↑「肌のヒリヒリ」を改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
顔がヒリヒリと痛む時、あなたの肌はガサガサに乾燥していませんか?お化粧の乗りが悪い、粉を吹く、化粧品がしみる、なんていう症状もあるかもしれません。
顔がヒリヒリするのは、皮膚の乾燥がかなり進行している時に現れる症状です。50代くらいになると、肌は水分を保つことが難しくなって、乾燥は酷くなる一方。老化にも直結してしまう肌状態ですから、一刻も早く解消したいですね。
しっかり保湿しているのに改善しないと悩んでいる方でも大丈夫です。50代からでもお肌は引き返せるのですから。
「もうヒリヒリしない」、そんなお肌づくりの秘訣についてお話ししていきますので、ぜひ実践して、健康な肌を取り戻して下さい。
目次
1.顔がヒリヒリする辛さは原因をしっかり除いて解消する
お肌がヒリヒリとする状態。それは今までの積み重ねで作り上げられてきました。普通に過ごしていたつもりでも、お肌にはいつの間にかダメージを与え続けていたのです。
肌ダメージの心当たりがないという方でも、日常生活の中、お肌にとっては過剰な刺激がいっぱい。紫外線、エアコン、洗顔、スキンケアなど、ヒリヒリの原因はいくつもあります。
特にスキンケアでは、お肌に良かれと思ってしていたことが、実は肌を傷めていたという可能性が大です。
ですが、お肌には「健やかに美しく保っていよう」というホメオパシーがはたらいています。顔がヒリヒリとしてしまう、その原因を徹底的に取り除けば、健康的なお肌は戻ってくるのです。
まずは顔がヒリヒリしてしまう原因を取り除いていきましょう。
2.顔がヒリヒリする原因
お肌の断面図
お肌の一番表面にあるのは、わずか0.02mmの薄い角質層。ここはこれから代謝して排泄していく肌の層で、実は死んだ表皮細胞の集まりです。私たちは通常、生きている皮膚にふれることができないんです。
もう排出する細胞の集まりには、神経が通っていません。ですから、通常ですと顔の表面がヒリヒリするなんていうことはありません。神経がないのですから、表面はヒリヒリしないのです。
ではどうして、顔がヒリヒリとしてしまうのでしょうか。
2-1.顔のヒリヒリは肌からのSOS!
顔がヒリヒリとする時、肌の表面には異常事態が起こっています。この時、肌の表面をおおっている肌バリアが、壊れてしまっている状態にあります。
健康な表皮の角質層なら、水分と油分の層でできた、肌バリア(皮脂膜)のベールで覆われています。私達の肌の一番上は、うるおいでできたバリアの層なのです。
肌表面に刺激を受け続けると、肌バリアがどんどん削られていって、ラメラ構造もバラバラに壊れてしまうことに。もちろんバリアなので、壊れてしまえば紫外線などの外部刺激から無防備になりますし、内側の水分もどんどん蒸発して逃げてしまいます。
つまり、防壁が決壊してしまった状態です。これはお肌にとっては一大事。異常事態を感じたお肌は、SOSを送ろうと肌の奥から神経をのばしてくるのです。
すりむいてもいないのに肌表面がヒリヒリ!と感じたら、神経がのびてきたサイン。まさに顔のヒリヒリは、SOSそのものだったんですね。ちょっとした刺激や乾燥でSOSを送っている状態。これが「敏感肌」の正体です。
2-2.肌バリアが整えばヒリヒリはなくなる
肌がヒリヒリとする敏感肌。普段はヒリヒリしていなくても、化粧品をつけた時にしみる、なんていうこともあります。
うるおいでできた肌のバリア機能さえ整えば、お肌は危機的状況を脱出することができます。ですから肌バリアが整えば、もうSOSを送る必要がありません。
のびてきた神経は自然にもとに戻っていき、顔にヒリヒリを感じることはなくなります。ヒリヒリしない健康なお肌を作るには、肌バリアを整えることが必須なのです。
それではどうしたら、壊れてしまった肌バリアを整えてヒリヒリを解消することができるのでしょうか。ここからは具体的その方法についてお話ししていきましょう。
3.顔のヒリヒリを解消する方法
うるおいでできた肌バリアにとって、乾燥は最大の敵。ところが内側の水分を蒸発させないのもバリア機能の役割です。だから一度バリア機能が壊れてしまえば、どんどん乾燥が進んでいきます。
どのようにしたら、乾燥の悪循環から脱出できるのでしょうか。
3-1.保湿
ヒリヒリを感じたら、まずは応急処置でたっぷりと保湿をしましょう。乾燥したままにしておけば、肌はガサガサに硬くなって、小じわも増えていきます。しわの進行を防ぐためにも、たっぷりのうるおいで包み、肌を柔らかくしてあげて下さいね。
この時、使用する化粧品によって肌状態が良くなるかどうかが決まります。顔がヒリヒリするのは皮膚が傷んでいる印。その場しのぎのうるおい感ではなく、根本から肌を整えることが必要です。
必ず、肌バリアを育てるような保湿を心がけましょう。
うるおいのベールで肌を包んであげれば、一時的にでも乾燥から抜け出してベールの内側で肌を育てることができます。ただし、肌バリアを育てる保湿方法にはどうしても条件がともないますので、正しい保湿が必須です。
3-2.肌バリアを育てる保湿
●化粧水の後には、油分を含んだクリームをぬって、水分が逃げないようにフタをする
●バリア機能の主成分でもある、セラミドを補給する(おすすめはヒト型セラミド)。
●肌バリアを壊さない化粧品を使う
3つ目の「肌バリアを壊さない化粧品」というのは見過ごしがちですが、本気で健康な肌を取り戻していくためにはとても重要になります。
3-3.ケミカル断ち
ヒリヒリする程乾燥した皮膚では、肌表面のバリア機能がすっかり壊れている可能性が高いです。元のお肌に戻すには、バリアを壊す原因を徹底的に取り除くことが必須です。
ケミカルとはつまり、化学物質のこと。毎日使っている化学物質を断つことで、肌バリアを育て直して、素肌の健康を取り戻しましょう。ケミカル断ちはとても重要なポイントですから、後の章で詳しくご説明します。
3-4.洗顔を見直す
洗顔も顔のヒリヒリを作り出す大きな原因になっています。毎日どんな方法で洗顔をしていますか?
☑洗顔にお湯を使うことがある
☑ゴシゴシこする
☑強いクレンジング剤を使う
☑1日に何度も洗顔をする
☑朝の洗顔にも洗顔料を使っている
☑シャワーをそのまま顔にあてることがある
この中で1つでも当てはまるものがあれば、顔のお肌が傷んでいるはずです。
●30度以下のぬるま湯で洗顔する
●こすらずに泡ではさんでマッサージするように洗う
●落ちにくいポイントメイク以外は、優しいクレンジング剤を使う。できるだけ落としやすい化粧品を使う
●特に汚れるような生活をしていない人は、朝晩2回の洗顔だけにする
●朝の洗顔は水だけで行う
●シャワーを直接顔にあてるのではなく、水をすくってしっかりすすぐ
この方法を守れば、今までいじめすぎていたお肌にホメオパシーが働いて、しっとりすべすべのうるおい肌が戻ってくるはずです。
特にクレンジング剤には強い界面活性剤が使われていますから、強力なものはアイメイクなどのポイント使いをして、肌全体は優しいクレンジング剤に変えて下さい。
4.顔のヒリヒリを消す、ケミカル断ちとは
顔がヒリヒリと痛むほどに乾燥が進行してしまった場合、今までの習慣を続けていれば症状は改善しません。どんどん悪化していくことになるので、すぐにでも対処してあげて下さいね。
ヒリヒリ顔を改善していくには「ケミカル断ち」がおすすめです。
ある女性は、顔がヒリヒリするばかりではなく大人ニキビなどの肌トラブルが酷く、人と会うのも辛い状況でした。最悪な肌状態は何年も続いていて、年々悪化していったそうです。
そしてようやくケミカル断ちにたどり着き、それからはヒリヒリも肌トラブルも感じていません。肌そのものが丈夫になって、今では肌が本当にキレイだねとほめられるようになったそうです。
敏感肌って、これからもずっと弱い肌でいなければいけない体質ではないんですよ。思いやってあげればちゃんと、お肌は応えてくれます。
こんなにもお肌を変えてくれるケミカル断ちとは、どのようなものなのでしょうか。
4-1.「合成界面活性剤」と「合成ポリマー」が肌バリアを壊す
「肌バリアを削るような刺激は与えていないはず」多くの女性はそう思っています。でもほとんどの大人の女性が毎日使っている化粧品やクレンジング剤、洗顔料には、肌バリアを壊すもとがぎっしり。
スキンケア用品に使われている「合成界面活性剤」や「合成ポリマー」は肌バリアに穴をあけたり、刺激を与えたりしているのです。
「化粧品に配合されている合成界面活性剤はとても少なく、ただちに健康を害するものではない」と言う方もおります。確かに化粧品に含まれている合成界面活性剤は微量でしょう。
しかし、毎日肌に与えるものです。例えば下着の跡で肌が黒ずんでいくように、毎日の蓄積で大きな負担となって、肌はじわじわと侵されているのです。
4-2.徹底的に化粧品を見直す
化粧品のほとんどには、界面活性剤などの化学物質がたっぷり配合されています。水分と油分を合わせるには界面活性剤を使いますし、使い心地を良くするためには合成ポリマーや合成香料などが必要になってくるのです。
メイク用品、クレンジング剤や洗顔料にも、汚れを落とすための合成界面活性剤が配合されています。ですが化粧品を一切使わずにいることは、難しいですよね。
すでに薄くなってしまった肌では、人工的に保湿をしないとすぐにうるおい不足になってしまいます。
ですから、今までの化粧品を見直して、肌負担のかからないものを毎日使うようにしましょう。
・基礎化粧品
・UVケア用品
・クレンジング剤
本当に肌に良いものを使えていますか?
次の章で肌バリアを壊す成分をリスト化しますので、化粧品チェックに使ってみて下さいね。
5.肌バリアを壊す成分、表示名リスト
化粧品の箱や能書には全成分が表示されていますが、果たしてどれが合成界面活性剤や合成ポリマーなのかは、一目では分かりません。ほとんどがカタカナや英字で表記れていますので、一般の人は分かりにくいのです。
下記に肌バリアを壊す可能性のある代表的な成分を50音順に記しています。
肌がヒリヒリして改善しない方は、現在使っている化粧品の成分に肌バリアを壊す合成界面活性剤や合成ポリマーが含まれていないか調べてみてください。
6.ケミカル断ちのできる化粧品
ケミカル断ちをするためには、肌の負担になる化学物質を使わない化粧品を使う必要があります。しかし、むやみに無添加化粧品を使えば良いというわけではありません。
一般に販売されている無添加化粧品の多くでは、いくつかの化学物質を他のもので代用しているだけで、その他のケミカルな物質はたっぷり、ということも少なくありません。
化粧品というのはその場しのぎの使い心地が良いほど、効果があると感じて売れるので、表面的に良い化粧品を簡単に作るには、ケミカルの力が必要。「無添加」という言葉すら、印象を良くするためだけに使われている化粧品も多いのです。
私は以前、本気でケミカル断ちができる化粧品がないか、探してみましたが理想的とも言える化粧品はなかなか見つかりませんでした。
そこで、自分自身で理想を叶える化粧品を作ったのが、肌バリアを壊さない化粧品ブランド、selif(セリフ)の誕生の由来です。肌のためを本気で考え、健やかな肌状態を取り戻すための化粧品です。
6-1.基礎化粧品
ケミカル断ちでは、まず基礎化粧品から揃えていくのが基本。毎日使う化粧水などの基礎化粧品から、肌に負担になる成分を抜いていきます。
セリフの基礎化粧品では、合成界面活性剤、合成ポリマーを完全排除しています。植物性の合成界面活性剤すら使っていません。
●セリフ エッセンスチャージローション(化粧水)
●セリフ パーフェクトモイスチャライジングセラム(美容液)
●セリフ プレミアムエナジークリーム(フェイスクリーム)
この3つが、ケミカル断ちでお肌を育むために最適な基本のセットです。
肌に驚くほどのうるおいをくれるセンチぺダクンニンガミーエキス。それからビタミンC誘導体、ヒト型セラミドなどの厳選成分がこの使い心地を実現してくれました。
肌負担を与えずにうるおいをキープして、肌が生まれ変わるのを助けてくれる基礎化粧品です。
6-2.クレンジング剤
顔のヒリヒリを改善するには、合成界面活性剤をたっぷり使った刺激の強いクレンジング剤を断つことも重要。メイクをやめるわけにはいかないという方は、合成界面活性剤を使わない優しいクレンジング剤を試して下さい。
セリフの洗顔は合成界面活性剤を使わずに、植物の天然成分で優しく肌を守りながらメイク汚れを落とすミルクのクレンジング料です。やわらかなミルクで、するするとメイクを落としましょう。
7.まとめ
傷みすぎてしまったヒリヒリ肌は、優しく育てるようにして、改善していって下さいね。肌バリアがしっかりと育った頃には、トラブルを起こしにくい丈夫なお肌ができあがっているはずです。
ケミカル断ちでは、それまで使い心地にこだわって作られた化粧品を断たなければいけませんから、少し勇気がいるかもしれません。
でもケミカルで作られた使用感は、その場しのぎでかえって肌バリアを削るのだということを忘れないで下さい。
じっくりと大切に、本物のケアをしましょう。ヒリヒリと痛んで辛かったお肌が、しっとりと優しくうるおえば、毎日がもっと輝いてくるはずです。
なお、体の中から乾燥対策をするには、インナーケアがお勧め。不足したコラーゲンを補うために『 コラーゲンサプリおすすめランキング|モチ肌サプリの比較と効果的な飲み方 』を併せて参考になさってください。
↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)
最新情報をお届けします
Twitter で若見えラボをフォローしよう!
Follow @tarrumi