スマホで顔のたるみがひどくなる!老けないための対策と予防・改善法

↑「顔のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

あなたは1日にどのくらいの時間、スマホの画面を見ていますか?たくさん使っていますと答えた方、「顔のたるみ」に悩まされたりすることはないでしょうか。その顔のたるみの原因、実はスマホの使いすぎによるものかもしれません。

スマホを使いすぎて起こる体の不調が、今や社会問題にまでなっています。私たちの生活をとても便利にしてくれるスマートフォンですが眼精疲労に悩まされたり、肩凝りが酷くなったりといった体への影響が大きいのも事実。

毎日スマホを使いすぎてしまうことで、顔のたるみがひどくなるという話しをテレビやインターネットで見たことのある方も多いと思います。

そう、女性を悩ませる顔のたるみまで進めてしまうのが恐ろしい「スマホ老化」という現象。女性にとってはなんとしても避けたいものですよね。

そんな現代社会でも老けることなく、ピンと上向きの若々しさをキープしていくために、今すぐ対策をしていきましょう。

1.スマホは顔のたるみの原因になる

スマホの画像

本当にスマホが顔のたるみを作ってしまうのでしょうか?まずはなぜスマホが顔のたるみの原因になってしまうのかということから、お話ししていきます。

1-1.日本人は長時間スマホを使っている!

スマホを使う人々の画像

日本でスマホが使われるようになる前は、主な使い道が通話とインターネットやメールにとどまるような、いわゆるガラケーが携帯電話のメインでした。

携帯依存という言葉はありましたが、スマホ1台でこれほどまでに何でもできてしまう現代のように、長い時間電話器を使うことは多くはなかったはずです。

今やアプリで何でもできてしまう時代。

・SNSをする

・ゲームをする

・本やマンガを読む

・インターネットで調べ物をする

・料理のレシピを探す

・地図を見る

・ニュースを読む

・動画を見る

あげればきりがありませんが、もはや生活の一部と化しているスマホ。気付けば毎日とても長い時間、スマホの画面と仲良くしているという人はとても多いのではないでしょうか。

内閣府の調査によると、2017年現在、高校生の94.8%がスマホを使っているそうです。それ程に普及しているスマホの平均的な使用時間は3時間から5時間。10時間を越えてスマホを使っているという人もいます。

問題はこれだけ長い間、私たちは美容に悪い姿勢をキープし続けているということです。

「どのくらいの時間スマホを使っているかわからない」という方は、1日にどのくらいスマホを使っているか「Moment」などのアプリを使って調べることができます。スマホを使いすぎていないか、チェックしてみるのもよいかもしれません。

1-2.スマホを使う姿勢が顔のたるみを作る

スマホを猫背で使う女性の画像

スマホを使っている時、姿勢が良い!という自信のある方はいますか?もしスマホを使う姿勢が正しく整っているなら、スマホによる顔のたるみはそれほど気になさらないでも大丈夫です。

でも実際は、スマホを使う時に姿勢が悪いと自覚しているか、どんな姿勢をしているかわからないという方がほとんどでしょう。

どんな姿勢をしているかわからないという方は、電車の中や街中でスマホを使っている人をよく観察して見て下さい。大体皆さん、同じような姿勢でスマホを使っているのがわかると思います。

スマホ姿勢は顔の皮膚を下に引っ張る

スマホを使う時の典型的な姿勢は、猫背で首を前に突き出したポーズ。首の後ろ側の皮膚はつまって後方にひっぱられ、首の前側の皮膚は前方に引っ張られています。この状態では、うつむき加減になった顔の全面の皮膚は重力に従って下に伸びます。

猫背が顔のたるみをつくる説明画像

これが長時間キープされることで、ひどいたるみ顔ができあがってしまうのです。

1-3.スマホを見つめていると目の周りにもたるみができる

スマホを使う女性の画像

じっとスマホの画面に集中している時、私たちはあまり瞬きをしていません。瞬きの回数があまりにも減ることで、目の周りの表情筋が弱ってしまうため、上まぶたや目の下のたるみが進行してしまいます。

また、スマホを使っていると目が疲れますよね。スマホでかすみ目になった経験がある方も多いと思います。

眼精疲労を起こして目の周りの血行が悪くなると、目元の皮膚が衰えてしまいます。これもまぶたや目の下のたるみを引き起こす原因になっています。

1-4.下向き姿勢で頬やあごにたるみができる

スマホをうつむいて使う女性の画像

スマホを使う時、皆さん下を向いていますよね。長時間スマホを使うことで下向きの力がかかります。頬やあご周りに強くかかった重力が、皮膚を引っ張って顔にたるみを作ってしまうことになります。

スマホを姿勢良く見る人の画像

上の画像の姿勢が理想ですが、このような人はあまり見かけないと思います。

1-5.内臓が圧迫されて血流が悪くなる

スマホを悪い姿勢で使う女性の画像

スマホを使う時の猫背の姿勢を長時間とっていると、体の中が圧迫されてしまいますからリンパの流れや血流がとても悪くなります。

皮膚が常に健康な状態にターンオーバーしていくためには血行を良くすることが必要。体の血流が悪いとお肌も衰えてたるみを進行させてしまう原因になります。

2.スマホ中にどんな顔をしているかチェックしよう

スマホたるみ顔のイメージ画像

スマホを使う時に姿勢が悪くなっていることを自覚できたとしても、それがどれくらい自分の顔をたるませてしまうのか、まだまだわからないという方もいると思います。

実際にスマホ中にどれくらい皮膚が伸びているのか、チェックをしましょう。

2-1.これがスマホたるみの原因顔!

スマホ使用中の顔チェック法

①いつものようにスマホを使って下さい。姿勢は正さないでOKです。あくまで普段通りの姿勢で行いましょう。

スマホカメラで自分の顔を撮る画像

②スマホの内側カメラを起動して、写真を撮ります。

これは間違いなく、スマホを使っている時の自分の顔です。どのくらい、下へ向かって重力の影響を受けているかチェックできましたか?

おそらく映っていた自分の顔がたるんでいたという方がほとんどでしょう。このたるみが定着して、本格的なスマホたるみにつながるのです。

3.スマホによる顔のたるみの予防・対策法

スマホたるみ予防ができるスマホの使い方の画像

顔のたるみをこれ以上進行させないために、できることはあるでしょうか。スマホたるみの予防、対策法をご紹介します。

3-1.スマホたるみを作らない姿勢

猫背であごを前に突き出すような姿勢でスマホを使っている人は、今すぐそれをやめましょう。肌だけではなく、首や全身に対して大きな負荷をかけてしまいます。

スマホによる顔のたるみを作らないための姿勢

スマホによる顔のたるみを作らないための姿勢

顔たるみ対策のスマホの使い方の説明画像

①背筋を真っ直ぐにのばす

②伏し目にならないようにまっすぐ前を見る

③スマホを持って視線の位置まで上げる

④画面を暗転させている時、真正面に自分の目が映ればOK

⑤脇をしめて両肘が体の中心に寄るようにする

この姿勢なら顔のたるみだけではなく、スマホ使用によるストレートネックを予防することもできます。

腕が疲れるかもしれませんが、その分、腕が引き締まったり、スマホの使用時間が減るので慣れるまで続けてみましょう。

3-2.デジタルデトックスをする

デジタルデトックスの画像

スマホ依存になっている方は、スマホの使用時間を減らすのがなかなか難しいですよね。つい無理な姿勢をとり続けていると、たるみ顔を引き起こしてしまいます。

毎日パソコンやスマホなど、デジタルの製品に追われている現代人。スマホやPCなどの使用を断って、健全かつ健康な状態を取り戻すことを目的としているのが、デジタルデトックスです。スマホ依存から抜け出したいという方は、試してみる価値はあります。

デジタル漬けの人は、デジタルデトックスによって頭が冴え冴えとしてきたり、目の調子や体調がとても良くなります。

とは言えずっとスマホを使わない生活は難しいですよね。月に1回だけでもスマホを置いて出掛ける、電波の届かない場所へ行く、スマホ封印グッズを使うなどを試みて、デジタルの影響をリフレッシュしましょう。

ゲーム感覚で楽しみながら、スマホ断食をするアプリもあります。スマートフォンひとつで何でもできる時代。スマホを使ってスマホ断ちをするのも悪くないかもしれません。

4.スマホによる顔のたるみの改善法

スマホの顔のたるみに悩む女性の画像

スマホの使いすぎですでにたるみが出来てしまった!そんな時はどうしたら良いでしょうか。ここでは自分でできるセルフケアをご紹介します。

4-1.表情筋トレーニングでたるみをリフトアップさせる

顔のたるみ体操2

顔のたるみは筋肉によって引っ張り上げることが可能です。顔にある表情筋は「皮筋」といって、皮膚と直接つながっている筋肉です。ですから表情筋が上向きの力で顔を引き上げることで、皮膚ごとリフトアップしてくれます。

毎日数分でかまいません。コツは毎日続けること。毎日継続するのは難しいと思うかもしれませんが、習慣にしてしまえば簡単にできます。道具も使わず、何かをしながらでも出来ますから、気軽に行いましょう。家事をしながら、テレビを見ながら、お風呂に入りながら、好きな時間にトレーニングして下さい。

4-2.目の周りの血行を良くする

スマホを使ったら目の周りを暖めて血行を良くし、眼精疲労を防ぎましょう。

血行が良くなることで、皮膚のターンオーバーを促進させてスマホによるまぶたや目の下のたるみを予防します。

目の周りを暖める方法

①タオルを濡らしてしぼる

②タオルをおしぼりの様に丸める

③電子レンジで30秒~1分暖める

④目の上にあてて1分キープする

⑤終わったら目の周りを十分保湿する

タオルが熱すぎて火傷をしないように、タオルの温度は調整して下さい。

冷たいタオルと交互にあてることで、さらに血行促進効果が得られます。まぶたのむくみも解消してくれますよ。

5.表情筋トレーニングの具体的な方法

それでは具体的に、スマホたるみ顔を予防する表情筋トレーニングをご紹介します。毎日習慣づけて、スマホに負けない若々しさをキープしていきましょう。

5-1.頬を鍛えてたるみを解消する方法

顔の中部の頬のたるみを解消してまいります。

頬のトレーニングの具体的な手順

①軽く口をとがらせます

②上の歯ぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。

頬を高くするトレーニング解説画像 頬を高くするトレーニング詳細解説の画像

●時間・・・頬上げを1分間継続 → 鼻の下のばし5秒間。 1日1回

 

●トレーニングのコツ・・・頬は真上に向かって上げます。黒目の下に頬を近づけるつもりで。

頬を高くするコツの画像
真上に向かって上げる

●1分間、頬を上げ続けると、頬の筋肉である大頬骨筋(だいきょうこつきん)、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)が鍛えられ、スマホ使用による顔のたるみをしっかりと予防してくれます。

頬の筋肉の画像1
大頬骨筋(だいきょうこつきん)

頬の筋肉の画像2
小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

5-2.あご下の筋肉を鍛えて、ほほを下から持ち上げる方法

あごから首の筋肉を鍛えて、ほほのたるみを引き上げます。

あごから首を鍛えてほほを下から持ち上げるメソッド

準備

pic_about_28

①真上を見上げる・・・5秒かけて上を見上げる

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②アゴをぐっと突き出す・・・5秒キープ
( 首の皮がピンと突っ張るのを感じる)

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③次に「いー」の口をする・・・5秒キープ

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回数・・・2セット 1日1回

上を見上げるときや首を元の位置に戻すときは、頸椎を痛めないようにゆっくりと動かしてください。

5-3.目もとを鍛えてたるみを解消する方法

次は顔の上部である、目もとからこめかみをリフトアップします。目の周りを取り囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)を鍛えます。

眼輪筋の画像

眼輪筋は目の周りを取り囲んだ輪状の筋肉ですが、眼輪筋の横はこめかみの真ん中あたりまであります。眼輪筋をしっかりと鍛えると、目尻が上がるだけでなく、年齢とともに痩せがちなこめかみをふっくらさせることができます。

目もとのトレーニングの具体的な手順

1、舌を上下の歯で軽く噛んだまま、片目をつぶってウィンクする。これを踏切の信号機のように繰り返す。目尻にシワが出ない程度のウインクで。ぎゅっとつぶる必要はありません。

目の下のたるみ改善トレーニングの解説画像

●回数・・・1秒に右と左のまばたき。左右30回 1日1回

目の周りを取り囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)を鍛えて引き上げます。目尻が上がることにより、顔の印象がキリッと引き締まり、スマホたるみ顔をしっかりと予防、改善することができます。

6.絶対にNGなスマホの使い方

猫背になってスマホを長時間使うよりも、さらにたるみを進行させてしまうスマホの使い方があります。こんな使い方をしていたら赤信号!

スマホ老化がすすむだけではなく、体にも大きな負担がかかりますから十分に気をつけましょう。

6-1.寝ながらスマホを見る

寝ながらスマホを使う女性の画像

スマホでSNSを使いながら、寝落ちをするという人が増えています。でもこのスマホ寝落ちは厳禁!

寝ながらスマホを使ってしまうという方は、先程ご紹介した、スマホを使っている姿勢で写真を撮る方法をもう一度試してみて下さい。今度は寝ながらスマホを使っている姿勢のまま、内側のカメラを使います。

どうでしょうか。顔にものすごく重力がかかっている様子が映ったなら、かなり危険です。寝ている時と同じでは?と思うかもしれませんが、視線がスマホにあるだけで実際には首や肩周りに大きな緊張と負担がかかっています。

首を痛めたり、首、肩が凝り固まってしまうことで血流が悪くなってお肌に悪影響を及ぼすばかりではなく、顔の歪みを招いて顔のたるみが加速することになります。

6-2.寝る前にスマホを使う

寝る前にスマホを使う女性の画像

眠る直前まで、スマホを見ていることがありませんか?人は元々、夜行性ではありませんから日が落ちて暗くなった時間に眠るというリズムがあります。それなのに寝る前に強い刺激を受けるスマホの光を見てしまうことで、眠りへと導いてくれるメラトニンの分泌を減らしてしまうことに。

結果、睡眠の質が下がってしまうことになります。

私たちのお肌は睡眠中に一生懸命、細胞を修復してくれます。もし眠っている時にお肌が上手に回復できなかったとしたら、肌再生が間に合わずに老化が進んでしまうことになります。

夜はできるだけスマホを使うのを控えて、ぐっすりと深い睡眠をとることで顔のたるみを予防することができますよ。

7.まとめ

スマートフォンはとっても便利で、私たちの生活の幅を広げてくれるツールです。でもその使い方によっては、老化を進めてしまう原因になることも。

近年ではこのスマホによって、若い女性でも早くから顔のたるみに悩まされています。

スマホは上手に使いこなしてこそ、私たちの味方になってくれるもの。顔のたるみを作らないような使い方をして、一刻も早くスマホたるみから解放されて下さい。

対策をとることでたるみを予防するだけではなく、スマホ使用時でも自然と美しい姿勢が身について、女性としての品格もアップするかもしれませんね。

なお、すでにたるみが進んでいる場合は、本格的な表情筋トレーニングが有効です。たるみをしっかり改善したい方は、『 顔のたるみを体操で解消!1日3分「ながら」でできる簡単メソッド 』を併せて参考になさってください。

また、たるみには外側だけでなく、内側からもアプローチすると早く効果が見えます。『 美肌サプリランキング|人気おすすめ品と効果的な組み合わせ 』も併せて参考になさってください。

 

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。