↑「ひどい肌荒れ」を改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
一定の年齢を超えると、鏡の中の自分を見て「あ~。お肌がボロボロ・・・」と思ったことがある女性は多いことでしょう。
肌がボロボロだと、どんなに時間をかけて化粧をしても美しくは見えません。逆に毛穴や角質のはがれかけたのが目立ったり・・・良いことはありませんね。
肌がボロボロというのは、単なる肌荒れより自分の中の感覚では、ひどい状態といえるでしょう。一刻も早く元の潤ったお肌に戻りたいものです。
この記事では、そんなお肌ボロボロ状態を改善する方法を分かりやすくお伝えします。ぜひ参考になさってください。
目次
1.肌のボロボロは正しいスキンケアで改善する
肌の手触りが悪く感じる状態、すなわち「ボロボロになってしまった!」と思ったら、まずはスキンケアを見直してみましょう。
日ごろ行っているケアが、実は肌を傷めていた、ということがあるのです。
しかし、そもそも、「肌がボロボロ」というのは具体的にどのような状態なのでしょうか?まずはそこから知って対策を立てていきましょう。
1-1.肌ボロボロってどんな感じ?
「お肌ボロボロ」感は、人によってさまざまですね。ではどういったときにそう感じるのかを挙げてみます。
・化粧のりが悪くなった
・お肌がカサカサになった
・ニキビや吹き出物でお肌が凸凹になった
・シミやソバカスが目立ってきた
・お肌に影ができてくすんだ気がする
こんなふうに、いつもよりお肌の状態が極端に悪くなったと感じた時に、「お肌ボロボロ」とつい心の声が出てしまうのではないでしょうか?
さらに、疲労感や睡眠不足で目にクマができていたりしていたら、余計に老け顔・疲れ顔に見えて、「お肌ボロボロ~」と心の声が漏れてしまうのでしょう。
1-2.「肌ボロボロ状態」は化粧のりを悪くするのはどうして?
肌ボロボロ状態では、スキンケア効果が低下してしまいますので、ますます肌が乾燥してしまいます。そして肌が乾燥すると一層化粧のりが悪くなって、太陽光からお肌を十分に守れなくなってしまいます。
すると、紫外線によってますますお肌の状態が悪化して、お肌のダメージをさらに悪化させてしまうのです。さらにアレルゲンなども肌内部に侵入しやすくなります。
そして、肌ボロボロ状態だと、それを隠そうと厚化粧になりがちです。こうしてますます老け顔になってしまいます。
このような、フケ顔やお肌トラブルは、鏡を見るだけでストレスとなって、そのストレスがますますお肌に悪影響を及ぼすこともあります。
1-3.スキンケアを徹底して肌バリア機能を高める
肌はもともと潤ってつややかなものです。胸元やおなか、お尻の皮膚は潤ってツルツルしていますよね。なのに、一番手をかけているはずの顔がボロボロに感じるのは悲しいものです。
肌がボロボロになる原因を次の章であげていきますが、どのような原因で肌が傷んだのであっても、肌のバリアが整った状態に導いてくれるのは、正しいスキンケアです。
ただし、原因が体の内部になる場合は、まずはその根本改善が必要です。
2.肌がボロボロになる原因
「お肌ボロボロ」の大きな原因はさまざまですが、女性のお肌ボロボロ状態の目立った原因を挙げてみましょう。
そして、どうしてそうなるのかをそれぞれ解説していきます。
2-1.乾燥
お肌の乾燥で悩む人は多いものです。エアコンのきいた部屋にいる人は、夏も冬も注意が必要です。お肌が乾燥すると、表皮の組織の端が少しめくれ上がるような感じになります。
そんな表皮の上に、化粧を塗ったら、お肌の組織のめくれ上がりにファンデーションがひっかかって浮き上がった感じが目立ち、化粧乗りが悪く見えます。
肌荒れが酷くなると、お化粧が白浮きしてしまうこともあります。
お化粧を落とすときに、クレンジングを伸ばしながら、お肌のザラザラ感・凸凹感を感じたり、角質がたまってお肌が硬くなってしまったり、くすんだ感じになって、「お肌ボロボロ」という言葉が出てしまうのです。
また、頬が白浮きするほど乾燥しているのに、Tゾーンだけ脂ぎっているといった人も多いでしょう。
2-2.ニキビやニキビ跡
ニキビや吹き出物、またそのニキビ跡も、お肌の凸凹感を目立たせます。とくに、クレーターといわれるニキビ跡を気にする女性は多いものです。
一般的に、お肌は新陳代謝を繰り返しますので、ニキビができても跡は残らないものなのです。
思春期ニキビ
しかし、思春期にお肌にニキビができるとどうしても気になって潰してしまう人が多く、潰すと、組織が破壊されるし、炎症も大きくなります。
そして、その傷がお肌の奥の表皮の下の真皮まで炎症が進み、傷跡が残ってしまうのです。
赤い血のまじった膿を持ったニキビなんかは、潰さずにそうっと治療するのは、医師の治療でないと難しいでしょう。
自己治療で、潰して早く治そうと膿を出すと、皮膚組織がクレーターの状態で回復に向かうので、大きな傷跡が残ってしまうのです。
医師の処方した軟膏を塗って、炎症を起こしている細菌を殺し、血が体内に吸収され、膿も治って小さな塊となってポロッと取れるまで辛抱すると、クレーターを押し上げるように皮膚組織が回復するので、真皮の奥深くまで傷を残すことはありません。
しかし、思春期の女の子や男の子に、赤い膿がたまった状態を放置する度胸はないかもしれません。そもそも医師の治療を受けない人も多いでしょう。
「ニキビは青春のシンボル」なんて言葉を聞きますが、膿がたまるほどのニキビは、皮膚科の治療でなければキレイに治らないのです。
大人ニキビ
また、大人ニキビと言われる吹き出物は、お化粧で悪化することが多いのです。
大人ニキビは、膿はたまりにくいものの、ニキビの炎症から赤や黒の色素沈着を起こしてしまうニキビが多いといわれています。でも、思春期ニキビと同じような膿を持ったニキビもできます。
ただし、思春期ニキビとは、ニキビの原因が異なり、大人ニキビの場合は、ストレスや不規則な食生活が原因である事も多いのです。
思春期の頃に作ってしまった大きなクレーターや、色素沈着を起こしやすい赤ニキビや黒ニキビで、顔を洗ったときに何となく、お肌が凸凹しているような感じになってしまうこともあります。
ニキビやニキビ跡は、目立たない影を作り、お顔をくすませてしまう原因になります。
2-3.妊娠
妊娠すると、子宮を妊娠準備状態に持っていく黄体ホルモン(プロゲステロン)が増加し、卵子を放出する卵胞ホルモン(エストロゲン)が減少するので、ホルモンバランスの変化から、肌荒れや吹き出物ができやすくなります。
また、黄体ホルモンは、色素沈着を促すので、妊娠中はシミやソバカスが増えやすくなります。胃腸の調子がおかしくなる人もいるので、その影響で口周りにニキビが増えます。
便秘が原因で、身体のデトックスができなくなり、肌荒れやニキビが増える事もあります。とにかく妊娠中は、赤ちゃんの栄養を優先するので、身体に変調が起きやすいのです。
歯がカルシウム不足になったりする人も見るくらいですから、お肌が乾燥しやすくなるのも当然かもしれません。
2-4.ダイエット
妊娠中にお肌が荒れたり吹き出物ができやすくなるのと同じ理由で、ダイエット中もお肌のトラブルが起きやすくなります。
身体に十分な栄養が行き渡っていない状況になるので、身体のさまざまなところに悪影響を及ぼします
お肌の組織を作っている細胞が栄養失調になりかけるのですから、お肌ボロボロだけでなく、髪の艶もなくなり、髪もボロボロになり、お顔全体が老け顔になってしまうこともあります。
3.肌のボロボロを改善する方法
それでは、肌のボロボロ状態を改善するにはどうしたら良いのでしょうか?詳しくお伝えします。
3-1.お肌の状態を確認しよう
お肌の乾燥を防ぐには、保湿が重要です。お肌を畑に例えて解説します。
日照りが続いて畑が干上がって、土にひび割れができたような感じです。そういった場合は、畑にたくさんの水をあげるでしょう。土壌にたっぷりの水分を与えれば、土のひび割れがなくなります。
しかし、土壌が硬くなって、水をあげても土壌にしみこむ前に水が排水溝に流れ出てしまう事もあります。そのような状態は、土壌の表面が固まって水を十分に吸収できないので、畑を耕して土をやわらかくしてあげなければなりません。
また、その時に肥料を与えたり、腐葉土を混ぜたりして、土壌改良を行うでしょう。実は、お肌も同じなのです。
例えばお風呂上がりの乾燥したお肌でも、健康なお肌なら、化粧水を与えて上げると表皮に化粧水がしみこみます。
健康なお肌の場合、コットンでお肌に化粧水を乗せるのではなく、手に化粧水を乗せて、そのままお顔につけて、両手で顔を覆ったままにしていると、手の熱で温パックしているのと同じ効果で、あっという間に化粧水がお顔に浸透していきます。
ところが、お肌の角質が固まって毛穴を塞いでいる状態だと、化粧水をお肌の上に乗っけて、手の平で温パックしても、お顔はびしょ濡れのままです。
お肌をパタパタたたいて、化粧水がしみこむのを待っている人もいる人もいるかもしれませんが、それは化粧水の水分の蒸発を促しているだけで、お肌に化粧水が浸透したわけではないのです。
もはや、化粧水がお肌の表面を流れ、濡れたお顔のまま自然乾燥を待っているようなものです。
このままでは、いくらスキンケアを丁寧に行っても、真皮にほとんど浸透していきませんので、どんな高い化粧水を使っても、スキンケアの効果は期待できません。
冬の場合、乾燥の酷い人は、ミルクローションの上から軽くオイルを塗ってお肌に栄養分を閉じ込める人もいるでしょう。
でも、角質でお肌が強ついた状態では、スキンケアの栄養分が毛穴から浸透しないだけでなく、その上からオイルをぬってしまっては、浸透できないスキンケアの栄養素が毛穴の周りの角質と一緒になって血栓となって毛穴を塞ぐこともあります。
お肌のためにスキンケアにがんばっているのに、毛穴を詰まらせるだけになりかねません。
3-2.お肌の状態ごとの乾燥化以前対策
お肌の状態を確認した結果、化粧品がすぐに浸透する場合とすぐに流れてしまう場合の保湿方法をお伝えします。
化粧水の浸透がよい場合
いつもより多めに手に化粧水をのせて顔全体につけて、両手の平で10秒ほどお顔を覆っていたら、化粧水がお肌にしみこんだ場合は、美容液やミルクローション等のいつものスキンケアに、軽くオイルを塗って、水分の蒸発を防ぐことをお勧めします。
べたつきの残らない無添加オイルを1滴ほどの薄塗りがお勧めです。
私はセリフの「ディープモイスチャーオイル」を使っています。べたつかず、翌朝しっとり感が残っています。
化粧水をたっぷりと厚めのキッチンペーパーがぐしょぐしょになるほどしみこませて、お顔に15分~20分乗せておくと、お手製パックになります。
また、デリケートなお肌で、オイルが苦手な人は、オーガニック化粧品で乾燥に強い美容液やナイトクリームがお勧めです。
化粧品の効果は相乗効果を期待して開発されていますので、化粧水・乳液・ナイトクリームは、セットで使うのがお勧めです。
美容液や洗顔もオールで使うのもお勧めですが、もしも違うメーカーを使うなら、美容液だけは高価なものを、洗顔は自分が気に入ったクレンジングを、といった感じがよいでしょう。
でも、お肌は人それぞれ、自分に合ったスキンケア製品を選びましょう。
化粧水が流れてしまう場合
化粧水の浸透が悪く、角質がたまって強ついている場合は、まずは角質を落とす事からはじめるのもお勧めです。
しかし、デリケートなお肌の人は、いきなりピーリングで角質を落とすのも恐いかもしれません。そのような人は、角質を洗顔で落としてくれるスクラブ入の洗顔フォームがお勧めです。
でも、頑固に強ついたお顔の場合は、もはやスクラブ入洗顔では効果が出ないこともあります。そういった場合は、まずは首回りやデコルテ部分で、お肌に合うかどうかを試してみるのもお勧めです。
スキンケア商品はたくさんありますので、自分のお肌に合った化粧品を選ぶようにしましょう。
また、角質を落としたお肌は、非常にデリケートな状態ですから、直ぐに念入りなスキンケアを行いましょう。
角質は、お肌の表皮を外界からの刺激から守っているからです。それがいきなり薄くなるので、お肌はビックリしてしまいますので、早めに保護が必要なのです。
先にもいいましたが、適度な角質は、お肌を外気から保護する役割を果たしています。そこで、適度な角質層はお肌を保護するのに必要なのです。
ピーリングのやり過ぎには十分注意をして、角質層にまで保湿成分を補う気持ちで、スキンケアを念入りに行いましょう。
それでも乾燥がひどくて、どうやって保湿したらよいのか分からない方は下記の記事を参考にしてください。
https://self-lifting.jp/blog/skincare-method-for-dry-skin-10838
4.肌ボロボロの救いの神「睡眠のゴールデンタイム」
肌がボロボロになる原因は、間違ったスキンケアだけではありません。肌の手触りが悪くなる乾燥肌やニキビ・吹き出物ができている肌は、体の中の不調が原因で起きていることがあります。
美と健康の基本は睡眠にあり!と言われていますよね。この章では良質な睡眠をとる方法についてお伝えします。
4-1.美容のゴールデンタイムってなに?
人の身体は、眠っている間に細胞単位でメンテナンスが行われています。
とくに、身体の表面の細胞の修復は、寝入りばなの3時間、すなわち最も深い眠りの状態にあるときに、成長ホルモンが大活躍してメンテナンスを行います。これは「美容のゴールデンタイム」といわれています。
理想的な時間は、22時から深夜2時までといわれていますので、その時間帯に寝入ってしまうのがお勧めです。
深い眠り(良質な睡眠)中のみ、成長ホルモンは活躍するので、美容のためには、良質な睡眠を取る必要があります。
4-2.良質な睡眠のとりかた
ストレス社会ですから、多少のストレスは仕方ないのですが、昼間のストレスが多すぎると夜の睡眠に悪影響を及ぼします。
人は睡眠ホルモン(メラトニン)が夕方から(起きてから約14時間後)分泌が始まって、脳内を睡眠体勢に持っていき、睡眠へと誘導します。
しかし、この睡眠ホルモンは、昼間は幸せホルモン(セロトニン)として活躍しているのです。この幸せホルモンは、嬉しいことや幸せを感じた時に脳内に分泌されることから、この名前がついています。
幸せホルモンがキーポイント
そして、幸せホルモンは、ストレスを感じた時に分泌されるストレスホルモンと結合して、ストレスホルモンを中和して消滅させてくれる働きをします。
もし、昼間ストレスが多いと、幸せホルモンが多量に消費されてしまうので、夜になって睡眠ホルモンとして活躍する幸せホルモンが不足してしまうことになります。
ですから、ストレスが多いと睡眠に悪影響を及ぼすといわれているのです。
脳内をリラックスして良質な睡眠を得る
また、眠るには脳内がリラックスした自律神経の副交感神経が優位な状態でなければなりません。
ストレスが多いと、交感神経が活発になって副交感神経が優位になりにくいので、寝る前にパソコンやスマホを凝視したり、怒ったり、深刻に物事を考えたりしてはいけないのです。
幸せホルモンにばかり頼るわけにはいきませんので、外観刺激からリラックスさせるように努力をしましょう。
リラックス感を得る方法
例えば、寝る前1時間ほどにお風呂から上がって、好きな音楽を聴きながら、アロマの香りに包まれたお部屋で心身癒されながら、ゆっくりとスキンケアを整えるのもお勧めです。
お風呂は身体を温め、全身をリラックスさせます。
しかし、お風呂は体温を上げてしまいます。人の身体は、寝ている間に寝汗をかいて汗を蒸発させることで体温を下げ、深い眠りに落ちていくのです。
そして、布団の暖かさで、体温が徐々に上がって眠りが浅くなります。これを繰り返して、体温が平熱に近づいたときに目覚めたら、爽やかな目覚めとなります。
つまり、お風呂からあがって直ぐに床に入ったら、リラックスした状態で直ぐに寝付けるものの、深い眠りに入ろうとして体温を下げようとしたときに、お風呂でポカポカになっているので、体温を下げるために汗をたくさんかかないといけません。
しかし汗びっしょりになると、深い眠りに入るのに十分な体温に下がる前に、大量の汗に冷やっとして目覚めてしまうのです。
あるいは、厚くてお布団を脱いだりして、体温が十分に下がり切らずに、深い眠りに入れないこともあります。
深い眠りには入れないと、成長ホルモンが活躍できずに、細胞単位の身体のメンテナンスも十分に行われず、疲労が残り、健康を害してしまうのです。
だから、お風呂から上がって30分以上だいたい1時間くらい経って、体温が平熱に近づいてから床に入るのがお勧めなのです。
その1時間の間に、髪の毛を乾かしたり、スキンケアでお顔を整え、音楽を聴いたり、本を読んだりしてのんびり過ごしましょう。
ホットミルク等、ノンカフェインの温かい飲み物を飲んだり、緩いヨガをしたりしてボウッと過ごすのもお勧めです。
こうして、寝る前の睡眠環境を整えて、リッラクスした状態で床に入るのです。
寝付きよく深い眠り(ノンレム睡眠)に入って、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠を繰り返して、レム睡眠時に健やかに目覚める眠りを「良質な睡眠」といいます。
身体の表面の細胞、すなわちお肌や髪の毛といった美容関係のメンテナンスです。
しかし、このメンテナンスが最も有効に行われるのは、美容の黄金時間に良質な睡眠状態にいることが大切なのです。
5.生活環境を整えて「お肌ボロボロ」から「瑞々しいお肌」へ
日々無意識にやっている行動が、知らず知らずの間に肌をボロボロにしているかもしれません。瑞々しいお肌へ導くために必要なことをお伝えします。
5-1.紫外線はお肌の敵
紫外線は「光老化」を招くと有名ですね。光老化は、シミやくすみ、たるみだけでなく、乾燥も引き起こします。
だから、実は冬のエアコンによる乾燥よりも、夏の紫外線による乾燥の方がお肌のダメージは大きいのです。
よく誤解されているのですが、シミを起こすメラニン色素は、本来年齢を重ねるとその量が減少するので、年齢を重ねるごとにシミはなくなっていくはずなのです。
しかし、実際は年齢を重ねるとシミが増える人がほとんどですよね。
これが誤解の原因なのですが、若い頃にできたお肌の奥深くに潜んでいたシミの元が、新陳代謝によって表面に出てきた部分もありますが、光老化によるメラニン色素の異常分泌にもよってシミが増え、その結果年齢を重ねるとシミが2倍に増えた感じがするのです。
とにもかくにも、紫外線は、お肌を攻撃して、お肌にダメージを与え、光老化だけでなく、乾燥や日焼けによる炎症を引き起こしますので、紫外線カットに気を使いましょう。
ちなみに、紫外線は晴れた日に外出するときだけ注意すれば良いわけではありません。
家の中にいて、カーテン越しの日の光でも、日焼けにまではなりませんが、紫外線はお肌を攻撃し、光老化は進んでいるのです。曇りの日も同じです。
ですから、家の中にいても曇りの日でも日焼け止めだけは塗るよう習慣づけましょう。
また、紫外線による日焼けは、地面の光反射による日焼けもありますので、日差しの強い日は、日傘をしていても顎の下や足下の日焼けをすることもあります。
https://self-lifting.jp/blog/sunburn-and-dryness-10742
5-2.恋をしよう
「恋をするとお肌がきれいになる」と聞いたことがあると思います。
実は、恋をして両思いでも片思いでも、ハッピーな気持ちになると、嬉しくて幸せホルモンがたくさん脳内に分泌されます。
例えば、「好きな人と会った(見た)」「好きな人と挨拶を交わした」「好きな人と話す機会があった」、そんなことだけでも、ハッピーになれば、幸せホルモンが分泌されて、その影響でエストロゲン(卵胞ホルモン)も分泌されます。
先に、妊娠したときのエストロゲンが減少してホルモンバランスが崩れたときの症状の例として紹介した女性ホルモンですが、女性らしい美しい身体をつくるのに欠かせないホルモンでもあるのです。
その結果、「恋をした女性は美しくなる」という言葉が生まれてしまうほどです。周囲に恋のお相手がいない方は、取り敢えず、アイドルとの恋を妄想したり、子供とふれあうだけでも良いのです。
嬉しいことやワクワク・ドキドキすることがあれば、すなわち、あなたが幸せであるなら、幸せホルモンと一緒にエストロゲンが分泌されてお肌がきれいになるのです。
また、小さな幸せは、考え方次第でどうとでもなるものです。
あなたも、キレイになるためにも、思考を調整して自分を幸せな気分の中に持っていきましょう
5-3.タバコもお肌の敵?
タバコでお肌が荒れる事もあります。タバコに含まれるニコチンやタールが、血流に悪影響を及ぼします。
何よりも、身体に害のあるニコチンやタールが、肺の毛細血管から吸収されて、全身を回るのですから、健康を害することには間違いありません。
お肌のターンオーバーとは、健康な状態で細胞組織が生まれ変わる状態です。キレイなお肌に生まれ変わるということも健康な状態でこそ可能なのです。
不健康な状態では、お肌のターンオーバーの周期も狂いますし、ターンオーバーしてもダメージを受けた状態でお肌が生まれ変わることもあります。
また、タバコは活性酸素を体内に増加させますので、体内細胞の老化が進み、それを阻止して身体を健康な状態に戻そうと、ビタミンCが大量に消費されます。
こうして、体内のビタミンCが減少すると、お肌に悪影響が現れます。ビタミンCは、体内に蓄積することができないので、毎日食事やサプリメントから摂取しなければなりません。
摂取したそばからタバコによって消費されたのでは、身体に悪影響を及ぼすこと間違いなしです。
また、ビタミンCは免疫力を高めるだけでなく、抗酸化作用、コラーゲンの合成を助ける作用もあります。美容には欠かせない作用ばかりですね。
つまり、ビタミンCが不足すると、コラーゲン不足にもなり、病気にもかかりやすくなるので、お肌の艶や乾燥にも大きなダメージが生じる事がおわかりでしょう。
健康的でみずみずしい美しいお肌でいたいなら、タバコを控えましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?肌がボロボロになった!と感じたら、一時的な処置として、お肌の回復を手助けするために、大量の化粧水で保湿したり、パックをしたり、美容液をお肌に与えたりすることも大切です。
日々の紫外線カットもお肌をダメージから守るために重要です。
しかし、そもそも健康なお肌は、みずみずしく美しいはずなのです。そして、身体の健康がお肌の健康にも直結します。
良質な睡眠、規則正しい生活、栄養バランス、全てを整えて、細胞単位で健康な身体をつくることが、美しいお肌を作る基本なのです。
スキンケアや紫外線カットは、健康なお肌のダメージを防ぎ、健康なお肌を維持していくのを手助けするもので、美しいお肌を作りあげるものではないのです。
まずは身体の中から健康になることが、美肌の基本といえますね。
特に正しい食事は特に大切。食が肌を作っています。『 美肌になる食事法|体の中からイキイキ素肌になる!基本メソッド 』を併せて参考になさってください。
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