ダイエットして痩せたら顔がたるんだ…。原因と対処法をおきゃんママが解説

ダイエットして痩せたら顔がたるんだ…。原因と対処法をおきゃんママが解説
  • ダイエットして痩せたら顔がたるんだ
  • 急に老けたと言われたんだけど……

きれいになりたくて努力をしたダイエット。
成功して痩せたのに「急に老けた?どうしたの?」なんて言われたら、落ち込みますよね。

たるみ改善のサポートを多数行ってきた私ですが、実は「ダイエットをしたら顔にたるみができて、老けて見られるようになった」という相談はすごく多いです。

ダイエットによるたるみが発生する原因は、主に以下の2つです。

  • 皮膚が余っている
  • 筋肉や皮膚の弾力が減っている

とはいえ、元通りの若さを取り戻すためにもう1回太るのは避けたいですよね。

そこでおすすめしたいのが「表情筋を鍛えるトレーニングを行う」こと。

1日数分で、なおかつスキマ時間でできるものばかりですので、今日から始められますよ!

記事の後半では「ダイエットによる顔のたるみを未然に防ぐポイント」も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

 

この記事を書いた人

 

ダイエットして痩せたら顔がたるむことはある【結論】

ダイエットして痩せたら顔がたるむことはある【結論】

最初に紹介したように、ダイエットで痩せたら顔のたるみが生じることあります。

肥満体型からダイエットに成功して、お腹の皮が余っている映像や写真を見たことがあるでしょうか。

お腹は服を着れば見えない場所ですから、普段は隠すことができますよね。

でもそれと同じ事が、顔に起こってしまったら……。

実のところ、顔もお腹も同じ構造をしているので、ダイエットをすれば顔にも同様のたるみができることがあります。

これがダイエット後に「老けたね」と言われる理由です。

特に40代以上の人はたるみやすいので、最近ダイエットを始めたのであれば記事後半の「未然に防ぐポイント」を押さえましょう!

美容整形は最後の手段

ダイエットでたるんだ顔を美容整形で治そう!
このように考える人もいるかもしれません。

ですが、私はあまりおすすめしないです。

具体的には、顔のたるみを改善する手術は主に「フェイスリフト」というもの。

耳の周辺で皮膚を切り、そのあと引っ張り上げて縫合します。

とはいえ、この「フェイスリフト」は効果に差が大きく、リスクもあるもの。
それでいて手術費用は100万円前後とかなり高額です。

皮膚の余りが少ない場合は「糸リフト」など他の方法もありますが、次に紹介する「セルフケアでの改善」について先に考えることをおすすめしたいです!

ダイエットでできた顔のたるみはセルフケアで解消可能

10代、20代ならダイエットでのたるみも皮膚が自然に、かつ順調に回復してくれるためそう悩むことはありません。

ですが、40代以上になると回復力が衰えているために、ある程度の努力が必要になります。

でも誰でも本来、回復する力は持っているもの。

ダイエットによる顔のたるみのメカニズムを知って、回復をサポートしてあげれば自分の体は頑張ってくれますよ。

とはいえ、「ダイエットもしんどいのに、これ以上きついことをするなんて……」と思うかもしれません。

しかしながら、ダイエットほどきついこともなく、日々の習慣を少し増やすだけでいいんです。

頑張ってダイエットに成功したあなたなら、きっと簡単にたるみを改善できますよ!

ダイエットで痩せたら顔がたるんだ2つの原因

ダイエットで痩せたら顔がたるんだ2つの原因

具体的なダイエットによる顔のたるみ解消法に移る前に、たるみができる原因を知ることが大切です。

  • 皮膚が余っている
  • 筋肉や皮膚の弾力が減っている

この2つについて、詳しく解説しますね。

原因①:皮膚が余っている

急激なダイエットを行うと、全身の脂肪は減っていきます。

とはいえ、皮膚はどうなるでしょうか。

今までたっぷりの脂肪でパンパンに伸びていた皮膚は、脂肪が減ったことにより余りますよね。

もちろん、皮膚には「脂肪の量に合わせてゆっくりと縮まっていく」という性質があります。

例えば、お腹周りの皮膚は1年間で約2cm縮まるものです。

しかし、急激なダイエットだと、皮膚の縮む速度は脂肪の減少速度に追いつきません。

結果「脂肪だけが減って、皮膚の面積は変わらない」ということになります。

そして、余った皮膚だと脂肪の重さに耐えられず「たるみ」になるんです。

原因②:筋肉や皮膚の弾力が減っている

実は、ダイエットによってたるみが生じるのは、皮が余るからだけではありません。

「過度な食事制限ダイエットによって、顔をリフトアップさせていた筋肉や皮膚の弾力が失われてしまった」ことも、深く関係しているのです。

食事制限を行うと、脂肪と一緒に筋肉も減るもの。

そのため、たるみを防ぐために欠かせない「顔の脂肪を支えてくれる力」まで失うことになります。

加えて、過度な食事制限によって、皮膚が生まれ変わりにくくなりがち。

というのも、お肌の再生に必要な「コラーゲン」や「エラスチン」などの「弾力線維」を作るためにはタンパク質が必要だからです。

タンパク質不足によりハリのある強い皮膚を形成できず、「たるみが生じやすいお肌」に生まれ変わってしまいます。

ダイエットで痩せたら顔がたるんだときの対処法

ダイエットで痩せたら顔がたるんだときの対処法

では、「痩せたら顔がたるんだ」と悩んだとき、どう解消すればいいでしょうか?

解決策は「表情筋トレーニングによって、衰えた部分の筋肉を鍛える」ことです。

一方で、たるみができた箇所によって、改善するためのトレーニング法が異なります。

今から紹介するように「たるみができた箇所を分析する→そこにアプローチできるトレーニングをする」の順で行いましょう!

対処法①:たるみができた箇所を分析する

ダイエットにより生じる顔のたるみは、大きく分けて以下の2つです。

  • 頬のたるみ
  • マリオネットライン

それぞれについて詳しく紹介します。

頬のたるみ

ダイエットをした結果、ほうれい線が深くなった。
そんなあなたには「頬のたるみ」が発生しています。

頬のたるみを解消するために、以下の2つの筋肉にアプローチしましょう。

  • 大頬骨筋(だいきょうこつきん)
  • 小頬骨筋(小胸骨筋)

これらの筋肉を鍛えることで、真ん中の頬をリフトアップでき、たるみ改善につながります。

 

大頬骨筋(だいきょうこつきん)

大頬骨筋(だいきょうこつきん)

 

小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

 

マリオネットライン

ダイエットをしたら、ブルドッグのように両頬から口元にかけてたるみができてしまった。

口元にいわゆる「マリオネットライン」が生じるのもよくあります。

このマリオネットラインを消すためには、以下の3つの筋肉を鍛えましょう。

  • 内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
  • 外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
  • 口輪筋(こうりんきん)

 

内側翼突筋(ないそくよくとつきん)

内側翼突筋(ないそくよくとつきん)

 

外側翼突筋(がいそくよくとつきん)

外側翼突筋(がいそくよくとつきん)

 

口輪筋(こうりんきん)

口輪筋(こうりんきん)

 

対処法②:たるみの箇所に合ったトレーニングを行う

あなたの顔の生じたたるみがわかったら、それに合わせて適切なトレーニングを行いましょう。

以下の3つについて詳しく紹介しますので、さっそくやってみてくださいね!

  • 頬のたるみ解消に向けたトレーニング
  • マリオネットライン解消に向けたトレーニング①(翼突筋編)
  • マリオネットライン解消に向けたトレーニング②(口輪筋編)

頬のたるみ解消のトレーニング

頬のたるみの原因となる「大頬骨筋」と「小頬骨筋」を鍛えて、顔の真ん中部分のたるみを解消しましょう。

範囲が広いために鍛えるのに少々時間がかかりますが、効果は3週目から感じることが多いですね。

 

【トレーニング手順】

  1. 軽く口をとがらせる
  2. 上の歯ぐきをむき出すようにしながら、頬の上部にグッと力を入れる
  3. 1分間継続する
  4. 鼻の下を5秒間伸ばす

黒目の下に頬を近づけるつもりで、真上に向かって上げるのがコツ。

これを1日1回行いましょう!

 

頬のたるみ解消のトレーニングの手順

 

▼YouTubeでさらに詳しく解説▼

 

マリオネットライン解消に向けたトレーニング①(翼突筋編)

マリオネットラインの解消のために必要なトレーニングは2つあります。

その1つ目が「翼突筋」を鍛えるもので、ダイエットでたるんでいたフェイスラインがキュッと引き上がりますよ!

頬のたるみと比べて効果が出やすく、10日ほどで違いがわかるでしょう。

一方で、口を横に寄せることで、ほうれい線の溝が深くなることもあります。

線として定着しないように人差し指を溝に当て、ほうれい線を予防しましょう!

【トレーニング手順】

  1. 口角を限界まで片方に寄せる
  2. 人差し指を溝に当てる
  3. そのまま5秒キープ
  4. 反対側も同様に行う

このとき、「口を寄せた反対側のアゴのライン(フェイスライン)がはっきりと出る」ように、しっかりと寄せるのがポイント(画像参照)。

1日1回、2セット行いましょう。

口角を限界まで片方に寄せる

 

▼YouTubeでさらに詳しく解説▼

 

マリオネットライン解消に向けたトレーニング②(口輪筋編)

マリオネットラインを解消するためには、口元の筋肉も鍛える必要があります。

こちらも1分でできるので、先ほどのトレーニングと合わせて行いましょう。

 

【トレーニング手順】

①上のくちびると下のくちびるを押し合い、10秒キープ

上のくちびると下のくちびるを押し合い、10秒キープ

②くちびるを外側に思いっきり出し、5秒キープ

くちびるを外側に思いっきり出し、5秒キープ

③くちびるを内側に思いっきり巻き込み、5秒キープ

くちびるを内側に思いっきり巻き込み、5秒キープ

①〜③を1日2セット行いましょう。

 

▼YouTubeでさらに詳しく解説▼

 

ダイエットによる顔のたるみを未然に防ぐためのポイント

ダイエットによる顔のたるみを未然に防ぐためのポイント

最後に、今ダイエット中というあなたに向けて、顔のたるみを未然に防ぐ方法を3つ紹介します。

  • 急激に痩せない
  • タンパク質を摂る
  • 表情筋トレーニングも行う

ポイント①:急激に痩せない

最初に紹介したように、たるみの原因は「急激に痩せる」こと。

広告では「1ヶ月に○○kgのダイエットに成功!」とよくうたわれていますが、顔のたるみを防ぎたいのであれば避けましょう。

特にあなたが40代以上あれば、「無理なくゆっくりと痩せる」のが大切です。

年齢に合わせて、皮膚が縮むスピードはどうしても遅くになりますからね。

ポイント②:タンパク質を摂る

最初に紹介したように、「筋肉の衰え」も顔のたるみが生じる大きな原因です。

ダイエットしているときはなにかと避けがちですが、タンパク質もしっかり摂りましょう。

また、タンパク質を摂らないことによるデメリットは他にもあります。

  • 代謝能力が下がり、リバウンドしやすい身体になる
  • メンタルが不安定になり、イライラしやすくなる

どちらも健康な生活の大敵ですよね。

タンパク質は肉や魚、大豆、卵などにたくさん含まれているので、ぜひ色々なメニューを楽しみましょう!

ポイント③:表情筋トレーニングも行う

先ほど紹介した表情筋トレーニングですが、ダイエット中の人にもおすすめです。

ダイエットと合わせて行うことで、皮膚余りで生じる顔のたるみを引き上げつつ、筋肉が減るのも防げるからです。

また、他にも表情筋トレーニングにはこんなメリットがあります。

  • 顔のむくみ解消が期待できる
  • 引き締まることによる小顔効果も期待できる

1日たった数分ですので、楽しみながら習慣づけてくださいね。

まとめ:ダイエットで生じた顔のたるみを解消してイキイキ楽しもう

まとめ:ダイエットで生じた顔のたるみを解消してイキイキ楽しもう

この記事では、ダイエットで顔のたるみが生じる原因と対処法、未然に防ぐためのポイントを紹介しました。

ダイエットにより顔のたるみが生じるのは、主に以下の2つが原因でした。

  • 皮膚が余っている
  • 筋肉や皮膚の弾力が減っている

そして、「頬のたるみ」か「マリオネットライン」かによって、おすすめのトレーニング方法が異なります。

どちらの場合も1日数分でできますので、さっそく今からやってみてくださいね!

この記事が少しでもヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。