顔の片方だけたるむことってある?原因と対処法をおきゃんママが徹底解説

顔の片方だけたるむことってある?原因と対処法をおきゃんママが徹底解説
  • 顔の片方だけたるむことってあるの?
  • 片方だけたるんでる状態を、今から戻せるかな?

洗面所やお風呂場で鏡を見て「右側だけほうれい線が深い?」と感じたら、ドキッとしますよね。
よく見ると口角も右だけ下がっていたりして、なおさら不安に感じるでしょう。

実は、顔が片側だけたるむ状態は、以下のような日々の習慣が原因。
生活を見直すだけでも、防ぐことができます。

原因 対策
片方だけで
噛んでいる
・左右バランスよく噛む
頬杖をつく
クセがある
・気づいたらすぐやめる
・利き手と反対も使う
いつも同じ方向を
下にして寝る
・上を向いて寝る
片側に体重を
かけて立っている
・左右均等に力をかけ
 立つように心がける
車を運転している
時間が長い
・UV-Aをカットしてくれるフィルムを貼る
・UVケアを入念に行う

そのうえで「表情筋トレーニング」によって身体の内側から鍛えてリフトアップすると、片方だけにできたほうれい線から卒業できますよ!

ところで、この記事を書いた私「おきゃんママ」は、「顔ダンスレッスン」を通じて、多くの悩める女性のたるみを改善してきました。
「顔に自信が持てるようになり、以前よりイキイキ過ごせるようになった」との声も多くいただいています。

この記事では、そんな私が顔の片方にだけできるたるみの原因と対策について、詳しく解説します。
最後まで読むと、今日からあなたがすべきことがわかりますよ!

この記事を書いた人

本当に顔の片方だけたるむ?セルフチェック方法を紹介

本当に顔の片方だけたるむ?セルフチェック方法を紹介

顔の片方だけたるむ原因について解説する前に、本当に片方だけたるんでいるのかセルフチェックする方法を紹介します。

スマートフォンを使って手軽にチェックできますので、この記事を読みながらやってみてくださいね!

①:照明が正面上に来るような方向を向く

照明の方向によってほうれい線が深く見えるなど、光の位置によって顔の左右バランスが崩れて見えることがあります。
まずは、照明の位置が正面上になるように、顔を向けましょう。

②:できる限り均一な背景にする

目の錯覚が起こらないよう、背景を1色に整えましょう。
無地の壁があればそこに立つだけで大丈夫ですが、難しければ「自分の背後に布の膜を張る」など工夫しましょう。

③:スマートフォンを顔に対して平行に置き、写真を撮る

いよいよスマートフォンで写真を撮ります。

もちろん、カメラは内側にして下さいね。
自分の顔を見ながら撮影したほうが、角度を把握しやすいからです。

このとき「自撮りするときのようにカメラを少し上に置く」のではなく、「顔に向かって平行になるようにする」のがポイント。
手をのばして撮影するのはもちろん、自撮り棒を使ったり台に置いてタイマー撮影したりしても問題ありません。

④:顔の真ん中に線を引く

顔の真ん中に線を引く前

先ほど撮れた写真について、画像編集アプリやパソコンのソフトを使って、顔の真ん中に線をひきましょう。
プリントアウトをして、定規で線をひいてもかまいません。

顔の真ん中に線を引いた後

どうでしょうか。
鏡に映った自分の顔を確認するよりも、顔の左右の違いがよく見えてきたと思います。

上の女性の場合は、向かって右側の方が左側に比べてたるんでいます。
こうやって顔の真ん中にたてに線を入れると、違いがよく分かりますね。

顔の左右、どちらのたるみが大きいのかよくチェックしておいて下さい。

顔の片方だけたるむ5つの原因と対処法

顔の片方だけたるむ5つの原因と対処法

顔の片方だけたるむ原因は5つありますが、実はどれも「日頃の何気ない習慣」です。

  • 片側だけで噛んでいる
  • 頬杖をつくクセがある
  • いつも同じ方向を下にして寝る
  • 片側に体重をかけて立っている
  • 車を運転している時間が長い

それぞれの対処法も紹介しますので、当てはまる行動があればチェックしましょう。

片側だけで噛んでいる

片側だけで噛んでいる

意外と多い原因は「片側だけで噛んでいる」こと。
自分で気づかないうちに、「右側ばかり使っている」なんて人はたくさんいます。

「そんなことはないと思うけど」と感じても、食事中に意識して自分の噛み方を観察してみましょう。
左右のどちらかが噛みやすかったりするのであれば、噛みやすい方で多く噛んでいる可能性があります。

こうして、片方の奥歯だけで噛んでいると、一方だけの咀嚼筋(そしゃくきん)が鍛えられます。
その結果、噛まない側だけにたるみが発生する結果に。

左右バランスよく噛むように、今日から心がけてみてください。

頬杖をつくクセがある

頬杖をつくクセがある

学生時代に授業が退屈で、頬杖をついていたことはありませんか。
もしかしたら、今でもテレビを見るときや人と話をしているとき、無意識に頬杖をついているかもしれません。

なかでも「パソコン作業をしながら頬杖をつく」という人は要注意!

利き手でマウスを持っているので、その反対の手ばかりで頬杖をつくことになります。
結果、あごに歪みが生じ、顔の片側だけにたるみができてしまうのです。

「今わたし、頬杖をついているな」と思ったら、その場でやめましょう。
また、利き手と反対側の手を積極的に使うのもいいですね。

いつも同じ方向を下にして寝る

いつも同じ方向を下にして寝る

あなたは、寝るときに毎日同じ方向を向いてませんか?

実は、長時間の横向き寝は顔に負担をかけます。
そして片方だけをいつも下にすることで、一方だけに負荷がかかり続けることから片側たるみになりがちです。

また、左右対称にはなりますが、うつぶせ寝も顔がたるむ原因になるので注意が必要。
できる限り上を向いて寝ましょう。

片側に体重をかけて立っている

電車で片側に体重をかけて立っている

電車で通勤や買い物をするとき、バランスを保ちながら立つことも多いですよね。
このとき「片方に重心が寄った立ち方をする」のがクセになっている人もいるでしょう。

実はこうした「立ち方のクセ」によって身体にゆがみが生じ、その結果顔もゆがんで、たるみにつながります。
最初は難しいかもしれませんが、左右均等にバランスをとりながら立つように心がけましょう。

また、その他にも体のゆがみのきっかけとなる行動はたくさんあります。

  • 足をよく組んでいる
  • バッグをいつも同じ側にかける
  • 畳や床に座るときに足を横に投げ出す

ドキッとした項目があれば、今日から意識して直してくださいね!

車を運転している時間が長い

車を運転している時間が長い

意外かもしれませんが、車の運転も顔の片方だけたるむ原因となります。
というのも、車の構造上、運転席側(もしくは助手席側)だけが紫外線に当たることが多いからです。

紫外線に含まれている「UV-A(紫外線A波)」は波長が長く、雲や窓ガラス、そしてお肌の表面を通り抜けて真皮に届きます。
真皮には、コラーゲン線維など「肌の弾力を保つ組織」がありますが、UV-Aはこのコラーゲン線維を破壊してたるみを作ってしまうのです。

このことから「老化の原因のおよそ80%が『紫外線による光老化』とまで言われています。

車を運転することが多いのであれば、以下のいずれかを心がけましょう。

  • UV-Aをカットしてくれるフィルムを貼る
  • UVケアを入念に行う

顔の片方だけたるむ状況を解消する3つのトレーニング

顔の片方だけたるむ状況を解消する3つのトレーニング

1度でも顔の片方だけたるむと、習慣を改善してもすぐには解消しません。
特に「深くなったほうれい線」や「ブルドッグのように下がった頬」は、トレーニングによってリフトアップさせる必要があります。

この章では、私が提唱する「顔ダンス」のなかから、部位ごとに3つのおすすめトレーニングを紹介します。
たるんでいる側を中心に、一緒に表情筋を鍛えましょう!

  • 顔の下のたるみ
  • ほうれい線の上のたるみ
  • 目の下やまぶたのたるみ

顔の下のたるみ

唇から下方向にできる線状のくぼみ(マリオネットライン)があったり、口角が片方だけや下がっていたり。
いわゆる「ブルドッグ顔」の予備軍の方もいるでしょう。

このときは、以下2つのあご周りの筋肉を鍛えましょう。

  • 内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
  • 外側翼突筋(がいそくよくとつきん)

これらを鍛えることで、すっきりとシャープなフェイスラインを作れますよ!

【トレーニングの方法】

①口角を限界まで片方に寄せ、そのまま5秒キープ

口を寄せた反対側のあごライン(フェイスライン)がはっきりと出るように、しっかりと口を片側に寄せます。
※指で口角を引っ張り上げないようにだけ注意

口を片側に寄せて5秒キープ

②反対も同じく口角を限界まで片方に寄せ、そのまま5秒キープ

反対側にも口を寄せて5秒キープ

これを1日1回、2セット行いましょう。

▼YouTubeでも解説しています

ほうれい線の上のたるみ

ほうれい線が深く刻まれてしまうのは、「頬骨の上が下がってできたたるみ」が原因。

解消するためには、頬を吊り上げてくれる「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」「小頬骨筋(しょうきょうこつきん)」を鍛えましょう。

また、ほうれい線の解消には、トレーニングだけではなく「笑顔のある生活」も大切。
笑顔を作って、頬も気持ちも上向きにリフトアップしましょう。

【トレーニングの方法】

①軽く口をとがらせる

②上の歯ぐきをむき出すようにしながら、頬の上部に力を入れて上げていく
この状態を1分キープしましょう。頬は真上に向けて上げるのがコツです。

③顔を縦に引き伸ばす
この状態を5秒キープしましょう。

ほうれい線を解消するトレーニング

▼YouTubeでも解説しています

目の下やまぶたのたるみ

顔の左右差を「目の形」で自覚する人は意外と多いもの。
片側だけが下がっている場合、まぶたのたるみや目の下のたるみが片方だけ大きくなることもあります。

これを防ぐには、目の周りにある筋肉「眼輪筋」をしっかりと鍛えるのがおすすめ。
たるみの解消はもちろん、目がぱっちりと大きくなる効果も期待できますよ!

【トレーニングの方法】

①舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛む
舌を軽く噛む理由は「顔の下半分の力を抜いて、目の下に集中させるため」です。

②下のまぶたに力を入れるながら、下のまぶただけで目を閉じる動きをする
1秒に1回リズムカルに、下まぶたを上げたり下ろしたりを繰り返しましょう。

このとき「頬の力を使わず、できるだけ下まつ毛が生えているすぐ下あたりを引き上げる」のがポイント。
まずは30回、慣れたら目の下がだるくなるまで続けてくださいね。

下のまぶたに力を入れるながら、下のまぶただけで目を閉じる動きをする

▼YouTubeでも解説しています

顔の片方だけたるむことによって生じる「ゆがみ」を治す方法

顔の片方だけたるむことによって生じる「ゆがみ」を治す方法

顔の片方だけたるむ状況は、生活習慣の見直しや表情筋トレーニングによるリフトアップで改善できます。

しかしながら、片側だけたるむ原因は「顔の骨格の歪み」とも深い関係があるもの。
そのため、新たなたるみを未然に防ぐには、根本から治してあげるのが大切です。

以下の3つの方法について、詳しく紹介します。

  • 整体などで矯正する
  • 歯医者でゆがみを診てもらう
  • 温熱療法でゆがみを整える

整体などで矯正する

真っ先に思いつくのは、整体や整骨院などに行き、力を加えて矯正する方法ではないでしょうか。
街中にたくさんありますし、値段もお手頃なので気軽に矯正できるのが魅力です。

ただし、担当者の技術によってはゆがみが大きくなったり、首などを痛めてしまったりする可能性も否めません。
ホームページや口コミサイトをチェックしてから、施術してもらうことをおすすめします。

歯医者でゆがみを診てもらう

意外かもしれませんが、歯医者に診てもらうことでゆがみの原因を軽減できるケースもあります。

  • あごのゆがみによるもの:顎関節症(がくかんせつしょう)
  • 噛み合わせの悪さによるもの:詰め物や歯を削った時の凹み
  • 片側の虫歯によるもの
  • 噛み締めグセによるもの

これらによって顔の片側の筋肉だけ鍛えられ、もう片方がたるんでしまうためです。
信頼できる歯医者に、下記の4点について調べてもらいましょう。

  • 顎関節症がないか
  • 噛み合わせが悪い箇所はないか
  • 虫歯はないか
  • 噛み締めの原因はないか

温熱療法でゆがみを整える

高周波によって肌を深部から温めて新陳代謝を促進させる「温熱療法(おんねつりょうほう)」も、たるみ改善効果が期待できます。
ダイエットでよく使われる「インディバ」をイメージすればいいでしょう。

温熱療法はエステサロンはもちろん、整体でも使われ始めています。
ゆがみを整えてくれますので、あご周りの施術を行ってくれるところを探してみてくださいね。

まとめ

まとめ

この記事では、顔の片側だけたるむ原因と対処法について解説しました。
改めて、顔の片側がたるむ原因と対策を振り返りましょう。

原因 対策
片方だけで
噛んでいる
・左右バランスよく噛む
頬杖をつく
クセがある
・気づいたらすぐやめる
・利き手と反対も使う
いつも同じ方向を
下にして寝る
・上を向いて寝る
片側に体重を
かけて立っている
・左右均等に力をかけ
 立つように心がける
車を運転している
時間が長い
・UV-Aをカットしてくれるフィルムを貼る
・UVケアを入念に行う

そして、顔の片側だけたるみを改善するには「表情筋のトレーニングで内側から鍛える」のも大切。
私がおすすめする3つの顔ダンスのうち、気になった部位から試してみてくださいね。

とはいえ、「顔の片側だけにたるみがある」ということで、がっかりしないでほしいです。
たるみの少ない方の顔が、本来のあなたの姿なのですから。

この記事を何度を読み返しながら実践し、本来の若々しい顔に戻しましょう!
YouTube動画でも詳しく解説しましたので、わからない部分があればあわせてチェックしてみてくださいね。

この記事があなたにとって、イキイキと過ごすきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。