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額(おでこ)にしわが出来ると急に老けた気がしますね。おばあさんの絵を書くとき、必ずといってよいほどお決まりのように額に横シワを数本入れるでしょう。書き入れるしわの本数が多ければ多いほど年齢の高いおばあさんの絵を描くことができます。
このことからも、額にしわがあるだけで、年齢を感じさせてしまうんです。それだけに額のしわは深刻に悩んでしまいますね。額のしわは深くなる前に早めに対処しなければなりません。
額にしわができるには必ず原因があります。その原因を無くして、積極的に改善を心掛けると、簡単に額のしわの悩みをスッキリ解消することができるのです。
この記事では、老けの象徴とも言える額のしわの原因と解消法について詳しくお伝えいたします。額のしわに悩んでいる方はぜひ参考になさってください。
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1.額(おでこ)のしわは深くなる前に早めに対処する
顔のどのようなしわもすべてそうですが、しわは出来てすぐに解消法を実践しなければ、どんどん深くなる一方です。
額のしわに限らず、すべてのしわは、まずは皮膚の一番上の角質層のみに薄くちりめんしわ風に現れます。最初は薄いしわでも、一度軽い線が入れば、また同じところが折れます。同じところが折れることを繰り返しているうちに、しわが表皮の下の真皮までに入り込んで「本しわ」に変化します。
本しわとは、表情を作らなくても刻まれている深いしわのことをいいます。真皮には弾性線維、膠原線維という線維状の肌に弾力をもたらす組織がありますが、しわの溝が入り込むと、繊維が断ち切られて、回復できなくなります。
しかし、まだ角質層までの薄いしわの場合は、真皮まで入り込んでいないため、回復の可能性があります。ですので、しわが真皮に到達する前に、早めに対処することが大切です。
2.額(おでこ)のしわの原因
それでは、額にしわができてしまう原因はなんなのでしょうか?しわができるには必ず原因があるものです。心当たりはないか見てみましょう。
2-1.眉毛を上げる癖がある
額にしわが出来る原因でもっとも大きいものは、眉毛を上げる癖です。どんな時に眉毛を上げているかチェックすることが額のしわ改善の第一歩です。
鏡に向かって、眉毛をあげてみてください。額に線が入りますね。この「眉毛を上げる」という動作を繰りかえしていると、次第にしわが刻まれていきます。
若いころは眉毛を上げてもしわらしいものは見当たらず、額の一部分がくちゅっと固まったように見えるだけですが、加齢とともに、眉毛を上げると皮膚がところどころ折れて重なってしまいます。
額にしわがある人は、どこかで必ず眉毛を上げているはずです。では、どんなときに眉毛を上げているかご自身で分かりますか?次の項目をチェックしてみてください。
✅ 目の開きが悪いため、眉毛を上げて目を開いている
✅ 驚いた時や笑う時などに無意識に眉毛を上げている
✅ アイメイクをする時に眉毛を上げている
✅ コンタクトレンズを入れる時やはずす時に眉毛を上げている
いかがですか?思い当たるものはありますか?
これらは日常生活で無意識にやっていることばかりですので、改善は難しい!と思われたかもしれません。しかし、実際に1日の中で眉毛を上げる回数が多ければ多いほど、額には必ずしわが刻まれ、次第に深くなっていきます。
額のしわ改善の第一歩は、これらの眉毛を上げる癖を無くすことです。でも毎日の習慣だし止められない・・・そんな時はどうすれば良いのでしょうか?次に改善法をお伝えします。
3.額のしわの改善法
それでは、2章のチェック項目のそれぞれの対処法をみてまいりましょう。
3-1.対策1:目の開きが悪いため、眉毛を上げて目を開いている
目の開きが悪いため、眉毛を上げてものを見る癖があると、次第に額にしわが刻まれていきます。年齢とともに深くなるのが特徴です。
目の開きが悪くなる理由は、加齢にともない起りやすい眼瞼下垂症です。上まぶたにある、目を開く時に働く眼瞼挙筋が弱くなるためにおこる病気です。
眼瞼下垂になると、普通にしていても上まぶたが下がり、だんだんと視野が狭くなります。上まぶたの力だけで目を開きにくくなるため、眉毛を上げてものをみるようになります。
眉毛を上げると額の筋肉である前頭筋が引き上がることで、上まぶたも一緒に上に上がるからです。しかしこれが額のしわの原因になってしまいます。
対処法
この場合の対処法ですが、軽い眼瞼下垂の場合は、目を開くときに額の力を入れないように努力すること。額の力を使わないで、できるだけ上まぶたにある眼瞼挙筋の力を使って目を開くようにしましょう。
いつもいつも眉毛を上げて額の力を使って目を開いていたら、ますます眼瞼挙筋が衰えてしまいます。眉毛を上げないように気を付けること、常に眉毛が上がっていないか額に力が入っていないか、意識しましょう。
しかし、重度の眼瞼下垂の場合は、すでに上まぶたがかなり下がり、目が半目しか開いていないことがあります。その場合はこの対処法は適しません。努力では難しいので、眼科で診察をしてもらい、適切なアドバイスを仰ぐようになさってください。
3-2.対策2:驚いた時や笑う時などに無意識に眉毛を上げている
驚いた時や笑う時など、すなわちオーバーアクションをするときに、無意識に眉毛を上げることがあります。これも額にしわをつくる大きな原因です。
この場合は、眼瞼挙筋の衰えが原因ではなく、ただ単に一種の癖のようなものですから、心掛け次第で改善できる可能性が高いです。
対処法
まずは、鏡に顔を映してください。そして鏡の自分の顔に向かって5分間自己紹介をしてみましょう。5分間のうちに眉毛を何回上げたかチェックしてみます。そしてその時、どんな話をしたときに眉毛が上がったかメモなどに記録してください。
日常生活でもその会話に近い状況のタイミングで無意識に眉毛を上げているはずです。
そのタイミングが分かったら、そのような話をするとき、例えば感情を大きく出すような話をするときに、眉毛の動き、額の動きをしっかりと観察します。そしてどんな時にも眉毛を上げない、額を平らに保つよう意識し続けます。
これを繰り返していると、眉毛を自分がどんな時に上げやすいかが分かり、その時も眉毛を上げないようにできます。そのうち、眉毛を上げる癖が無くなっていきます。
3-3.対策3:アイメイクをする時に眉毛を上げている
次にアイメイクをするときを見てまいりましょう。多くの女性がアイシャドーやアイライン、マスカラを使ってメイクしていると思います。しかしこのアイメイクの際、まぶたをしっかりと伸ばす必要があるので、このタイミングで眉毛を上げてしまいます。
アイメイクをする上で仕方ない動作ですが、それでも繰り返すうちに額にしわが刻まれやすくなります。それではどうしたら良いのでしょうか?
対処法
さて、女性なら誰しもパッチリとした目力に憧れるもの、でもそれで額にしわが入るのは嫌ですよね。これにも対処法があります。
アイメイクの時できるだけ眉毛を上げないように努力するのがの最も良いです。アイシャドー、アイライン、マスカラを使う時、すべてに眉毛を上げなければメイクできませんか?
まずアイシャドーや眉毛を上げなくても塗れるはずです。まぶたをふつうにしてできるように頑張ってください。
問題はアイラインとマスカラです。上まつげの生え際やまつ毛そのものに色を塗るため、眉毛を上げて上まぶたをピンと伸ばさなければ、メイクするのが難しいですね。
どうしても眉毛を上げなければならない時は、片方の手で額を押さえてしわを作らないようにしましょう。眉毛を上げた時にしわができないよう、手のひらで額を押さえるのです。
どうしても片方の手でまぶたを押さえ、片方の手でアイラインを引く、など、両手がふさがっていて額を押さえられない場合は、額に貼るテープを利用しましょう。リンクルブロッカーというシワ防止テープを開発していますので、ぜひご利用ください。
テープのストレッチ効果で眉毛を上げても額にしわを定着させることはありません。リンクルブロッカーは、次に述べるコンタクトレンズの装着時やその他、自宅で眉毛を上げてしまうタイミングでも使えます。
3-4.対策4: コンタクトレンズを入れる時やはずす時に眉毛を上げている
眉毛を上げてしまう原因の4番目は、コンタクトレンズの着脱時です。コンタクトレンズの愛用者の方は、ご自身が装着するときの眉毛の動きを注意深く観察してみてください。どのかのタイミングで眉毛を上げているかもしれません。さてこの場合はどうしたらよいでしょうか?
対処法
コンタクトレンズの着脱時、どうしても眉毛を上げなければならない時は、片方の手で額を押さえましょう。押さえたところは皮膚が重ならないため、額のしわを防止することができます。
ただし、両手を使うときは額を押さえることができません。その場合は、しわ防止テープのリンクルブロッカーなどをしわができる部分に貼ってください。貼る面は低刺激性の粘着剤を使用しているので、肌に安心に使うことができます。
どのような場面でも額を押さえられないときは、しわ防止テープが額のしわをしっかりと防いでくれます。
4.額(おでこ)のしわをトレーニングで改善する
このように額のしわはすべて、眉毛を上げることにより発生するので、まずは日常生活から眉毛を上げてしまう状況を作らないこと、どうしても眉毛を上げないといけない時は、リンクルブロッカーなどしわ防止テープを上手に使うことが大切です。
そして、眉毛を上げる癖をなくしつつ、額の筋肉を強化することで、シワっぽくなっている額にハリを出すことが出来ます。
額には前頭筋(ぜんとうきん)という、眉毛から頭皮に向かって縦に走る筋繊維の筋肉があります。前頭筋は表情筋の一種で、やはり年齢とともに衰えていきます。衰えると皮膚があまったようになり、皮膚がだぶついてみえるようになります。そうするとしわが入りやすくなってしまいます。
4-1.額の筋肉を強化すると額にハリが出てしわが目立たなくなる
額専用のトレーニングで前頭筋を強化すれば、厚くなった筋肉が皮膚を押し上げ、額にハリが出てきます。たとえ、細かいしわがあったとしても、額の筋肉が強化されると額全体に厚みが出るため、光が当たったときにピカッと光り、細かいしわなど目立たなくなってきます。
それでは、額の筋肉、前頭筋を鍛える方法をお伝えしますので、ぜひ1日1回実践ください。
4-2.額の筋肉を鍛える方法
①人差し指と中指でチョキを作り、二本の指をくっつけて額に当てる。
②そのまま額を固定してまゆげの上げ下げをゆっくり10 回する。
③上げたままキープ10 秒
回数・・・上記を1セット 1日1回
トレーニングのコツ・・・指を置く理由は、額にシワを定着させないため。シワ部分をすべて指で防いでトレーニングしてください。
指で額のしわをカバーしながら行うこと
上の写真のように、額に指を置いてトレーニングするのは、額のしわを深くさせないためです。額の筋肉(前頭筋)を鍛えるには、眉毛を上げ下げするしか方法がありません。しかし、眉毛を動かすことは、額のしわを深くする可能性があります。
このトレーニングの際は、しわが寄らないように指でしっかりと押さえながら行ってください。
約3カ月で前頭筋が鍛えられしわが薄くなる
多くの方の経験上、筋肉の生まれ変わる日数である3か月程度で、額の筋肉がしっかりとしてきます。このころからしわが目立たなくなるでしょう。まゆ毛の上げ下げ10回、10秒キープを1日1回するだけです。
慣れたら、30回にチャレンジしよう
毎日1セットでは物足りなくなれば、「30回まゆ毛の上げ下げ、10秒キープ」と回数を増やしてみましょう。
額の筋肉が鍛えられると、額に厚みが出て、皮膚の下からしわを持ち上げてくれます。皮膚が下から持ち上げられたぶん、細かいしわが消えてハリが出てきます。
また、額のシワの改善方法をこちらの動画で詳しくご説明しています。
5.深いしわにはボトックスが有効
かなり深いしわになった場合は、どうすれば良いのでしょうか。しわというのは最初は浅いものですが、だんだんと深くなっていくものです。早めに対応できずに気づいたら深くなっていて、眉毛を上げなくてもしわがくっきり目立つ場合は、ボトックスが有効です。
5-1.ボトックスとは
ボトックスはボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種で、アセチルコリンという神経伝達物質の伝わりを弱める働きがあります。
しわの部分に注射すると、筋肉の働きを弱めるので、しわが伸びます。よってボトックスを打った部位の周辺は、筋肉を動かそうとしても動かせない状態になります。
ボトックスが有効なのは、表情じわのみです。表情じわとは、表情を作るときに筋肉が動いてできる額のしわや眉間のしわです。
5-2.ボトックスは最終手段として考える
ただし、ボトックスを打つと筋肉が動かしにくくなるので、表情筋トレーニングができません。また技術のない医師が打った場合、まぶたが重くなるなどの症状が出る場合がありますので、ボトックスを検討する際は医師選びが重要です。
できれば、ボトックスを打つのは、普段の表情を気を付ける、表情筋トレーニングで額の筋肉を鍛える、を実行して、それでも額のしわが気になる場合の最後の手段にして頂きたいと思います。
6.まとめ
いかがでしたか?額のしわを改善するには、眉毛を上げないように心がけることがもっとも大切ですね。それに平行して、額にある前頭筋を毎日鍛えていきましょう。どうしても眉毛を上げざる負えない場合は、リンクルブロッカーなどのシワ防止テープを上手に活用しましょう。
額のしわは年々深くなっていきます。細かいしわに気づいたら、それが老けの兆候の合図。早め早めにこちらの記事でお伝えした方法で本じわに移行するのを防いでまいりましょう。そして、いつまでも美しい額を維持なさってくださいね。
なお、体の中から額(おでこ)のシワを改善するにはコラーゲンサプリが有効です。
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なお、額のしわ同様、眉間のしわも普段の表情癖が原因のしわです。眉間のしわが気になる方は、『 眉間のしわを消す最強メソッド|3つの原因と解消方法 』を参考になさってください。
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