↑「ほうれい線」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
ほうれい線の解消に、自分で手軽にできる方法として「ツボ押し」があります。ツボ押しは気になったときにいつでもどこでも簡単にできるのが特長です。
ツボを押してみてすぐに分かる効果としては、顔全体のむくみ解消です。即効でむくみに効果を感じ、その後、気になる部位が改善するのが、ツボ押しの美容効果です。そしてむくみを解消するツボ押しの直後に、口周りの筋トレを行うとほうれい線の改善効果が倍増します。
この記事では、顔のツボの中でも、特にほうれい線に効くボ押しと筋トレの方法をお伝えいたします。ぜひ参考になさってください。
↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)
目次
1.東洋医学の考えにもとづいたツボ押し美容法
「ツボ」を押すと美容や健康に良い、というのは聞いたことがあると思いますが、果たしで「ツボ」ってなんなのでしょうか?ツボは東洋医学の考えに基づいた概念で、正式には「経穴(けいけつ)」と呼ばれる顔や体のポイントです。
ツボは体内の異常に応じて体表の特定の部位に対応して現れるもので、指圧、鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整、諸症状の緩和を図るものですが、顔のツボ押しは、ほうれい線など、加齢に伴うお悩みの改善に効果があるといわれています。
1-1.ほうれい線にはツボ押しと筋トレの併用が効果あり
ほうれい線の解消には、ツボ押しだけでなく筋トレも行うと、改善効果が上がります。
顔の血やリンパのめぐりが滞ると、代謝が低下し、肌のハリや潤いが失われてきます。すると次第に余分な老廃物や水分の排出がうまくいかなくなり、顔がむくんで下がりやすくなります。頬が下がるとほうれい線の溝が深くなり目立つようになります。そこで、まずは顔にあるツボを押してむくみを解消するわけです。
東洋医学のツボを刺激すると、血の巡りをスムーズに整えながら新陳代謝をアップし、肌をスッキリと引き締めることでほうれい線が改善します。
さらに表情筋トレーニングを併せて行うと、皮膚の下から活性化ができるので、ダブルの効果が!ツボ押しをすることで、肌の細胞の老廃物の排泄と栄養補給がスムーズに行き渡り始めるので、そのタイミングで、表情筋を鍛えると、顔を土台から持ち上げる強い筋力がつきやすく、肌のハリがアップ!
ツボ押しと筋トレの併用がおすすめするのは、両方の利点を取り入れるためなのです。
2.ほうれい線に効果があるツボ押し方法
それでは、ほうれい線の解消に効果があるツボの位置とツボの押し方をお伝えします。顔のツボを押すときは、ゆっくり、かつ、優しくが基本となります。指の腹を使い、爪を立てないよう注意しましょう。
2-1.ほうれい線上のツボ3点がほうれい線に効く
ほうれい線を解消するツボは、小鼻から口に向かって伸びるほうれい線上に3つあります。
<ほうれい線に効くツボ3点>
①ほうれい線の起点の小鼻の横・・・巨りょう(こりょう)
②ほうれい線の中央・・・散笑(さんしょう)
③唇の真横・・・地倉(ちそう)
それぞれのツボの探し方と効果、押し方を詳しくお伝えいたします。
ツボ① 巨りょう(こりょう)
~「巨りょう」(こりょう)のツボの探し方~
鏡を見て真っ直ぐに前を見て下さい。前を見た時の黒目の位置から真下に線を引くイメージをします。さらに小鼻の先の一番下から、外側へ向かって横にまっすぐ線を引きましょう。黒目からの縦線と小鼻の先からの横線がちょうど交わる位置にあるのが「巨りょう」(こりょう)です。
頬の真ん中よりもちょっと内側です。頬骨の下のライン付近ですね。ほうれい線がある人は、押すと痛みがあるかもしれません。ぐっと押すとやや重い痛みを感じる場所があれば、そこが「巨りょう」(こりょう)のツボです。
~「巨りょう」(こりょう)について~
「巨りょう」の「巨」はまさにほうれい線の溝を意味していて、「りょう」は凹んだ部分を表しています。つまり、巨りょうは「ほうれい線」のツボなのですね。
「巨りょう」は「笑顔のツボ」とも呼ばれており、笑う時に上唇をひっぱる表情筋にアプローチするツボです。若返りのツボとしても有名で、頬の筋肉を向上させるのでほうれい線の原因になっている頬のたるみを上向きにリフトアップします。ほうれい線解消には絶対に押さえておきたいツボと言えるでしょう。
また、「巨りょう」は美肌のツボでもあり、肌のハリ感をアップします。その相乗効果でしわ、たるみを改善してほうれい線を消してくれるのです。
このツボの素晴らしいところは、ほうれい線周りだけではなく、目元など顔全体のむくみやたるみを解消してくれること。肌の皮脂分泌も正常に調整してくれるので、ほうれい線の原因となる乾燥も予防してくれます。
~「巨りょう」(こりょう)の押し方~
中指の腹で左右同時に5秒押しては離すを3回くりかえします。
ツボ② 散笑(さんしょう)
~「散笑」(さんしょう)のツボの探し方~
「散笑」(さんしょう)はほうれい線の真上にあるツボです。小鼻の両端から、口角にかけて線をイメージして下さい。ちょうどほうれい線上に線がひけると思います。小鼻から口角にかけて結んだ線の中央にあるのが「散笑」のツボです。ツボの真上は押すとキュッと痛いことも。
~「散笑」(さんしょう)について~
巨りょうに続いて散笑(さんしょう)もまた、ほうれい線のツボと言えるでしょう。ほうれい線の真ん中にあるのですから、とっても効きそうですよね。ほうれい線の上のたるみをリフトアップして、ほうれい線にアプローチします。頬のたるみだけではなく、二重あご部分のたるみにも効果的なのが嬉しいツボです。
ほうれい線部分は皮膚もデリケートな部分。強く押しすぎるとかえってほうれい線によくありませんので、気をつけて下さい。外から内に向かって円を描くように、優しくマッサージすることも有効です。
~「散笑」(さんしょう)の押し方~
中指の腹で左右同時に5秒押しては離すを3回くりかえします。
ツボ③ 地倉(ちそう)
~「地倉」(ちそう)のツボの探し方~
口角の両端にあるツボです。口のすぐ外側、約0.5センチから1センチくらいの場所を押して下さい。
~「地倉」(ちそう)について~
地倉(ちそう)は顔面神経や胃とつながっているツボ。美容にもよく効くツボで、顔のむくみを軽減してくれます。また、地倉のツボを押すことで口元の筋肉をほぐして、口周りにハリを取り戻し、ほうれい線部分のたるみを解消してくれます。顔面神経につながりが深く、顔面神経痛などの緩和にも利用されているツボです。
地倉の地は「大地」そして大地の恵みである5種の穀物(食べ物)米、麦、黍、粟、稗を表しています。大地の実りを口から取り入れて胃(倉)におさめるその入り口であることから「地倉」と名付けられていて、胃につながっているツボでもあります。
なんとなく体調が悪いなと思っていたら、口角の当たりにポツっと吹き出物や湿疹が出来たという経験はありませんか?疲れや食べすぎなどで胃が不調な時、ちょうどこの地倉のツボ辺りに症状が現れることがあります。胃からくる口内炎なども、この地倉のツボで改善します。
この部分を刺激することで胃の温度が下がり、余分な食欲が落ちるためにダイエットにも有効。あらゆる面から美容のサポートもしてくれているツボなんですね。
~「地倉」(ちそう)の押し方~
中指の腹で左右同時に5秒押しては離すを3回くりかえします。
2-2.ほうれい線の起点、中央、口横と考えれば覚えやすい
ツボの位置が覚えにくい場合は、
①「巨りょう」・・・ほうれい線の始まりの場所
②「散笑」・・・ほうれい線の中央
③「地倉」・・・ほうれい線の終わりの場所(口横)
と覚えれば、忘れにくいですね。
継続して効果を出すためには、いつでもどこでもできるよう、しっかりと位置を覚えておくことが大切です。ツボの位置が頭に入っていると、テレビを見ているとき、お風呂で湯船につかっている時などに手軽にできますね。
3.ほうれい線に効果がある筋トレ方法
上の3点のツボを押した後で、ほうれい線周りの表情筋を鍛えると効果がアップします。「口輪筋(こうりんきん)」という口を取り囲んでいる筋肉を鍛えます。
口輪筋は下の画像のように、口の周りをぐるっと囲んでいる筋肉。ちょうどほうれい線の真下に位置しています。
3-1.ほうれい線の真下の筋肉に力を入れる
口輪筋を鍛えることで口周りにハリを作りましょう。また、多くの顔の表情筋はこの口輪筋を支えにして放射状に伸びています。そのため、口輪筋を強くすることで、頬をひっぱり上げる筋肉など広く表情筋全体に影響を与えることができるのです。
ほうれい線を改善するために、ほうれい線の溝が食い込まないくらい口周りを固くします。
口輪筋を鍛える方法
1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ
2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ
3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ
●回数・・・2セット
4.ツボ押し→筋トレは2分で終了
ツボ押しは、ほうれい線の起点、中央、口横の3点をそれぞれ5秒押しては力をゆるめるを3回ずつ行います。①、②、③のツボを押し終わるのに約1分です。
その後、口周りの筋トレを行います。上唇と下唇を思いきり押し合うのが10秒、そして唇をぐっと突き出すのが5秒、その後、唇を巻き込んで5秒、ここまでを2セット、筋トレで1分。
お風呂でリラックスしているときにも・・・2分で完了
ツボ押しと筋トレ併せてかかる時間はたったの2分!簡単ですね。
5.ツボ押しと筋トレ以外のほうれい線解消法
これまで、ほうれい線に効果的なツボ3つと筋トレについてお伝えしてまいりました。ツボ押しと筋トレ効果で頬から口周りのむくみがスッキリしたら、次におススメなのが、顔から頭皮へ皮膚を戻す「加藤式フェイスリフトマッサージ」です。
5-1.加藤式フェイスリフトマッサージ
これからご説明する方法は、私が顔全体のたるみに悩んでいた時に、このたるみはどこから来ているのか?とふと疑問に思ったことがきっかけで開発したものです。
顔全体のたるみを頭皮に戻すとほうれい部分の負担が減る
加藤式フェイスリフトマッサージで顔全体のたるみを頭皮に戻すと、ほうれい部分の負担が減ります。顔の皮膚は頭皮につながっているので、皮膚の余剰を頭皮に戻すという考え方です。
実際には、一時的に顔から頭皮を引き上げても、たるみがひどい場合は、またすぐに顔にたるみが戻ってしまいます。しかし、繰り返し実施することで、顔から頭部までの皮膚の位置が、移動することに慣れてきます。
頭皮も年齢とともに弾力を失いたるむのでケアが大事
顔と頭皮はつながっており、顔の輪郭を支えているのは頭皮です。顔の面積と比べて頭皮は、約2~3倍も面積があります。頭皮が老化して弾力を失うと頭皮は薄く伸び、その結果、顔へたるみが移動します。
顔だけがたるむのではなく、顔とつながっている頭皮もゆるんでしまうので、当然ですよね。フェイスリフト術はたるんだ皮膚を切り取る手術ですが、加藤式フェイスリフトマッサージは、これと似たようなことを切らずにやろう、というわけです。
顔のたるみを頭皮へ戻す
加藤式フェイスリフトマッサージの基本的な考え方は、顔の皮膚を頭皮に戻していくことです。頭皮に戻った皮膚は髪の毛の中でドレープ状になりますが、血行が良くなってくるので、そのうち弾力を増し引き締まってきます。
ただし、顔も頭皮も強く刺激すると伸びる性質がありますので、あくまで「優しく!」を守って、皮膚を引っ張りすぎないようご注意ください。
加藤式フェイスリフトマッサージの方法
それでは「加藤式フェイスリフトマッサージ」の説明に入ります。顔のたるみの余分な皮膚を頭皮へ戻していくと、ほうれい部分の負担が減り、ほうれい線の解消につながります。
①【こめかみを引き上げる】
・こめかみを両手で斜め上に引き上げ、若返った顔を確認する。
・こめかみから頭皮をもみあげるように皮膚を移動して後頭部までもっていく。
・後頭部に移動した余分な皮膚を両手で揉みほぐす。
②【額を引き上げる】
・両手を額と髪の毛の生え際にあて上に引っ張っておでこのしわをのばす。
・その状態を保ったまま、こめかみの引き上げと同じように後頭部に余分な皮膚を移動する。
・後頭部で皮膚を揉み込むようにマッサージする。
③【顔側面を引き上げる】
・両手で顔を挟むように耳の上あたりに当てる。
・そのまま水平に移動させるように、余分な皮膚を後頭部に移動する。
・後頭部で皮膚を揉み込むようにマッサージする。
④【えり足を引き上げる】
・両手の親指以外の4本の指を、えり足にあてる。
・そのまま、首の後ろのたるみを引き上げるように、後頭部まで揉みながら皮膚を移動する。
・後頭部で皮膚を揉み込むようにマッサージする。
⑤【頬下から引き上げる】
・片方の頬下から両手で脂肪と皮膚をすこしずつ引き上げるように交互に手を動かしながらこめかみまで移動する。
・そこから1と同じ動作(こみかみを引き上げる)をする。
・反対がわも同様にする。
加藤式フェイスリフトマッサージを実践する上での注意点
・皮膚だけを無理に引っ張らないように!
・組織全体を引き上げるように出来るだけ力を入れないで行う。
・毎日しない。一週間に2回~3回まで。
・回数はそれぞれ2回ずつ。
「加藤式フェイスリフトマッサージ」は顔全体を引き上げるのはもちろんですが、特に顔のシワに効果があります。
ほうれい線に悩んでいる方は、頬下からの引き上げを主に行って下さい。
5.まとめ
ほうれい線上のツボを押すことは、ほうれい線の解消と同時にむくみ、美肌にも効果があります。また、ツボを押すだけでなく、1日1回、ほうれい線周りの筋肉を鍛えましょう。
ツボ押しのあとに筋トレを行うことで、お肌はハリを取り戻していくでしょう。若々しいお顔のためにもぜひ頑張ってみてください。
なお、表情筋が凝るとほうれい線ができやすくなります。最近あまり表情豊かに過ごしていないな・・・と思う方は、『 ほうれい線を解消する筋肉のコリほぐしトレーニング法 』を参考になさってください。ツボ押しと併せて行うとほうれい線解消効果がアップします。
また、ほうれい線には外側だけでなく、内側からもアプローチすると早く効果が見えます。『 美肌サプリランキング|人気おすすめ品と効果的な組み合わせ 』も併せて参考になさってください。
↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)
最新情報をお届けします
Twitter で若見えラボをフォローしよう!
Follow @tarrumi