顔の肉のたるみ改善法|頬をアップしてたるみをなくす簡単メソッド

↑「顔のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

顔についたお肉のたるみ、気になりますよね。20代から30代へ移る時、そして30代から40代へ移る時、私たちはひとつの階段を昇ります。

40代に入ると顔のたるみが進行するステージへ。フェイスラインがだらんとぼやけてきたり、ほうれい線が深くなるという問題が進んでいきます。この時に顔のたるみをどうケアしていくかが、「若く見られるか」「老けて見られるか」の分かれ目になるんです。

でも大人の女性の毎日はとっても忙しいですから、毎日大変なことはしたくないもの。できれば簡単に、セルフケアで顔の肉のたるみを解決できないの?そう考える女性のための、とても簡単なメソッドがあります。

自力でサクッとできちゃうたるみケアで、美容整形にも負けないような若々しさを取り戻していきましょう。

1.顔の肉のたるみは自分で改善できる

顔の肉のたるみが気になる女性の画像

鏡を見ると老化を強く感じるようになってしまうのは、顔の肉にたるみが現れ始めた頃。時間がさかのぼって顔のたるみが改善できたらって思いますよね。

顔の肉が一度たるんでしまったら、元に戻すには美容整形をするしか方法がないのでしょうか?そのあたりを検証していくことにしましょう。

1-1.顔の肉のたるみは表情筋の衰えが招く

表情筋の画像

顔にたるみが出来ると、加齢によるお肌の老化が気になりますよね。皮膚が下がっているから顔がたるむのだと、皆さんスキンケアを一生懸命に頑張るようになります。

肌のハリを強化してリフトアップ!化粧品によるこうしたたるみへのアプローチは間違っていません。

ですが老化の進んでいくお肌の時間を巻き戻していくのは、なかなか至難の業。もしすでに顔の肉のたるみが気になっていて、より簡単にリフトアップさせたい!と願うならば皮膚だけではなく、表情筋の衰えに注目してみましょう。

顔には30種類以上もの表情筋があり、私たちが笑ったり怒ったり、様々な表情を作れるのも表情筋が顔を動かす力によるものです。

しかし筋肉は使われないことや加齢によって衰えてしまうもの。特に日本人は表情を大きく動かすことや、会話をする時に筋肉をたくさん使うことがあまりありません。「今日は1日ほとんど笑わなかった」そんな日がありませんか?

使われない筋肉はどんどん衰えてしまいますし、加齢はさらに衰えをスピードアップしていきます。そうして表情筋が衰えてしまうと、筋肉が顔の肉を支えてくれなくなりますから、たるみが酷くなっていくのです。

1-2.表情筋は肉のたるみをリフトアップしてくれる

筋肉はトレーニングを行うことによって、強化されていくのをご存知ですよね。お肌を強化するのは大変ですが、筋肉なら年齢に関係なく、皆さん簡単にパワーアップさせることができるのが良いところです。

表情筋は皮膚と直接つながった構造をしている「皮筋」ですから、筋肉が上向きに肉を持ち上げていくことで、皮膚ごとたるみを支えてくれることになります。

しかも顔の筋肉は体の筋肉トレーニングのように苦労をともなうものではなく、誰でも簡単にできるもの。表情筋をどんどん上向きに持ち上げて行きましょう。

嬉しいことに、1日にたった数分間のメソッドを行うだけで、顔の肉のたるみは自分で改善することができるのです。

2.顔の肉のたるみ改善のコツは頬を上げること

皆さんいつも日常の多くの時間を、どんな表情で過ごしていますか?頬が下がったままになっていませんか?フェイスライン、ほうれい線、顔の肉のたるみを解消するには、頬に上向きの力をはたらかせてリフトアップしていかなければいけません。

頬の筋肉が衰えてしまうと、頬の肉が支えられずに顔のたるみが進行してしまうのです。なかなか頬を上げないという方は、毎日の習慣を見直してみましょう。

いつも口角を上げておくだけでも、顔のお肉には上向きの力がはたらきますよ。

2-1.顔の肉のたるみ改善のコツ①大頬骨筋(だいきょうこつきん)を上げる

顔の肉のたるみは頬の肉が下がってくることで生まれます。頬の大きな筋肉を上げることが、顔の肉のたるみを改善していくコツになります。

まずは顔の中心を支える頬の大きな筋肉、大頬骨筋をリフトアップさせて顔全体を上向きにしていきましょう。

大頬骨筋(だいきょうこつきん)は口の端からこめかみにかけて、斜めにのびている大きな筋肉です。口角をひっぱり上げているのもこの大頬骨筋。喜びなど、嬉しい時、ポジティブな感情が起こった時に強くひき上げてくれることで知られている筋肉です。

大頬骨筋の画像
大頬骨筋(だいきょうこつきん)

しかし大頬骨筋は顔の中心を占めていますが、使われないでいるとすぐに衰えてしまう筋肉なんです。暗い表情を続けているとたるみの原因になってしまいますよ。活き活きとした表情を作ることで、お肉のたるみを防いで上向きの顔ができあがります。

2-2.顔の肉のたるみ改善のコツ②小頬骨筋(しょうきょうこつきん)を上げる

小頬骨筋(しょうきょうこつきん)もまた、顔の中心にある大きな筋肉。大頬骨筋よりも内側にあって、口の上側から目尻にかけて斜めにのびている筋肉です。目をぎゅっとつぶった時に触れると、上に動くのがわかると思います。

小頬骨筋の画像
小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

小頬骨筋は上唇をひっぱり上げることができて、大頬骨筋と共に笑顔を作ってくれます。顔の肉の初期のたるみやほうれい線にも、小頬骨筋によるリフトアップがとても効果的です。

小頬骨筋も衰えやすい筋肉ですから、積極的に引き上げていきましょう。

3.顔の肉のたるみの簡単改善法

引き上げるべき2つの筋肉を覚えたら、表情筋トレーニングで顔の肉のたるみをリフトアップしていきましょう。トレーニング方法はとても簡単ですから、気軽に行ってみてくださいね。

2章にあげました「大頬骨筋」「小頬骨筋」といった頬の筋肉を上げる方法をご紹介します。ぜひ実践して、活き活きとした上向きの頬を作ってみて下さい。

3-1.顔の真ん中にある頬の筋肉を鍛える方法

それでは顔の中心にある大きな筋肉、大頬骨筋と小頬骨筋をトレーニングする方法からはじめましょう。

簡単初級編(な~の~い~う~え~お~体操)

初級者でも比較的簡単にできるトレーニング方法です。

 ①思いきりの笑顔を作ります。

※目の下にほっぺたがくっついたことを鏡で確認します。頬に意識を集中しましょう。

②頬に意識が集まったら、

「な~」 と口角を上げて発音します。

口角が上方向に向くように気を付けて。

③次に「の~」 と発音します。

頬上部を緊張させ、口角が上がっていることを意識します。

④「な~の~い~う~え~お~」 と

頬上部、口角横に意識を向けたまま、1分間繰り返します。

 ●この体操のコツ・・・「な~の~い~う~え~お~」すべての言葉でしっかりと口角を上げます。笑顔をつくったまま行うことがポイントです。

※注意点は口を固定したままにしないこと。一言一言口角を上げながらしっかりと口を動かしましょう。

口角の画像
口角をしっかりと上げながら行おう

中級編(頬を真上にあげるトレーニング)

な~の~い~う~え~お~体操では物足りないなという方は、頬を真上にあげる体操で顔の肉のたるみをもっと改善してみて下さい。

①軽く口をとがらせます。

②上の歯ぐきをむき出すようにしながら頬の上部に力を入れて、頬を上げていきます。(1分キープする)

頬を高くするトレーニング解説画像 頬を高くするトレーニング詳細解説の画像

●時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間。 慣れたら頬がだるくなるまで頬上げを続けるとさらに効果的です。

 

●体操のコツ・・・頬は真上に向かって上げましょう。

頬を高くするコツの画像
真上に向かって頬を上げる

※このトレーニングの注意点・・・頬は上の画像のように真上に向けてあげます。口を横に広げて頬を上げてしまうと、エラ周りの筋肉が鍛えられ、エラが張る可能性があります。

「頬を真上にあげる体操」と「な~の~い~う~え~お~体操」のどちらか一つをやればOK!この二つの体操は頬を上げる効果は同じです。より頬がだるく感じる方で実践してみましょう。

両方の体操とも、頬の筋肉を鍛えています。

4.表情筋トレーニングの効果がでるまでの期間はどのくらい?

疑問のイメージ画像

「ダイエットが続けられない」「スキンケアが続けられない」というように、美容のためのメソッドに失敗してしまうのは”継続することができないこと”が原因です。

なぜ続けられずに挫折してしまうのでしょうか?それは行って即日で効果が現れないために、諦めてしまうからなんですね。ですが一定期間を超えれば、効果が目に見えてくるので楽しくなってきますよ。

4-1.効果を実感するまでには毎日のトレーニングを3週間続ける

頬の筋肉は大きな筋肉ですから、効果が目に見えるようになるまでは少し時間がかかります。毎日トレーニングを行って、3週間から1ヶ月くらいすると顔の肉のたるみがリフトアップしてくるのを感じることが多いです。

そして1~3ヶ月かけてしっかり上がっていきますから、始めたばかりで諦めずに続けてみて下さいね。

表情筋は遅筋といって、鍛えることで傷つかない筋肉ですから、毎日トレーニングを行うことが顔のたるみを改善するコツとなります。

4-2.毎日続けるコツ

毎日継続するというと、大変なイメージがありますよね。続けられるかな?って心配になることもあると思います。

実は表情筋トレーニングはとても簡単。道具を使わずに、どこでも行うことができるので、好きな時にトレーニングしてしまいましょう。

何かをしながらでも、十分に顔の肉のたるみを引き上げることができますよ。毎日の習慣に取り入れて、気軽に表情筋を鍛えていくことが続けるコツです。

5.ダイエットで筋肉が減ることも!

急激に痩せた女性の画像

顔の肉のたるみが気になると、ダイエットをして肉を減らさなければと、過度な食事制限をする人がいます。ですがそれ、たるみには逆効果になることもあるんです。どうしてダイエットでたるみが進行してしまうのでしょうか。

5-1.ダイエットで減るのは脂肪だけではない

食事制限がメインのダイエットでは、脂肪がエネルギーに変わって減っていくことで痩せます。この時、脂肪だけではなく筋肉も減ってしまうことに。筋肉が減って栄養不足なままだと新しい筋肉が作られません。

いくら表情筋トレーニングをしていても、過度な食事制限によるダイエットをするとなかなか筋肉がつきません。体には適度に筋肉を作る栄養を与えてあげましょう。

筋肉量が減ると太りやすい体質にもなりますから、筋肉を落とさないダイエットは顔の余分な肉を美しく減らしていくことにもなりますよ。

5-2.タンパク質とビタミンをとらないと顔のたるみは進行する

たんぱく質のイメージ画像

筋肉や皮膚を作っている栄養素はタンパク質です。肉や魚、大豆、卵などに多く含まれています。

ダイエットで肉は食べないという方は、筋肉量を減らしてしまうばかりではなく、お肌に必要な栄養素までとらないということになります。

顔の肉を上向きに支えてくれる筋肉や皮膚が衰えてしまえば、たるみが進行してしまうのは当然ですよね。

必要なのはタンパク質だけではありません。筋肉や美肌が作られる際にサポートしてくれるのはビタミンCなどのビタミン類。

ビタミンのイメージ画像

トレーニングだけではなくバランスの良い食事をとることが、たるみ改善の条件なのです。バランスのとれた栄養は、トレーニングの効果をしっかりと後押ししてくれます。

6.たるみ改善のスキンケアを

スキンケアのイメージ画像

顔の肉のたるみは表情筋と共にリフトアップすることで、簡単に改善することができます。ですがたるみは筋肉の衰えだけが招いているわけではありません。

お肌、つまり皮膚が衰えてしまうことでも顔の肉を支えきれず、たるみにつながってしまうのです。

顔の肉のたるみを改善するには、筋肉を使って引き上げるのと同時にお肌を若返らせることでより一層、活き活きとしたリフトアップ効果を期待することができます。

6-1.若肌づくりのためには乾燥させないこと!

「空気が乾燥してくるとお肌もカサカサになる」「メイクのりが悪い」たるみだけではなく、そんな乾燥肌の症状がでていませんか?

お肌がカサカサに乾けば乾く程、顔の肉のたるみは悪化していきます。肉がたるんだ頬を触ると「なんだか乾燥している?」と感じる人は、保湿ケアが十分ではないかもしれません。

・冷暖房の効いた部屋や乾燥した環境では加湿器を使う

・洗顔は必ず30度以下の水かぬるま湯で行う

・保湿をする時は水分を蒸発させないフタを意識する

こうしたお肌の保湿ケアを心がけて、ふっくらとハリのある肌質を保つことで顔のたるみを作らない弾力肌を作りましょう。

6-2.肌ダメージをマイナスすると顔のたるみが改善する

肌を衰えさせてしまう原因は、外側からのダメージによる老化にもあります。意外なところに顔の肉をたるませてしまう肌老化の原因がありますから、注意してみてください。

私たちの体には自己回復能力がそなわっていますから、ダメージをマイナスすることで見違えるように自然に肌状態が改善していきますよ。

肌ダメージ①化粧品や洗顔料の添加物

チェック

合成界面活性剤

合成ポリマー

シリコン

パラベン

香料

着色料

私たちが日常で使っている化粧品は、化粧品メーカーの都合でこうした肌ダメージの元になる成分が含まれています。

化粧品のイメージ画像
化粧品の添加物の役割

・使い心地が良いように錯覚させる

・化粧水を浸透させる

・コスメを腐らないようにする

・いい香りをつける

・見た目を良くする

化粧品をより多く販売するためには、こうした添加物を使用が必要となってくるのです。

ですが、添加物はお肌を削ります。添加物によってどんどん弱くなっていった皮膚は、敏感肌と呼ばれる肌荒れを起こしやすい状態になるだけではありません。負担をかけ続けることで肌が持つ本来のハリを失わせて、美肌どころか顔のたるみも進行させてしまうのです。

これでは、なんのためのスキンケアかわかりませんよね。健康的でハリのあるお肌を取り戻して、顔の肉のたるみを改善していくためには、化粧品の成分にも十分気をつけましょう。

肌ダメージ②紫外線

紫外線対策をする女性の画像

しみやくすみを作らないために、紫外線カットをしているという人は多いと思います。アンチエイジングのためには今や欠かせない紫外線ケアですが、実は紫外線をあびないことは顔のたるみにも効果があります。

肌の奥まで届く紫外線には、真皮の弾力線維を破壊してしまうマイナスの力があるからです。外出時には日傘や帽子を使って、紫外線を防ぐことがおすすめ。紫外線は目からも多く取り込まれますから、サングラスも有効ですよ。

7.まとめ

顔の肉にたるみを感じ始めると、老化を感じて自信を失ってしまいます。ですが、落ち込んで暗い顔をしていればますます顔のたるみは進行していくことに。簡単な表情筋トレーニングでたるみはしっかりと改善してくれますから、元気な笑顔と共に顔の筋肉を活性化してみて下さい。

表情筋のトレーニングは慣れてしまえばとても簡単です。楽しみながら日常に取り入れていくことが続けるポイント。きっと自信にあふれた笑顔を取り戻して下さいね。

なお、6章で化粧品に含まれる合成界面活性剤、合成ポリマー、シリコン、パラベン、香料、着色料などが肌ダメージを加速させるとお話しました。

肌に安心な無添加コスメを探している方は、『 無添加化粧品おすすめランキング|安心と美肌を重視したブランド3選  』を併せて参考になさってください。

 

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ステップ3 【 斜め毛穴の下垂を防ぐ 】 無添加化粧品でケミカル断ち!
実践された方からの(比較画像満載) 嬉しいお便り
●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。