↑「乾燥肌」を改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
ピリピリ痛むほどのお肌の乾燥、感じることありませんか?
朝はしっかりと保湿しているはずなのに、どうしてもお昼くらいになるとピリピリとしてくる。そんな症状のある方は、お肌に水分が保てなくなっている証拠です。
50歳をすぎると、スキンケアをしてもうるおいは抜けていくばかり。顔が痛いくらいに乾燥が進んでしまえば、普通に化粧水などを使っても水分が保てるお肌には戻れません。
でももっちりとうるおっていた頃のお肌に戻りたい!そんな風に思いますよね。大丈夫です、お肌は元に戻る力を持っているのですから。
この記事では、乾燥で痛い、そんなお肌をすぐにでもうるおす改善策と、水分を保てるお肌づくりについてお話しします。
目次
1.顔が乾燥で痛い時はスキンケアを見直すことがもっとも大切
お肌が乾燥しすぎてピリピリと痛い、そんな悩みのある方は、肌状態の赤信号です。痛むということは肌表面がとっても傷ついているということ。
一旦、今までの方法をストップしてスキンケアを見直すことが、改善の鍵になります。
顔が痛いくらいに乾燥が進んでいる状態では、今までと同じ保湿を重ねるだけのスキンケアではうるおいは保てません。それどころか、そのスキンケアが乾燥の原因になっていることがほとんどです。
まずはその悪循環から抜け出しましょう。お顔がもっちりとうるおう、健康な肌状態を取り戻すにはどうしたらよいのか。その方法をひとつひとつ明らかにしていきたいと思います。
2.顔が乾燥で痛くなる前に対処する
顔が乾燥でピリピリと痛むのは、かなり肌の傷みが進行してしまった状態。季節によって肌状態も変わりますから、もう少しマシなこともあるという方は、ぜひ痛くなる前に本気の改善策をとりましょう。
2-1.乾燥で顔が痛い時、肌はどんな状態なのか
顔がピリピリと痛む時、顔に粉が吹いたり、お化粧のりがとても悪かったりしませんか?顔の乾燥が治りにくいなと感じ始めた頃には、表皮の一番上にある角質層がめくれ上がってきています。
乾燥した肌の断面図(イラスト)。角質層がめくれ上がっている
お肌の一番上に、私たちの肌を守るどんな大事なものがあるのかご存知でしょうか。そこにあるのは、肌を守っているバリア機能。水分、油分、天然保湿因子がバランスよく重なって、お顔を刺激から守っている層です。
このバリア機能、外部刺激から守ってくれることもありがたいのですが、お肌の内側の水分が蒸発して逃げてしまわないようにベールを張るという、とても大切な機能もになっています。
この層がめくれ上がっているとどうなるでしょう。乾燥はさらに進行して、外部からのダメージを直接受けてしまうようになります。当然、お肌は傷つきます。
そうしてどんどんバリア機能が弱まっていけば、刺激にとても敏感な状態に。化粧品やほこり、紫外線などちょっとした刺激でもお肌がピリピリと痛むようになってしまうのです。
2-2.さらに皮膚は薄くなる
顔がピリピリ痛むというのは、お肌にとって明らかな異常事態。痛みは体からのSOSです。一体何が起こっているのでしょうか?
自然の中で生きている時、肌が乾燥して痛むということはあまりありません。ですが私たち現代人は、肌を傷める習慣を持ってしまったんです。
・メイク
・基礎化粧品
・洗顔
・クレンジング
・お湯での洗顔
・エアコン
こうした習慣は、快適に生活するためには欠かせないものになっていますよね。しかし毎日のこのような習慣がバリア機能を壊し、どんどん皮膚を薄くします。
化粧水などの化粧品はお肌に良いんじゃないの?と思われるかもしれません。これがなければ肌が乾燥してしまうのではないかと。
しかし実は、乾燥しやすい肌を作っているのは合成界面活性剤や合成ポリマーなど、化粧品にはだいたい含まれている成分なのです。洗顔やクレンジングには合成界面活性剤がたくさん使われますから、事態はさらに深刻になります。
こうした合成界面活性剤などの化学添加物は、バリア機能ごと顔の皮膚を削っていくため、肌はどんどん薄くなり、しまいにはビニール肌とも呼ばれるペラペラの状態になってしまいます。
薄くなったお肌は、あらゆるトラブルや老化を進行させやすい状態。水分を保てずに乾燥も進み、症状は悪くなるばかりです。
顔が乾燥してピリピリと痛むということは、顔の皮膚がかなり薄くなっている可能性があります。どんな化粧品を使ってもヒリヒリしみるというケースも、同様ですね。
肌が薄くなればなるほど、顔は水分をどんどん蒸発させてしまいます。肌を守るのはうるおいだということを思い出して下さい。うるおいを保てないお肌になってしまえば、当然回復はできません。
こうなってしまう前に、肌が薄くなるのを食い止めることが大切です。
3.顔の乾燥痛みから解放される方法
もし顔が乾燥して痛くなってしまったら?
放っておくと肌トラブルや老化が深刻になっていきます。体からのSOSにはすぐに対策をとるようにしましょう。
3-1.顔の乾燥痛みは「うるおす×育てる」のスキンケアで改善する
刺激にピリピリと痛むお顔の肌。ダメージから守れるお肌を作るには、まず「うるおい」が必須です。
しかし添加物の使われている化粧水など、今までの化粧品を使ったスキンケアで保湿をしてもダメ。一時的にうるおっているような気がしても、肌は水分を保てない状態のままです。
そこで、「うるおす」だけではなく「育てる」スキンケアに変えていくことが大切になります。バリア機能が壊れてどんどん薄くなってしまったお顔の敏感肌を、もとのふっくらとした状態に育てていくのです。
「うるおす」×「育てる」
この2つがそろったスキンケアが、自らうるおえる肌を取り戻してくれますよ。
3-2.肌をうるおす最強保湿成分は?
日本で保湿化粧品に使われている代表的な成分は、ヒアルロン酸やコラーゲン。でも皆さん、こうした成分はきっと今までも使っていますよね。
今までのケアでは顔の乾燥が改善しなかった、という方だけのために、この章では私が今まで出会ってきた優秀な成分の中でも、最強の保湿成分をご紹介したいと思います。
センチペダンクンニンガミーエキス
「センチペダンクンニンガミーエキス」。ちょっと長くて覚えにくい成分名かもしれませんね。
海外コスメでは知られているとても優秀な成分なのですが、日本ではまだほとんど使われていないので、馴染みがないのではないでしょうか。
センチペダンクンニンガミー
オーストラリア原産のこの成分こそが、私が本当に驚いたうるおい成分です。センチペダンクンニンガミーエキスは古来からオーストラリア原住民の間で、火傷やすり傷などの薬草として使われてきたハーブの天然成分。
これを使っている方のお肌が60歳をすぎてもしみひとつなく、とっても艶々だったことにはかなりの衝撃を受けました。センチペダンクンニンガミーエキスの保湿力は本当にすごいです。
顔が痛い程の乾燥肌にはこうしたうるおい成分をたっぷりのせるのが、本当の肌ケアの基本になるでしょう。
そしてセンチペダンクンニンガミーエキスの素晴らしいところは、うるおい力だけではありません。
・たっぷりの保湿力
・年齢肌に響くエイジングケア力
・水分と油分の黄金律が理想的な肌バランスへ導く
・なめらかな手触りをもたらす
・乾燥やホコリなどから守る保護作用
こうした実力が、お肌を守りながらうるおしてくれるんです。さすが、いにしえより薬として信頼されてきた成分だけありますよね。
ただうるおすだけではなく、本来の肌の輝きを育て治してくれる、そんな成分です。
ヒト型セラミド
アトピー肌や敏感肌の方たちから、熱い信頼を勝ち得ているヒト型セラミド。
細胞のすき間を埋めている「細胞間脂質」こそが、私たちの肌を守る水分の80%を占めています。そして細胞間脂質の約50%がセラミドです。
セラミドは本来、私たちの角層内で細胞と細胞のすき間を埋めて、肌を守っている成分でもあるのです。
セラミドには数多くの種類がありますが、その中でも「ヒト型セラミド」は私たちの体が持つセラミドととても良く似た構造を持つセラミド。
ヒト型セラミドを使うことで肌の乾燥を防ぎながら、肌を守ることができる優しさの成分です。
3-3.乾燥しない肌を育てる方法
肌はうるおいの力で守りながら育てていくことで、元の健康を取り戻すことができます。乾燥で痛いお肌は、バリア機能が壊れて薄くなってしまった肌。
根本から乾燥肌を改善するには、自らうるおえるように育て直していきましょう。
ケミカル断ちで肌を育てる
いくらお肌を保護しても、保湿をしながら肌バリアを壊す作業を続けていては、乾燥肌がなおるはずがありません。
うるおったなと思っても、時間がたつとまたカサカサになってしまうのは、乾燥からも守ってくれる肌バリアが壊れているためです。
乾燥で顔がピリピリと痛い!という方にこそ必要な改善方法は、ケミカル断ちでしょう。ケミカル断ちとは、合成界面活性剤や合成ポリマーなど、肌バリアを削りとる化学物質を断って肌を回復させる方法のこと。
ですが化粧水や美容液、クリームなどの化粧品を使わないと水分を保てなくなってしまった私たちの肌。何も使わないのが理想ですが、それは難しいので肌バリアを壊さない化粧品を使いながら、スキンケアをしていくのがおすすめです。
私たちは誰もが、自然治癒力を持って生きています。化学物質で肌バリアを削らずに、肌を守る保湿さえ心がけていれば、自然と肌は健康で強い状態に育っていきますよ。
洗顔に気をつける
肌を清潔に保つために、何度も洗顔をしてしまうことってありませんか?きっと皆さん、肌のためを思って顔を洗っているのだと思います。
だけど洗顔は時に、肌バリアをも洗い流してしまいます。お湯はバリア機能を作っているセラミドを洗い流しますし、洗顔料やクレンジング剤に含まれるケミカルがまた、バリア機能を削りとって肌を薄くしていきます。
洗顔後、顔に化粧水をつけたら肌がピリピリと痛い。そんな洗顔は、御法度です。洗顔はよほど汚れない限り、起床後と就寝前の2回で十分なのです。
夜はメイクと1日の汚れを落とす必用があると思いますが、朝はお顔は汚れていません。朝の洗顔は、洗顔料を使わずに30度以下のぬるま湯でさっと洗い流します。
無理のない洗顔で、肌を削らずに育てるのです。洗顔後はノンケミカルの化粧品で保湿しましょう。
4.本当は怖い!?無添加化粧品
ノンケミカル化粧品が肌を育てて、ピリピリと痛い乾燥肌から脱出できるというお話しをしました。ではどんな化粧品を使ったらよいの?と考えた時に、多くの方は「無添加化粧品」を思い浮かべるでしょう。
ですが、化粧品の「無添加」という表示にはとても注意が必要です。なぜなら、ひとつの添加物が入っていないだけで、化粧品には「無添加」と表示ができるからです。
つまり、香料無添加なら、合成界面活性剤や合成ポリマーを使っていても「無添加化粧品」と呼ばれてしまうわけです。
さらに、合成ポリマーや合成界面活性剤などのケミカルな物質を使わずに、使い心地の良い化粧品を作ることはとても大変なこと。合成ポリマーを使わない代わりに、化粧品の使い心地をよくするために、刺激の強い成分を配合することもよくあることです。
そのため、「無添加化粧品」がかえって肌への負担になることも。「無添加化粧品」を選ぶ時には、成分をよく見て使うようにして下さいね。
5.肌を育てるスキンケア用品
顔が痛む程の乾燥肌は、スキンケアが改善の決め手になります。ですから、「うるおす×育てる」ということができる基礎化粧品が必要。
それなのに、本当に肌を守って育ててくれる化粧品というのはあまり多くありません。
肌を育てるということはケミカルを使わないということですから、あったとしても使い心地に満足できるとは限らないんですよね。
私自身、ベストな化粧品探しをする際に、理想の化粧品が見つからないことにとても悩みました。でもお肌を磨くことは、女性が内面からも輝けるようになるということ!妥協は許されません。
そこで理想の化粧品を作ってしまおう、と考えて誕生したのがSelif(セリフ)のブランドです。
Selif(セリフ)では徹底して、合成界面活性剤と合成ポリマーを使っていません。さらにセンチペダンクンニンガミーエキスやヒト型セラミドなどなど、お肌をたっぷりうるおして守ってくれる成分を配合しています。
試行錯誤を重ねて出来上がった化粧品は、肌に悩みのある方にこそ使ってもらいたい特別な自信作に仕上がりました。
その中でも、乾燥で顔に痛みを感じるという方におすすめできる、基本の基礎化粧品をご紹介します。乾燥肌が治らずに化粧品を見直したいという方は、参考にしてみて下さい。
5-1.エッセンスチャージローション
センチペダンクンニンガミーエキスが高い保湿力を発揮して、お肌の水分バランスを整えてくれる化粧水です。合成界面活性剤・合成ポリマー・シリコン・パラベン・合成香料・着色料を一切使っていません。
さっぱりとした使用感ですが、長く続くうるおい感が嬉しい化粧水。乾燥して痛みのあるお肌にも、うるおいとビタミンC誘導体などの、美容に嬉しい成分がはたらきかけます。
5-2.パーフェクトモイスチャライジングセラム
こちらも合成界面活性剤・合成ポリマー・シリコン・パラベン・合成香料・着色料を完全無配合にして作り上げた美容液。みずみずしい天然のうるおいで、使い心地良くお肌になじみます。
センチペダンクンニンガミーエキスや肌ダメージの回復を助けるAC-11、ヒト型セラミドもたっぷりと配合しました。
5-3.プレミアムエナジークリーム
セリフブランドの中でも評価の高い、クリームタイプの化粧品です。セリフの中でもセンチペダンクンニンガミーエキスが最高濃度で配合されていて、ふっくらとしたうるおい感がお肌につづきます。
合成界面活性剤・合成ポリマー・シリコン・パラベン・合成香料・着色料を使っていませんが、伸び、コクは最高級の使用感。
シルクのような手触りをもたらしてくれる、自信のクリームです。
5-4.フレンドリークレンジングミルク
ピリピリと乾燥して痛いお肌を健康な状態に育てるためには、クレンジング剤選びがかなり重要。
というのも、メイクを落とすためにはクレンジング剤には合成界面活性剤などの強力な成分が含まれているのが常識だからです。お肌が傷ついてしまうのは当たり前なんですよね。
その常識を切り捨てて出来上がったのが、フレンドリークレンジングミルク。合成界面活性剤を使わずに植物成分で仕上げ、センチペダンクンニンガミーエキスがお肌を乾燥から守ります。
肌にとても優しいメイク落としなのに、ふき取り専用スポンジチーフを使うと、アイメイクまでスッキリ落ちますよ。
6.睡眠をたっぷりとることも大切
肌を十分にうるおして、育てる準備が整ったら、あとは夜にしっかりと睡眠をとりましょう。眠っている間に成長ホルモンが分泌されて、肌は本来の健康を取り戻していきます。
6-1.夜はクリームを多めにスキンケア
夜眠っている間にも、顔は乾燥していきます。就寝前には朝よりもたっぷりめのクリームをぬって眠ることで、パックのような効果が生まれて、その下で肌は作られていきます。
ただし、化粧品がピリピリとしみて痛いという方は、肌が刺激にとても弱くなっています。調整して使って下さいね。少し調子が良くなってきたら、クリームの量を増やしてもよいでしょう。
6-2.寝る前のストレッチや、日中の筋トレも肌を育てる
肌表面が乾燥荒れして顔が痛いという時は、少しでも早くお肌を修復させたいですよね。
睡眠中にたくさんの成長ホルモンを分泌して、お肌の回復を早めたいという時は、筋トレをしてみたり、寝る前にストレッチを行って下さい。
筋トレは筋肉を傷めますから、体は成長ホルモンを分泌させて回復させようとします。この時、もちろん筋肉もつくのですが、同時に美肌も作られていきます。
就寝前に筋トレをしてしまうと交感神経が活発化して眠りが浅くなりますから、就寝前にはストレッチで副交感神経のはたらきを高め、ぐっすりと眠ることがおすすめ。
お顔のトレーニングをするのもよいですね。筋肉を鍛えることは、健康にも美容にもいいことばかりです。ぜひ試してみて下さいね。
7.まとめ
「乾燥で顔が痛い」。お肌からSOSが出ているそんな方はすぐにでも対策していきましょう。ただの乾燥と思っても、痛みは肌が傷ついていることからきています。今肌に必要なのは、「回復」です。
大切なのは顔の皮膚を「うるおす」ことと「育てる」こと。
今まで当たり前のようにしてかけてきた肌への負担は、年齢を重ねるごとに修復できなくなってきます。肌荒れや老化を呼ぶ負担を切り捨てて、健康で輝くうるおい肌を取り戻して下さい。
健康なお肌はもう、ピリピリと痛みません。粉も吹かず、化粧乗りもスムーズ。そして何よりも、若々しさが戻ってきます。
「うるおす」「育てる」ができれば、健康で美しいお肌はすぐ目の前です。輝くお肌、手に入れて下さいね!
なお、体の中から乾燥対策をするには、インナーケアがお勧め。不足したコラーゲンを補うために『 コラーゲンサプリおすすめランキング|モチ肌サプリの比較と効果的な飲み方 』を併せて参考になさってください。
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