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目の下のふっくらと膨らんだ眼窩脂肪。たるみの原因となりますので、なんとか解消したいものですよね。気付いた時にはすでにできてしまっていて、「どうして、こんなところに膨らみができてしまったんだろう?」と悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか?
ここでは、眼窩脂肪の膨らみで悩んでいる方のために、どうして眼窩脂肪が出てきてしまったのか、その原因について解説していきたいと思います。
また眼窩脂肪による目の下のたるみでお悩みの方のために、たるみの改善方法もご紹介していきますので、目元の若さをキープするためのヒントが得られるはずです。ぜひ最後までご一読くだされば幸いです。
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目次
1.眼窩脂肪が原因で目の下にたるみができる
目の下にたるみができると、プラス5歳は老けてみられてしまいます。最初にうっすらとしたたるみを見つけた時には、「クマができたのかな?」という程度に受け止めていても、徐々にくっきりとしたたるみに変わり、ショックを覚えてしまったという方も少なくないのではないでしょうか?
このたるみの原因は、眼窩脂肪です。目の奥にある眼窩脂肪が前に飛び出してきたことによってたるみが見られるようになるのです。
目の下のたるみを放置していていると上の画像のようにここまで悪化することがあるので、早めに手を打ってまいりましょう。
1-1.目の下のたるみの原因である眼窩脂肪とは?
眼窩脂肪とは、目を守るためにある脂肪で太っているか、痩せているかに関わりなく誰にでもあるものです。頭蓋骨には目を置くために穴があり、その部分を眼窩と呼んでいます。その上にそのまま眼球を置いてしまうと、いろんな衝撃によって眼球はダメージを受けてしまいます。
しかし眼窩と眼球の間に眼窩脂肪があることで、眼窩脂肪が衝撃を吸収するクッションのような役割を果たし、様々な衝撃から眼球を守ってくれるのです。つまり眼窩脂肪は目のためには必要なものといえます。
2.眼窩脂肪が飛び出るメカニズム
眼球を保護する役目のある眼窩脂肪は、通常目の奥の方にあります。しかし目の下にたるみが見られている方の場合は、目の奥にある眼窩脂肪が前に飛び出してしまっている状態です。
眼窩脂肪が前に飛び出るようになってしまう原因は何なのでしょうか?眼窩脂肪が飛び出るメカニズムをご説明します。
2-1.眼窩脂肪は加齢に伴って飛び出る
眼窩脂肪が飛び出してきてしまうひとつの原因は、加齢によって眼球を支えている靱帯がゆるんでくることが挙げられます。眼球を支えている靱帯がゆるむと、眼球が下へと下がってきます。そのため、眼球の重みによって眼窩脂肪が前へと飛び出してきてしまうのです。
また加齢による眼輪筋の衰えも、眼輪筋が飛び出す原因となります。目の周りには眼輪筋という筋肉がありますが、眼輪筋が衰えると目の下にたるみが生じるようになり眼窩脂肪も飛び出してしまいます。
2-2.もともと眼窩脂肪の量が多い人も突出しやすい
眼窩脂肪の量は個人差があり、人によって生まれつき多い人もいます。眼窩脂肪の量が多い人は眼窩脂肪が突出しやすく、若くても目の下にたるみが見られるようになることが少なくありません。
3.眼窩脂肪が原因となった目の下のたるみ改善法
眼窩脂肪が原因となった目の下のたるみを改善する方法は、大きく2つあります。
1.目の周りの筋肉(眼輪筋)を鍛えること
2.美容整形で余分な眼窩脂肪を取り除くこと
この2つの方法で、どうしてたるみを改善することができるのか解説していきたいと思います。
3-1.眼輪筋を鍛えることでたるみを改善
眼輪筋(がんりんきん)
眼輪筋(がんりんきん)を鍛えると、飛び出してしまった眼窩脂肪を元の位置まで引き上げることができます。眼輪筋を鍛えるためにはトレーニングを一定期間続けることが必要になりますが、クリニックに通ったり、エステに通ったりしなくても、自力で目の下のたるみを改善することができるというメリットがあります。
眼輪筋のトレーニングは早い人だと1ヶ月くらいから効果を実感することができますが、たるみが進行している人は効果を実感するまでに1年以上かかることもあります。またトレーニングをやめてしまうと徐々に眼輪筋は衰えますので、効果を実感した後もトレーニングを継続するのがおすすめです。
なお、目の下のたるみを解消するためにやるべき3つのセルフケアとしてまとめた『 目の下のたるみを自分で改善する3つの簡単セルフケア 』も参考にしてください。
3-2.美容整形でたるみを改善
美容整形では下まぶたの際の部分や、下まぶたの裏側にメスを入れたり、穴を開けたりして眼窩脂肪を取り除くことで、眼窩脂肪が原因となった目の下のたるみを改善します。
また最近ではPRP療法というアンチエイジングの最新治療が行われることも少なくありません。これは、血液から血小板をとり出して皮膚に注入することによって、コラーゲンの生成などを促進するという療法です。コラーゲンの生成が促進されることで、目の下にハリが出てきますから、たるみを解消することができるというわけです。
美容整形の場合は費用がかかりますが、それでも自分で眼輪筋のトレーニングをやるのと比べて早い効果が期待できるというメリットがあります。
4.目の周りの筋肉を鍛える方法
目の周りの筋肉、つまり眼輪筋を鍛えるためには眼輪筋のトレーニングを毎日の習慣にしましょう。眼輪筋のトレーニングは、1日に2回程度やると効果を早く実感しやすいですが、難しければ1日1回でも構いません。大切なのは継続することです。
簡単にできるトレーニング方法を2つご紹介します。
4-1.下まぶたを鍛えるトレーニング
たるみが気になる下まぶたの眼輪筋をしっかりと鍛えて、眼窩脂肪の突出が原因となった目の下のたるみを解消するトレーニングです。
1.天井を見上げ、下まぶたを上まぶたの方に引き上げるイメージで目を細める。
2.そのままの状態で5秒間キープする。
3.顔をおろす。
4.1~3を5回繰り返す。
4-2.眼輪筋全体を鍛えるトレーニング
眼輪筋は目の周りをぐるっとドーナツ状に囲んでいる筋肉です。この筋肉全体を鍛えるトレーニングをご紹介していきます。このトレーニングをする時には、眼球ではなくまぶたに力を入れるように意識してやってください。
1.まぶたに力を入れて目をゆっくりと閉じる。(5秒間キープ)
2.これ以上、開かないというくらいまで思いっ切り目を見開く。(5秒間キープ)
3.1~2を5回繰り返す。
4-3.眼輪筋を強化する上級トレーニングに進もう!
先ほどご紹介した「下まぶたを鍛えるトレーニング」と「眼輪筋全体を鍛えるトレーニング」を2週間ほど毎日実践できたら、次は眼輪筋をさらに強化する上級トレーニングに進んでみましょう。
眼輪筋は目の周りを取り囲む輪状の形をしているので、目の下側(①)と目の横側(②)に分けて集中的に鍛えていきます。
眼輪筋の下(①)と横(②)に分けて集中的に鍛える
それでは、上級編のトレーニングをご紹介します。
①眼輪筋の下部分を鍛えるトレーニング(上級編)
まずは眼輪筋の下側を集中的に鍛えるトレーニングです。
①舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛む。
※舌を噛む理由は、顔の下部の力を抜いて目の下に集中するためです。
②下のまぶただけで目を閉じるように下まぶたに力を入れる。
リズムカルに下まぶたを上げたり下ろしたりを繰り返す。
●回数・・・1秒に1回上げ下ろし。30回
●トレーニングのコツ・・・頬の力を使わず、できるだけ下まつ毛が生えているすぐ下あたりを引き上げるようにします。
●下まぶたが動かない場合・・・下まぶたの筋肉を引き上げるという動きを日常ではあまりしないため、最初は難しく感じるかもしれませんね。もし難しくてできない!と感じたら下記の方法をお試しください。
軽く上を向く→ 眩しいものを見るように目を細める→ 目を開く →くりかえす
まぶしい目をすると下まぶたが動くのが分かると思います。これを繰り返していると下まぶたを引き上げるコツが身に付きます。
※表情筋は顔面神経で支配されています。一度目の下につながる神経が活性化されるとその後は急速に動かせるようになります。
目の下は普段あまり動かさない部位なので最初は難しく感じるかもしれませんが、そのうち動かせるようになります。目元の若さを維持するために諦めず目標を持って頑張りましょう。
②眼輪筋の横を鍛えるトレーニング(上級編)
次は目の横側のトレーニングです。こちらは先ほどの目の下のトレーニングより簡単です。
①舌を上下の歯で軽く噛んだまま、片目をつぶってウィンクする。左右交互に繰り返します。
●回数・・・1秒に右と左のまばたき。左右30回
●トレーニングのコツ・・・まばたきは普通に目を閉じる時の動きです。これを右左交互に行います。特に下まぶたを意識する必要はありません。
●目尻のシワが気になる場合・・・トレーニング中に目尻にシワが出て気になる場合は、両目の横に人差し指を縦に当てて実践しましょう。これでシワを出さずにトレーニングができます。
5.美容整形をする場合は、クリニック選びを慎重に!
眼窩脂肪が原因による目の下のたるみを即効で解消できるのが美容整形です。しかし美容整形はクリニック選びを失敗してしまうと、思うような効果が得られなかったり、仕上がりが変になってしまったりして後悔することもあります。
また1つのクリニックに何人もの医師が在籍していることが多いので、担当医によって技術に差があるのも事実です。ですからクリニック選びには時間をかけて、担当医は慎重に選ぶことが大切です。
5-1.失敗しないクリニックの選び方
目の下のたるみを整形で治療することを考えているなら、目の下のたるみ治療で評判のいいクリニックの情報を集めましょう。クリニックの選び方のポイントを3つお伝えします。
1.クリニックのホームページから候補を絞る
各クリニックのホームページから、たるみ治療のためにどんな治療を行っているのか、また施術料金はいくらくらいなのか、どんな医師が在籍しているのかを知ることができます。
特にメスを使う手術は失敗が許されません。腕が確かな「JSAPS」所属の形成外科専門医を選ぶようにしましょう。医師の探し方は、『目の下のたるみを整形で取る|気になる効果と料金・ダウンタイム』を参考になさってください。
これらの情報をもとにいくつか候補を絞っていきます。
2.クリニックの口コミ情報から候補を絞る
目の下のたるみ治療で評判のいい医師がいるクリニックの口コミ情報を集めてください。クリニックの口コミを集める場合は、複数の口コミサイトを比較し、特定のクリニックを推しているようなサイトの口コミは鵜呑みにしないように注意しましょう。
3.カウンセリングを受けて最終決定をする
クリニックの候補がいくつか決まったら、複数のクリニックでカウンセリングを受けるのがおすすめです。カウンセリング時に医師との相性を確認することができますし、保証制度があるのかといったことも確認することができるからです。
いくつかクリニックでカウンセリングを受けてみて、その中でも良いと思ったクリニックを選ぶようにしましょう。
6.コラーゲンを増量することで眼窩脂肪が原因のたるみを改善
目元のコラーゲンの量が減ってしまうと、それが原因で肌にハリがなくなってたるみが生じてしまいます。ですからコラーゲンの量を増量することも、目の下のたるみを改善するのには効果的です。
皮膚の真皮には皮膚の弾力を司る線維が張り巡らされています。膠原線維とよばれる結合組織のなかで最も重要な基質で,その主成分はコラーゲンです。
食生活を改善することでコラーゲンを増量することができますから、最後にコラーゲン増量のための食生活についてご紹介したいと思います。
6-1.コラーゲンを増やす食生活
コラーゲンを増やすためには、コラーゲンの材料となるタンパク質を摂取しましょう。タンパク質は、肉や魚のほか、大豆や納豆・豆腐といった大豆製品にも含まれています。
またコラーゲンを合成するにあたって必要となる栄養素がビタミンCです。ビタミンCはストレスなどによって体内で消費されやすい栄養素ですので、毎日しっかりと摂るようにしましょう。ビタミンCは、アセロラやキウイ、イチゴ、グレープフルーツなどのフルーツのほか、パセリやキャベツといった野菜にも多く含まれています。
食事での摂取が難しければ、サプリメントを利用すると手軽に補給できます。
口から摂取したコラーゲンでは皮膚のコラーゲンは増えないという説もありますが、コラーゲンを摂取すると、コラーゲンを生みだして傷を修復する線維芽細胞がより活発になり、傷口に集まりやすくなることが最近の研究で分かっています。
ちなみに、私が長年飲んでいるのは、フォーエバーヤングというサプリメントです。朝と晩に1秒ずつ飲んでいます。フォーエバーヤングを飲んだ体験をこちらに書いていますが、肌に確かな手ごたえを感じるこのサプリは、私にとっていまや手放せないものとなっています。
7.まとめ
以上、目の下のたるみの原因となる眼窩脂肪が突出してしまう原因と、眼窩脂肪を解消する方法について解説してきました。加齢によって飛び出してきてしまう眼輪筋ですが、努力次第で解消することは可能です。
眼窩脂肪のたるみがなくなるだけで、かなり若く見られるようになりますから、ここでご紹介した方法で、ぜひ気になる眼窩脂肪を解消しましょう!
なお、目の下のたるみのセルフケアについては、『 目の下のたるみを自分で改善する3つの簡単セルフケア 』に分かりやすくまとめています。眼窩脂肪の原因が分かったら、できるだけ自分でできる安全な方法で、積極的に改善してまいりましょう。
↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)
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