↑「顔のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
目の周りが腫れぼったかったり、顔がパンパンにふくれてしまうむくみの症状に悩むことはありませんか?
あまり顔のむくみが酷いと、夕方になると目の下のたるみが気になったり、ほうれい線が深くなったりすることも。なんだかたるみが悪化していくような気がする場合も、顔のむくみが悪さをしている証拠です。
むくみやすい体質の人は、顔がふくらむだけで太って見えるのですごく損ですよね。そして顔のむくみがたるみ顔につながるので、むくむだけでどんどん老けていく。そんな状況は早く脱出したいものです。
すぐにでも顔のむくみを解消して、スッキリ引き締まった小顔をめざしましょう!
目次
1.顔のむくみを放置すると顔のたるみが加速する
アラフォーはお肌がはっきりと変わってくる時期。ですから若々しさを保つためにスキンケアを強化している女性はたくさんいます。ですが残念なことに、お顔のむくみをケアできいる女性はあまり多くありません。
たしかに顔のむくみを解消するノウハウはあまり知られていませんが、顔のむくみって放置しても大丈夫なのでしょうか?
1-1.顔のむくみってどんな症状?
なんとなく顔がむくんでいる気がするけれど、はっきりとむくみを自覚するのって難しいこともありますよね。
見るからにむくみが酷いというケースでは、薬の副作用によるムーンフェイスと呼ばれる症状だったり、体の疾患があることが多いです。
顔が太りやすいかな?と思うだけで、実際に顔のむくみに気が付かない人もいます。「なんでこんなに顔にばかり脂肪が付くのだろう」とか、「顔にたるみが出てきた」と思っていたら、実はむくみの症状だったということもよくあることです。
太ったのと見分けがつかないこともありますから、こんな症状がないかチェックをしてみて下さい。
・朝鏡を見るとまぶたが腫れぼったい
・枕やシーツの跡がなかなかとれない
・なんとなく顔がだるい
・体は痩せているのに丸顔で太って見える
・夕方を過ぎると目の下、ほうれい線、フェイスラインのたるみが気になる
当てはまるものがあれば、顔にむくみがあるのかもしれません。むくみを解消する方法を実践してみて、改善すればそれはむくみの症状です。
1-2.むくみは顔のたるみに変わる
太って見える顔のむくみ。女性はどうしても生理前になるとむくみやすいですが、この時期はおブス期とも呼ばれていて、女性がブスになる時期だと言われています。
「でもむくみは一時的なものだから、いずれスッキリするだろう」と考えるのは間違い。確かにむくみが一時的にでも解消すれば、小顔になったように感じるかもしれません。
ですが顔のむくみは、たるみ老化をどんどん近づけています。
顔のむくみを放っておけば恐ろしいたるみ老け顔を招いてしまうのです。特に慢性的に顔がむくんでいる人や、顔がむくみやすい人は十分注意して下さい。
2.顔のむくみがたるみ顔を引き起こす原因
顔にむくみがあると、どうしてたるみにつながってしまうのでしょうか?その理由を見ていきましょう。
2-1.むくみで顔の皮がのびる
むくんでいる時、皮膚の下には不要な水分がたまっています。この時、本来は入りきらない量の水分が皮膚の下にあるので、顔は当然パンパンにふくれてしまいます。
するとその分皮膚は伸びてしまい、むくみの重さにたえられず顔にたるみができてしまうのです。
ゴムがのびきると、元には戻りませんよね。それと同じ事が皮膚でおこっているのです。幸い、皮膚は生まれ変わりますから元に戻ることはあります。ですが長時間、顔の皮がのびてしまうことで皮膚が元に戻るにはかなりの時間が必用になってしまいます。
2-2.脂肪と老廃物が結びつく
健康な状態では血液が水分と老廃物を運び、いらなくなったものは汗や尿として代謝させていきます。もともと、どんどんデトックスできるようになっているのが人体なのです。ですがむくみによって皮下の老廃物がたまってしまうと、どうなるでしょうか。
うまくデトックスできずに皮下脂肪と老廃物がむすびつくと、セルライトのように固い脂肪ができあがります。セルライトはなかなか落とせない!と聞いたことがありませんか?
そうなんです、固まった脂肪は落とすのが大変。こうして硬い脂肪が蓄積されてフェイスラインが重たくなり、顔のたるみができあがることがあります。
2-3.老廃物が肌を老化させる
むくみによって老廃物がたまった状態になると、肌の細胞が正常な新陳代謝をしてくれなくなります。つまり、常に新しい状態へ生まれ変わる作業をしてくれる皮膚が、古いままの状態をひきずってしまうのです。
そうなると当然、肌はどんどん古くなりますから老化がすすんで行きますよね。こうして滞った老廃物は、ピンとしたハリを失ったたるみ肌を作ってしまいます。
2-4.血流が悪くなって肌が老化する
むくんでいる状態では、血流がとても悪くなっています。毛細血管を通して細胞のすみずみまで酸素や栄養素を運んでくれるのが血液。血流が悪くなることでも、お肌はターンオーバーをする力を失ってハリ弾力が衰えていきます。
3.むくみのメカニズム
むくみが顔のたるみを作る理由が、わかってきましたでしょうか。
でもそもそもどうして、むくみが出来てしまうのでしょう。どうして顔に水分がたまってしまうの?むくみという症状は知っていても、実はどういうものなのかよく知らないという人もいますよね。
私たちを悩ませるむくみについて、少しお話しします。
3-1.ぽってりむくみは回収できない余分な水分だった!
私たちの体の60%は水分で出来ています。この水分の多くが、血管と細胞の間にあり、血液は水分と共に酸素や栄養素を全身にめぐらせてくれています。
血管を通った水分は、間質液となって全身の細胞と細胞の間に行き渡ります。水分が血管からにじみ出して、皮膚の下に出るんです。そして健康な状態ではまた、水分は血管に戻って排出されていきます。
通勤電車をイメージしてみると調度良さそうですね。水分は血管という電車に運ばれて勤務地に向かい、また血管という電車に乗って帰っていくのです。
ですが、線路に問題が発生したとしたら、どうでしょうか?みんな帰れなくなって駅にはたくさんの人があふれてしまいます。
このように塩分過多などの条件によって毛細血管内の圧力に問題が生じると、水分は帰りの血液に乗れずに皮膚の下にとどまります。
また、血液から大量の水分をにじみ出すことがあります。こうなると血管は水分を回収しきれませんから、むくみが発生します。
・水分が血管に回収されない
・皮下ににじみ出す水分量が過剰
こんな場合にむくみが発生するのです。
3-2.顔は本来むくみにくい?
足のむくみに悩んでいる方の話を、よく耳にしませんか?足は体の一番下にあるので、重力によって水分がたまりやすいのです。立ち仕事の方など、仕事が終わってから履いてきたブーツが入らなくなる程に、足がパンパンになることがあるのはこのためです。
そう考えると、顔は体の最も上にあるもの。むくみにくい部分です。寝ている間は水分がたまって顔むくみやすいため、朝だけむくみがあるけどすぐ解消するというケースでは、まだむくみの症状が許容範囲である可能性も高いでしょう。
ですが日中や夕方過ぎ、1日の終わりに近づいてもむくみが続いたり悪化するという場合は、体質改善が必要。顔のむくみをなくすことで、たるみのない本来の自分の顔に戻していきましょう。
4.顔のむくみからくる顔のたるみを防止する方法
顔のむくみが引き起こしてしまう恐ろしいたるみ、なんとか撃退したいですね!
この章からはいよいよ、どうしたら顔のむくみによるたるみを防ぐことができるのかを、ご説明していきます。
4-1.筋肉のポンプがむくみを解消する!
たまってしまった老廃物を含んだ水分をなくすには、押し戻してあげる圧力が必要不可欠です。その役割をしてくれるのは筋肉。体を動かすことで筋肉がポンプの役割をして、リンパ管を通して余分な水分を押し戻してくれるのです。
体を動かしたとしても、筋力が足りないとポンプの力が足りなくてむくみが治りません。日頃から筋力を鍛えながら、体を動かして血流をアップさせましょう。
足がむくみやすい人は足の筋肉を、顔がむくみやすい人は表情筋を鍛えることでむくみが改善します。
4-2.表情筋トレーニングなら「ポンプ力をアップ」しながら「たるみ解消」が可能
顔がむくみやすくてたるみが気になる人は、もしかしたら表情筋をあまり動かしていないかもしれませんね。「毎日たくさん笑わない」という人は、表情筋トレーニングをすることでポンプ力がアップして、顔のむくみがスッキリ解消する可能性が大です。
さらに表情筋トレーニングは血流を良くするだけではなく、すでにたるみの出来てしまった皮膚を引き上げてくれます。
顔の筋力はむくみによるたるみも、他の原因で出来てしまったたるみも改善するパワーを持っていますから、どんどん鍛えてスッキリ小顔を目指しましょう。
4-3.リンパ節を押してむくみを解消する
むくみの原因となる老廃物がつまってたまりやすいのが、リンパ管の途中にあるリンパ節。特に鎖骨にあるリンパ節は、老廃物の出口になっていてしばしば渋滞を起こします。
鎖骨の間の凹みを押してみて下さい。ちょっと苦しくなるかもしれませんね。特に左の鎖骨の凹みには老廃物が溜まりやすいですから、定期的に流してあげるとむくみ解消につながります。
①マッサージクリームやオイルを手に取ります
②人差し指から薬指の3本の指で左鎖骨の凹みを押さえます
③外側へ向かって優しく流します
④余裕があったら手首まで流しましょう
①マッサージオイルやクリームを手にとって鎖骨を3秒間押します
②耳たぶの裏側にある柔らかい凹みを、優しく3秒間押します
③そのまま首筋へ向かって優しく流します
お風呂などでリラックスしながら行ってみて下さいね。
ただし、リンパマッサージはやり過ぎると逆効果になってしまいます。自己マッサージの場合はわずかな力でほんの少しだけ、リンパの流れを手伝うような気持ちでさするだけで十分です。
リンパマッサージのしすぎには十分に気をつけましょう。
5.顔のむくみを予防する表情筋トレーニングのやり方
それでは、表情筋トレーニングを実践して顔のむくみとたるみを解消していきましょう。まずは簡単なトレーニング方法からご紹介します。
5-1.な~の~い~う~え~お~体操
①思いきりの笑顔を作ります。
※目の下にほっぺたがくっついたことを鏡で確認します。頬に意識を集中しましょう。
②頬に意識が集まったら、
「な~」 と口角を上げて発音します。
口角が上方向に向くように気を付けて。
③次に「の~」 と発音します。
頬上部を緊張させ、口角が上がっていることを意識します。
④「な~の~い~う~え~お~」 と
頬上部、口角横に意識を向けたまま、1分間繰り返します。
●この体操のコツ・・・「な~の~い~う~え~お~」すべての言葉でしっかりと口角を上げます。笑顔をつくったまま行うことがポイントです。
※注意点は口を固定したままにしないこと。一言一言口角を上げながらしっかりと口を動かしましょう。頬の筋肉を鍛えていきます。
5-2.目の周りの筋肉を強化するトレーニング
目の周りの筋肉は輪状になっているため、ウインク運動でまぶたを強化します。
①舌を上下の歯で軽く噛んだまま、交互にウインクをする。
回数・・・1秒に右と左のまばたき。左右30回
動画で解説しています。動画タイトルが「目の下のたるみ改善トレーニング」となっていますが、上まぶたのたるみにも効果があります。
トレーニングのコツ・・・軽く舌を噛んで実施します。舌を噛む理由は、顔の下半分の力を抜いて、目の周りに集中するためです。
5-3.顔のたるみ体操
①軽く口をとがらせます。
②上の歯ぐきをむき出すようにしながら頬の上部に力を入れて、頬を上げていきます。(1分キープする)
●時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間。 慣れたら頬がだるくなるまで頬上げを続けるとさらに効果的です。
●体操のコツ・・・頬は真上に向かって上げましょう。
真上に向かって頬を上げる
●この体操の注意点・・・頬は上の画像のように真上に向けてあげます。口を横に広げて頬を上げてしまうと、エラ周りの筋肉が鍛えられ、エラが張る可能性があります。
6.顔のむくみを予防する生活習慣
むくみを解消するためには、表情筋トレーニング以外にも気をつけなければいけないことがあります。むくみの原因になってしまう生活習慣がないか見直して、むくみとたるみのない、スッキリとした小顔を目指しましょう。
6-1.塩分のとりすぎに気をつける
塩分が多いと、血管からにじみでる間質液の量が増えて、余分な水分を戻すことができずにむくみができます。味付けの濃いものを好んで食べたりする方は、気をつけてみて下さい。
外食は塩分過多になりやすいですから、むくみとたるみを解消するためにはできるだけ自炊をして塩分を控えると良いでしょう。
6-2.カリウムを意識してとる
塩分を控えるのが難しいという方は、カリウムを含んだ食材を食べることで塩分に含まれる余分なナトリウムを排出しやすくすることができます。
<カリウムを多く含む食品>
・バナナ
・ほうれん草
・トマトジュース
・とうもろこし
・海藻類
・きのこ類
・里芋
・じゃがいも
・納豆
・マカジキ
・サワラ
これ以外にも、カリウムは食品から多く摂取することができます。食品のカロリーが気になる人は、とうもろこしのヒゲ茶などのお茶でカリウムをとっても良いですね。
ただし、カリウムは過剰に摂取してしまうと高カリウム血症という症状を引き起こす危険がありますから、自然の食品からバランス良くとりましょう。
カリウムのサプリメントなどは、胃に負担がかかりますから気をつける必要があります。
6-3.お酒の飲み過ぎに注意する
アルコールを飲むと、血管が膨張してたくさんの水分が皮膚の下へにじみ出てしまいます。こわいですね。お酒を飲んだ翌日に顔がパンパンだったという現象は、こうして起こるのです。
さらにお酒を飲む時は塩分の多い食べ物をとりがちですから、更なる悪循環に。アルコールを飲んだらカリウムを多く含んだ食品を食べて、トイレによく行くようにしましょう。
6-4.睡眠をしっかりとる
血管を拡張させてしまうのは、アルコールだけではありません。実は睡眠不足もまた血管を膨張させて皮膚の下にたくさんの水分をにじませてしまうのです。
さらに睡眠不足はお肌を衰えさせますから、むくみによるたるみが生まれやすい状態に。
寝不足がむくみとたるみの原因になるなんて、ショックですよね。美容にとっても睡眠がいかに大切か、とてもよくわかると思います。
6-5.適度な運動を心がける
運動不足になると全身の血流が悪くなってしまいますから、老廃物の滞りががむくみとなって現れます。特にデスクワークの人や、家から出ないことがある人は気をつけましょう。
適度な運動を心がけることで、むくみは解消します。
6-6.温かいお風呂に入る
女性に多いのが、冷え性のお悩み。体が冷えていると血流が悪くなりますから、老廃物がたまって顔のむくみやたるみができる原因になります。
夏でも冷房で体はかなり冷えます。夏も冬も温かいお風呂につかって、むくみを予防しましょう。
7.まとめ
太って見えるだけではなく、たるみを引き起こして老け顔にしてしまう恐ろしいむくみ。顔がむくんでいる状態が長いほど、たるみは悪化していきます。むくみに気付いたら、すぐにでも解消していきましょう。
むくみやすい体質の人も、「絶対むくまない体質!」を目指すことができます。すっきりと引き締まった若見えの小顔を目指して下さいね。
なお、こちらの記事で紹介している解消法に加え、「ツボ押し」も顔のむくみとたるみに効果的です。『 顔のたるみにツボ押しが効く!|押す場所や方法を徹底解説 』も併せて参考になさってください。
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