性ホルモンの分泌量は一気に減ってしまいます。

女性ホルモンは肌との関わりが深いので、このホルモンの分泌量が急激に減るなどしてホルモンバランスが乱れると、肌荒れが引き起こされます。

産後の肌荒れの原因は、ホルモンバランスの変化によるものが大きいといえるでしょう。

2-2.ストレス

ストレスを感じる女性の画像

産後は赤ちゃんの世話で忙しく、それがストレスになってしまうことがあります。とくに初めての出産の場合は分からないことも多く、大きなストレスを感じるママも少なくありません。

そのようなストレスから、肌荒れが起きることもあります。

2-3.睡眠不足

睡眠不足の女性の画像

赤ちゃんの夜泣きなどで睡眠不足が続くママもいることでしょう。

肌をつくる成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されますから、睡眠不足が続くと、当然ながら肌荒れが起きやすくなります。

夜に十分に寝ることができない、昼間も休む時間がほとんど取れないというママは、睡眠不足が肌荒れの原因の可能性が高いといえます。

2-4.便秘

便秘の女性の画像

産後の肌荒れの原因が便秘にあることもあります。産後は授乳によって体内の水分が失われやすいので、便秘に悩まされるママも少なくありません。

また、出産にともなう傷口が開くことへの不安や傷口の痛みのために、排便自体をためらうママも多く、そのために便秘になりがちです。

便秘になると、本来排出されるべき毒素や老廃物が血液中に溶け、全身へ巡ります。結果として、肌のターンオーバーが低下して肌荒れを引き起こします。

2-5.スキンケアのための時間が取れない

産後の肌荒れに悩む女性の画像

産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、自分のための時間が取れないといったことがしばしば生じます。

ゆっくりとお風呂でリラックスする時間もなく、洗顔後のスキンケアもバタバタと済ませてしまうということもあるでしょう。

そのような生活を続けていると、肌が必要とするケアを十分に行えず、肌荒れが起きてしまうことがあります。

3.産後の肌荒れ。多い症状は?

産後の肌荒れに悩む女性の画像

産後の肌荒れで悩まされるママは少なくありませんが、ひと言で肌荒れと言ってもいろんな症状があるものです。産後の肌荒れにはどんな症状があるのか、みていきましょう。

3-1.ニキビ・吹き出物

産後の肌荒れの代表的なものといえるのが、ニキビや吹き出物です。出産前はニキビや吹き出物に悩まされたことがなかったという人も、産後にそのような症状に悩まされることが少なくありません。

ホルモンバランスの乱れやストレス、睡眠不足、便秘などは、ニキビや吹き出物ができる原因となるので、産後はニキビや吹き出物ができやすくなります。

3-2.乾燥

ホルモンバランスの乱れなどによるバリア機能の低下、睡眠不足などは肌の乾燥を引き起こします。そのため、肌の乾燥も産後の肌トラブルのひとつに挙げられます。

乾燥のために肌がカサカサしたり、小ジワができたり、といった症状は産後のママによくみられるものです。肌の乾燥のほかの原因として、授乳によって水分が奪われるという点も挙げられます。

3-3.シミ・ソバカス

妊娠中に増加した女性ホルモンの影響で、メラニンが大量につくられ、産後にシミやソバカスとなって現われることもあります。

さらに、産後のホルモンバランスの乱れから、肌のターンオーバーが正常に行われず、それがシミやソバカスの原因になることもあります。

シミ・ソバカスも産後に多くみられる肌トラブルのひとつです。

3-4.くすみ

産後は肌のくすみで悩まされる人もいます。「朝から顔がなんだかどんよりしている」「顔を洗ったのに、なんだか汚れが落ちていないように感じる」といった症状がみられるなら、それはくすみです。

くすみにはいろんな種類がありますが、大きくは肌の乾燥によって引き起こされるくすみとメラニンの影響によるくすみとがあります。

産後は肌が乾燥しやすいですし、ホルモンバランスの乱れによってメラニンがうまく排出されないこともしばしばです。結果として肌がくすみやすくなります。

3-5.湿疹・かゆみ

産後は体力が低下していますし、肌自体も敏感になっていることが多く、外部からの刺激に過敏に反応してしまうこともしばしばです。そのため、湿疹やかゆみといった肌荒れが起きることも少なくありません。

4.産後の肌荒れ対策。スキンケア編

肌の状態が悪いと、鏡を見るのも憂うつになってしまいます。できれば、対策を講じて、少しでも改善したいですよね。産後の肌荒れ対策として、まずはスキンケアのポイントをみていきましょう。

4-1.産後は肌が敏感に!出産前と同じスキンケアではNG

肌荒れの画像

産後は肌が敏感になります。そのため、出産前と同じ基礎化粧品を使っていると、肌にとっては刺激が強いことも少なくありません。なので、できれば肌にやさしい基礎化粧品を使うようにおすすめします。

基礎化粧品の中には敏感肌用のものもあるので、もしも肌荒れが続くようであれば、敏感肌用のものを使ってみるといいでしょう。

4-2.しっかりと保湿する

乾燥肌スキンケアのおすすめのイメージ画像

産後の肌は敏感になっているということは、肌のバリア機能が低下しているということです。ですから、肌のバリア機能を高めるために、しっかりと肌を保湿してください。

肌の乾燥に悩まされている人は、とくに保湿ケアを念入りにやりましょう。スキンケアにかける時間があまり取られないなら、いつものスキンケアに美容オイルをプラスする、といった簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか。

4-3.オールインワンタイプのスキンケアを使う

乾燥をクリームで改善した女性の画像

スキンケアにかける時間があまりないなら、オールインワンタイプの化粧品をスキンケアに使うのもおすすめです。

お風呂上がりにスキンケアをしようと思ったら、赤ちゃんが泣き出したということはよくあること。そのため、化粧水はつけたけど、後のケアができないということも少ないないでしょう。

その点、オールインワンタイプのジェル等なら、ひとつで化粧水・美容液・乳液・クリームなど、いろんな役割を果たしてくれるので、かなり便利です。スキンケアの時短を目指すなら、オールインワンタイプの化粧品を選ぶといいでしょう。

4-4.産後は紫外線対策をしっかりやる

紫外線対策の画像

産後は肌のバリア機能が低下しているため、紫外線対策をしっかりとやりましょう。紫外線対策を怠ると、シミやソバカス、くすみ、シワなどの原因となります。

肌荒れを改善するためにも、紫外線対策はしっかりとやるようにおすすめします。

具体的にできることとしては、外出時は帽子や日傘、サングラスなどを着用しましょう。手や足にもシミはできるので、できれば長袖・長ズボン・マキシ丈のスカートなどでカバーするようにしてください。

また、日焼け止めも塗るようにしましょう。

4-5.産後のママにおすすめの日焼け止めは?

日焼け止めを塗ると、「肌がピリピリする」「肌がザラつくようになった」「肌が乾燥する」といった声があるように、市販の日焼け止めの多くは肌に刺激が強いんです。

そのため、産後の肌荒れが起きている敏感な肌に塗ると、肌荒れが悪化することもあります。

ですから、日焼け止めは肌に負担の軽いものを選ぶようにおすすめします。できれば、紫外線吸収剤が配合されていないものでSPF値が低いものを選びましょう。

以下の日焼け止めは紫外線吸収剤無配合のものなので、産後の敏感な肌にもおすすめです。

■セリフ UVプロテクターベースエッセンス

紫外線不使用・ノンケミカルの日焼け止め。合成界面活性剤や合成ポリマー、パラベン不使用なので、産後の肌荒れに悩んでいる方でも安心して使用できます。

ミルク状のベースが肌の上に均一に広がるので、ムラなく塗れます。SPF24PA++で化粧下地としても使える日焼け止めです。

セリフ UVプロテクターベースエッセンス SPF24・PA++ 30ml 4,860円

■ヴェレダ エーデルワイスUVプロテクト

紫外線吸収剤不使用で赤ちゃんにも使える肌への負担の軽いオーガニック日焼け止めクリーム。もちろん、化粧下地としても使えます。SPF33PA++

ヴェレダ エーデルワイスUVプロテクト 50g 2,484(税込)

■アユーラ fサインディフェンス モイストチャージプロテクション

うるおいが長時間持続するアユーラの日焼け止め。敏感肌にもやさしい紫外線吸収剤、パラベン無添加。SPF30PA+++で、肌にやさしいのに紫外線をしっかりカット。

アユーラ fサインディフェンス モイストチャージプロテクション 20g 3,240円(税込)

NOV UVミルクEX

お湯で落とせる肌に負担の軽い日焼け止め。SPF32、PA+++で、しっかりと紫外線をカットします。

NOV UVミルクEX 35g 2,160円

5.肌荒れを予防・改善するためにできること

産後の肌荒れの予防・改善のためにできることは、スキンケア以外にもあります。スキンケアをやると同時に生活習慣を見直して、体の内側からも肌荒れ改善のために働きかけましょう。

5-1.睡眠の質を改善する

熟睡する女性の画像

夜中に赤ちゃんが泣き出したりするため、産後は睡眠不足になりがちです。赤ちゃんの睡眠はコントロールできないため、毎晩7時間寝るといったことを実践するのは難しいですよね、

そこでやりたいのが、睡眠の質を上げるというもの。睡眠時間を確保することは難しくても、睡眠の質を上げることは努力次第で可能です。

ちょっとした時間でも深く眠れるようにするために、ぐっすりと眠れる枕を選んだり、照明にこだわったり、といったことを心がけるだけでも、効果はあります。

5-2.栄養バランスの取れた食事

美肌になる食事のイメージ画像

赤ちゃんのお世話で忙しいと、食事も適当に済ませてしまいがち……。しかし、産後の肌荒れを改善するためには、栄養バランスの取れた食事を心がけるようにしたいものです。

とくに肌をつくるのに大切なタンパク質やビタミン、ミネラルは、毎日の食事に必ず取り入れるようにしましょう。

産後の便秘に悩んでいる場合は、食物繊維をしっかりと取るようにしてください。野菜やキノコ類、海藻類に食物繊維は豊富なので、サラダや煮物、炒め物などで取るようにしましょう。

腸内の乳酸菌を増やすのに効果的なヨーグルトや漬け物、キムチなどの乳酸菌食品、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖も便秘改善にはおすすめです。

5-3.水分も意識して摂る

白湯の画像

産後の肌荒れ改善のためには、水分も意識して摂りましょう。水を飲むことで、肌のターンオーバーが促進されるので、美肌のためには水を飲むことがかかせません。

冷たい水だと体を冷やすので、常温、もしくは少しぬるめのお湯を飲むのがおすすめです。

水分といっても、カフェインの入った飲み物やアルコールは利尿作用があるため、水分の排出を促してしまいます。肌のためにはカフェイン入りの飲み物やアルコールなどはNGです。

5-4.時にはストレス発散を!

産後の肌荒れ解消に外出する女性の画像

ストレスが続くと、肌荒れはなかなか治まりません。時にはご主人やおじいちゃん、おばあちゃんに赤ちゃんを預けて、数時間だけでもお出かけしましょう。

友達と会っておしゃべりするのもいいですし、ちょっとしたショッピングをするのでも構いません。気分転換を図ることで、ストレスを軽減することができますよ。

6.まとめ

産後の肌荒れが長引くと、不安になるかもしれませんが、肌荒れはよくなります!こちらでご紹介した情報が、肌荒れ改善のお役に立てますと幸いです。

なお、産後は肌が乾燥しやすくなりますが、特に目元がピリピリするほど乾燥する場合、特別な手当てが必要です。目元の乾燥がひどい方は、『 【注意!】目元の乾燥はシワの危険!即、潤いをチャージして保つ方法 』を参考になさってください。

 

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

ハリのある日々で美しく|たるみ改善メソッド「顔ダンス」考案者|日本セルフリフティング協会代表理事|著書▶︎「たるみが消える!顔ダンス」「顔ダンスで即たるみが上がる!若返る!」|メディア紹介▶︎「an・an」「セブンティーン」他|YouTube:チャンネル登録31万人|Instagram:フォロワー3.4万人|Threads:フォロワー7000人|【無料】たるみ改善プログラムはこちら|お仕事の依頼はお問い合わせフォームまで