- 顎のザラザラがひどいしショック
- 取り方ってあったりするの?
顎のザラザラが気になるものの、「何が原因なのか分からない」「どう対処したらいいのか分からないので、放置している」という人は多いものです。
結論から言いますと、顎のザラザラの原因は「角栓(かくせん)の詰まり」にあります。
以下のような行動により、多く発生した角栓が表面に浮き出てザラザラするのです。
- 肌のターンオーバーが乱れている
- 洗顔で汚れを落とせていない
- 肌が乾燥している
- ホルモンバランスが乱れている
とはいえ、顎のザラザラの取り方は以下のようにたくさんあります。
- クレンジングで角栓を少しずつ落とす
- しっかり泡立てて洗顔する
- 週に1〜2回特別なケアをする
- 保湿ケアを十分に行う
- 睡眠の質を高める
- ストレス解消法を見つける
- バランスの良い食事を心がける
- フェイススチーマーを使う
- クレンジング機能のある美顔器を使う
この記事で詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を書いた人
- 加藤ひとみ(おきゃんママ)
- たるみ改善コンサルタント
- 「たるみが消える!顔ダンス」の著者
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目次
顎のひどいザラザラが生じる原因
顎のひどいザラザラが生じる原因。
それは「角栓が発生して詰まっているから」です。
角栓とは、毛穴に皮脂や角質などが詰まって、硬くなったもののこと。
鏡で顔をよく見ると、毛穴に白いものが詰まっているでしょう。
指で押し出すとニュルニュルと出てきますが、その正体が「角栓」です。
この章では、そんなザラザラの正体である「角栓」が生じる原因について4つ紹介します。
- 肌のターンオーバーが乱れている
- 洗顔で汚れを落とせていない
- 肌が乾燥している
- ホルモンバランスが乱れている
原因①:肌のターンオーバーが乱れている
ターンオーバー(新陳代謝)によって、肌は常に新しく生まれ変わっています。
個人差はあるものの、ターンオーバーの周期は28日といわれています。
とはいえ、以下のように、ターンオーバーが早すぎても遅すぎても肌トラブルの原因となりかねません。
- 早すぎる場合:未熟な細胞が肌の表面に出る
- 遅すぎる場合:古い角質が肌の表面に長くとどまる
今回のように顎がザラザラする場合は、肌のターンオーバーが遅すぎるケースに当てはまります。
肌表面に古い角質がとどまった結果、毛穴がふさがれてしまい角栓になるのです。
原因②:洗顔で汚れを落とせていない
毎日洗顔をしている人でも、顎の汚れを落とせていない人は多いです。
皮脂の分泌が盛んな「Tゾーン※」や「頬」などはていねいに洗っても、顎はざっとで済ませがちだから。
※Tゾーンとは「額・鼻・顎先をつないだT字形の部分」のこと
そのため、余分な皮脂やメイクなどの汚れが毛穴に詰まった状態のままになり、角栓ができてしまいます。
原因③:肌が乾燥している
顎はどちらかというと「水分量が少なく乾燥しやすい部位」です。
そのため、乾燥から肌を守ろうとして余分な皮脂が分泌され、角栓が生じやすくなります。
原因④:ホルモンバランスが乱れている
睡眠不足やストレス、食生活の偏りなどの影響でホルモンバランスが乱れると、以下のようなことになります。
- 皮脂が必要以上に分泌される
- 肌のターンオーバーが遅くなる
その結果、顎に角栓ができやすくなり、ザラザラした肌触りになります。
顎のひどいザラザラを放置するのは危険!その理由とは?
ひどいと感じるものの、「そんなに目立たないし……」と顎のザラザラを放置したくなるかもしれません。
とはいえ、顎のザラザラを放置すると、悪化する可能性があります。
というのも、角栓を放置すると以下のようになりかねないから。
- ニキビができる
- 詰まっている皮脂が酸化して黒くなる
こうなれば、見た目が悪くなるのはもちろん、跡にもなりかねません。
将来悲しい思いをしないためにも、初期症状のうちにしっかりケアしましょう。
顎のザラザラの正しい取り方9選
ここからは、顎のザラザラの正しい取り方について紹介します。
- クレンジングで角栓を少しずつ落とす
- しっかり泡立てて洗顔する
- 週に1〜2回特別なケアをする
- 保湿ケアを十分に行う
- 睡眠の質を高める
- ストレス解消法を見つける
- バランスの良い食事を心がける
- フェイススチーマーを使う
- クレンジング機能のある美顔器を使う
詳しくみていきましょう。
取り方①:クレンジングで角栓を徐々に落とす
1日の終わりに、メイクなどの汚れを落とす「クレンジング」。
顎を指の腹でクルクルとていねいにマッサージしながら、少しずつ角栓を落としましょう。
そんな、クレンジングをするときのポイントは以下の3つ。
- 洗浄力が強すぎるクレンジング剤を選ばない
- 指に力を入れない
- クレンジング剤を長時間肌の上に乗せない
特に「洗浄力の強すぎるクレンジング剤」は、肌への負担が大きく乾燥することから、新たな肌トラブルを招きます。
「ミルクタイプ」もしくは「クリームタイプ」のクレンジング剤を選びましょう。
取り方②:しっかり泡立てて洗顔する
クレンジング後の洗顔では「洗顔料をしっかりと泡立てる」のを心がけましょう。
このとき、「ザラザラを一度で取り除こう」とする必要はありません。
洗顔したあとにザラザラが残っていたとしても、ていねいな洗顔を毎日続けていけば角栓は少しずつ取れますよ。
取り方③:週に1〜2回特別なケアをする
肌の調子を見ながら、週に1~2回は以下のような「顎のザラザラ改善に向けたスペシャルケア」をプラスしましょう。
- 酵素洗顔料
- クレイパック
酵素洗顔料を使う
酵素には、タンパク質や皮脂を分解してくれる効果があります。
そのため、酵素パウダーなどの洗顔料を使うことで、通常の洗顔では落ちにくい汚れを落とします。
週に1~2回は酵素洗顔料を使い、毛穴の汚れや古い角質を落としましょう。
クレイパックを使う
顎のザラザラを解消するためには「クレイパック」もおすすめです。
クレイパックには「毛穴の汚れや皮脂を吸着し、肌のキメを整える」という作用があります。
肌のターンオーバーを促すことにもつながるので、定期的に行うことで顎のザラザラへのアプローチが期待できます。
取り方④:保湿ケアを十分に行う
顎がザラザラすると、角栓を除去することだけに思いがいきがちですが、「保湿ケア」も同じくらい大切です。
なぜなら、しっかりと肌を保湿することで、皮脂の過剰分泌を抑えることができるからです。
汚れをきちんと落としても、肌の保湿ケアが不十分だと、乾燥した肌を守るために皮脂が分泌されます。
その結果、せっかく角栓を除去したのに毛穴が詰まりやすくなってしまうということに……。
保湿についてのさらに詳しい情報は「スキンケアの基本は保湿|5年後の肌を左右するしっとり肌メソッド」の記事で紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
取り方⑤:睡眠の質を高める
ここまではケアのコツをお届けしましたが、基本的な生活習慣を見直すことも顎のザラザラを取るうえで大切です。
まずは「睡眠をしっかりとる」こと。
肌は睡眠中に多く分泌される「成長ホルモン」によってつくられています。
そのため、睡眠不足だったり睡眠の質が悪かったりすると、以下のような状況になります。
- 成長ホルモンが十分に分泌されない
- 肌のターンオーバーの周期が遅くなる
- 角栓ができやすくなる
加えて、睡眠不足は毛穴やニキビといった肌トラブルを引き起こすきっかけにもなるので、睡眠は十分にとりましょう。
睡眠時間はもちろんのこと、睡眠の質を改善するだけでも成長ホルモンの分泌を促せますよ!
睡眠の質を上げる方法をいくつか紹介しますので、ぜひ今日からやってみてくださいね。
- 夕方以降はカフェインを控える
- アルコールの飲み過ぎを避ける
- 寝る前にリラックスできる音楽を聴く
- 寝る前のスマホやパソコンを控える
取り方⑥:ストレス解消法を見つける
ストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こし、結果として肌のターンオーバーも乱れます。
「ストレスフリーな生活」はなかなか難しいかもしれませんが、「ストレスを極力減らす」ことはできるはず。
- 定期的に運動をする
- 楽しめる趣味に没頭する
- 友達とおしゃべりをする
このように、自分に合った方法で定期的にストレスを解消しましょう。
取り方⑦:バランスの良い食事を心がける
顎のザラザラを改善するためには、「バランスの良い食事」も欠かせません。
特に、脂分や糖分の多い食事は、肌のターンオーバーを遅らせる原因となります。
とはいえ、「タンパク質を取らない」というのも、肌に必要な栄養が不足しかねません。
お肌づくりに欠かせない以下の栄養素を中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。
- タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
取り方⑧:フェイススチーマーを使う
最後2つは、美容グッズを使った取り方について紹介します。
まずは、美容目的のために使用している人も多いであろう「フェイススチーマー」です。
クレンジングの際に、フェイススチーマーを使って毛穴を広げると、毛穴の汚れが落ちやすくなります。
また、「洗顔後の保湿ケアにも、フェイススチーマーの効果が期待できる」点からもおすすめできます。
- きちんとケアをしているつもりだけど、顎のザラザラがまったく改善しない
- 顎のザラザラをできるだけ早く改善したい
あなたが上記のように思うのであれば、ぜひフェイススチーマーを活用しましょう。
取り方⑨:クレンジング機能のある美顔器を使う
次に、「イオン導出」などのクレンジング機能がある美顔器です。
肌をこすったりすることなく、毛穴に詰まった汚れをやさしく落としてくれるため、定期的に使用することで角栓へのアプローチも期待できます。
また、イオン導入機能がついている製品を選ぶと、毛穴の汚れを落としたあとの保湿ケアにも使えますよ!
顎のザラザラ解消でやりがちなNGな取り方
一方で、顎のザラザラの取り方には、おすすめできないものも3つあります。
- 角栓を押し出して取り除く
- 洗顔しすぎる
- 角栓を剥がすパックを使う
それぞれ詳しく紹介します。
NG①:角栓を押し出して取り除く
顎の毛穴に詰まった角栓は、指で皮膚を挟むようにして押し出すと、ニュルニュルと出てきます。
しかし、以下の理由から「角栓を押し出して取り除く」のはおすすめできません。
- 毛穴が広がり、目立つようになる可能性がある
- 広がった毛穴に汚れが詰まりやすくなる
- 指で押し出すときに皮膚を傷つけてしまう可能性がある
- 角栓を押し出した部分に色素沈着が起きる恐れもある
大切なお肌を守るためにも、絶対にやめましょう。
NG②:洗顔しすぎる
「とにかくすぐに取り除いてしまいたい」と洗顔を頑張りすぎるのも逆効果。
- クレンジング剤を使い、1日に何度も顎の角栓を取り除こうとする
- 朝晩だけではなく日中にも洗顔する
- 酵素洗顔を毎日行う
こうしたケアを続けると肌は乾燥しますし、肌のバリア機能も低下するため荒れてしまいます。
先ほど紹介した方法で、ゆっくりザラザラを取り除くことを心がけましょう。
NG③:角栓を剥がすパックを使う
角栓を剥がすタイプのパックは、角栓だけでなく肌の角質も一緒に剥がしてしまう可能性があります。
加えて、角栓を剥がすパックは、肌への負担も大きいもの。
顎のザラザラのケア目的で使用するのは控えましょう。
まとめ:顎のザラザラの取り方を今日から実践しよう!
この記事では、顎のザラザラがひどい原因と取り方について解説しました。
顎のザラザラがひどくなる原因は「角栓」。
- 肌のターンオーバーが乱れている
- 洗顔で汚れを落とせていない
- 肌が乾燥している
- ホルモンバランスが乱れている
上記のような原因で角栓は発生するので、それに合った取り方を行いましょう。
最後にこの記事で紹介した9つの取り方をまとめましたので、今日できることから始めてみてくださいね。
- クレンジングで角栓を少しずつ落とす
- しっかり泡立てて洗顔する
- 週に1〜2回特別なケアをする
- 保湿ケアを十分に行う
- 睡眠の質を高める
- ストレス解消法を見つける
- バランスの良い食事を心がける
- フェイススチーマーを使う
- クレンジング機能のある美顔器を使う
この記事が、顎のザラザラを解消するヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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