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気温が下がり空気が乾燥してくると、目元がパリパリに乾燥してしまうことがありますね。乾燥がひどい時は、痛みさえ感じることがあります。
そのときに心配になるのが、このまま放っておくとシワになってしまうのではないか?ということではないでしょうか。
確かに、目元が乾燥した状態を放っておくのはよくありません。でも化粧品でどんなに保湿しても乾燥が無くならないときはどうしたらよいのでしょうか?
そもそも目元が乾燥してしまうには原因があります。この原因を無くさないと目元は乾燥から逃れることはできません。
しかし、その原因を改善すると目元は乾燥から無縁になります。この記事では目元が乾燥して困る場合の対策法について詳しくお伝えいたします。
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目次
1.目元の乾燥は目の周りの皮膚を強くすれば解消できる
目元の乾燥対策はズバリ!目の周りの皮膚を強くすること。これにつきます。
目元が乾燥してしまう理由は、皮膚自体に保湿する力がなくなっているからです。元来、皮膚は何重にもバリア機能があり、大切な皮膚内部の水分を外に逃がさないようにできています。
私たちは子供のころ、目元の乾燥とは無縁だったはずです。健康な皮膚は乾燥などしないものです。加齢とともに水分の保持能力は衰えますが、痛いほど乾燥してしまうには、やはり理由があります。
目元の乾燥は、目の周りの皮膚を強くすることが大切です。その方法についてこれから詳しくお伝えしてまいります。
2.目元が乾燥する原因
さて、目元が乾燥してしまう原因は、先ほどもお伝えしましたが、目元の皮膚が水分を保持できていないことです。
目元の皮膚は頬の皮膚の半分から3分の1程度の厚さしかありません。よって、しっかりと水分を保持する役目の一番上の角質層もとても薄いので、目元はもともと乾燥しやすい部位なのです。
その乾燥しやすい部位に、さらに追い打ちをかけるのが下記の習慣です。この章では、どうして水分を保持できなくなっているか、その原因についてお伝えします。
2-1.目元の皮膚のバリア機能が壊れて乾燥している
目元の皮膚のバリア機能が壊れると、目元は極端に乾燥します。
皮膚には、肌の水分を保ち、外部から体を守る役目があります。それが「皮膚のバリア機能」といわれるものです。
皮膚の一番上の角質層は保湿性に富んでおり、正常な状態では15~20%の水分を含んでいます。角質細胞の中にあるNMF(天然保湿因子)と、角質細胞同士のすき間を満たしている角質細胞間脂質がしっかりと保湿の役目をはたしています。
細胞間脂質は、脂質の層と水分子の層が、交互に何層も重なりあう「ラメラ構造」を形成しています。また、汗と皮脂で出来る天然の保護クリームである皮脂膜も肌の潤いを保ちます。
これらの機能が正常に働いていれば、肌は乾燥することはありません。しかし、誤ったお手入れなどで、バリア機能が壊れると目元に限らず皮膚は乾燥しやすくなります。
誤ったお手入れとは下記の習慣です。当てはまっていることはないか確認してみましょう。
アイメイク品の塗布とクレンジング
目力メイクが流行しはじめてから、何重にもグラデーションをつくるアイシャドー、アイライナー、マスカラなどファンデーションに比べて濃い目なアイメイクをする人が多くなっています。
しかも、最近のアイメイク用品は落ちにくさを売りにして、涙や汗、皮脂にも取れにくい処方がしてあり、簡単には落ちにくくなっています。
アイライナーなど、まつげの際、インライナーなども流行り、下瞼にもしっかりアイシャドー、アイライナー、マスカラを施すこともあるでしょう。
しかし、これらのアイメイク品に配合されている成分が刺激となり、涙に混ざって目元の皮膚を刺激することがあります。これが目元の乾燥につながります。
また、落ちにくい処方のアイメイク品を落とす強力なクレンジング剤、また落とすときに無意識にこするなどの行為が目元の肌バリアを著しく壊して、乾燥しやすくしています。
基礎化粧品に配合されている合成界面活性剤
目元のバリアを壊すのは、アイメイク品だけが原因ではありません。洗顔後朝夕使用している化粧品に含まれている成分で肌のバリアが壊れ、乾燥している可能性があります。
皮膚にはもともと、皮膚の水分を保つ力、肌のバリア機能が備わっています。
普段のお手入れ品から合成界面活性剤を排除すると、肌のバリアを壊さないため、水分をしっかりキープできる丈夫な肌になれます。
普段のお手入れに何を使うかはとても重要です。普段使っている化粧品の成分をしっかりとチェックしてみましょう。肌の良いと思って使っている化粧品に配合されている成分が目元の乾燥を引き落としているかもしれません。
<合成界面活性剤が肌バリアを壊す理由>
化粧品に配合されている合成界面活性剤は、肌バリアを壊し、乾燥を招きます。
合成界面活性剤を化粧品に配合する主な目的には、肌の汚れ(メイクなど)を落とす用途と、有効成分を肌の中に入れ込む用途、この2つがあります。しかしこの作用が、肌バリアを壊しているのです。
合成界面活性剤には乳化作用があります。この作用が肌のバリアを壊す原因です。では、なぜ合成界面活性剤は皮膚に悪い影響を与えるのでしょうか?
界面活性とは界面(物質の境の面のこと)の性質を変化させること。構造としては、1つの分子の中に、水になじむ親水性と、油になじむ親油性を持ち、水と油のように本来は混ざらないものを混合させる働きをします。
しかし、この乳化作用がバリアの機能を担っている角質層の細胞間脂質や皮脂膜を溶かしてしまうのです。
確かに、合成界面活性剤を使えば、水だけでは落ちない油性の汚れも落とすことができるでしょう。細胞間脂質の結合をゆるめれば、角質層に穴があき、有効成分を浸透させることができます。水や成分が入りやすくなるため、一時的にはしっとりします。
しかし、肌を自ら守る保護機能が壊されて、角質細胞の隙間から肌内部の水分が逃げていきます。表面はしっとりとしていても、肌内部は乾燥している状態になります。
よって次第に乾燥肌に移行し、結局、化粧品を使わないと潤わない肌になっていきます。目の下の皮膚は頬の半分の厚さしかありません。乾燥でさらに薄くなり、シワができやすい状態になってしまいます。
目元の乾燥を解消するには、日常使う化粧品から合成界面活性剤を排除することが重要です。
3.目元が乾燥しなくなる方法
このように、アイメイクを付けたり取ったりすること、そして日ごろ肌に良いと信じて使い続けている化粧品が、目元の乾燥を引き起こしている場合も多いのです。
それでは、目元が乾燥しなくなる方法はなんでしょうか?また乾燥しない肌を手に入れる方法は?
目元の乾燥を放置していると、いずれシワにつながります。目元にシワがあると老けて見えるので、まずは乾燥している段階で食い止めねばなりません。この章では目元が乾燥しなくなる方法を詳しくお伝えします。
3-1.ケミカル断ちをする
目元の乾燥を防ぐもっとも有効な方法は、肌につける化粧品から「合成界面活性剤」を排除することです。できれば、アイメイク品も合成界面活性剤がまったく使用されていないものを使うべきです。
ただし、アイメイク品で、合成界面活性剤が配合されていないものは非常に少なく、またどうしても取れやすくなる(パンダ目になる)ので、まずは日ごろ使用している基礎化粧品を見直してみましょう。
ここでは合成界面活性剤についてお伝えしていますが、できれば合成ポリマー、防腐剤、合成香料、合成着色料なども使用していない無添加化粧品を使うことをおすすめします。これを「ケミカル断ち」といいます。
ただし、いっぺんには難しいと思うので、まずは「合成界面活性剤」を排除してみましょう。
化粧品を選ぶ際には、外箱の配合成分表に合成界面活性剤の表記が無いかしっかりと確認することが大切。合成界面活性剤が配合されていれば、その化粧品は避けた方がいいでしょう。
合成界面活性剤の表示名リスト
化粧品の成分名を見ただけでは、どれが合成界面活性剤かは分かりにくいと思います。合成界面活性剤の成分名をリストにしましたので、化粧品選びの参考になさってください。
<合成界面活性剤の成分名> ※ クリックすると表示されます。
箱の表記をみても、良く分からない、何を使ったら良いのか分からない、という方は、私が開発した機能性無添加コスメSelif(セリフ)をぜひお試しください。
合成界面活性剤を一切使用せず、肌がもともと持っているバリア機能を育むことを目的として開発しました。
肌バリアを壊す合成界面活性剤、合成ポリマー、紫外線吸収剤だけでなく、パラベン、合成香料、着色料、シリコンなど肌にとって負担になる成分を一切使用していない機能性無添加コスメです。どんな化粧品を使ったらいいのか迷う方は、「Selif(セリフ)がどうして肌バリアを壊さないのか?」をご覧ください。
目元の乾燥を防ぐクリーム
セリフでは肌バリアを壊さないクリームを開発しています。洗顔後、ローションや美容液のあとに使用します。最初は顔全体につけて、その後、目元にさらにクリームを重ねると効果的です。
3-2.アイメイクのクレンジング法を工夫する
ケミカル断ちの次に目元の乾燥対策で重要なことは、目の周りの刺激を出来るだけ避けることです。目元の負担でもっとも大きいのは先ほどもお話ししたように、アイメイクそのものです。
しかし女性にとってアイメイクは必要なものですので、できればアイメイク品も無添加のものを使用する方が良いです。
ただ、無添加のアイメイク品は発色が悪かったり、取れやすかったりしますので、アイメイク品を無添加に変えるのが難しい方は、せめてクレンジング法を工夫しましょう。
具体的には、肌に優しいクレンジング剤を使用する、そしてできるだけアイメイク品のみ取るよう、それ以外の皮膚につかないように工夫することです。
ウォータープルーフタイプのアイメイク品は肌に優し目のクレンジング剤では取れません。できればアイライナーやマスカラは「フィルムタイプ」と呼ばれる、お湯でするっととれるものを選びましょう。フィルムタイプは汗や皮脂には取れにくいのにお湯では楽に落ちるよう工夫されています。
あとは、アイライナーやマスカラは綿棒を使ってピンポイントで取り除きます。マスカラはコットンをまつげの下にしいて、上からクレンジング剤を含ませた綿棒で軽くまつげをこすり、下のコットンに汚れをうつすようにすると、目元の皮膚に負担を与えることなくクレンジングができます。
3-3.目をこする習慣をやめる
クレンジング剤で目元の皮膚をこするだけでなく、その他の習慣で目をこすっていないか、目の周りの皮膚に負担を与えていないか考えてみましょう。
考えられるのが、目の痒みです。特に花粉症の季節になると、目元をかきむしって、カサカサになる方もおられます。
こすればこするほど痒みが増しますので、抗アレルギー薬の目薬などを使用して、できるだけ目元に刺激を与えないように工夫しましょう。
4.急に目元が乾燥した時の対処法
3章でご紹介した目元の乾燥を防ぐケミカル断ちやアイメイクのクレンジング法の実施、そして物理的刺激を避けても季節や体調により目元が乾燥する場合があります。
この章では、そんな時、即できる乾燥対策をお伝えします。
4-1.オイルで保湿する
とても簡単なことですが、目元の乾燥を急に感じたときは、オイルで保湿することがもっとも良いです。すぐに乾燥から解放され、目元のパリパリ感が和らぎます。
オイルは、スクワランオイルが人間の皮脂にもっとも近くベストです。できるだけ精製度の高いものを選びましょう。
おすすめは、HABAのスクワランオイルです。
べた付かず、それでいて乾燥からしっかりと守ってくれます。
セリフのディープモイスチャーオイルもおすすめ。こちらもピュアスクワランオイル100%です。
外出先ですぐにケアができるよう、常にバッグにオイルを準備しておくと良いですね。
スクワランオイルは、メイクの上からでも使用できます。少量目元の乾燥した部分になじませます。その後、軽くパウダーをはたいておきましょう。
乾燥する時期は朝のメイク前、基礎化粧品でのお手入れの最後に1滴目元になじませておきます。これだけでかなり日中の目元が乾燥から守られます。
純度の高いスクワランオイルなので、朝使用しても日焼けや油やけなどはありません。安心して使用できる優れたオイルを常備しておきましょう。
5.まとめ
目元の乾燥を防ぐ方法についてお伝えしてまいりました。もっとも大切なのは、乾燥しない目元を育むことです。そのために大切なのはケミカル断ちをすることです。
ケミカル断ちを達成後、目元に限らず顔全体の肌が乾燥とは無縁になった方が多くおられます。顔全体が自然な艶で輝くようになります。目元の乾燥に悩む方はこの記事をぜひ参考になさってください。
なお、目元の乾燥がひどくなると心配なのが、目尻のシワです。すでに目尻にうっすらとシワができてしまった方は、『 目尻のしわを消す!自分でできる若い目元を取り戻す簡単4つのコツ 』も併せて参考になさってください。
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