笑うのが怖い!口元のしわを解消して笑顔美人になる簡単メソッド3選

↑「口元のシワ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

口元のしわは老けてみえるため、とても気になるものです。口元のしわにはほうれい線、マリオネットライン、あごに沿ってできる長いしわ、などありますが、口元のしわの特徴は笑った時に深くなること。

口角を横に引くと、口元のしわが深くなるので、できるだけ笑わないようにようにしている、という人もいるほどです。早く解消したいけど方法がよく分からなくて困ってしまいますね。

実は、口周りは顔のたるみがたまりやすい部分のため、細かなしわが刻まれやすいのです。放置しておくとしわはどんどん深くなってしまうので早く手を打たねばなりません。

でも心配することはありません。口元のしわは解消することができます。

口元のしわを消すには次の3つのポイントがあります。

・頬が下がると口周りにたるみがたまるので、頬をしっかりと上に引き上げる。
・しわの下の表情筋を育てて、口周りを固く強くする。
・口元のしわを定着させないよう工夫する

これらをきちんと実践すれば、口元のしわはかなり解消されるはずです。これまでも口元のしわに悩んでいる多くの方にアドバイスし、改善したと喜んで頂いています。

この記事では、口元のしわを解消する方法をお伝えします。ぜひ若々しい口元をつくるために参考になさってください。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

1.口元のしわは1日5分のメソッドで改善できる

口元のしわが改善した女性の画像

口元のしわは、美容クリニックの施術に頼らなくても、自分で改善することができるしわです。しわができた原因を知り正しく改善法を実践すれば、しわの改善だけでなく、今後もしわのない状態を維持できるようになります。

笑ってもしわっぽくならない美しい口元をつくるには、1日たった5分のメソッドを実践するだけです。継続する気持ちがあれば、だれでも簡単にできるものです。

1-1.口元のしわは深い溝と細かいちりめんじわがある

口元のしわには色々あります。ほうれい線、マリオネットライン、鼻から口の間のしわ(おばあさんの絵でよく書かれますね)、あごに沿ってできるしわ、あとは小さなちりめんじわなど、とにかく口元というのは、さまざまなシワが出来やすい部分なんです。

口元のしわをよく観察してみると、深い溝状のしわと、細かく小さなちりめん状の2タイプがあることが分かると思います。それぞれできた原因は異なります。深い溝と浅いしわの原因を解説してまいります。

2.口元にしわができる原因は3つある

ほうれい線のイラスト

口元にしわができる原因は色々ありますが、もっとも大きな原因は3つあります。深い溝状のしわ(ほうれい線、マリオネットラインなど)は頬と口周りの筋肉の衰えによるたるみ、細かいしわは主に皮膚の老化と乾燥です。

下記の項目をチェックしてみましょう。

2-1.頬のたるみが口元にしわをつくる

顔の中でももっとも脂肪が多い部分は、メーラーファットと呼ばれる脂肪がある「頬」です。表情筋がゆるんで一番下がりやすいのは、この重たい頬なのです。

頬が下がると、口の横の負担が増します。口は話したり、笑ったり、食事をしたりと常に動かすもの。頬が口横まで下がると、口元にさまざまなしわを作ってしまいます。

口元しわの画像

上の画像で赤いラインは頬が下がった力の方向青いラインは口の動く方向です。二つの力がぶつかると、口元にひずみができてさまざまなしわを作ってしまうのがよく分かりますね。

それでは、皆さんの頬がどれくらい下がっているか調べてみましょう。頬が下がったのが口元のしわの原因だと分かれば、頬を上げればよいのです。

頬がどれくらい下がっているか調べる方法

自分の頬がどれくらい下がっているか調べる方法ですが、まずは鏡を準備してみましょう。そして鏡に向かって軽く微笑みます。用意する鏡は洗面所の鏡でもスタンド式の鏡でもどちらでもOKです。

思いっきり笑うのではなく、軽く微笑む程度です。頬の一番高い位置はどこですか?確認してみてください。

Women are laughing looking in the mirror
鏡に顔を映して微笑みます。頬の一番高い位置を調べましょう。

さて、いかがでしたか?下の画像と照らし合わせてみてください。

口元のしわが頬のたるみが原因でできているか調べる方法の画像

チェック方法は、小鼻の位置と頬の一番高い位置を比べます。頬の一番高い部分が、小鼻の位置より上にあれば、頬のたるみが発生していません。口元のしわの原因はたるみではないので、比較的簡単に解消できます。

一方、頬の一番高い部分が小鼻の位置と同じ、もしくは下側にあれば、頬が下がっているといえます。頬が下がったことにより口元にしわができてしまった可能性が高いです。

この場合は、頬をしっかりと引き上げることが口元のしわを改善する大きなポイントとなります。

2-2.口輪筋の衰えが口元にしわをつくる

口周りを取り囲んでいる口輪筋という筋肉が衰えると、口周りに厚みがなくなり、しわが刻まれやすくなります。

口周りの組織が薄くなればなるほど、口元にしわができやすくなります。例えば、ギョーザーの皮を思い浮かべてみてください。

ギョーザの皮

手作りギョーザの場合、こだわる人は皮から作ると思いますが、皮が薄ければ薄いほど、具を包むときに皮にドレープ(ひだ)を寄せやすくなりますよね。細かいひだ(しわ)をつくることができます。

その逆で、皮が厚ければ、ドレープを寄せるのが難しくなります。

ギョーザ

もちろん、ギョーザの皮と人間の口元は違いますが、理屈は同じ、口周りの組織が薄ければ薄いほど、こまかいちりめんジワが寄りやすくなります。最初はちりめんジワでも、放置しておくと深くなって本ジワに移行してしまうので、油断はできません。

上唇のしわの画像

特におばあさんに見せてしまう、上唇のしわなどは、組織が薄くなったことによりできる代表例です。

口元の組織が薄くなる大きな原因は、口周りの筋肉、特に口を取り囲んでいる口輪筋(こうりんきん)の衰えです。口元の組織を厚くするためには、口輪筋をしっかりと固く強く育てること、筋トレすることが有効です。

2-3.加齢による皮膚の衰えが原因で口元にしわをつくる

さらに、皮膚そのものの老化でも、口元にしわができやすくなります。年齢重ねると皮膚は弾力を失っていきます。弾力がなくなることで口元に限らす、顔のあらゆる部分にしわができやすくなってしまいます。

皮膚は上から表皮、真皮、皮下組織の順で構成されています。特に真皮は、皮膚の本体ともいえる部分で、肌のハリや弾力の源となっています。

加齢とともに真皮に存在してコラーゲンやエラスチンなど弾力を司る成分を生成する線維芽細胞(せんいがさいぼう)の力が衰えることで、皮膚の弾力を失なっていくのです。

深いしわの画像

また真皮の下の皮下組織の脂肪が若いころより減ることで、さらに口元にちりめん状の細かいしわができやすくなってしまうのです。

皮膚の真皮に厚みを出すことは残念ながら老化によるものが大きいので、かなり難しく、皮膚の老化を完全に食い止めることはできません。唯一、いくつになっても厚みを出せるのは、筋肉だけです。

真皮の線維芽細胞を年齢重ねてから活発にすることは難しいのですが、表情筋を鍛えて厚みを持たせることで、見た目の顔にハリや弾力を与えることが可能になります。表情筋ってすごいですね!

3.口元のしわを改善する3つのステップ

それでは、口元のしわを改善する方法をお伝えします。実践するのは、簡単、下記の3つのステップだけです。この記事の冒頭で少しお話ししましたね。

①「頬を引き上げる」・・・頬の筋肉を強化して口元の負担を取る

②「口元の組織を厚くする」・・・口元の土台を厚くしてしわの溝が入らないようにする

③「口元のしわを伸ばす」・・・しわの定着を防ぐ

それぞれの改善法を詳しく解説してまいります。

3-1.頬を引き上げる~頬の筋肉を強化して口元の負担を取る

頬には沢山の筋肉がありますが、特に頬の脂肪を支えている筋肉は「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」と「小頬骨筋(しょうきょうこつきん)」です。

大頬骨筋の画像
大頬骨筋(だいきょうこつきん)

小頬骨筋の画像
小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

頬の筋肉が衰えると、頬の重みで頬が下がり、口周りに負担が生じます。2章でご紹介した頬のチェック法で、頬の一番高い位置が小鼻より下にある人はこのトレーニングをしっかりと行いましょう。

口元のしわは頬のたるみが原因になっています。頬のたるみをとるには頬の筋肉を鍛えてあげることが重要です。

それでは、頬の筋肉を鍛える方法を詳しくご説明いたします。

頬の筋肉を鍛える方法

1、上の歯ぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。

頬を高くするトレーニング解説画像 頬を高くするトレーニング詳細解説の画像

●時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間。 1日1回

 

頬を上げている画像
★頬を黒目の真下にもっていくように引き上げるとうまくいきます。

1分間頑張って頬が上がった状態を維持してください。これを1日1回、毎日行います。このトレーニングを続けると頬の筋肉が引き締まり、頬の高い位置がどんどんと上がります。下がった頬が上がることで、口元の負担が取れ、しわが改善していきます。

3-2.口元の組織を厚くする~口元の土台を厚くしてしわの溝が入らないようにする

それでは、2つ目の改善法をご説明します。頬の位置のチェック法で頬が下がっていないのが分かった方もこの改善法は必須です。口元のしわが気になる方は必ず実践してください。

口元には、口を取り囲んでいる「口輪筋」(こうりんきん)という筋肉があります。

口輪筋の画像
口輪筋(こうりんきん)

試しに、口元を指で軽く押してみてください。柔らかい感触がありますね。それでは次に、上唇と下唇を合わせてぐっと力を入れてみましょう。その状態で口元を触ってみると、先ほどと柔らかさが変わったと思います。

これは口輪筋が緊張したからです。普段から口輪筋を鍛えておくと、口元が固くなりしわが入りにくくなるだけでなく、今あるしわもしっかりと押し返せて目立たなくなっていきます。

それでは口元を効果的に鍛える方法を説明しますね。

口周りを鍛える方法

1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像1

2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像2

3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ

ほうれい線を消すトレーニング画像3

●回数・・・2セット

 

口周りの筋肉を鍛えると、口元の組織が厚くなり、ほうれい線などのしわや溝が刻まれにくくなります。頑張って実践してまいりましょう。

3-3.口元のしわを伸ばす~しわの定着を防ぐ

口元のしわに限らす、顔にできるすべてのしわは、一度薄くできると、同じところが表情を動かすたびの折れてしまい、どんどん深くなる傾向があります。

しわを放置しておくと、深くなり最初は目立たなかったしわも人からわかるようになってしまいます。

また、しわの溝が真皮に達すると、トレーニングだけでは解消できない本じわとして定着してしまうので、毎日、しわの部分をしっかりと伸ばして、本しわにならないようにすることが大切です。

やり方は簡単!口元のしわを平らに伸ばすだけ。私はこのことを、「しわにアイロンをかける」と呼んでいます。(本当にアイロンをかけるのではありませんよ!笑)

溝が深いままで放っておくと、同じところが折れるたびにさらに深くなるので、1日1回ほうれい線の皮膚を意識してまっすぐ平らにして引き延ばし、しわを改善していきます。

口元のしわを伸ばす方法

1、頬に空気を入れてふくらます。その空気を口の中でぐるぐる回す

ほうれい線解消トレーニングの画像

ほうれい線など口元にできるすべてのしわがしっかりと伸びるのを確認しながら、ゆっくりと右回り5回、左回り5回、口の中で空気を回します。1日1回で効果があります。

とても簡単なトレーニングですが、 この動きは口元のしわが定着するのを防ぐ効果が大変高いです。ただ口に空気を入れてぐるぐる回すだけでなく、しわの状態を鏡で確認しながら行ってください。

空気を入れた時にしっかりとしわが伸びているか?そして伸びた状態を長く保つよう、ゆっくり空気を回していきます。鼻の下から上唇の間のしわが気になる人は、上唇の上にもしっかりと空気を入れて引き延ばしましょう。しわを平らにするように空気で皮膚をのばすことがポイントです。

4.口元を保湿をして皮膚の衰えを補う

お肌のお手入れ時に保湿をしっかり心掛けると、口元の皮膚の衰えを防ぎ、しわをできにくくすることができます。皮膚の真皮の弾力不足を補うためにもしっかりと保湿を行いましょう。

化粧品を真皮まで浸透させることはできませんが、角質層をふっくらと保ち、大きなしわになる前の細かいちりめんじわを防ぐことができます。

口元のしわではもっとも大きなしわ(溝)である「ほうれい線」対策のコスメをご紹介しています。

https://self-lifting.jp/blog/dryness-causes-laugh-lines-4745

保湿に良い化粧品を正しく使えば、細かいちりめんジワは確実にできにくくなります。効果が表れるまでに約3か月程度かかりますが、毎日続けることが大切です。

5.口元のしわを消すコンシーラーを使う

口元のしわを今すぐ消して目立たなくしたい!という場合もあると思います。3か月も待てない!という方はしわ消し専用のコンシーラーが有効です。

通常のファンデーションのあとに口周りのしわの溝に塗って、暗い部分を明るく見せます。

口周りのしわので一番気に気になるほうれい線を目立たせなくするメイク法はこちらで紹介しています。

6.口元のしわのまとめ

口元のしわの改善法について詳しくお伝えしてまいりました。筋肉の生まれ変わりは約3ヶ月ですので、この記事でご紹介したトレーニングは少なくとも3ヶ月は行ってみてください。

ただし、口元のしわ、特にほうれい線は、すべてが老化によるものではありません。口横のしわがすべて老けて見えるかというとそうではなく、骨格によりできている場合もあります。この場合は若い人でもほうれい線状の溝が目立つ場合もあります。

今あるほうれい線が老けてみえるかどうかのチェック法を、『 ほうれい線の見た目|老けてみえない顔になる3つのケア 』で解説していますので、気になる方は併せて参考になさってみてください。

この記事でお伝えした方法をぜひ実践頂き、明るい気持ちで毎日を送って頂ければ嬉しく思います。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

 

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。