↑「乾燥肌」を改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
まぶたが乾燥するとシワシワとして年齢より老けてみえるのが心配ですね。年齢肌が気になり始めた頃、女性はまぶたから乾いていきます。
「まぶたに化粧を乗せると干からびて見える!」という人から「まぶたがカサカサに乾燥している」「まぶたが乾燥してかゆい」という人まで、たくさんの女性がまぶたの乾燥に悩んでいます。
乾燥するとまぶたにハリがなくなってしぼんでしまいますから、まぶたの乾燥はどうしても老けた印象をもたらしてしまうんですよね。
若く見える人は、まぶたが活き活きしています。女性の魅力は、うるっとした艶のある目元が輝かせているということ、ご存知でしょうか。まぶたが潤っているだけで、ぐっと美人に見えるもの。
この記事では、まぶたの乾燥の原因と改善する方法をお伝えします。今すぐつらいカサカサまぶたを脱出して、魅力をアップしていきましょう!
目次
1.まぶたは乾燥しやすいが潤いは取り戻せる
まぶたはもともと乾燥しやすい場所です。どうしてまぶたの乾燥に悩んでいる女性はとても多いのでしょうか。若さの印でもあるハリのある目元は、取り戻せないの?
この章ではそんな疑問にお答えしていきたいと思います。
1-1.薄いまぶたの皮膚は酷使されている
体の中でも、顔面部分の表皮はとても薄いです。その中でも最も薄いのが、まぶたの表皮。
まぶたの表皮はたったの0.04mmしかありません。あまりにも数字が小さすぎて、よくわからないかもしれませんね。
ゆで卵の殻と白身の間にある、薄い膜を思い出すことができますか?あの白い膜の厚さは約0.07mmです。
それよりも、もーっと薄いのが、まぶたの表皮ということになりますね。まぶたの皮膚がどれくらい繊細なのか、想像がつくと思います。
それなのに私たちは、普段からまぶたをいじめすぎています。目が痒い、眠い、涙がにじんだ。そんな時、目をゴシゴシとこすったりしていませんか?
ゆでたまごの皮、ゴシゴシとこすってみて下さい。簡単に傷んでしまいますよね。
そして目元は女性を美しく見せる勝負のパーツ。私たちは一生懸命にアイメイクをします。とっても繊細な目元の皮膚に、刺激の強い化粧品を重ねているのです。
もちろん、メイク用品の仕上がりが優秀で落ちにくいほど、強力なクレンジングで私たちは目元をいじめます!
表面のバリアすら傷んでしまった目元の皮膚は、水分を保てなくなってカラカラに乾いてしまうのは、当然のことでしょう。
綺麗でいたい女性のまぶたは、乾燥してしまう運命にあると言えるのかも知れませんね。
1-2.まぶたは皮脂を分泌しにくい
まぶたの皮膚が乾燥しやすい理由は、薄いというだけではありません。
私たちの皮膚は、バリア機能によって守られています。そのバリア機能の仕上げ要素とも言われているのが、天然のクリームとも呼ばれる皮脂です。
まぶたにはまつ毛の生え際にマイボーム腺という皮脂腺がありますが、目を覆っているまぶたの表面には、汗腺や皮脂腺がほとんどありません。
まぶたから汗や皮脂が出すぎたら、目が開けられなくなるからでしょうか。確かに目がどろどろになると困ってしまいますものね。
でも天然のクリームである皮脂が不足すれば、肌は当然乾燥します。皮脂は肌バリアの仕上げ要素でもありますから、皮脂が足りないまぶたが傷めば水分が逃げやすく、さらに乾燥してしまうことに。
私たち女性のまぶたが乾燥しやすいのには、こんなワケがあったのですね。
1-3.まぶたはバリアを補って優しく守る
まぶたがとっても乾燥しやすい部分だということ、おわかりいただけましたでしょうか。
とても繊細な部分なのに私たちは少々、酷に扱いすぎていました。でもまぶたがデリケートだということがわかったならば、あとは足りない部分を補って、守ってあげればよいことです。
・まぶたに負担をかけない
・バリアやうるおいを補う
これさえできれば、ふっくらと艶のあるまぶたは戻ってきます。
ここからは、まぶたの乾燥をもたらす具体的な原因や、改善方法を学んでいきましょう。
2.まぶたをカサカサに乾燥させる原因
デリケートでとても乾燥しやすいまぶた。実際にどんなことが原因でまぶたは乾燥してしまうのでしょうか。
2-1.花粉症でまぶたが乾燥する
花粉症と言えば、目のかゆさやくしゃみ、鼻水といった症状を思い浮かべると思います。でも花粉症の症状はこれだけではありません。
春になると皮膚がかゆくなる、という方が今とても増えています。これは花粉症の全体の70%を占めるスギ花粉の飛来で、花粉皮膚炎を発症する人が多いからです。
花粉皮膚炎はデリケートなまぶたの部分にとても出やすく、かゆみだけではなくカサカサとした乾燥の症状も現れます。
もちろん、花粉はスギだけではありません。スギの後にはシラカバやヒノキ。春から冬にかけて長い期間待っているのがイネ花粉。
秋にはブタクサ、ヨモギ、カナムグラといった植物が花粉症を引き起こすと言われています。季節によってまぶたにかゆみや乾燥がでるという方は、花粉の影響もあるかもしれませんね。
やっかいなことに、花粉症の人の10人に1人くらいは、野菜やフルーツでも同じ症状を起こします。これは花粉と特定の野菜やフルーツのアレルゲンの構造がとても似ているため。
野菜やフルーツのアレルゲンが入ってくると、体は勘違いを起こします。そして抗体が反応してアレルギー症状を起こしてしまうのです。
例えばスギ花粉と類似のアレルゲンを持った野菜はトマトです。全員がトマトを食べられないというわけではありませんが、トマトに反応してしまう方もいるはずです。
こんな風に、生活の中では気づかいないうちに花粉症の影響を受けていることがあります。
2-2.アレルギーでまぶたが乾燥する
アレルギーでまぶたがカサカサになったりする原因は、花粉症だけではありませんね。ハウスダストやホルムアルデヒド、紫外線、動物など人によって様々なアレルギー要素を持っていて、まぶたの乾燥やかゆみを引き起こします。
まぶたはこすってしまいがちなので、アレルギーによる接触性皮膚炎をとても起こしやすい部分です。乾燥だけではなくかゆみもあるという場合は、アレルギー検査を受けてみるとよいでしょう。
皮膚科クリニックなどでもチェックしてもらえますから、心当たりがある方は受診してみて下さい。
2-3.化粧品やクレンジングでまぶたが乾燥する
まぶたの艶感は女性を美しく見せるもの。私たち女性は、一生懸命にアイメイクをしますよね。アイシャドウを重ねたり、ウォータープルーフのアイライナーを使ったり、他の部分より念入りに化粧品を重ねているのではないでしょうか。
アイメイクで綺麗になった分、お肌はダメージを受けています。
さらに落ちにくいアイメイクを、強いクレンジング剤を使って無理矢理に落としますから、まぶたの乾燥は必至。普段からダメージを受けている女性のまぶたは、とてもデリケートなのです。
化粧品の成分に対するアレルギーがある人もいますから、気になる方はパッチテストを行って下さいね。
2-4.その他の接触性皮膚炎
花粉、アレルギー、化粧などでまぶたが乾燥して荒れてしまう場合、接触性皮膚炎を起こしているということになります。
前髪がかかっていたり、こすったりなど、その他にもまぶたが接触性皮膚炎を起こす原因は日常の中にたくさんひそんでいます。
フェイスタオルに柔軟剤を使うのをやめてみるなど、思い当たることがあればどんどん原因を断つようにしましょう。
女性はメイクやクレンジングで常にまぶたのバリアを壊していますから、まぶたがとてもデリケートになっているということを忘れないで下さいね。
2-5.アルコールでまぶたが乾燥する
化粧水など、多くの化粧品にはアルコール(エタノール)が配合されています。このアルコールという成分、肌への刺激が強いだけではありません。
アルコールは揮発性がとても高いんです。揮発性というのは、液体が蒸発して気体になる性質のこと。水も蒸発しますが、アルコールはそれよりもずっと勢いよく気化します。
暖かい肌に水分を与えると、肌の水分も巻き込んで蒸発をはじめることをご存知でしょうか。これよりずっと早いスピードでアルコールは蒸発していきますから、肌にアルコールを与えると、ものすごい勢いで肌が乾燥していくとされています。
もちろん、アルコールは揮発性だけではなく、肌へのダメージも強い成分。それ自体にアレルギーを持っていたり、敏感だったりする女性も少なくないでしょう。
アルコールを配合している化粧品は、デリケートなまぶたや目の周りには使わないようにして下さいね。
2-6.目の周りの保湿不足でまぶたが乾燥する
保湿をする時、頬や額には念入りにうるおいを叩き込む、という女性は少なくありません。
しっかりと保湿ケアしているつもりなのに、目の周りは粘膜に近い場所。まぶたは保湿をするのが難しくて、ついおざなりになってしまう部分でもあります。
まぶたには皮脂が足りませんから、クリームなどを使ってしっかりと守ってあげたいですね。ですがまぶたは粘膜に近いので、成分の強い化粧品での保湿は絶対にやめましょう。
3.まぶたの乾燥を改善する方法
トラブルが進行するまえに。老化が進んでしまう前に。すぐにでもなんとかしておきたいのが、まぶたの乾燥です。
それでは具体的にどうしたら改善することができるのか、まぶたの乾燥の対策方法についてお話しします。
3-1.まぶたの乾燥は優しく丁寧に保湿する
保湿をする時は、まぶたまで丁寧に保湿をしましょう。ただし、成分のきつい化粧品でまぶたを保湿するのはとても危険です。まぶたは肌バリアが薄い上に、粘膜にとても近い部分。
合成界面活性剤や合成ポリマーなどのケミカル成分を使わずに、優しくケアしてあげることが大切です。特にアルコール成分は使わないであげて下さいね。
まぶたは皮脂分泌が少なく、刺激によって荒れがちですから、肌バリアを補うヒト型セラミド入りのクリームを使うと乾燥を防ぐことができます。
「無添加」という表示だけでは肌に優しいとは限らないのが現状の化粧品業界ですが、成分をしっかりとチェックして、本当に肌のためを思って作られた化粧品を選んで下さい。
安心安全な成分だけで作られたフェイスクリームに、selif(セリフ)のプレミアムエナジークリームがあります。ヒト型セラミド配合で、まぶたまで安心して使えますよ。
3-2.まぶたは保護してからメイクする
まぶたはダメージが肌バリアを壊すことによって、ますます乾燥していきます。まぶたのダメージを減らすためにも、しっかりと保護してからメイクをするようにして下さいね。
まぶたへの刺激をやわらげるには、成分の優しいクリームを下地に使って、その上にアイメイクを乗せていくと良いでしょう。肌に合わないかな?と思った化粧品は使わないことが鉄則です。敏感な人はパッチテストを行って下さい。
3-3.乾燥がひどい場合はアイメイクをお休みする
アイメイクをすれば化粧品の成分でまぶたを傷めるだけではなく、クレンジングの刺激でも肌バリアを壊してしまうことになります。
乾燥を改善したい場合は、一度アイメイクをお休みしましょう。
3-4.まぶたの乾燥を防ぐクレンジング方法
アイメイクはとても強いクレンジング剤を使って落とします。肌バリアが崩れて乾燥してしまうのは当然。
まぶたの乾燥を改善するためには、そうしたクレンジングを続けていくことはNGです!負担をかけ続けていては、乾燥はどんどん酷くなっていきます。
でもアイメイクはしたい!そんな女心を助けるために、まぶたにできるだけ負担をかけずにクレンジングしていく方法をご紹介します。
スポンジチーフでアイメイクをすっきり拭き取る
お肌のためにと、肌負担の少ないクレンジング剤を使ったら、アイメイクがなかなか落ちなかったという経験はありませんか?
せっかく肌ダメージのないクレンジングをしているのに、メイクが落ちずに、ゴシゴシこすってしまえば、やっぱり肌バリアは壊れてしまいます。
まぶたを乾燥させないためには、強力なクレンジング剤は避けたいところ。
そんな時には、肌に優しいクレンジングミルクと「拭き取り専用スポンジチーフ」を使ってみて下さい。
- selif(セリフ)の拭き取り専用スポンジチーフを濡らす
- ミルククレンジングをアイメイクにくるくるとなじませてから、スポンジチーフで優しく拭き取る
- 優しい洗顔料で洗い流す
クレンジング用のスポンジチーフなら、肌に負担をかけずにアイライン、アイシャドウ、マスカラをすーっと落としてくれます。不思議なくらいによく落ちますから、試してみて下さいね。
綿棒を使ってアイメイクを落とす
ウォータープルーフのアイラインなど、落ちにくいメイクは綿棒を使ってピンポイントで落としていきます。
- まつげの下にコットンを置く
- 綿棒をマスカラのリムーバーにひたす
- リムーバーのついた綿棒で、まつげを上から下へなぞるようにして落とす
- ウォータープルーフのアイラインを落とせるクレンジング剤で綿棒をひたす
- 綿棒でアイラインを優しくなぞって、アイラインをオフする
マスカラにはお湯で落とせるフィルムタイプもありますから、そうした落としやすいメイク用品を取り入れるのもひとつの方法ですね。
4.乾燥したまぶたにハリを取り戻すトレーニング
まぶたの乾燥が進んでしまうと、どうしても目元にハリがなくなって、目がしぼんだり目尻が下がったり、目がパッチリしなくなっていきます。
このまま老けていくのはどうしても避けたい!そんな女性のために、まぶたのハリを取り戻すためのトレーニングをご紹介しましょう。
トレーニングを続ければ、まぶたもパッチリしていきます。活き活きとした目元をぜひ実感してみて下さいね。
4-1.まぶたの筋肉をきたえる方法
目の周りは「眼輪筋」というドーナツ型の筋肉にぐるりと囲まれています。この筋肉をきたえてあげることで、まぶたにもピンとしたハリがよみがえります。
乾燥のケアをすると共に、まぶたにハリを作って老化を予防していきましょう!
眼輪筋のトレーニング方法
目の周りの筋肉は、ぐるっと目を囲んだ輪っかの形をしています。この筋肉をきたえることで、まぶたにハリを作って行きましょう。
- 舌を上下の歯で軽く噛みます。
- 左右交互にウインクしていきます。1秒間のうちに右と左のまばたきをしましょう。
左右とも30回繰り返して下さい。
5.まぶたの乾燥を放っておくのは危険!?
気になるまぶたの乾燥ですが、治らないからといってそのままにしておいても大丈夫でしょうか?まぶたの乾燥がもたらすお肌や美容への影響を見ていきましょう。
5-1.まぶたの乾燥が眼瞼炎を起こす
まぶたにかゆみや腫れ、赤みといった症状が出るのが、まぶたの炎症「眼瞼炎」です。進行してしまうと、痛くなってしまうことも。
眼瞼炎はまぶたの乾燥が進んで、皮脂が足りなくなることで、まぶたの肌バリアが壊れて起こります。
つまり化粧品やクレンジングなどで傷めつけて、ボロボロになってしまった乾燥まぶたを放っておくと、眼瞼炎を起こしてしまう可能性があるということ。
まぶたの乾燥に気づいたら、早めにケアしてあげるようにしましょう。
5-2.まぶたの乾燥が老化を呼ぶ
乾燥してしまったまぶたは、肌を守る水分を保てない状態です。そうなれば真皮で一生懸命に生まれ変わっているハリや弾力の繊維も、上手に作られません。
そうなればまぶたの乾燥は細かな小じわだけではなく、目元の大きなしわやたるみ、まぶたの凹みといった老化を呼んでしまいます。
ただの乾燥だと思っていたら、目元がどんどん老けていった、なんていうことにならないように、早めに対策をしていきたいですね。
6.まとめ
老け顔の原因にもなってしまうのが、まぶたの乾燥。目はその人の印象を作るパーツですから、いつでも美しく輝かせていたいですよね。
美しくありたい女性は誰しも、まぶたの皮膚を傷めてしまうことがあります。これからは優しく、まぶたを守ってあげましょう。うるっと艶めく目元を、どうか取り戻して下さい。
なお、まぶたの乾燥と同時に顔全体も乾燥している場合は、『 乾燥肌の最強スキンケア方法!今すぐ本気で潤い肌に変えるメソッド 』を併せて参考になさってください。
↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)
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