↑「乾燥肌」を改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
乾燥肌にはどんな化粧品が良いのだろう・・・と悩む方が増えています。特に40代に入って、肌が乾燥しやすくなったと感じている人は少なくありません。
すぐに乾燥肌を改善したいと思ったら、やはり効果を発揮するのが乾燥に良い化粧品!しかしどの化粧品が今の乾燥状態から救ってくれるのか、正直パッケージや広告だけでは分からないものです。
乾燥肌を改善させるためにもっとも大切なのは、朝晩毎日肌につける化粧品を何にするか?どんな化粧品を選ぶか?です!
そこでこちらの記事では乾燥肌に悩む人におすすめ最新化粧品をランキング形式でお伝えします。主に口コミ評価を基準にして選びました。
肌が乾燥すると、シワの原因になりますし、メイクのノリも悪くなります。また、乾燥が進むと肌がカサカサするだけでなく、深刻な肌荒れを起こしてしまうので、乾燥に気づいたら早めに対策を講じなければなりません。
今回は、乾燥肌で悩んでいる方のために、乾燥に抜群に効果を実感できる化粧品をランキング形式でご紹介します。ぜひ化粧品選びの参考になさってください!
目次
1.乾燥肌に良い化粧品の4つの条件
乾燥肌におすすめ化粧品ランキングでは、下記の項目を重要視して化粧品を選びました。
①保湿力がしっかり裏打ちされた成分が配合されていること
②乾燥を悪化させる余分な添加物をカットしていること
③乾燥で敏感に傾いた肌でも優しい使用感であること
④トータルで乾燥肌を改善するシステムが構築してあること
これらの条件は、乾燥肌を根本から改善するために欠かせないポイントばかりです。各ポイントについて詳しく解説いたします。
1-1.保湿力がしっかり裏打ちされた成分が配合されている
化粧品に配合されている水分や油分で、乾燥した肌を一時的に潤すだけでは意味がありません。ローションならローション、美容液なら美容液、クリームならクリームのそれぞれ役目にあった保湿力強化の成分が必要です。
どれだけ乾いた肌をしっかりと潤し、乾燥肌を改善してくれるのか?どれだけ乾燥肌のことを思い、成分に工夫があるか?成分の組み合わせは?などしっかりとチェックしました。
1-2.乾燥肌を悪化させる余分な添加物をカットしている
化粧品を保存するため、混ぜ合わせるため、使用感をよくするため、良い香りにするため、綺麗な色に見せるため・・・など、美肌作りには関係ない本来なら不要な成分を、化粧品会社の都合で配合されていることがよくあります。
これらの成分は長い間に次第に肌に蓄積されて、ひいては乾燥肌を引き起こす可能性が高くなります。
特に「合成界面活性剤」は肌にとって完全に不要な成分。界面活性作用が肌の保護機能を壊し、肌から大切な水分が逃げやすい土壌を作ってしまいます。
乾燥肌におすすめの化粧品を紹介するにあたり、不要な成分の有無をしっかりとチェックしています。合成界面活性剤その他不要な成分を出来るだけカットしている化粧品を選びました。
1-3.乾燥で敏感に傾いた肌でも優しい使用感である
乾燥した肌は敏感になっていることが多いため、化粧品をさらっと馴染ませるために配合されたアルコールにもしみることがあります。
またメントールなど清涼感を持たせる成分も、乾燥肌にはよくありません。
基本的に乾燥肌には潤いをしっかりと感じられて肌がホッとするテクスチャーが必要です。ただ使用感だけの「ホッと」ではなく、本当に潤う安心感を得られるかどうかもおすすめ化粧品を見極めるチェック項目となります。
1-4.トータル使用で乾燥肌を改善できるシステムが構築してある
化粧品は1品使っただけでは効果がありません。必ず、洗顔後すぐに浸透しやすいローション形態、クリームの肌馴染みをよくするセラム(美容液)形態、そしてしっかりと水分を蓄えて逃がさないクリーム形態の3アイテムが必要です。
しかもそれぞれ同ブランドを使うことで、最大の効果を発揮できるようできています。
化粧水はこのメーカー、クリームはこのメーカーとコンセプトの違うブランドを勝手に組み合わせていては、相性も悪いものだとそれぞれの良さが打ち消されて、効果が半減する可能性だってあるのです。
必ず化粧品のラインには意味があります。乾燥肌に良い化粧品はトータルで使うことが乾燥肌を根本改善する条件となります。
これからお伝えする「乾燥肌に効く化粧品ランキングTOP3」の中には、見た目やイメージ、テクスチャーだけしっとり見えて、実はそれほど潤わない化粧品は入っていません。
コクがあるようなイメージだけの容器や、なめらかな使用感だけの化粧品も実はこの世には沢山存在しています。見た目だけのイメージ化粧品は一切入れていません。本当に乾燥対策に優れた化粧品のみプロの目でしっかり厳選したものばかりです。
それでは、上記の4つの条件をしっかりとクリアした化粧品を、ランキング形式でお伝えします。化粧品選びの参考になさってください。
2.乾燥肌に効く化粧品ランキングTOP3
1位:セリフ 素肌力アップ実感ケア 基礎セット
セリフ 素肌力アップ実感ケア 基礎セット
セリフは、乾燥肌の最大の原因は、化粧品に配合された「合成界面活性剤」である、という観点から、肌のバリア機能を損なう余分な成分を全製品一切配合されていません。
特筆すべきは、植物性の合成界面活性剤さえも無配合であること。合成界面活性剤は植物からも合成できます。「石油系の界面活性剤は使用していません」という化粧品の広告をよく目にしますが、実は植物からも合成界面活性剤は合成できてしまうのです。
合成界面活性剤・合成ポリマー、シリコン、パラベン、合成香料、着色料を完全にカットした上、肌に潤いを与えるたっぷりの美容成分を配合した「素肌力アップ実感ケア 基礎セット」は、多くの乾燥肌で悩む女性から支持されています。
成分に配慮しているだけでなく、美肌成分がたっぷり配合された機能性無添加コスメシリーズです。
①保湿力がしっかり裏打ちされた成分が配合されている ★★★★★5(最大5中)
→化粧水・美容液・クリームすべてにセンチぺダクンニンガミーエキスが配合されている。またアイテムごとに優秀な成分がそれぞれたっぷり配合されている。
センチぺダクンニンガミーはオーストラリア原産の天然植物で、もともと、オーストラリア原住民の間で皮膚の火傷や擦り傷などに長年使われてきました。肌を整える作用にすぐれた天然成分です。
次に、アイテム別に配合成分を調べてみました。保湿力が裏打ちされた成分が、それぞれ下記のように多く配合されています。
特に、青字で表示している「センチぺダクンニンガミーエキス」「AC-11(キャッツクローエキス)「アスタキサンチン」「セラミドNP」は、機能性の高い保湿成分として有名です。
●エッセンスチャージローション(化粧水)の配合成分
※保湿成分
センチぺダクンニンガミーエキス
AC-11(キャッツクローエキス)
ビタミンC誘導体
※うるおい成分
セイヨウノコギリソウエキス
ビルベリー葉エキス
ナリアフェルジナンジアナ果実エキス
●パーフェクトモイスチャライジングセラム(美容液)の配合成分
※保湿成分
センチぺダクンニンガミーエキス
AC-11(ウンカリアトメントサエキス)
※うるおい成分
セラミドNP
ヒアルロン酸
●プレミアムエナジークリーム(クリーム)の配合成分
※保湿成分
センチぺダクンニンガミーエキス
アスタキサンチン
AC-11(ウンカリアトメントサエキス)
シアバター
アルガンオイル
マカデミアナッツオイル
ホホバ種子オイル
アーモンドオイル
※うるおい成分
セラミドNP
②乾燥肌を悪化させる余分な添加物をカットしている ★★★★★5(最大5中)
→乾燥を引き起す元凶成分である合成界面活性剤が、化粧水・美容液・クリームすべてに一切配合されていない。植物性の界面活性剤さえカットされている。
その他の全製品とも、合成界面活性剤だけでなく、合成ポリマー、シリコン、パラベン、合成香料、着色料を完全無配合。
③乾燥で敏感に傾いた肌でも優しい使用感である ★★★★4(最大5中)
→すべてノンアルコールで乾燥肌でも沁みない。
全成分に記載のエタノールは、植物エキスの抽出用キャリーオーバー成分。キャリーオーバーとは植物から有効成分を抽出するときに使うもの。
キャリーオーバー用なので、成分の記載は必須ではないが、ちゃんと表示しているところに好感が持てる。とはいえ、エタノールはアルコールの一種なので★-1
④トータルで乾燥肌を改善するシステムが構築してある ★★★★★5(最大5中)
→「素肌力アップ実感ケア基礎セット」として、しっかりと美肌づくりのシステムが出来ている。
しかも肌に合わなかった場合の、14日間返品保証制度があるところは素晴らしい。敏感肌の方でも安心して試せるところも評価できる。
●「セリフ 素肌力アップ実感ケア基礎セット」の総合評価
「セリフ 素肌力アップ実感ケア基礎セット」・・・19点(最大20点)
「セリフ 素肌力アップ実感ケア基礎セット」は特に頑固な乾燥肌におすすめの化粧品です。合成界面活性剤、パラベン、シリコン、合成香料、着色料など肌に負担になる成分は完全無添加なので、敏感になりがちな乾燥肌にストレスを与えません。
肌の優しさと保湿力にこだわった化粧品で、「頑固な乾燥肌が改善された」という口コミが多いです。
保湿成分としてヒト型セラミド、アスタキサンチン、センチぺダクンニンガミーエキスなどを配合。とことん保湿力にこだわっているので使うほどに乾燥肌が改善されると好評です。
セリフシリーズは全般的に保湿力が高いのですが、乾燥肌には特にプレミアムエナジークリームをお手入れに最後に使うと、前のローションや美容液の効果をしっかりと引き出し、より一層乾燥しない肌質へと変えてくれます。
・「素肌力アップ実感ケア基礎セット(化粧水・美容液・クリーム)」 初回セット価格 : 19,613円 (税込・定期コース)
2位:ゼノア化粧料 A-30シリーズ
ゼノア化粧料 A-30シリーズ
乾燥しない肌をつくるためには、肌表面のバリア機能を壊して浸透させる美容ではなく、肌本来の持つ「守る」機能を整えることが大切。ゼノア化粧料はこの気付きを日本で発信し始めたさきがけのブランドです。
ゼノア化粧料の化粧品は肌の生理機能をしっかり考えて作られているので、無理に肌表面を削ったり使用感をごまかすことをしません。無添加には妥協しないこだわりを持った化粧品ブランドです。
特におすすめはA-30シリーズという乾燥肌対策の化粧品。化粧水とクリームです。
香料やパラベンが入っているところだけが気になりましたが、ゼノア化粧料の化粧品は保湿力がとても高く、ダメージ肌や老化の元になる「乾燥」からお肌を守ってくれます。
①保湿力がしっかり裏打ちされた成分が配合されている ★★★3(最大5中)
→下記のように、ローションには保湿成分がほぼありませんが、クリームにはハトムギ油、キュウリ油、スクワラン等が配合されています。シンプルな保湿成分といえます。
古くからある化粧品で製品自体のリニューアルがほとんどないので、保湿成分も昔ながらの成分で、機能的とはいえません。
●乾燥肌用の化粧水(ローションA-30)全成分
水、 エタノール、 グリセリン、 BG、 タンニン酸、 サリチル酸、 カンフル、 メントール、クエン酸Na、香料
●乾燥肌用のクリーム(クリーム4-30)全成分
水、 グリセリン、 ミネラルオイル、 ステアリン酸、 パルミチン酸セチル、 セタノール、ハトムギ油、 キュウリ油、 スクワラン、 ミンク油、 オリーブ油、 アボカド油、 イソステアリン酸、 ヤシ油、 ラノリン、 ミツロウ、 モクロウ、 水酸化K、 ビタミンA油、 コーン油、 ダイズステロール、 (ステアリン酸/リンゴ酸)グリセリル、 マンニトール、 ラノリン脂肪酸、 リンゴ酸、 フィチン酸、 トコフェロール、 エルゴカルシフェロール、 グリチルレチン酸ステアリル、 エチルパラベン、 ブチルパラベン、 香料
②乾燥肌を悪化させる余分な添加物をカットしている ★★★★4(最大5中)
→香料やパラベンが入っているところだけが気になりましたが、乾燥を引き起す元凶成分である合成界面活性剤は配合されていません。
全体的にシンプルな成分で構成されており、植物エキスもあまり含まれないので、アレルギーの心配が少ないところが良いところといえます。
③乾燥で敏感に傾いた肌でも優しい使用感である ★★★★4(最大5中)
→化粧水にアルコールが含まれている。少しヒヤッとするが沁みるほどではない。
ゼノアの化粧水に含まれているエタノールは、キャリーオーバー成分ではなく、付けたときにさっぱりさせるのを目的としています。昔ながらの化粧水と言えるでしょう。
ただ、ヒヤッとするのはつけた瞬間だけで、いつまでも沁みることは無いです。潤い力はあります。
④トータルで乾燥肌を改善するシステムが構築してある ★★★★4(最大5中)
→A-30シリーズ(化粧水・クリーム)が乾燥肌に向いたラインである。しかし美容液はない。
ゼノア化粧料には美容液がありません。化粧水のあとすぐにクリームを使うよう指導しています。美容液が無い理由は、美容液自体のとろみを出すための合成ポリマー使いたくないからだと思われます。しかしセリフは合成ポリマーを使わずして美容液を作っているので、最先端の技術を持ってすれば可能です。
ゼノア化粧料は美容液がないため、化粧水後のクリームの肌なじみが良くありません。化粧水をつけて水分が肌に残っているうちにクリームを付けるとうまくいくようです。
●「ゼノア化粧料 A-30シリーズ」の総合評価
「ゼノア化粧料 A-30シリーズ」・・・15点(最大20点)
ゼノア化粧料の創業は昭和8年。ゼノア化粧料の製品は「皮膚生理」をとことん追求した化粧品です。
新製品が続々とあらわれる化粧品業界の中で、頑固なまでに創業当初の信念を守り続けているところが好感が持てます。
決して化粧品を皮膚の中に浸透させないというポリシーで、成分もシンプル。ただし完全に無添加というわけではなく、香料やパラベンは配合されています。その点、完全にケミカルを絶ちたい方には残念といえるでしょう。
ただ、乾燥肌をつくる合成界面活性剤と合成ポリマーは無配合を貫いています(一部の製品を除いて)。今回ご紹介したA-30シリーズには、合成界面活性剤と合成ポリマーは配合されていないので、安心です。
容器がガラス容器で重いことや、昔ながらの香りで好き嫌いが分かれる点が改良の余地があり。これらの点が改善されればさらに良い化粧品になると思います。
改良といっても、これらのデメリットは乾燥肌改善には関係ないので、乾燥肌にはとても化粧品だといえます。
・「A-30シリーズ(化粧水・クリーム)」: 13,176円 (税込)
3位:ブラックペイント プレミアムプラチナスキンケアセット
ブラックペイント プレミアムプラチナスキンケアセット
ブラックペイントは、黒い無添加の石けんを使った美容法が発端のブランドです。体の中にある乳酸菌、プロバイオティクスの力で内側から健康な肌を育てるために、肌の健康を損なう添加物を使わないのがブラックペイントの魅力。
「プレミアムプラチナスキンケアセット」は、皮膚常在菌を意識してヒト由来の乳酸菌を配合した、ミネラル化粧水+乳酸菌美容液+水の保湿クリームのセットです。
「プレミアムベストウォーター プラチナ」(化粧水)、「プレミアムヒト乳酸菌エッセンス」(美容液)、「プレミアムウォータークリームプラチナ」(クリーム)で構成されています。
また、石鹸とアルガンオイルバームのサンプルが入っています。
①保湿力がしっかり裏打ちされた成分が配合されている ★★2(最大5中)
→3品ともヒト乳酸菌とオーガニックオイルが配合されています。ローションには30元素のミネラル、化粧水とクリームには抗酸力の高いプラチナが配合。
ただこれらの成分は保湿力という観点からは少し物足りません。オーガニックオイルで潤いを補う形になるので、頑固な乾燥肌には向かないですが、お若い肌で乾燥を防ぎたい方には良いでしょう。
②乾燥肌を悪化させる余分な添加物をカットしている ★★★3(最大5中)
→化粧水と美容液は成分良好ですが、「プレミアムウォータークリームプラチナ」に、合成ポリマーのジメチコンとクロスポリマーが配合されているのが残念なところ。
ただ、乾燥を引き起す元凶成分である合成界面活性剤は配合されていません。
③乾燥で敏感に傾いた肌でも優しい使用感である ★★★3(最大5中)
→3製品とも使用感は優しく、刺激を感じません。ただクリームは合成ポリマー独特の被膜感があるので、★3の評価です。
ブラックペイント全般の肌への優しい感触は、ヒト由来乳酸菌からくるものかもしれません。
④トータルで乾燥肌を改善するシステムが構築してある ★★★★★5(最大5中)
→「ブラックペイント プレミアムプラチナスキンケアセット」として、しっかりと美肌づくりのシステムが出来ている。
皮膚常在菌を意識してヒト由来の乳酸菌を配合したラインです。トータルで使うことで、肌を健やか育てていきます。
●「ブラックペイント プレミアムプラチナスキンケアセット」の総合評価
「ブラックペイント プレミアムプラチナスキンケアセット」・・・13点(最大20点)
ブラックペイントはコンセプトは良いですが、乾燥肌を改善する、という目的には少々物足りないと感じます。肌を健やかに保ったり、健康を維持して将来の乾燥肌を防ぐには良い化粧品です。
現在、ひどい乾燥肌で悩んでいるなら、1位と2位で紹介した、セリフかゼノア化粧料をおすすめします。ただし、合成界面活性剤や合成ポリマーが沢山配合されている化粧品を使っていた人がまだ乾燥肌になる前に、将来の美肌のためにこちらのセットを使うには、大変良いと思います。
あくまで今現在、若くて肌の力がある人が、将来の肌のために使う、という形がベストだと思います。
・「プレミアムプラチナスキンケアセット(化粧水・美容液・クリーム)」:20,520円 円 (税込)
3.乾燥肌の化粧品は保湿力重視で選ぶ
乾燥肌を化粧品で何とかしたい!と思ったら、大切なのは保湿力重視で化粧品を選ぶことです。
特に秋口などは急速に乾燥を感じるとき。乾燥肌を放っておくと、さまざまな肌トラブルにつながるので、保湿力をしっかりと備えた化粧品を正しく選ぶことが重要となります。
化粧品選びのポイントを間違えると、かえって乾燥肌を悪化させることになりかねません。
3-1.乾燥肌が悪化すると、どうなる?
乾燥肌が悪化すると、小ジワくすみの原因となります。また、肌の乾燥が進むと、肌のバリア機能が低下して、敏感肌になってしまいます。敏感肌になればさらに刺激に弱くなり乾燥肌がすすむという無限ループに陥ってしまいます。
3-2.乾燥肌用の化粧品がすべて潤うわけではない
乾燥肌の人の中には、「しっとりタイプ」と記載された乾燥肌用の化粧品を使っても乾燥が治まらないという人も少なくありません。保湿ケアをしっかりとやっているつもりなのに、肌が潤わないと感じる人も多くいます。
つまり、乾燥肌用の化粧品ならどれを使っても大丈夫ということではなく、肌の乾燥にきちんとアプローチする化粧品を選ぶことが大切ということです。
4.乾燥肌専用化粧品の効果的な使い方
せっかく乾燥肌専用の化粧品を使っても、使い方が正しくないと、効果も半減してしまいます。
乾燥肌専用化粧品の効果的な使い方のポイントをお知らせしますので、ぜひ実践してください。
4-1.洗浄力が強くないクレンジングを使う
夜のスキンケアの最初に行うのがクレンジングです。ウォータープルーフタイプのメイクを落とすためには、洗浄力の強いクレンジング剤が選ばれがちですが、乾燥肌にはNGです。
洗浄力の強いクレンジング剤でメイクを落とすと、肌に必要な潤いまで根こそぎ落としてしまうからです。
また乾燥肌にはそもそも、ウォータープルーフタイプのファンデーションはおすすめできません。ウォータープルーフタイプは皮脂や汗に強くするため、皮膚に強固な膜を張るので、自然な皮膚呼吸を妨げてしまいます。また潤い肌に必要な皮脂の分泌にも影響を与えます。
ファンデーションはウォータープルーフの表示のないものを選ぶようにしましょう。
また、肌の乾燥を改善するためには、クレンジング剤はクリームタイプやミルクタイプなど肌にマイルドなものを使用してください。
どうしても落ちにくいメイクをしなければならない時は、洗浄力の強いクレンジングを使うのではなく、マイルドなクレンジングを使用し、ホットタオルやスチーマーなどを併用すると、メイクが落ちやすくなります。
乾燥肌にお勧めのクレンジングミルク
合成界面活性剤を使用しないクレンジングミルク。植物の天然成分で優しくメイク汚れを落とします。乾燥肌にも刺激が無いのでおすすめです。
4-2.洗顔後、すぐに化粧水は浸透させる
洗顔後の肌はどんどん乾燥していきます。ですから、化粧水は洗顔後すぐに肌に浸透させるようにしましょう。
手の平で軽く温めてから肌になじませると、肌への浸透力を高めることができます。
4-3.乳液やクリームで蓋をする
夏場などはベタつきやすいので、乳液やクリームを省いてしまう人もいますが、肌のためにはおすすめできません。
化粧水だけでは、時間が経つにつれて水分が蒸発してしまうので、せっかく浸透させた潤いを逃さないために乳液やクリームで蓋をしましょう。
5.乾燥肌でもキレイに仕上がるメイク術
肌が乾燥していると、メイクがノリにくいですし、落ちやすくもあります。また、シワ部分にファンデーションが入ってしまうといったトラブルもありますよね。
乾燥肌でもキレイにメイクを仕上げるコツをお伝えしますので、ぜひ実践してみてください。
5-1.ベースメイクの前に保湿をしっかり
乾燥肌の人がメイクをキレイに仕上げるためには、ベースメイク前に、しっかりと保湿することが大切です。時間があればローションパックをするのもいいでしょう。
肌に潤いを与えてから、ベースメイクに進みます。肌が濡れたままの状態だと、メイクがうまくいかないので、保湿してから1分程度時間をおいてメイクを始めましょう。
乾燥肌におすすめのローションパック
PCA-Na、ヒアルロン酸など乾燥から肌を守る成分をたっぷり配合。皮膚刺激のある成分をとことん排除した、乾燥肌や敏感肌や安心な潤いシートパック。夜のお手入れだけでなく、朝メイク前に使うと一日乾燥知らずのお肌でいられます。
5-2. 化粧下地は保湿系のものを
化粧下地は省く人もいますが、メイクの仕上がりを良くしたり、メイクを長持ちさせたりするのには必要です。「崩れにくい」とされているものは乾燥しやすいので、保湿するタイプの化粧下地を選んでください。
紫外線防止効果があるものなら、なお良いです。
乾燥肌におすすめの化粧下地
セリフ UVプロテクターベースエッセンス SPF24・PA++
紫外線吸収剤不使用。ノンケミカルでも白浮きせず、保湿しながら大切なお肌を紫外線から守ります。天然の保湿成分から生まれた、お肌に優しいUV化粧下地です。
5-3. ファンデーションはリキッドかクリームタイプを
乾燥肌の人には、パウダーファンデーションはおすすめできません。肌をしっとりと仕上げてくれるリキッドタイプかクリームタイプのファンデーションを選ぶようにしてください。
リキッドタイプのファンデーションの場合は美容オイルを少量混ぜると、よりしっとり感を高めることができますよ。
昔はしっとりタイプのファンデーションといえば、瓶に入ったミルク状や、指やスパチュラで取るクリームタイプが主でしたが、手を使ったりスパチュラをふき取ったりの手間があり、パウダータイプのファンデーションと比べて結構不便でした。
今はパウダータイプのようにコンパクトに入ってスポンジで手軽につけられるクリームファンデーションが出ています。紫外線は乾燥を悪化させるので、紫外線カット効果もあるファンデーションを選べばさらに良いです。
乾燥肌におすすめのしっとりファンデーション
セリフ クリーミータッチUVファンデーション SPF50+・PA++++
合成界面活性剤、合成ポリマー不使用の保湿力に優れたクリームタイプのファンデーション。紫外線吸収剤不使用で、SPF50+ PA++++の紫外線防止効果を達成。乾燥から長時間肌を守ります。
5-4.仕上げのパウダーは軽くのせる
ファンデーションの後は、パウダーをのせて仕上げます。パウダーをたくさんのせてしまうと、パウダーに潤いが吸い取られてしまいますので、軽くのせるようにしましょう。
パフにパウダーをつけてそのまま顔につけると、必要以上に多くパウダーがついて粉っぽい仕上がりになりがち。肌につけ過ぎたお粉は、皮脂を吸収し結果的に乾燥を招いてしまいます。さらに小じわも目立ってしまいますね。
そうならないために、仕上げのパウダーを付ける際は下記の方法をお試しください。必要な量だけお肌に乗せることができます。
準備・・・同じ大きさのパフを2つ用意する
①1つのパフに多めにパウダーを含ませる
②もう1つの何もついていないパフと、パウダーを含ませたパフを軽くこすりあわせる(このとき余分なパウダーが下に落ちるので、ティッシュなど敷いた上でするとよいです)
③最初にパウダーを含ませたパフを顔に滑らせる。ポンポンと押すように使ってもよい。
※ほどよくパウダーが顔につき、かつ自然なツヤも残した素敵な仕上がりに!
おすすめの肌に優しいパウダー用パフ
洗っても縮まず、しわになりにくくパウダーがムラなくひろがるパフ。
6.生活習慣を見直して乾燥肌を改善
乾燥肌は遺伝性のものも多いものの、生活習慣を見直すことで驚くほど改善することができます。化粧品だけに頼るのではなく、できる範囲で生活習慣を見直してみましょう。
乾燥肌の人が実践したい生活習慣をご紹介していきます。
6-1.睡眠時間をしっかり取る
睡眠時に肌はつくられるので、睡眠不足はNGです。どんなに乾燥に良い化粧品を使っていても、睡眠不足が続くと、肌はさらに乾燥に傾きやすくなります。ですから意識して睡眠はしっかり取るようにしましょう。
肌のためには、最低でも6時間、できれば7時間、寝るのがベスト。ただ同じ7時間でも、寝はじめる時間が重要です。
夜中の12時前に就寝するのと、12時超えてから就寝するのと、翌朝の肌の手触りや翌日の体のパフォーマンスが全然違うというのは、どなたも経験しているのではないでしょうか?
現在は睡眠の研究が進んでおり、昔よく言われた22時から2時の睡眠ゴールデンタイムの定義が少し変わりました。
成長ホルモンが大量に分泌される寝入ってから1.5時間から3時間と、メラトニン分泌が最大になる時間帯とが重なる時間に眠っているということが重要です。これらを考えると、0時~3時くらいに完全に睡眠状態でいることがベスト。
やはり「o時前に寝始め、0~3時は熟睡状態」がもっとも理想となりますね。乾燥肌を改善するためにも、正しい化粧品選びとともに、この時間帯にしっかり就寝できる生活習慣を身につけましょう。
6-2.食事は規則正しく取る
栄養不足は肌の乾燥を悪化させます。肌のためにも、1日3回規則正しく食事は取るようにしましょう。栄養バランスの良い食事を意識してください。
6-3.疲れをためない
疲れがたまると、それが肌の調子に影響を与えます。疲れを感じたら早めに休むようにして、疲れをためこまないようにしましょう。
7.乾燥肌を改善する食事
乾燥肌の人は特に栄養バランスを意識した食事を取るようにしましょう。カフェインや香辛料、甘いものの取り過ぎは肌の乾燥を悪化させます。
乾燥肌の人は、ビタミンAやビタミンB群、タンパク質などが豊富な食材を意識的に取るようにおすすめします。
●美肌になる食事法|体の中からイキイキ素肌になる!基本メソッド
8.まとめ
乾燥肌に効く化粧品をランキング形式でご紹介しました。今、使っている化粧品が合わないと感じているなら、ぜひこのランキングを元に化粧品を選ぶようにしてみてください。
また、どの化粧品を使うかだけでなく、どのように使うかも大切なことです。化粧品を使う場合は、少しでも肌の乾燥を抑えることができるように、使い方にも注意を払うようにしてくださいね。
なお、体の中から乾燥対策をするには、インナーケアがお勧め。不足したコラーゲンを補うために『 コラーゲンサプリおすすめランキング|モチ肌サプリの比較と効果的な飲み方 』を併せて参考になさってください。
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