- 気になるほうれい線を今すぐ消したい!
- ハイライトはどうやって入れたらいいの?
こう思う瞬間、ありますよね。
同窓会で久しぶりの友人にあったり、大切な人とのデートだったり。
少しでも若く見せたいのはもちろん、「老けたな」と思われることだけは避けたいでしょう。
ただ、ほうれい線はよく動かす口に近い場所にあるため、下手にメイクするとかえって目立つ結果になってしまいます。
とはいえ「何もしない方がいい」というわけではありません。
以下の5つのポイントを知り、いつものメイクにちょっと手を加えるだけで、ほうれい線をうまく隠すことが可能です。
- うす化粧が原則
- 溝の部分にコンシーラーは厳禁
- メイクで頬を高く見せる
- ハイライトの入れ方を工夫する
- 仕上げのパウダーは使わない
なかでも「ハイライト」の入れ方は重要で、以下の4つのポイントを押さえておきたいところ。
- パール入りのハイライターを、目の下とTゾーンにプラスする
- ほうれい線の始まりの部分である「小鼻の横」のみにハイライターを入れる
- ほうれい線ができる場所より少し上に、コンシーラーを上方向に引く
- コンシーラーの下側ではなく、ななめ上方向にぼかす
普段のメイクをちょっと変えるだけでできますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を書いた人
- 加藤ひとみ(おきゃんママ)
- たるみ改善コンサルタント
- 「たるみが消える!顔ダンス」の著者
- YouTube:チャンネル登録31万人
- Instagram:フォロワー3.4万人
目次
ほうれい線を消すメイクの目的は「顔を若く見せる」
ほうれい線を消すメイクが成功する最大のポイントは、「ほうれい線を消すのを目的にしない」ことです。
具体的には「顔が若く見えるか」を大切にしてほしいです。
というのも、ここを勘違いしてしまうと、ほうれい線の溝の暗い影を消すことだけにやっきになりがちだから。
その結果、顔全体で見るとおかしなことになりかねません。
あなたが街に出かけたとき、そのような人を見かけたことがあるでしょう。
最大の目的は顔を若く見せること。
メイクを仕上げた時点でメイク前より顔が若返っていれば、「成功した」ということになります。
ほうれい線を消すメイクにおける基本的なポイント5選
ほうれい線を消すメイクに必要な基本的な考え方は、以下の5つです。
- うす化粧が原則
- 溝の部分にコンシーラーは厳禁
- メイクで頬を高く見せる
- ハイライトの入れ方を工夫する
- 仕上げのパウダーは使わない
頭に入れておくだけで、ほうれい線が消えたかのような若見えメイクは成功します。
ポイント①:うす化粧が原則
ほうれい線を消して若く見せるメイクの基本は、何と言っても「うす化粧を心がける」ことです。
言い換えると「ファンデーションを限界まで薄くつける」こと。
きれいにメイクしてでかけても、お昼過ぎにほうれい線の溝にファンデーションがたまっていてびっくりした。
こんな経験、1度はあるのではないでしょうか?
ベースメイクはとにかく徹底的に薄く薄く、素肌っぽく仕上げること。
「ファンデーションを塗っていないように見えるのに、美しい」と思われるメイクが目標です。
特に40歳以降は「ファンデーションを厚く塗るほど、シワっぽくなり老けて見える」ということを覚えておいてください。
ポイント②:溝の部分にコンシーラーは厳禁
つい、ほうれい線の溝の暗く見える部分に、シミを消すようにコンシーラーを使いたくなるものです。
しかし、実はこれも絶対やってはいけないことのひとつです。
コンシーラーはシミのような暗い部分を消すのには便利なメイクグッズです。
平面にあるシミやあざでは効果がありますが、くぼみ部分の影に塗ると、ほうれい線の溝が余計に目立つことに。
コンシーラーを使う位置は、ほうれい線から少し上の頬側です。
詳しくは、次の章「ほうれい線を消すメイクアップ法」で紹介しますね。
ポイント③:メイクで頬を高く見せる
「ほうれい線を目立たなくするメイク」は、言い換えると「顔が若く見えるメイク」です。
頬の位置が高ければ基本的に若く見えますし、メイクで高く見せることもできます。
というのも、頬の位置が高いと顔の上半分にボリュームがあるようにみえ、また人の目線も顔の中心より上に集中するから。
そのため、ほうれい線そのものが人の視界から消えやすくなります。
ポイント④:ハイライトの入れ方を工夫する
年齢を重ねると、顔の各部に若いころにはなかった「暗い影」が現れます。
それを丁寧に消して明るく見せてくれるのが、コンシーラーなどの「ハイライト」です。
コンシーラーには、以下の2種類があります。
- シミやあざ、ニキビ跡を部分的に消すタイプ
- 顔の広い面に使って明るく見せるタイプ
ほうれい線を消すメイクで使うのは、後者の「顔の広い面に塗って明るく見せるタイプ」です。
顔の各部に、ほうれい線を目立たなくする若見えポイントがあります。
次の章で詳しく紹介しますので、このまま読み進めてくださいね。
ポイント⑤:仕上げのパウダーは使わない
ほうれい線を消すメイク法では、仕上げのパウダーを使いません。
1つ目でお伝えしたように、ファンデーションは厚く塗れば塗るほど、ほうれい線が目立ちます。
ほうれい線だけでなく、目や口の周りの小じわもはっきりと、しかも実際以上に目立つことになります。
クリームやリキッドファンデーションのてかりを抑えた場合は、Tゾーンだけに使うのがおすすめ。
ほうれい線ができる口や目の周りから頬には、使わないようにしましょう。
ハイライトの入れ方がカギ!ほうれい線が消えるメイクアップ法
ほうれい線を消すメイクの基本がわかったところで、実際のメイクアップ法を紹介します。
以下の6つのステップについて、それぞれ詳しくみていきましょう。
- メイク前の肌作り
- ベースメイク
- ハイライター①
- ハイライター②
- シャドーカラー
- チークカラー
1.メイク前の肌づくり
ほうれい線を消すメイクに入る前に、肌をしっかり保湿して整えましょう。
肌表面は潤っているように見えても、内部が乾燥していれば、せっかくのメイクが崩れやすくなるので要注意!
特に洗顔後は、肌の水分が逃げて乾燥しやすくなるもの。
化粧水で水分を補い、美容液で角質層のすみずみまで潤いで満たしましょう。
また、クリームは乾燥しやすい「目の周り」に薄くつける程度にとどめます。
崩れやすくなるので、ほうれい線の上にはクリームを付けず、美容液でたっぷりと潤しましょう。
特に、気になるほうれい線の周りは保湿効果の高い美容液をていねいになじませてください。
こうすることで、その後に乗せるファンデーションが肌にしっかりと密着しますよ!
このとき、使用する美容液は、肌の上に被膜として残らない「合成ポリマー無配合の製品」をおすすめします。
私がプロデュースした「セリフ パーフェクトモイスチャライジングセラム」もそのひとつですので、この機会にぜひご検討ください!
2.ベースメイク
基礎化粧品で肌を整えたら、顔全体のベースメイクにうつります。
顔の上半分に光を集めるベースメイク法なので、これだけでもかなりほうれい線の存在が目立たなくなります。
時間をかけて、じっくり行いましょう。
1.下地クリームを5点おく
両頬、額、アゴ、鼻先の5点に下地クリームをのせ、手ですばやくなじませます。
下地クリームの全体量は、パール粒2つ分です。
下地クリームの塗り忘れがあると、化粧崩れしやすくなるもの。
クリームは多めにし、隙間なく顔の隅々までしっかり塗りましょう。
5点に置いたら、最初は手で全体になじませたあと、スポンジでしっかりと顔全体になじませます。
その後何もつけていないカラのスポンジを使って、約30秒ほど全体をポンポンと軽くパッティングしていきます。
この工程によって、余分な油分を吸収し肌への密着度がアップするとともに、肌のツヤ感が高まります。
特に小鼻の横にクリームがたまりやすいので、スポンジを折った角で丁寧になじませましょう。
2.ファンデーションの2色づかいで顔全体にオーラをかもしだす
さて、下地クリームをムラなく顔に叩き込んでなじませたら、ファンデーションを塗っていきます。
顔の上半分に視線が集まるよう、ベースメイクは2色使うのがポイント。
2色づかいといっても、顔の各部に合わせてファンデーションを塗り分けるわけではありません。
小鼻から目の周りにかけて、透明肌を一枚仕込んでいきます。
それでは、手順を詳しく説明いたします。
ファンデーションの前に透明肌を一枚仕込む
小鼻脇からまゆの上まで、このあと使う本ファンデーションより1段階明るい色のリキッド状のものを塗ります。
画像のような「水泳のゴーグルで隠れる位置」に塗りましょう。
このとき、ファンデーションがゴーグル範囲から出ないよう、指使いに気を付けましょう。
クリームファンデーションを部位ごとに塗る
ゴーグルの範囲に一段明るいファンデーションを塗ったら、次に頬の中央から肌の色にあったクリームファンデーションを塗りましょう。
このとき、ファンデーションは頬から塗るのが鉄則。
まずは、頬の中央に少量のファンデーションを置きます。
ファンデーションが乾かないうちに、すばやくスポンジで塗り広げましょう。
ファンデーションを伸ばすときは、中央から外側にスポンジを動かします。
そして、反対の頬も同じように塗りましょう。
次に額に少量のクリームファンデーションを置き、すばやくスポンジで伸ばします。
最後に、頬と額を仕上げたら、鼻やアゴ先も同じ流れでなじませます。
目のキワや小鼻横は、スポンジを折り曲げて小さくした角を使うとスムーズに塗れますよ!
フェイスラインは首筋にそって、スポンジを動かし、顔と首に境目ができないようにしましょう。
そんな本ファンデーションの全体量は「パール粒1個分」が目安。
その後、なにもついていないスポンジでさらに余分な油分を取っていきます。
ここでも30秒パッティングすると、素肌感のある仕上がりになりますよ!
3.ハイライター①
ここからは、1番重要な「ハイライター」の使い方について紹介します
ファンデーションの2色づかいができたら、次はパール入りのハイライターを、目の下とTゾーンにプラスします。
ハイライターを入れることで、顔の上半分にさらに明るさが出るためです。
このとき、ペンシル状のハイライターが便利でおすすめ。
線を引くように塗ったあと指でぼかし、さらに先のベースファンデーションとなじませるようにスポンジを使って叩き込みましょう。
また、ほうれい線の根本の小鼻のわきの溝にも、ハイライターを入れます。
このとき、ほうれい線の始まりの部分、小鼻の横のみに入れるのがポイント。
決して、ほうれい線すべてにハイライターを入れないでくださいね。
さらに上まぶたにもハイライターちょんちょんとのせ、指で軽くなじませましょう。
こうすることで、上まぶたのくすみも取れますよ。
4.ハイライター②
「ハイライト1」で顔の上半分に光を集め、顔の各部のくすみを取りました。
いよいよ、ほうれい線の近くにハイライトを塗って、影をカバーしましょう。
1.ほうれい線より少し上に線をひくように入れる
ほうれい線を目立たなくするためには、ハイライターを入れる場所が重要です。
ついほうれい線の線上にコンシーラーを入れたくなるものですが、正しくはこの場所です。
ほうれい線が出来る場所より少し上に、コンシーラーを上方向に引きましょう。
2.ななめ上方向にぼかす
1で引いたコンシーラーを、斜め上方向にぼかします。
このとき、決してコンシーラーの下側へはぼかさないようにしてくださいね。
その後、指先またはスポンジで下に塗ったファンデーションと軽くなじませます。
間違ったコンシーラーの入れ方
上の画像のように、「ほうれい線にそって入れる」のはNG。
ほうれい線の影を消すためについ入れたくなりますが、この方法は逆効果です。
余計に膨張してみえて、かえってほうれい線が目立ってしまいます。
5.シャドーカラー
ハイライターを入れ終えたら、肌より一段暗めのカラーパウダーで、頬骨の下からフェイスラインに沿って影を入れます。
このテクニックはほうれい線を目立たなくし、さらに小顔に見せる効果もあります。
上の画像の黒の線は位置を分かりやすくするためのもので、実際にはこの位置に「肌より濃いトーンのパウダー」をブラシでなでてつけます。
というのも、このシャドーカラーの位置は、加齢によるボリュームが出やすい場所。
他の部位と同じ色で塗ってしまうと、顔が下ぶくれになり、たるみが強調されてしまいます。
濃いトーンのシャドーを入れて顔の上部の明るさとのメリハリを作り、ほうれい線を目立たなくしましょう。
6.チークカラー
最後はチークカラーで仕上げます。
通常、チークは頬の一番高い位置を目安に入れますが、ほうれい線ができやすい顔は頬が下がっていることがほとんど。
実際の頬に入れるのではなく、黒目の下を目安にします。
「黒目の位置から下に引いた線」と「小鼻の水平の線が交わった場所」から上に2分の1距離あがったところが、ほうれい線を目立たせないチークを入れる最初のポイントです(画像参照)。
練状のチークを指にとり、赤丸●のポイントに丸くぼかして入れます。
その後、パウダー状のチークをブラシに取り、同じポイントにブラシを置いてこめかみ方向にブラシを払うようにして装います。
これで、ほうれい線を目立たせず若く見えるメイクの基本が完成です。
あとは、お好みのポイントメイクで仕上げてくださいね!
まとめ:ハイライトの入れ方を知るとほうれい線をうまく消せる
ここまで、ハイライトの入れ方を筆頭に、ほうれい線が消えるメイク法について解説しました。
改めて、ほうれい線を消すメイクのポイントを振り返りましょう。
- うす化粧が原則
- 溝の部分にコンシーラーは厳禁
- メイクで頬を高く見せる
- ハイライトの入れ方を工夫する
- 仕上げのパウダーは使わない
この5つを心がけつつ、先ほどの方法でメイクをすると、自信を持ってお出かけできますよ!
特にハイライトは、以下のポイントを押さえながら入れてくださいね。
- パール入りのハイライターを、目の下とTゾーンにプラスする
- ほうれい線の始まりの部分である「小鼻の横」のみにハイライターを入れる
- ほうれい線ができる場所より少し上に、コンシーラーを上方向に引く
- コンシーラーの下側ではなく、ななめ上方向にぼかす
最後になりますが、メイクでほうれい線を隠すのはもちろん「ほうれい線を改善できるように鍛える」のも大切。
「ほうれい線が怖くて笑わない人へ!安心して笑顔になれる方法を解説します」の記事でトレーニング法を紹介していますので、あわせて読んでみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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