↑「ほうれい線」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
鼻の横からハの字に刻まれるほうれい線は、年齢とともに深くなっていきます。でも、ほうれい線は年齢によるものだから仕方ないと諦めていませんか?
ほうれい線ができてしまうのは、顔の筋肉のコリが原因になっていることが多いのです。正しく筋肉のコリをほぐせば、ほうれい線の溝を目立たなくすることができます。
私たちは、毎日表情を変えながら生活していますが、その人その人、表情の癖があり、よく動かす筋肉とあまり動かさない筋肉ができると、顔全体にひずみができて、口横にほうれい線ができやすくなってしまいます。
ほうれい線を改善するためには、ほうれい線に関係する顔の筋肉を鍛え、コリをほぐすことが大切です。この記事では、ほうれい線を解消する筋肉のコリほぐしの方法をお伝えいたします。
目次
1.ほうれい線の解消に筋肉のコリほぐしトレーニングは必須
口の周りにできるほうれい線は、口の周りの筋肉のコリをほぐさなければ解消できません。
顔には約30種類の筋肉があり、これを一般的に表情筋とよんでいます。表情筋は体を動かす筋肉と同じ「骨格筋」に分類されますが、表情筋が体と違うのは、筋肉の端が、皮膚に直接くっついていることです。皮膚についた筋肉のことを「皮筋」とも呼びます。
筋肉と皮膚がついている、いわば密着した状態なので、筋肉の状態が皮膚にそのまま伝わります。筋肉が弱ったり、コリで固くなると、すぐその上の皮膚に影響が及び、ほうれい線が刻まれやすくなってしまうのです。
1-1.皮筋は凝ると弾力性が減りほうれい線ができやすくなる
ほうれい線は皮筋の弾力性が減ることで、とてもできやすい状態になります。ほうれい線が急にできた人は、表情豊かに生活していたかどうか思い出してみてください。
口をあまり動かさない職場に転職したり、主婦で人と話す機会が少ないと、ほうれい線が突然できることがあります。
体の骨格筋は手足など動かすために、関節をまたぐように骨から骨にくっついています。(付着部を起始・停止といいます)その筋肉の目的に応じて、どこからどこに付くかが決まっています。
一方、顔の筋肉には口を開け閉めしたり、目を閉じたり、表情をつくる役目があるため、表情筋は骨から皮膚にくっつく必要があります。だから筋肉を柔軟にしないと皮膚の状態も悪くなってしまうのですね。
1-2.筋肉を鍛えコリをほぐすとほうれい線が解消する
表情筋が凝ってしまうとスムーズに表情がつくれなくなり、顔にひずみができます。コリとは、筋肉の運動不足で血流が悪くなり老廃物が溜まって固く弾力性がない状態。
表情筋の一部はよく動かすのに、別の部分は動かさないなど、表情の癖が筋肉のひずみを生みます。筋肉のひずみが皮膚に伝わり、ほうれい線が出来やすくなります。
ほうれい線を解消するために、筋肉をしっかりほぐしてコリを取り、柔軟な筋肉を保てるようにしましょう。表情筋を自ら動かす表情筋トレーニングが有効です。
2.ほうれい線を解消するために鍛えるべき3つの筋肉
それでは、ほうれい線の解消のために鍛えるべき筋肉をお伝えします。ほうれい線にもっとも影響を与える筋肉は3つあります。口輪筋と頬骨筋(大頬骨筋・小頬骨)と翼突筋(内側翼突筋・外側翼突筋)です。
これら3つの筋肉は、ほうれい線の真下、横、上と、ほうれい線を取り囲む位置にあります。
2-1.口輪筋
口輪筋(こうりんきん)
口輪筋は口周りを取り囲んでいる筋肉です。ほうれい線を上から指で軽く押してみてください。皮膚の上から歯茎の感触が指に伝わりますね。歯茎の上には、口輪筋という筋肉があります。今指で感じた歯茎は、口輪筋を通して触ったのです。
この筋肉が凝ったり弱ると、口の左右のバランスが悪くなり、口の開け閉めのたびに口横に負担がかかりほうれい線ができやすくなります。ほうれい線の解消には、口輪筋を鍛えるトレーニングが有効です。
口輪筋は上くちびると下くちびるを力強く押し合うことで鍛えられます。
2-2.頬骨筋(大・小)
頬骨筋は頬を引き上げている筋肉です。頬骨筋は2種類あり、太目で外側にある大頬骨筋と、細目で内側にある小頬骨筋があります。
大頬骨筋(だいきょうこつきん)
小頬骨筋(しょうきょうこつきん)
口から頬にかけては、笑筋、頬筋などがありますが、頬を上に釣り上げている代表が大頬骨筋と小頬骨筋です。この筋肉が凝ってしまうと、頬を引き上げる力がなくなり、頬が下がりたるみ顔になります。口横に下がった頬がほうれい線を深くしてしまいます。
頬骨筋は大、小、2本の筋肉を真上にスライドするようなイメージで引き上げて鍛えます。
2-3.翼突筋(内側・外側)
翼突筋は、耳に下のエラ部分にある咬筋と同じ咀嚼筋に分類されますが、咬筋よりさらに深い位置にあるインナーマッスルです。翼突筋は耳下のアゴにあり、2枚の筋肉がセットになって重なっています。内側の筋肉は「内側翼突筋」、外側の筋肉は「外側翼突筋」といいます。
内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
翼突筋は食事をするときにアゴを動かす役目がありますが、同時にアゴを支えています。この筋肉が弱ると、頬の横の下側がダイレクトに下がり、フェイスラインがぼやけます。フェイスラインが下がると、皮膚でつながった口横が下に引きずられるように引っ張られ、ほうれい線が出来てしまいます。
翼突筋は口を思い切り左右に寄せることで鍛えます。
3.ほうれい線を解消する筋肉トレーニングの方法
それでは、これから、ほうれい線の解消のために鍛えるべき筋肉のトレーニング法をお伝えいたします。口輪筋(こうりんきん)、頬骨筋(きょうこつきん)、翼突筋(よくとつきん)はそれぞれ別々に鍛えます。
3-1.口輪筋を鍛えるトレーニング法
1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ
2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ
3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ
●回数・・・2セット
口周りの筋肉を鍛えると、口の左右の口角が揃って上がるようになり、ほうれい線の負担を取ることができます。口の横の負担がなくなれば、ほうれい線の溝が刻まれにくくなります。
3-2.頬骨筋を鍛えるトレーニング法
1、上の歯ぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。
●時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間。 1日1回
★頬を黒目の真下にもっていくように引き上げるとうまくいきます。
頬骨筋が弱くなると頬が下がります。下がった頬がほうれい部分に押し寄せ、口の横に溝を作ってしまうのです。このトレーニングを続けると頬の筋肉が柔軟になり引き上がります。しっかりと鍛えてあげましょう。
3-3.翼突筋を鍛えるトレーニング法
1、口角を限界まで片方に寄せる。5秒キープ
2、反対も同様に。口角を限界まで片方に寄せる。5秒キープ
回数・・・2セット 1日1回
フェイスラインの形がしっかりと出るように口を限界まで片方に寄せます。翼突筋が左右交互に引き伸ばされコリがほぐれます。ほうれい線をしっかりとストレッチすることにより、ほうれい線の溝が改善します。
反対側のほうれい線が深くなるのを防ぐため、上の解説動画のようにほうれい線を指で押さえてください。
4.筋肉のほぐし方を間違えるとほうれい線は解消しない
表情筋トレーニングを行うと、顔の筋肉はしなやかにスムーズに動くようになります。ただし、適当にやると、かえって筋肉が疲労し、固くなってしまいます。筋肉のコリをほぐし柔軟性を与えるには、正しくトレーニングをすることがとても大切です。
力を入れて負荷をかけたあとは、しっかりと筋肉を引き伸ばしてあげます。
4-1.負荷とストレッチで正しく筋肉トレーニングする
ほうれい線解消筋肉トレーニングは、筋肉に負荷かけたあとでストレッチすると上手く鍛えることができます。
体のトレーニングも同様、筋肉に負荷をかけて鍛えたあと、必ずストレッチしますね。顔の筋肉、表情筋も同じです。負荷をかけると筋肉に疲労物質である乳酸がたまりますが、その後ストレッチをすることで血流がよくなり乳酸を流すことができます。
<口輪筋の負荷とストレッチ>
負荷・・・ 上くちびると下くちびるを押し合う 10秒
ストレッチ・・・ 鼻の下をのばす 5秒
<頬骨筋の負荷とストレッチ>
負荷・・・「お」の口をつくり上の歯茎をむき出すように上に引き上げる 1分間
ストレッチ・・・鼻の下をのばす 5秒
<翼突筋の負荷とストレッチ>
負荷・・・口を思いっきり横に寄せる 5秒
ストレッチ・・・反対側に寄せる際、初めにやった側の翼突筋が引き伸ばされる 5秒
5.筋肉トレーニング以外のほうれい線解消法
顔の筋肉を鍛えることでほうれい線を解消する方法をお伝えしてまいりました。それでは表情筋トレーニング以外で美容整形に頼らずほうれい線を自分で解消する方法はあるのでしょうか?
実はとても大切なことがあります。肌のお手入れです。肌の手入れにつかう化粧品を見直すことで、ほうれい線を出来にくくすることができるのです。
5-1.ほうれい線ができやすい肌になる化粧品の使用をやめる
ほうれい線は目に見える口横の皮膚にできていますね。皮膚そのものに溝や線が出来ているわけです。この皮膚が乾燥していれば、それだけ肌の老化を促進する紫外線にも弱くなります。
肌にはもともと自ら健康になろうとする自然治癒力がありますが、肌のバリアが壊れていると、自分で美しくなろうと力が弱くなり、肌内部の水分が蒸発してシワができやすくなってしまいます。
潤いを自分で保てない乾燥した肌は、ほうれい線だけでなく、顔中にシワができやすくなります。肌のバリアがどうして壊れるか?ですが、毎日使っている化粧品に原因があることが多いです。
5-2.肌のお手入れ化粧品の成分を見直す
日頃使っている化粧品に合成界面活性剤や合成ポリマーが多く含まれていればいるほど、肌バリアは知らず知らずの間に壊されてしまい、ほうれい線などのしわができやすくなります。
洗顔後、すぐに化粧品を付けないと顔がピリピリするほどひどい乾燥肌の人は、肌バリアが化粧品により壊れやすい状態になっている可能性があります。
ほうれい線に悩んだら、合成界面活性剤、合成ポリマーが配合されていないか、成分をチェックしてみてください。
5-3.ケミカル断ちをして肌バリアを強化する
化粧品成分の中で特に問題となるのが、合成界面活性剤と合成ポリマーです。この2つが、肌の自ら美しくなろうとする力、自然治癒力を奪ってしまいます。普段のお手入れ品から合成界面活性剤と合成ポリマーを排除すると、肌のバリアを壊さないため、水分をしっかりキープできる丈夫な肌になれます。
ケミカル断ちとは、肌のバリアを壊さない手入れのことです。普段のお手入れに何を使うかはとても重要です。
合成界面活性剤が肌バリアを壊す理由
合成界面活性剤には乳化作用があります。この作用が肌のバリアを壊す原因です。界面活性とは界面(物質の境の面のこと)の性質を変化させること。構造としては、1つの分子の中に、水になじむ親水性と、油になじむ親油性を持ち、水と油のように本来は混ざらないものを混合させる働きをします。
しかし、この乳化作用がバリアの機能を担っている角質層の細胞間脂質や皮脂膜を溶かしてしまい、肌の水分が逃げやすい状態にしてしまいます。
合成界面活性剤を日常的に使用していると、肌の水分が自分では蓄えられなくなり、結局、合成ポリマーの疑似潤いを与えないと潤わない肌になっていきます。
合成ポリマーは高分子なので、毛穴に入りこむと取れにくくなります。毛穴に汚れがたまると毛穴が押し広げられ、斜め毛穴になって皮膚の表面が下がりやすくなります。
肌バリアを壊す成分・表示名リスト
それでは、どうすれば合成界面活性剤と合成ポリマーを普段のお手入れから排除することが出来るのでしょうか?化粧品の容器に記載された成分名を見ても、カタカナの羅列でとても分かりにくいですね。
そこで、成分名を見てすぐわかるように、最も避けるべき合成界面活性剤と合成ポリマーを下記に記しました。成分表にこれらの表示があれば、肌バリアを壊す可能性があります。
化粧品を購入する際は、化粧箱に記載してある成分表を必ず確認します。通販ではHPに全成分が表示されていないことが多いです。その場合は問い合わせるなどして、必ず全成分を確認してから購入しましょう。
<肌バリアを壊す成分・表示名リスト> ※ クリックすると表示されます。
私は、本当に肌バリアを壊さないコスメが欲しくて試行錯誤しましたが、なかなか自分で納得できるコスメに出会えず、結局、自分でつくりました。「Selif(セリフ)」は、肌バリアを壊す合成界面活性剤・合成ポリマーを一切使用していない機能性無添加コスメです。
どんな化粧品を使ったらいいのか迷う方は、「Selif(セリフ)がどうして肌バリアを壊さないのか?」をぜひ参考になさってください。
6.まとめ
ほうれい線を解消するためには、顔の筋肉を日常的にしっかりと鍛えておくことが大切です。そして、肌のお手入れ品で肌状態はまったく変わるので、化粧品の成分にもしっかりとこだわりましょう。
顔の筋トレ+ケミカル断ちで、ほうれい線に負けない若顔をつくってまいりましょう。
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