↑「肌荒れ」を改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
お肌がピリピリと痛むのは、なぜでしょうか?
・化粧水をつけるとピリピリする
・洗顔の泡でピリピリする
・何もしなくても肌がピリピリする
そんな時、お肌は健康ではありません。ピリピリするのはお肌のSOSです。何とかして欲しいと訴えています。
そのまま放置しておくと、取り返しのつかないことになりかねません。悪化させないために、今すぐ原因を見つけて対処すべきです。
「肌にピリピリを感じたらどうしたらいいの?」
そんな悩みが出てきたらこれを読んでください。ピリピリの原因や解決方法についてお伝えします。健やかなお肌を取り戻してまいりましょう。
1.肌のピリピリは異常信号!敏感肌になっている証
子供の頃などに、転んで膝小僧などをすりむいたことがありますか?あの時、お湯だけでとてもしみたり、痛かったりしましたよね。
皮膚の傷みって、やっぱり異常を知らせるSOSなのです。
でも怪我をしたわけでもないのに、どうして肌がピリピリと痛むのでしょうか?実は、怪我をした覚えがないのに肌がピリピリ痛むのは、肌が敏感になっている証なのです。
お肌で何が起こっているのか、見ていきましょう。
1-1.美肌にとって大切なのは0.02mmのバリア層
すりむいたら痛いという、あたりまえのような話を先程しましたね。私たちの肌の下には大切な組織がつまっていて、そこには痛覚のある神経も張り巡らされています。
それを包み込んで守るというのが、実は肌の一番の機能。ラミネート加工された紙を思い出して下さい。小さなお店のメニューなんか、よく加工されていますよね。
ラミネートで包んでいれば、お水やお料理がその上にこぼれたとしても、多少折り曲げたとしても、メニューは傷みません。でも紙のままのメニューでは、すぐにぼろぼろになってしまいます。
そう、私たちの肌はラミネートと同じ。繊細で柔らかいですが、お肌は体に膜をはって守ってくれているのです。お肌と言っても、バリアを一生懸命張ってくれているのは皮膚の一番外側の、わずか0.02mmの角質層です。
バリア機能という言葉を聞いたことがあるでしょうか。この角質層には、セラミドなどの細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)、皮脂膜といった潤い成分が肌細胞の間をすき間なく満たして、肌を守っています。これが肌のバリア機能の正体です。
このバリア機能こそが、実は美肌の鍵なんです!
バリア機能が何から肌を守っているのかというと、
- 外部からのダメージ
これはほこりや紫外線、アレルギー物質など外側からくるあらゆる刺激です。
- 内側の水分の蒸発
肌の内側に保っていなければならない水分が、外へ蒸発してしまうのを防ぎます。
こうして乾燥やダメージから肌の内部を守られていることで、肌の内側では健康な組織が作られていくのです。肌バリアがないと、お肌がボロボロになってしまうのは想像がつきますよね。
1-2.肌の表面には神経が通っていないのにピリピリするのはなぜ?
では、お肌のピリピリの問題に戻りましょう。ピリピリと感じるのはどこでしょうか。一番上の、化粧水などの触れる部分ですよね。
この部分は肌バリアにもなっている角質層。実は、通常は神経が通っていない場所なんです。
角質層というのは、古い細胞が死んで上がってきて、はがれ落ちる寸前の部分。もう神経は必要のない層です。
「でも確かに肌の表面がピリピリするけど・・・」
そうです。痛みを感じているのは、本当に肌の表面です。
わずか0.02mmのバリアの層は、過剰に外部刺激を受けて傷つくと、バリアが保てなくなります。すると、内側の組織も守れなくなってしまいますよね。
そんな時、体は危機感を覚えます。そしてその異常を教えようと、通常は深くにある神経を肌の表面までのばしてくるのです。
ピリピリを感じるのは、肌が異常事態を教えようとしている、まさにSOSなんですね。この時のお肌はまさに知覚過敏状態。ちょっとした刺激でもピリピリと痛んでしまいます。
バリア機能は崩れていますから、肌荒れや老化も起こしやすい状態です。
これは「敏感肌」と呼ばれています。敏感肌は、通常はただの肌質なんかじゃありません。お肌の異常事態そのものなんです。
1-3.敏感肌は治るの?
お肌のSOSを聞いたら、すぐにでもなんとかしたいですよね。でも敏感肌って、元に戻るのでしょうか?
敏感肌と言っても、原因がちょっと違うことがあります。アトピー性皮膚炎や光過敏症、アレルギー症状など、皮膚の疾患になっている場合もあり、生まれつき肌の弱い方もいます。
この場合も、治療とともにスキンケアを見直してお肌のダメージを減らすことで、症状はやわらいでいくでしょう。
肌バリアが傷ついて知覚過敏状態になってしまったお肌ではどうでしょうか?
肌バリアが元の正常な状態に回復すれば、表面近くまでのびてきた神経も安心して元の位置に戻っていきます。肌バリアが整えば、もうピリピリというSOS信号を出さなくてもよくなるのです。
でも今までと変わらないスキンケアをしていたら、簡単には肌バリアは整いません。敏感肌は一生の肌質だと思っている人が多いですが、そんなことはありません。
肌バリアを正常にする正しいスキンケアを続ければ、肌はピリピリしなくなる、すなわち敏感肌が改善されるのです。
ではどうして、肌がピリピリとする敏感肌になってしまうのでしょうか?
2.肌がピリピリしてしまう原因
肌のピリピリの原因がしっかりとわかっていれば、敏感肌を作る悪循環を抜け出すことができますよね。どんなことが原因で、肌はピリピリしてしまうのでしょうか。解説してまいります。
2-1.敏感肌を作るスキンケア
きっとあなたはキレイなお肌を作りたくて、スキンケアをしていますよね。でも実は、ピリピリ肌になってしまう大きな原因は、毎日のスキンケアにあるんです。
肌に良かれと思ってしていたスキンケアが、肌バリアを壊す原因になっているなんて、悲しい事実ですが……。
わかりやすいところで言うと、肌をキレイにしたくて自宅で行っているケミカルなピーリングが、肌バリアを壊している、というのはなんとなく納得できますよね。大事な肌バリアである角質層をゴリゴリ削っているのですから。
それと同じように、毎日の化粧水や美容液、乳液、クリーム、パックまで肌のためのケアが肌バリアを削っています。
なんと販売されているほとんどのスキンケア用品が、肌バリアをけずる原因になっています。ですから、ピリピリ肌の大きな要因は、今までしてきたスキンケアである可能性がとても高いです。
2-2.紫外線
紫外線が肌老化の主な原因になるということが、最近の研究でわかってきました。肌バリアを突き破って真皮まで届く紫外線A波は、弱い力ですがじわじわと肌の内側を壊して老化を招きます。
一方でピリピリ肌を作ってしまうのは、強烈なパワーを持っている紫外線B波。肌バリアは突き破りませんが、とてもエネルギーが強くて、肌のバリア機能のある表皮にダメージを与えます。
日に焼けるとお肌がピリピリしませんか?この症状も、お肌のSOS、そして悲鳴でもあります。
2-3.間違った洗顔
洗顔も、肌バリアを削る大きな要因です。洗顔料やクレンジング剤にはケミカルな界面活性剤が使われていて、肌バリアになる皮脂ごと洗い流してしまうからです。
・強い合成界面活性剤
・ゴシゴシ洗い
・体温より熱いお湯で洗う
・一日に何度も洗顔料を使う
こうしたことが原因で、肌バリアがどんどん薄くなり、お肌がピリピリとしみるようになってしまいます。
2-4.ストレス
お仕事や家事、様々な人間関係で疲れがでていませんか?現代社会ではストレスはつきものなんですが、うまく解消したりリラックスできないと、お肌にまで影響がでてしまいます。
ストレスが影響を与えるのは、お肌の生まれ変わりのサイクル。これがうまくいかないと、肌バリアもガタガタになって、お肌がピリピリとしみるようになってしまいます。
たかがストレス、されどストレスです。リラックスタイムを作ってみて下さいね。
2-5.加齢
年齢を重ねるごとに、遅れてしまうのがお肌のターンオーバー。
10代…20日
20代…28日
30代…40日
40代…55日
50代…75日
60代…100日
これは各年代の、ターンオーバーにかかる日数です。若い頃はすぐに生まれ変わっていた肌も、年齢を追うごとにターンオーバーが間に合わなくなるのがよくわかりますね。
肌のターンオーバーが遅れると、バリア成分が足りず、バリア機能がうまく育ちません。そうして肌は乾燥して、ピリピリしやすくなります。
2-6.乾燥
肌を守っているバリア機能は、うるおいで出来ています。空気の乾燥はうるおいをどんどん奪ってしまうため、肌バリアが崩れやすくなります。
お肌がピリピリしている方の多くは、乾燥肌にも悩まれているはず。乾燥とピリピリはいつも隣り合わせなのです。空気やお肌が乾燥してきたと思ったら、注意してくださいね。
2-7.アレルギーなどの疾患肌
アトピー性皮膚炎や、光過敏症、アレルギーでもお肌はピリピリしてきます。症状を悪化させないためにも、肌バリアを傷つけないようなスキンケアを大切にしていきましょう。
3.肌のピリピリを改善する方法
イヤなピリピリが出始めたら、肌が助けを求めています。さらに症状が進んで、肌トラブルや老化がひどくなる前に、できるだけ早く対処しましょう。
ここでは、本気でお肌をピリピリさせたくない!という方のために、お肌を整えていく方法をご紹介します。
3-1.ピリピリ肌は徹底的にケミカル断ちをすべし!
肌がピリピリするのは、バリア機能がボロボロに傷ついているという、お肌からの信号です。化粧水がしみる時、どんなスキンケアをしたらいいのでしょうか。
肌バリアを壊してしまう今までのスキンケアを続けていたら、ピリピリは消えません。では、それまでのスキンケア用品の、どこがいけなかったのでしょうか?
とても有名な化粧品だし、みんなが使っているから安全のはず、と思うかもしれませんね。でも使い心地が良い化粧品、売れている化粧品こそ、成分をよく見て自分で見極めなければいけません。
肌バリアを壊しているのは、合成界面活性剤などのケミカルな成分です。
「よく浸透する化粧品」という言葉に消費者は弱いですよね。肌バリアを壊して、その奥に浸透していく化粧品には、本当に気を付けなければいけません。
「使い心地の良い化粧品」にも注意が必要です。合成ポリマーなどのケミカルな成分が与える、お肌の潤い感や、合成香料の良い香り。こうした成分はとにかく使い心地をよくしてくれます。
化粧品の品質を保つ防腐剤などでも、大量に化粧品を販売する上ではケミカルな成分は欠かせません。
ですが壊れてしまったバリア機能を再び整えるためには、こうした肌バリアを侵すようなケミカルな成分を徹底的に遠ざける必要があります。
子供の頃の肌を思い出して下さい。スキンケアをしなくてもキレイなままの、男性の肌をうらやましいと思うこともあるかもしれませんね。
「何も与えない肌が最強」。本当はこう言いたいところですが、私たち女性の肌はすでにスキンケア用品の悪循環にはまっています。
肌バリアが傷ついていますから、うるおい成分なしでは肌の内側に水分を保つことはできません。水分を与え続けなければ、肌はガサガサになってピリピリ感もひどくなるリスクがあります。老化も進んでしまうかもしれませんね。
だけど肌に本当に必要なのはケミカル断ち。バリア機能を壊す化学添加物をとりのぞかなければ、ピリピリ感は変わりません。肌荒れしやすい敏感肌体質も、ずっと続いてしまうでしょう。
そこで、上手にスキンケアをしながら、ケミカル断ちをすることをおすすめします。肌バリアを壊さずに、ちゃんとスキンケアをしてお肌にうるおいを与えてあげて下さいね。
3-2.肌バリアを壊さない化粧品とは?
スキンケアをしながらケミカル断ちをするということは、無添加化粧品を使えばいいの?と考える人が多いでしょう。
でも実は、「無添加化粧品」をうたっている化粧品の多くには、ケミカルな材料がいっぱい詰まっています。無添加なのに使い心地を良くし、品質を保つことはとても難しいからです。
そして本当の完全無添加の化粧品の多くには、使い心地に満足できないという声があがったりしますよね。私たちの肌は、すっかりケミカルな成分に侵され、慣れすぎてしまったといえます。
それでは、ピリピリ肌を改善するにはどの化粧品を使えばよいのでしょうか?ケミカル断ちに最適なスキンケア用品をのちほどご紹介いたします。
4.ピリピリだけではない!敏感肌のSOS信号
さて、肌のピリピリは敏感肌の証ということが分かりました。先ほど対処法もお伝えしましたが、もう一度ご自分のお肌を症状から見つめてみましょう。
敏感肌になってしまうと、どんな症状がでてくるのでしょうか。次のリストに当てはまるものはありますか?確認のために再度チェックしてみて下さい。
4-1.敏感肌チェックリスト
・赤み、吹き出物ができやすい
・何もしていないのに肌がピリピリする
・化粧品をつけると肌がピリピリしみる
・肌にかゆみがでる
・ちょっとした刺激で肌荒れしてしまう
・肌が乾燥してガサガサしている
このチェックリスト、進行度の高い順番になっています。1つでもあてはまるものがあれば、肌バリアが機能を失っている可能性がとっても高いです。
バリアを失ったお肌は、ちょっとした刺激でも防ぐことができません。そして美肌には欠かせないお肌の水分も、肌に保てなくなってしまいます。
4-2.敏感肌を放っておくのはNG!
敏感になってしまったお肌。ピリピリと痛むのはイヤだし、肌荒れしやすいのもなんとかしたいですよね。でも、肌質だからといって諦めていないでしょうか。
敏感肌を放っておけば、当然ちょっとした刺激でも肌荒れを起こしやすくなります。
さらにお肌に水分を保てない状態になっていますから、肌の内側では健康なお肌が上手に育つことができません。
そうなると肌荒れだけではなく、小じわやシミ、たるみといった老化トラブルまで起こってきます。老化の主な原因と言われている紫外線にも弱くなっていくので、肌老化の速度はぐんぐん上がっていくでしょう。
お肌のキレイと若さを作っているのは、肌バリアがしっかりと役目をはたしている健康なお肌なのです。
5.ピリピリ肌に優しいお手入れ品
この章では、肌のピリピリを根本改善するためにおすすめのお手入れ品をご紹介します。
言葉だけの「無添加」化粧品だけではなく、本当に肌のためを考えて作られた無添加化粧品ばかりです。
合成界面活性剤は合成ポリマーなど肌バリアを壊してしまう成分を一切配合していないだけでなく、特別な植物成分が肌をうるおし、保護してくれます。無添加ですがとても使い心地良く仕上がっています。
肌がピリピリするときは、まずは現在朝夕使っている化粧品を見直します。どれくらいケミカルなものが配合されているか確かめるのが、肌のピリピリを解消する第一歩となります。
selif(セリフ)は本気で肌質を改善したい人が、上手にケミカル断ちをできるように、ラインナップを取り揃えています。
5-1.おすすめスキンケア基礎化粧品
合成界面活性剤を使わない、セリフの基礎化粧品のラインナップです。植物性の美容成分たっぷりで、お肌をしっかり保護してくれます。
●化粧水
●美容液
●フェイスクリーム
●美容オイル
5-2.おすすめ洗顔アイテム
肌バリアを奪われがちな洗顔も、優しく肌を保護しながらできるクレンジングと洗顔石鹸です。
強いメイクを落とすために、一般のクレンジング剤には合成界面活性剤が使われますが、フレンドリークレンジングミルクは天然成分が優しくメイクを落としてくれます。
●クレンジング
●洗顔ソープ
5-3.おすすめUVケア、ファンデーション
紫外線はしっかりとカットしておきたいですが、一般のUVケア用品には紫外線吸収剤やケミカルな成分がたっぷり。ピリピリ肌にはとても使うことができません。
ファンデーションも、一日中付けているものですからケミカル成分は避けたいですよね。
セリフではUVケア用品からも、紫外線吸収剤や合成界面活性剤などのケミカル成分を排除しました。安心して、紫外線からお肌を守ることができます。
●UVベース
セリフ UVプロテクターベースエッセンス SPF24・PA++
●UVファンデーション
セリフ クリーミータッチUVファンデーション SPF50+・PA++++
●UVパウダー
セリフ UVベールスノーパウダー SPF50+・PA++++
6.まとめ
肌のピリピリ感は、私たちにお肌の緊急事態を知らせてくれています。痛みというのはそもそも、体からのサインなんですよね。
ピリピリを放っておいたなら、もう限界は越えているということ。スキンケアをしっかりと見直して、今のお肌を助けるお手入れをして下さい。
今まで習慣にしていたものを変えるのは、とても勇気がいることかもしれません。でもその先にはきっと、お肌もすっかり変わったあなたの笑顔が待っています。これから先の人生、きっと健やかなお肌でおすごし下さいね。
なお、特に目元の乾燥が気になる方は、『 目元の乾燥はシワの危険!即、潤いをチャージして保つ方法 』を併せて参考になさってください。
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