ほうれい線を消すテープの貼り方と効果・デメリット

↑「ほうれい線」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

ほうれい線を消すグッズは色々ありますが、その中でも最近「ほうれい線対策テープ」の人気が高まっており、色んな種類が販売されています。

ほうれい線対策テープで一番気になるのは、やはり、ほうれい線への効果ですね。テープでほうれい線がどれくらい改善できるのか?また、テープは顔の皮膚に直接貼るものなので、かぶれなど肌への影響も心配です。

この記事では、ほうれい線を消すことを目的としてつくられたテープの種類と効果や貼り方、またデメリットについてお伝えいたします。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

1.ほうれい線対策テープは2種類に分類される

ほうれい線が気になる女性の画像

ほうれい線対策テープは、ほうれい線に対するアプローチにより2つのタイプに分けられます。

一つは、ほうれい線の上に直接貼ってシワそのものを平らにするテープ。もう一つは、こめかみなどに貼って皮膚をひっぱり、ほうれい線の溝をのばすテープ。世の中には沢山のほうれい線対策テープがありますが、ほとんどがどちらかに当てはまります。

皮膚をひっぱっるタイプには、テープ以外にバンドがあります。バンドは頭の後ろを渡して両方のこめかみで固定するものが多いです。

2.ほうれい線対策テープの商品例

それでは、ほうれい線対策テープにはどのようなものがあるのでしょうか?実際の商品を見てみましょう。

2-1.ほうれい線に直接貼ってシワをのばすタイプ

まずは、ほうれい線に直接貼るタイプの商品例です。

マジラボ しわ伸ばしテープの画像
マジラボ しわ伸ばしテープ

就寝時専用のテープ。ほうれい線に直接貼るタイプは、貼っているところを人に見せられないため、寝ている時間を利用することが多いです。

しわのばシートの画像
しわのばシート

ほうれい線の上に直接貼り、ほうれい線をまっすぐにクセづけしながら、潤い成分も補給できるという、一石二鳥商品ですね。テープに保湿成分が含まれています。

私が以前ほうれい線に悩んだ時に使ったのは「フラウニーズ口元用」というテープでした。こちらは保湿成分などなく、固いテープでシワを平らにする機能に特化した商品です。

フラウニーズの画像
フラウニーズ 目尻・口元用

フラウニーズは「目尻・口元用」と「額・眉間用」がありますが、私には「額・眉間用」の方がシワ伸ばし効果が高く感じました。

2-2.皮膚を引っ張ってほうれい線をのばすタイプ

今度はもう一つのタイプ、こめかみなど顔の皮膚に貼って、間接的にほうれい線をのばすタイプの商品例です。

キュトナリフトアップテープの画像 Cutona(キュトナ) リフトアップテープ

ほうれい線をのばす目的なら、こめかみや、耳の前、後ろに貼るとよいです。一枚だけでなく、複数貼ることも可能です。

たるみ補正整形テープの画像
たるみ補正整形テープ

顔のたるみを引き上げて、ほうれい線を伸ばすという発想の、顔全体の若返りをはかるテープです。

3.ほうれい線対策テープの貼り方

2章でご紹介したほうれい線対策テープは、ほんの一例です。楽天市場やアマゾンなどには、メーカーの大小問わず、本当にたくさんの種類があり驚くばかりです。

さて、これらのテープはどうやって貼るのでしょうか?顔に使うものだけに、ちゃんと貼れるのか気になりますね。タイプにより使い方が変わります。

3-1.ほうれい線に直接貼るタイプ

ほうれい線に直接貼るタイプは、テープの裏側に粘着シールがついています。水に濡らすと粘着力が出るように工夫されているものや、裏についている剥離紙をはがして貼るタイプもあります。

ほうれい線をのばすようにしてテープを皮膚の上から直接貼ります。

ほうれい線テープの貼り方の画像
ほうれい線を指で伸ばして貼り、ほうれい線の溝を平らにクセづけする

3-2.皮膚を引っ張ってほうれい線をのばすタイプ

次に、皮膚を引っ張ってほうれい線をのばすタイプの使い方です。

まずは鏡を見ながら、こめかみや耳の前、後ろなど、フェイスラインに沿って色んな場所を指で引っ張ってみます。ほうれい線が一番伸びる位置が分かったら、皮膚を引っ張りながらシールを貼って固定します。

ほうれい線テープの貼り方の画像
赤い円の位置以外に、耳の後ろに貼る場合もある

シールを貼った後に、上の剥離紙をはがすと透明なテープが現れます。この上からメイクができます。外出時も使えます。

3-3.両方のタイプを使い分けると効果的

寝るときや家にいるときは、ダイレクトにほうれい線のシワを物理的に伸ばす、「ほうれい線に直接貼るタイプのテープ」、外出時は、人に分かりにくい「皮膚を引っ張るタイプのテープ」、というように使い分けると、さらに効果的です。

4.ほうれい線対策テープの効果とデメリット

ほうれい線テープのデメリットの画像

ほうれい線を目の前から消せるかもしれない、とワクワクするような、ほうれい線対策テープですが、やはり、テープはあくまで、ほうれい線の原因を本当に解消するものではなく、効果は限定的になります。

ほうれい線の原因は顔のたるみなので、テープはほうれい線を一時的に目立たなくするくらいのものと考えた方が良いでしょう。

またそれぞれのテープのタイプには、デメリットがあります。

4-1.ほうれい線に直接貼るテープのデメリット

ほうれい線に直接貼るテープのデメリットをお伝えします。

横に向いて寝るとテープの跡が付く

ほうれい線に直接貼るテープは、寝ている時に使うタイプが多いです。私たちは、最初は上向きに寝ても熟睡すると寝返りをしますので、横向きやうつぶせ寝はどうしても口周りが枕などの寝具で圧迫されやすいです。

テープを貼った口横が圧迫されると、皮膚に必要以上に食い込んでしまい、朝起きたら、テープの跡ががくっきりとついていた!ということになりかねません。

貼っている間に口を動かすと効果が薄れる

テープはほうれい線をのばすようにして貼りますが、貼っている間に会話や食事で口を動かすと、テープと皮膚の間にわずかな隙間が生まれ、テープの下でほうれい線が復活することがあります。

ほうれい線が元に戻るだけなら良いですが、その後テープを密着させようと、上からぐっと押しつけると、ほうれい線の溝を余計に固定させる恐れがあります。

連続使用でかぶれる可能性がある

続けて使ったらかぶれた、というのはよく聞くデメリットです。敏感肌用の医療用テープでもかぶれる人は要注意。毎日の使用は避けた方がよいと思われます。

4-2.皮膚を引っ張るテープのデメリット

皮膚を引っ張るタイプのほうれい線対策テープのデメリットをお伝えします。

たるみが進行してほうれい線が深くなる可能性がある

皮膚をひっぱるほうれい線対策テープのデメリットは、皮膚が伸びる可能性があることです。皮膚は引っ張りすぎると、伸びてしまう性質があります。

アイプチなどで上まぶたに折り線を付けていると皮膚が伸びるのと同様、こめかみで固定して、重力で下がっている顔の皮膚を引っ張り上げることで、こめかみ付近の皮膚が伸び、顔が以前よりたるんでしまうのです。

皮膚が前よりたるむと、ほうれい線がさらに深くなることも考えられます。

ほうれい線をのばす効果が持続しない

ほうれい線は、顔の中心に近い溝です。これを、フェイスラインからひっぱって伸ばそうというのですから、テープに相当の力がかかります。

実際、メスを使ったフェイスリフトでさえ、ほうれい線まで効果が及びにくいといわれます。テープを貼った直後はいい感じでも、時間がたつと効果がなくなる可能性があります。

連続使用でかぶれる可能性がある

これも、ほうれい線に直接貼るテープ同様、連続使用で、テープを貼った場所がかぶれる場合があります。皮膚が弱い方は注意が必要です。大切なお出かけの日限定にする方がよいでしょう。

メイクをして汗をかくとヨレてテープが見える場合がある

剥離紙をはがすと透明になりますが、上からメイクをして汗をかくと、テープの皮膚への粘着力が弱まり、テープがでこぼこになることがあります。

そうなると人から見ても気付くぐらいになる可能性があるので、夏場は貼る位置に注意が必要です。髪の毛でしっかり隠すことをおすすめします。

5.ほうれい線対策テープ以外のほうれい線解消法

ほうれい線対策テープはとても手軽ですが、上記のようなデメリットがあるため、毎日使うというより、たまに使う程度が良いかもしれません。

ほうれい線を一時的ではなく、根本から解消したいと思ったら、ほうれい線の大きな原因の「顔のたるみ」を解消する方が手っ取り早いです。原因に合わせた改善法は、顔のたるみの大きな原因の「表情筋のゆるみ」を解消すること。それには、表情筋をしっかりと鍛えて引き締めるしかありません。

ほうれい線の解消トレーニング2の画像

表情筋は簡単に鍛えられます。ほうれい線対策テープに限界を感じたら、顔のたるみを引き上げる表情筋トレーニングを実践してみてください。

また毎日使う化粧品を見直すだけで肌質が向上します。表情筋トレーニングと正しい肌の手入れでほうれい線に負けない肌を育みましょう。

5-1.顔のたるみを引き上げるトレーニング

頬が下がると、良く動かす口と頬の間に溝が出来、ほうれい線が深くなります。表情筋トレーニングで頬を上げると、ほうれい部分の負担が取れ、ほうれい線が薄くなります。

それではトレーニングの説明をいたします。

顔のたるみ改善トレーニング

1、上の歯ぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。

頬を高くするトレーニング解説画像 頬を高くするトレーニング詳細解説の画像

●時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間。 1日1回

 

頬を上げている画像
★頬を黒目の真下にもっていくように引き上げるとうまくいきます。

ほうれい線の上のボリュームを、目の下に移動するイメージで行いましょう。

なお、ほうれい線を改善する方法をこちらの動画で詳しくお伝えしています。ぜひ参考になさってください。

5-2.化粧品で肌のハリをアップする

化粧品を使う女性の画像

ほうれい線を改善するには、肌のハリをアップする必要があります。そのためには、日ごろ使っている化粧品を見直すことが重要です。テープで皮膚を固定したりひっぱったりすると、皮膚にはどうしても負担が生じます。肌自体のハリをアップすれば、テープに頼らなくてもほうれい線は改善できます。

日頃から肌の乾燥に悩まされている方は、肌のお手入れに使っている化粧品の成分を見直してみてください。肌が乾燥すると、ほうれい線はさらに深くハッキリ刻まれてしまいます。

使用している化粧品に「合成界面活性剤」「合成ポリマー」がダブルで配合されていないか調べてみましょう。通常の化粧品には、この2大皮膚乾燥成分が入っていることがとても多いです。

合成界面活性剤が肌バリアを壊す理由

肌バリアが正常な肌とは、肌が自ら潤おうとする機能がきちんと働いている皮膚の状態をいいます。肌の表面の皮脂膜のバリア、角質層の細胞間脂質のバリア、この二つに加え、角質細胞内の天然保湿因子(NMF)が肌の水分が逃げないように肌を守っています。

ところが、合成界面活性剤を肌に付けると、合成界面活性剤の乳化作用で、角質層の細胞間脂質や皮脂膜を溶かしてしまいます。バリア機能が失われると、肌は水分を保てなくなり、徐々に乾燥しやすい肌に変わっていきます。

肌のバリアが壊れた画像

合成界面活性剤が配合された化粧品を日常的に使用していると、水分を保ちにくくなるので、疑似的な潤いが必要になります。それが化粧品に配合されている合成ポリマーです。肌を健康に保つための水分を自分では蓄えられないので、合成ポリマーの疑似潤いに頼らないといけないのです。

合成ポリマーが皮膚を覆っている画像

合成ポリマーは高分子なので、毛穴に入りこむと取れにくくなります。毛穴に汚れがたまると毛穴が押し広げられ、斜め毛穴になって皮膚の表面が下がりやすくなります。

肌バリアを壊す成分・表示名リスト

それでは、どうすれば現在使っている化粧品に合成界面活性剤と合成ポリマーが入っているかどうかを調べることができるでしょうか?

化粧品の箱が残っていれば、箱の表記をチェックしてみましょう。ただ、箱を見ても成分がカタカナや英字で書かれており、「合成界面活性剤」、「合成ポリマー」の名称はありません。

そこで、成分名を見てすぐわかるように、最も避けるべき合成界面活性剤と合成ポリマーを下記に記しました。成分表にこれらの表示があれば、肌バリアを壊す可能性があります。

箱などに記載されている成分名は、上から順に配合量が多くなっています。合成界面活性剤や合成ポリマーが成分表の上の方に表示されていると、配合量が多いということです。

その他、成分を調べる他の方法としては、インターネットがあります。検索窓に「化粧品成分毒性判定」と入力して検索すると、成分名を調べるサイトがいくつか出てきます。

<肌バリアを壊す成分・表示名リスト> ※ クリックすると表示されます。

合成界面活性剤(ア行)

合成界面活性剤(カ行)

合成界面活性剤(サ行)

合成界面活性剤(タ行)

合成界面活性剤(ナ行)

合成界面活性剤(ハ行)

合成界面活性剤(マ行)

合成界面活性剤(ヤ行)

合成界面活性剤(ラ行)

合成ポリマー

私は、本当に肌バリアを壊さないコスメが欲しくて試行錯誤しましたが、なかなか自分で納得できるコスメに出会えず、結局、自分でつくりました。「Selif(セリフ)」は、肌バリアを壊す合成界面活性剤・合成ポリマーを一切使用していない機能性無添加コスメです。

どんな化粧品を使ったらいいのか迷う方は、「Selif(セリフ)がどうして肌バリアを壊さないのか?」をぜひ参考になさってください。

6.まとめ

ほうれい線対策テープの詳細についてお伝えしました。ほうれい線対策テープは顔に貼るものだけに、やはりさまざまなデメリットがあります。

効果とデメリットのバランスを見ながら、上手に使ってまいりましょう。

なお、体の中からほうれい線を改善するにはコラーゲンサプリが有効です。

筆者が10年以上飲んでいるサプリはこちらです↓

また、年齢重ねた肌に、ツヤを与えてもっちり肌にするお手入れ品をプロデュースしました。トライアルセットを作りましたのでぜひお試しください。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

 

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。