【即効】ほうれい線エクササイズで若返る!たった4つの簡単メソッド

↑「ほうれい線」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

「口元にほうれい線ができてしまった」それだけで、老けて見られるような気がして悩んでしまうことはありませんか?

実際にほうれい線は、たった2本あるだけで顔の印象に年齢を感じさせてしまうもの。いつまでも若々しくいたいのが女性ですから、どうにかして悩みの種であるほうれい線を消したいと試行錯誤したことがある方もいると思います。

ほうれい線を解消しようと色んな方法を試しても、結果的には顔の筋肉を鍛える表情筋エクササイズがもっとも効果的だということを私は体験的に知っています。

その経験と知識に基づき、私はたるみ改善コンサルタントとして、多くの老け顔に悩む方へアドバイスをしてきました。その中でもやはり多くの方が、顔の筋肉を毎日少しずつコンスタントに鍛えることで、確実に顔がリフトアップされていきます。

その理由は、ほうれい線の原因が実は頬のたるみであることが多いからです。そのため、顔を引き上げるエクササイズをすると、たるみの解消と同時にほうれい線が解消されるのです。

この記事では、ほうれい線を消す効果的な4つのエクササイズをお伝えしています。ぜひ参考になさってくださいね。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

1.顔をエクサイズするとほうれい線が消える

ほうれい線のエクササイズ画像

ほうれい線ってどうしてだんだんと目立ってくるのでしょうか?

頬と口元の間でほうれい線を引き起こすのは、「顔のたるみ」です。顔のほうれい線部分より上の脂肪が下がってくることで、口元で折れ目が発生してほうれい線が生まれるんですね。つまりほうれい線を解消するためには、まず「顔のたるみ」を解決すればよいのです。

顔がたるむ原因は
・表情筋の衰え
・皮膚弾力の低下
こういった症状で肌がゆるくなってしまっていることにあります。

皮膚弾力の低下とは、つまりお肌にハリがなくなってしまっている状態。加齢や紫外線などの外部ダメージによって肌表面の水分が維持できなくなっていたり、真皮内のコラーゲンやエラスチンといったハリ細胞が壊れてしまうことから起こります。

皮膚弾力をアップするためには、十分な保湿、紫外線カット、タンパク質など組織を作る栄養をしっかりとるなど、内側と外側からのケアが必要です。

そして問題は、ほうれい線のさらなる大きな原因である、表情筋の衰えですね。表情筋の衰えは、顔をエクササイズして鍛えることで解消されていきます。

1-1.筋肉が上がれば皮膚が上がりほうれい線が解消する

ほうれい線チェックの画像

上の画像のように、気になるほうれい線の上あたりの皮膚を少し上に持ち上げてみてください。綺麗な皮膚が現れますね。このようにほうれい線で現在悩んでいる人も、完全なシワになっていることは稀なのです。

顔の筋肉は体の筋肉と同じ骨格筋の仲間ですが、顔は特に「皮筋」といわれる、筋肉と皮膚が直接くっついた形態をしています。これは、主に体の部位を動かす体の筋肉に対して、顔は表情をつくるために表情筋があるからです。

よって、表情筋をエクササイズして引き上げれば、顔の皮膚もくっついて引きあがるということです。頬が上がれば、ほうれい部分の負担が減り、結果的にほうれい線が解消するのです。

ほとんどのほうれい線はまだお肌に深く入り込んでいない状態ですから、こうして表情筋を鍛えることで解消することができます。しかし対策をとらないでおけば確実に進行して、皮膚の深くまで入り込み、刻まれて行きます。

実際に同じ年齢でもほうれい線の目立つ人、ほうれい線の目立たない人がいますよね。若々しい見た目を保つためには、しっかりと予防していく必要があります。

2.口周りを固くしてほうれい線が刻まれないようにしよう

口の周りの筋肉をエクササイズすると、ほうれい部分に厚みが出て、ほうれい線が刻まれにくくなります。組織が薄ければそれだけ折り込みの線が入りやすくなりますね。

私はよくギョーザや小籠包の皮に例えて説明しています。ギョーザや小籠包の具を皮で具を包むとき、皮が薄ければ細かいヒダを寄せることが出来ますが、皮が厚ければ、うまく折れこみにくいものです。

小籠包の画像
細かいヒダは皮が薄ければ薄いほど寄りやすい

ギョーザと口は違いますが、理屈は同じ。ほうれい線の下に位置する口周りの筋肉が弱くなると、それだけ溝ができやすくなるということです。

2-1.口輪筋の筋肉を鍛えて厚くすればほうれい線は解消する

ほうれい線を解消するために、口周りをエクササイズして筋肉のハリを増やし厚くしていきましょう。この章では口を取り囲んでいる筋肉、口輪筋(こうりんきん)をしっかりと鍛えてほうれい線を解消していく方法をご紹介します。

口輪筋(こうりんきん)はどんな筋肉?

口輪筋の画像
口輪筋(こうりんきん)

口輪筋(こうりんきん)とは、口の周りをぐるっと囲んでいる筋肉です。口を閉じたり開いたりしている時に動かしている筋肉ですが、吸い込む動作をする時に強く働きます。

可能であれば、指先を口にくわえてやや強く吸ってみましょう。何秒かこの動作を続けると、口周りの筋肉に響いているのを感じ取ることができると思います。

この口輪筋(こうりんきん)は、赤ん坊の頃に母乳や哺乳瓶を吸う時に強く使われていた筋肉です。しかし成長して赤ん坊の時期を終えると、普段の生活では大きく働く機会もなくなる筋肉。意識して鍛えないと自然に衰えてしまいがちな表情筋のひとつなのです。

口輪筋(こうりんきん)がゆるむとほうれい線ができる?

加齢などで口元がゆるんでしまうと聞いたことがあるかもしれません。

・いつも口角が下がっている
・ぽかんと口を開いてしまいがち
・気付いたら口呼吸をしている
・食べ物が口からこぼれることがある

こうした症状がある方は、口輪筋がかなり弱くなっている証拠です。

口輪筋が薄くなってしまっている状態というのは、口周りが薄くなってしまってハリがなくなっている状態です。先程の餃子の皮を思い出して下さい。皮が薄いとシワが寄りやすくなりましたよね。一方で、分厚い部分は折れ曲がりにくいです。

また、顔には30種類もの表情筋がありますが、ほうれい線にも関係する多くの表情筋がこの口輪筋を中心にして放射状に伸びています。そのため、他の表情筋もこの口輪筋に連動して動きます。つまり、口輪筋の状態はほうれい線や顔のたるみに関係する他の表情筋にも影響するのです。

ほうれい線を解消するには、この口輪筋を鍛えてほうれい線のできる口元を厚くしていくことが大切です。

口周りを鍛えるエクササイズの実践方法

1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像1

2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像2

3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像3

●回数・・・2セット

 

3.頬を上げてほうれい部分の負担を減らそう

頬を上げる画像

頬が上がると、ほうれい部分の負担が減るのは分かりますね。頬が重力によって下方向に下がっていることで、口元との境に折れ目がついてほうれい線が目立つようになるのです。

頬のたるみがほうれい線をつくる大きな原因なので、現在の頬の位置をもっと上へ上へと上げていきましょう。そうすれば、今よりほうれい線が薄くなるはずです。

ぐっとリフトアップさせて、下まぶたのすぐ下まで頬が上がるのが理想です。ほうれい線の解消と同時に、目の下のたるみも目立たなくなりますよ。

3-1.頬の筋肉を鍛えて頬を上げる

それでは、頬を上げるエクサイズの解説をします。

頬にある大頬骨筋(だいきょうこつきん)と小頬骨筋(しょうきょうこつきん)を意識して、これらの筋肉を同時に引き上げます。

大頬骨筋の画像
大頬骨筋(だいきょうこつきん)

大頬骨筋(だいきょうこつきん)とは?

大頬骨筋は、口角からこめかみにかけて斜めにのびている頬の筋肉です。口の端につながっているので、笑った時にぐっと口角を斜め上、外側へひっぱり上げてくれる筋肉です。

鏡に向かってニパっと口を開けた笑顔を作ってみましょう。この時に頬のでっぱりがあまり上に引き上がらなかったとしたら、黄色信号です。

頬のでっぱり部分が上がらないのは大頬骨筋がかなり衰えている印。毎日はあまり笑わないという人も多いですよね。人とおしゃべりをする時間が少なく、長時間同じ姿勢をとりがちなデスクワークの人もかなり注意が必要です。

大頬骨筋は頬を通るとても大きな筋肉。これが衰えてしまうと、頬の脂肪を支えきれなくなって下がってしまい、ほうれい線がくっきりと目立つようになってしまいます。意識してしっかり鍛えて、ほうれい線を解消していきましょう。

小頬骨筋の画像
小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

小頬骨筋(しょうきょうこつきん)とは?

小頬骨筋もまた、笑顔を作る重要な筋肉です。大頬骨筋よりも顔の内側に位置しています。上唇につながっていて目尻まで斜めに伸びています。

この上唇を上に引っ張り上げたり、頬を吊り上げるのが小頬骨筋の役目。片目をギュッとつぶってみた時に、上に引き上がる筋肉の動きはこの小頬骨筋の運動です。

小頬骨筋はやや細くて衰えやすい筋肉ですから、表情をあまり動かさない人、無表情な人はこの小頬骨筋が弱くなってしまいがち。この部分がゆるんでしまうと、自然で綺麗な笑顔が作りにくくなります。

頬を吊り上げている筋肉ですから、衰えることによって当然頬が下がり、ほうれい線が出来てしまいます。頬の内側あたりからほうれい線が気になり始める人も多いですよね。それは表情が足りなくてこの小頬骨筋が衰えてしまったからかもしれません。

さっそくエクササイズをして、リフトアップした上向きの頬を目指しましょう!

頬を上げるエクササイズの実践方法

1、軽く口をとがらせます。

2、上はぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。

●時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間 慣れたら頬が疲れるまでやると効果的

 

●エクササイズのコツ・・・頬は真上に向かって上げます。

注意点としては、口を横に広げて頬を上げないように。目の下に頬をくっつけるイメージでやるとうまくいきます。

4.顎を鍛え口周りのたるみを取りほうれい線を消す

左右対称にある顎の筋肉を交互にストレッチすると、ほうれい線がしっかり伸ばされながら口周りのたるみを解消できます。ほうれい線はいつも同じところが折れることにより、どんどん深くなっていきます。また口周りのたるみがほうれい線を目立たせます。

顎を毎日しっかりとエクサイズして、ほうれい線の深い溝を改善しましょう。耳の下にある翼突筋(ようとつきん)という筋肉を左右交互にストレッチします。

4-1.翼突筋を鍛えてほうれい線を消す

翼突筋が鍛えられると、口元から顎にかけてぐん!引き締めることができます。口周りのたるみが解消されることによりほうれい線が薄くなり、ストレッチの動きで再発を防ぐ効果があります。

翼突筋(よくとつきん)はどんな筋肉?

内側翼突筋の画像
翼突筋(よくとつきん)

翼突筋はものを食べるときに使う咀嚼筋の仲間です。歯を食いしばると顎のエラが膨らむのが分かりますね。エラを触ると固くなっています。これは「咬筋」という咀嚼筋です。

翼突筋は咬筋のさらに内側にあるインナーマッスルで、食事のときに働くほか、顎の骨を支える役目もあります。しかしインナーマッスルゆえ加齢とともに衰えやすく、フェイスラインのたるみにも関係しています。

翼突筋をしっかり鍛えれば顔の下半分のたるみが解消します。またトレーニング時の動きでほうれい線が引き伸ばされるため、ほうれい線を薄くする効果もあります。

上の画像の翼突筋は正確には内側翼突筋(ないそくよくとつきん)といいます。内側翼突筋のすぐ上に「外側翼突筋(がいそくよくとつきん)」があり、通常この2つがセットになって働きます。

顎を鍛えてほうれい線を伸ばすエクササイズの方法

1、口角を限界まで片方に寄せる。5秒キープ 
口を寄せた反対側のあごらいん(フェイスライン)がはっきりと出るように、しっかりと口を片側に寄せます。

顔のたるみ改善トレーニング画像1

2、反対も同様に。口角を限界まで片方に寄せる。5秒キープ

顔のたるみ改善トレーニング画像2

回数・・・2セット 1日1回

注意点・・・指で口角を引っ張り上げないようにしましょう。

5.ほうれい線をストレッチして深い溝を消す

ほうれい線は同じところがいつも折れることによりどんどん深くなります。次のエクササイズは口に空気を入れてぐるぐる回すだけの簡単なものですが、ほうれい線をしっかりと伸ばすので深い溝を薄くする効果があります。

第4章の翼突筋のエクササイズと同じように、ほうれい線をしっかりと引き伸ばします。

5-1.ほうれい線は同じところが折れることで深くなる

ほうれい線に限らずすべてのシワに言えることは、同じ表情ばかりしているとシワが定着しやすいことです。理由は表情のクセで毎日皮膚の同じ部分が繰り返し折れるからです。

ほうれい線をしっかりとストレッチして、折れた部分を毎日クリアにしてあげましょう。そうすればほうれい線を薄くしながら定着や再発を防ぐことができます。

ほうれい線の「谷折り」を「山折り」にするイメージでエクササイズするとうまくいきます。顔の下半分の筋肉を万遍なく鍛える効果もあります。

ほうれい線ストレッチの方法

1、頬に空気を入れてふくらます。その空気を口の中でぐるぐる回す

ほうれい線エクササイズの画像

回数・・・右回り10回、左回り10回を1日1回

エクササイズのコツ・・・ほうれい線の折れやすい部分をしっかりと伸ばすよう行います。最初は鏡を見ながらエクササイズすることをおすすめします。ほうれい線が確実に伸びているかよく確認しましょう。

6.顔のエクササイズの効果的な時間

エクササイズの効果的な時間の画像

表情筋エクササイズの効果的な時間帯をよく質問されます。表情筋エクササイズは体のエクサイズと違い、「ながら」でできるのが大きな特徴。わざわざ時間を取らなくてもできることばかりです。

これはどういうことかというと、やり方を覚えれば、何かをしながらできる、ということです。

顔のエクササイズは、湯船に入っているときや、食器を洗いながら、など自分の日常生活の中で実践することが、継続する秘訣です。時間があったらやろう、では表情筋エクササイズは長続きしません。

顔のエクサイズの効果的な時間帯は、ご自身のライフスタイルに合わせて、「ながらでできる時に決める」のがもっとも良いです。

7.回数が多ければ効果があるということはない

エクサイズの回数の画像

早くほうれい線を解消しようとして、1日に何度もやりたい!という方もいますが、基本的に所定の回数を毎日コンスタントにやることがもっとも効果があります。たくさんやればやるほど効果がある、というものではありません。

顔の筋肉は、遅筋(ちきん)が多く少しずつエクサイズすることで効果が出ます。遅筋はゆるやかに鍛えられる筋肉だからです。数多くやっても筋肉が疲労するだけで、早く鍛えらることはありません。

少しずつ決められた回数を毎日欠かさずやることが、もっとも効果を出すコツです。

8.手っ取り早くほうれい線を解消したい人は「割りばしエクササイズ」がおすすめ

頬や口の筋肉を鍛えるエクササイズを別々にするのが面倒、という人は、「割りばしエクサイズ」がおすすめ。割りばしを口に挟むだけで、頬と口の筋肉が同時に鍛えられます。

割りばしエクサイズの方法

割りばしエクサイズのやり方は、上の画像のように、口に割りばしを横にくわえるだけ。このまま1分間キープします。

このとき、口の両端が割りばしの上側から見えるようにします。頬と口周りのエクサイズが一度でできるので、楽にエクサイズしたい方におすすめの方法です。

9.まとめ

ほうれい線を顔のエクササイズで解消する方法をまとめました。顔の筋肉をエクササイズすると、ほうれい線が解消するだけでなく、目の下のたるみやゴルゴ線、フェイスラインのたるみも一気に解消されます。

加齢と共に衰えてしまう表情筋ですが、エクササイズをすることでしっかり鍛えることができるのはとても嬉しいですよね。ぜひ楽しみながらエクサイズを習慣にしてまいりましょう。

なお、ほうれい線は肌が乾燥すると悪化します。この記事のエクササイズを実践しながら、ぜひ『 ほうれい線は乾燥で悪化する!潤いキープで消すセルフケア法 』を参考にされて、艶やかなお肌をつくってくださいね。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

 

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。