↑「ほうれい線」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
舌回し運動がほうれい線に効果がある!と話題になっています。どうして舌を回すだけで、ほうれい線が改善するのか?不思議に思って色々調べてみました。
名称も「舌回し体操」「舌回し運動」「ベロ回し」など色々あるようです。舌を支える筋肉群は表情筋と関係しています。すなわち、舌を回すことは表情筋に刺激を与えていることになります。
顔ダンスで顔のたるみを解消することを提唱している私としては興味しんしんです。ほうれい線に良いという舌回し運動(体操)について色々と調べてみました。
目次
1.舌回し運動のほうれい線改善効果とは
この記事では「舌回し運動」と言っていますが、もともと「舌回し体操」を開発されたのは、日本歯科大学の小出馨先生です。
巷ではほうれい線に効果がある、という意見もあるようです。これは、たるんでいた顔の筋肉が引き締まり、ほうれい線が目立たなくなる、ということだと思います。舌を回すことが結果的に表情筋を鍛えている、ということなのですね。
2.ほうれい線の改善だけじゃない 舌回し運動のさまざまな効果
舌を回すことで、ほうれい線の改善だけでなく、さまざまな効果があるといわれています。一例を挙げてみます。
2-1.美容面の効果
ほうれい線の改善に期待
たるんでいた筋肉(頬が上がる)ことによる、ほうれい線の改善。
二重あごの改善
口やあご回りの筋肉が鍛えられることによる、二重あごの改善。
顔のシワやシミの予防に期待
リンパの流れがよくなることによる、顔のシワやシミの予防。
顔の歪みを予防
顔の筋肉をバランスよく使えるようになるため、顔の歪みが予防できる。
2-2.体調面の効果
よく眠れるようになる
自律神経のバランスを整えられることにより睡眠にも良い影響がある。
首や肩の凝りを予防
頸椎の歪みや病気になりにくいため、首や肩の凝りを予防できる。
2-3.機能面の改善
咀嚼力の向上
あご回りの筋肉が鍛えれることによる咀嚼力の向上。
だ液の分泌促進
唾液腺が刺激されることによる、唾液の分泌促進。
噛み合わせのズレの予防
噛む筋肉の歪みを改善して噛み合わせのズレを予防。
いびきや無呼吸症候群の改善
睡眠中に舌根が後方へ落ちることによるいびきや無呼吸症候群を、舌骨上筋群を鍛えることで改善する。
3.舌回し運動(体操)の効果的なやり方
それでは、舌回し運動の効果的なやり方をご説明いたします。先述の小出馨先生が提唱されている方法をご紹介します。
3-1.舌回し運動(体操)の具体的な方法
1.口を閉じた状態で右回りに舌を歯に沿ってゆっくりと20回回す。
2.次に左回りに20回回す。
※左右行って1セットを1日3セット
これだけです。
私自身がやってみた感想として、歯というより、歯と歯茎の境目にそって舌を回す方が、あごの周囲にしっかりと効くような気がします。
4.舌回し運動(体操)が効果があるわけ
舌回し運動(体操)をやってみた人は分かると思いますが、舌を口の中で動かすと、アゴから首にかけて、とても疲れます。舌回し体操がほうれい線だけでなく美容面に効果があるといわれているのは、口周りから首にかけての筋肉が鍛えられるからです。
口の中で舌を回すと、舌骨に繋がる舌骨筋群が大きく動きます。舌骨筋(ぜっこつきん)は頚部の筋肉のうち、舌骨に繋がる筋肉の総称です。首の前面にあるため前頚筋とも呼ばれます。
舌骨筋はたくさんあり、舌骨上筋には顎二腹筋、茎突舌骨筋、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、舌骨下筋には胸骨舌骨筋、胸骨甲状筋、甲状舌骨筋があります。
また舌を回す際、口をしっかりと閉じるため、口輪筋という口周りの筋肉をしっかりと緊張させる必要があります。
鍛えられる筋肉の一例を上げると、
顎舌骨筋(がくぜつこっきん)
顎二腹筋(がくにふくきん)
口輪筋(こうりんきん)
などがあります。これらの筋肉が一斉に運動するわけですので、普段あまり使っていなくてゆるんでいた場合は、引き締まり、リフトアップ効果が出てくると思われます。
ただ、私が舌回し運動をやってみた感じとして、エラにある咀嚼筋「咬筋」もかなり疲れます。あまり過度にやると、エラが張って顔が四角くなるかも・・・と感じました。
5.ほうれい線が深い場合は改善が難しい
舌回し運動でほうれい線改善効果が見込めるのは、表情筋に作用することによる、頬の脂肪(メーラーファット)の引き上げ効果と、ほうれい線の溝を舌で下から持ち上げる物理的作用によるものと思われます。
口横の溝をそのままにしていると、同じところが口を動かすたびに繰返し折れるため、最初は浅い溝がどんどん深くなっていきます。ほうれい線の溝が皮膚の深い部分、真皮まで入り込んでしまったら、無表情のときもくっきり刻まれた真性のほうれい線になるので、早めに対処しなければなりません。
基本的に舌回し運動で改善できる可能性があるほうれい線は、真皮まで溝が入り込んでいないほうれい線だけです。
5-1.ほうれい線の溝が真皮まで入り込んでいるか調べる方法
自分のほうれい線がいったいどの程度まで進んでいるかを調べる方法があります。下の画像のように口に空気を入れて、ほうれい線を内側から持ち上げてみてください。
完全にほうれいの線や溝が無くなり、綺麗な皮膚が現れたら、まだ真皮までほうれい線の溝が入り込んでいません。まだ舌回し運動で改善ができる可能性があります。今の症状は、ほおのたるみで口横と頬の境目に線状の影ができたに過ぎないということですね。
6.舌をまわさずに簡単にほうれい線を内側から伸ばす方法
舌をまわす方法以外にほうれん線を内側から伸ばす方法があります。舌回し運動ほど舌骨筋群に作用しませんが、顔全体の表情筋を活性化する効果があります。
また内側からほうれい線の溝を持ち上げる、すなわち、「谷折りを山折り」にしてほうれい線のクセづけを解除することができます。
6-1.ほうれい線の溝を内側から持ち上げる顔ダンス
それでは、口に空気を入れて、ほうれい線の溝を下から持ち上げて、ほうれい線の溝を改善する方法をお伝えします。
①頬に空気を入れてふくらます。その空気を口の中でぐるぐる回す
右回り5 回 左回り5回 1日1回のみ
とても簡単ですね。
7.まとめ
舌回し運動(体操)について、お伝えしてまいりました。舌を回すことにより間接的に表情筋が鍛えられて様々な効果が出てくるのですね。
口からあごまわりだけでなく、顔全体を鍛えればなお良いです。自分で自分の表情筋をしっかりと鍛えると、顔全体のたるみが改善され、ほうれい線だけでなく、目の下のたるみや頬のたるみなど顔の老け感が解消されます。
ほうれい線に良い表情筋トレーニングの方法は『 ほうれい線を消す表情筋エクササイズの効果的な方法 』でお伝えしていますので、ぜひ参考になさってください。
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