↑「ほうれい線」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
自分の顔に鼻から口に向かって溝ができたら、「これは老け顔の象徴のほうれい線では?!」と心配になってしまいますね。
実は、口の横にできる溝には、
①老けてみえるもの
②老けてみえないもの
があることをご存知でしょうか?
しかし現実には、老けて見えないほうれいの溝であるにもかかわらず、非常に気に病んでしまう方もおられます。一見、ほうれい線に見える溝のようなシワ、あなたの場合は老けて見えるものでしょうか?老けてみえないものでしょうか?
この記事には、ほうれい線の老け感をチェックする方法について書きました。ぜひ一緒にチェックしてみてください。
目次
1.ほうれい線には老けて見えるものと老けて見えないものがある
老けて見えるほうれい線と、老けて見えないほうれい線にはどのような違いがあるのでしょうか。
老けて見えないほうれい線は、老化によるものではありません。単に頬と口の境目に溝が出来ているというケースがこれにあたります。生まれつきの骨格が理由で形作られていて、線のように見えているものです。
小さな子供でもほうれい部分にこうした溝があるのをよく見かけますよね。実は生まれたての赤ちゃんにも頬から口元にかけての溝ができます。ですが赤ちゃんの頬にはふっくらとしたハリがあるため、愛嬌のある健康的な表情にしか見えません。頬と口の境目にあるほうれい線のような溝が、必ずしも老けて見えるわけではないのです。
一方老けて見えるほうれい線とは、顔にたるみがあるケース。頬のたるみが原因で、鼻の脇から口元にかけて溝が出来ているほうれい線です。
こちらは見た目にも老け感のあるほうれい線だと言えるでしょう。まだ溝が浅いと感じる場合でも、このケースでは年齢を重ねるごとに溝が深くなっていく特徴がありますから、できるだけ早めに対策をしておきたいところですよね。
2.ほうれい線の老け感をチェックしよう
さて、あなたの場合はどちらでしょうか?ほうれい線とは鼻の横から口元にかけてできる溝のこと。鏡を用意してほうれい線のあたりをよく観察してみて下さい。
言葉ではわかりにくいので、画像の例を用意しました。見比べながらチェックしていきましょう。
2-1.老けて見えるほうれい線の特徴
まずは老けてみえるほうれい線の例をご紹介しましょう。こちらは年齢を重ねることによって出来てしまうほうれい線です。
①シワが皮膚の深い部分まで入り込み、ハッキリした線になっている
頬肉のたるみや乾燥によって出来てしまった溝が定着してしまうことによって、真皮の深い部分までシワが刻まれてしまったほうれい線です。
初めは浅いシワだったものが、進行して真皮に刻まれることで消えにくい深いシワになってしまいます。真皮に刻まれてしまうと、笑顔から表情を戻してもほうれい線がハッキリと見えます。
②シワが皮膚の深い部分まで入り込み、ハッキリした線になっている
表情筋の衰えによって頬の脂肪が支えられなくなってしまうと、頬はだんだんと下がってきてたるみによる溝が生まれます。対策をしなかった場合は頬の一部だけではなく、画像のように口元まで下がってくることも。本来なら頬骨より上に向かって支えられている脂肪が、弾力不足によって重力に逆らえずに下へ落ちてしまっているのです。
いつも同じ表情をしていて顔の表情筋をよく動かしていなかったり、頬に余計な脂肪が多くついてしまったりしていると、こうしたほうれい線が進行しやすくなります。
③比較的若い年齢の老けて見えるほうれい線、真性のほうれい線の初期症状
表情ジワが消えなくなってきたという場合や、今までと違うたるみによる影が現れ始めた場合、それは老けて見えるほうれい線の初期症状かもしれません。こうしたほうれい線の症状が見られる場合では、年齢を感じさせるような印象を持たれやすくなってしまいます。
初期症状ですから、ほうれい線対策やケアを行わないでいると加齢と共に進行して、これから更に深いほうれい線ができていくことになります。
2-2.老け見えないほうれい線の特徴
次に老けて見えないほうれい線がどんなものなのか、見ていくことにしましょう。
①口と頬の境目に自然にできる溝で生理的なもの
笑顔を作った時や骨格の作りのために、鼻の横から口元に自然な溝ができることがあります。これは子供にもよく見られるような溝で、生理的なもの。比較的誰にでも現れるものですから、生理的なほうれい線が現れるからといって、それだけで老けて見られることはありません。
②口の下まで溝があっても、老けて見えない例
先にあげた老けて見えるほうれい線でも、口元まで溝ができているものがありました。画像を見て、違いがわかりますでしょうか。生理的な溝の場合はたるみがないため、こんな風にハリに満ちていて老けた印象にはならないんですね。
③老け感のないほうれい線であるにも関わらず、悩む人もいる
生まれつきの骨格によって、鼻の横から口元にかけて溝ができやすい人がいます。例えば口周りが前方に出ている人などは頬の折り目がつきやすいため、10代からほうれい線が目立つと悩んでしまうことも。
しかし老化が原因ではない自然なほうれい線の場合はしっかりと頬が持ち上げられているため、老け感が出ません。
3.自分のほうれい線をチェックしてみよう
さて、あなたが気にしているほうれい線は、どの画像に近かったでしょうか?もし老け感のないタイプであれば、心配する必要はありません。頬と口の境目にある、当たり前にできる溝に過ぎないからです。
上の画像のように、小さな子供にもある生理的なものです。老けて見えないほうれい線は、健康的で愛嬌のある笑顔の証でもありますから、自信を持って明るい笑顔を見せるようにして下さいね。
チェックした結果、老け感のあるほうれい線だった場合は、解消するように頑張ってみましょう。次の章でほうれい線の解消法についてお伝えいたします。老け感のないほうれい線の場合も、加齢にともない老け感のあるほうれい線に移行する場合があるので、今からしっかりと予防しておきましょう。
4.老けて見えるほうれい線は頬を高くして解消する
老けて見えるほうれい線は、顔のたるみ、特に頬のたるみにより引き起こされます。加齢とともに表情筋が衰え、頬の脂肪が支えられなくなり下がった結果、口との境目に深い溝が出来てしまうのですね。
老け感のあるほうれい線は、加齢とともに深くなることが最大の特徴です。解消するには、頬のたるみを上にあげて、口横の負担を取り除かなければなりません。
それでは具体的に頬のたるみを引き上げる方法をお伝えします。
4-1.頬を上げてほうれい線を解消する方法
これから頬を上げるトレーニングの解説をいたします。鍛える筋肉は、頬の大頬骨筋(だいきょうこつきん)と小頬骨筋(しょうきょうこつきん)です。
主な頬の筋肉・・・大頬骨筋
口角の端からこめかみにかけて、斜めに伸びている顔の表情筋を大頬骨筋といいます。笑った時に口元を引っ張り上げることができるのはこの筋肉の働きによるもの。
こめかみから口元周辺のラインを引っ張り上げているこの大頬骨筋が衰えると、頬から口元にかけての脂肪が重力に負けてだらんと下がってしまうことになります。ですから大頬骨筋をしっかりと鍛えてあげることが、ほうれい線の予防につながります。
主な頬の筋肉・・・小頬骨筋
大頬骨筋よりさらに顔の内側にあるのが小頬骨筋。上唇や頬をひっぱり上げている筋肉で、上唇の皮膚から目尻にかけて通っています。片目をぐっと力を込めてつぶってみて下さい。この時、頬骨の上についている脂肪を引き上げる筋肉の力を感じることができますか?
小頬骨筋はそうして頬をぐっと引き上げ、大頬骨筋と共に笑顔を作るのに欠かせない筋肉となっています。小頬骨筋が衰えると頬が下がってたるんでしまい、ほうれい線が目立つようになります。
<具体的なトレーニングの手順>
1、思いきりの笑顔を作ります。目の下にほっぺたがぴたっとくっついたことをイメージします。頬に意識を集中します。
2、頬に意識が集まったら、「な~」 と口角を上げて発音します。口角が上方向に向くように気を付けて。
3、次に「の~」 と発音します。このときも、頬上部、口角横に意識を向けます。
4、「な~の~い~う~え~お~」 と頬上部、口角横に意識を向けたまま、2分間繰り返します。
●時間・・・2分間。 言葉の早さは、一言が1秒より少し早いくらいがベスト。
●トレーニングのコツ・・・「な~の~い~う~え~お~」すべての言葉でしっかりと口角を上げます。注意点は口を固定したままにしないこと。一言一言口角を上げながらしっかりと口を動かしましょう。
このトレーニングは、最初にしっかりと笑顔を作ることが大切です。もしトレーニングの最中に、笑顔がなくなってきたらすぐに笑顔のつくり直しをしましょう。口角を上げて思いきりの笑顔を作った状態をしっかりと維持しながら実践すると、頬が次第に上がっていきます。
毎日続けると、1か月くらいで頬の位置が上がり、ほうれい線の溝が薄くなってきます。
5.口からアプローチしてほうれい線を解消する方法
頬を高くしてほうれい線を解消する方法以外にも、別の解消法があります。それは口の周りを固くすることです。ほうれい線は溝ですので、鼻から口の皮膚の部分にハリがなければ、それだけ食い込みやすくなります。
口の周辺に触れてみて下さい。口元にハリがなく、なんとなく柔らかいなと思う人は、口周りの筋肉に衰えがあるためほうれい線が食い込みやすくなっている状態にあります。特にふっと力を抜いた時に、口元がゆるむ、半開きになったり少し隙間ができるという人は黄色信号です。
口横が柔らかければ柔らかいほど、溝ができやすい
ではどうやって、ほうれい線ができやすい部分を固くすればよいのでしょうか?幸いにも、口の周りには口輪筋(こうりんきん)という筋肉があります。唇を中心に、口周りを丸く取り囲んでいる筋肉です。
大頬骨筋や小頬骨筋など、口元や頬を支えている多くの表情筋はこの口輪筋を中心にして伸びていますから、口輪筋が衰えてしまうと口元のハリがなくなってしまうだけではなく、頬全体に影響してたるみが生まれてしまうことにも。口輪筋はほうれい線と密接な繋がりがあるんですね。
この口輪筋をしっかりと鍛え上げれば、口周りの組織が厚くなり、ほうれい線が刻まれにくくなります。
5-1.口周りを固くして、溝の食い込みを防ぐ具体的な方法
これから口周りを鍛えるトレーニングの解説をいたします。鍛える筋肉は口輪筋です。
口輪筋は日常生活で使うことが少ないため、年齢を重ねることで衰えていく筋肉。放っておけば口元がゆるんだり表情が乏しくなるだけではなく、ほうれい線も目立ってきて見た目の老化もどんどん進んでしまうことになるんです。
口輪筋のトレーニングをすることで、ほうれい線の生まれる口の周りに若々しいハリを作ることができ、さらに頬全体のリフトアップも期待できます。ほうれい線予防にもなるトレーニングですから、しっかり鍛えて若々しさに差をつけていきましょう。
口周りを取り囲む口輪筋(こうりんきん)
<具体的なトレーニングの手順>
1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ
2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ
3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ
●回数・・・2セット
これらの方法以外にも、老け感のあるほうれい線の解消法はあります。「ほうれい線を消す!自分でできる今すぐ若く見せる方法」の記事に書いていますので、さらにしっかりとほうれい線を解消したい方は参考になさってください。
5.まとめ
ほうれい線の老け感をチェックする方法と、老け感のあるほうれい線の改善法についてまとめてみました。口の横と頬の境目は溝になりやすい部分です。骨格により目立つ場合もありますが、基本的に頬にたるみがなければ、老け感はありません。
しかし、今現在は老け感のないほうれい線の場合も、今後頬のたるみに伴い老け感が出る場合があります。その場合は、頬を上げるトレーニングを行えば予防になります。老け感があるタイプの場合も、これからしっかりと頬を上げていけば大丈夫。
ほうれい線の老け感をチェックして、老け感があるタイプも老け感がないタイプも、ぜひ頬を引き上げて高い位置でキープする表情筋トレーニングを日常生活に取り入れてまいりましょう。
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