↑「顔のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
顔にたるみができると急に顔が老けたような気がしてしまいますね。いつまでも若々しくいるために、顔のたるみの兆候が出た時に早目に対応したいもの。そんな時は「ツボ押し」をお試しください。
ツボ押しは自分で、自宅で、簡単にできるので、顔のたるみ解消のために地道に続けることができるのが魅力です。しかも正しい方法、回数で行えば副作用もありません。
この記事では顔のたるみに効果的なツボ押しの概念から、顔のたるみに効くツボ、合わせて押すといいツボ、ツボの押し方をご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
目次
1.顔のたるみ解消にはツボ押しがおすすめ
顔のたるみ解消におすすめの「ツボ押し」。押すだけで良いのですから簡単ですよね。しかし「ツボ」という言葉を聞いたことがあっても、ツボを押すとなぜ良いのか?について知らない方がほとんどだと思います。
1-1.そもそもツボとはどういったもの?
誰でも耳にしたことのあるツボ押しですが、どのようなものなのでしょうか?ツボ押しは東洋医学に基づいています。
私たち人間の体には目に見えない“気”が流れているという考え方を前提に、その“気”の通り道になっているのが経絡(けいらく)で、その中でも重要なポイントになってくる関所のような所が『ツボ』と言われています。
経絡は血管と同じように全身に張り巡らされており、ツボは全身で2000カ所を超えると言われています。
1-2.ツボ押しで得られる具体的な効果とは
的確なツボをツボ押しで刺激すると不調が改善されるといわれています。先ほども述べたように経絡には“気”が流れていますが、この流れがスムーズだと心身ともにバランスのとれた健康体を保てるそうです。
つまり逆にいうと、この流れが滞って老廃物や疲れが溜まってしまうと体に不調をきたしてしまうのです。この時、ピンポイントでその滞りを解消するのに活躍してくれるのがツボ押しです。ツボは経絡の中でも “気”が集中しやすく、不調のもととなる滞りも集まりやすいと考えられています。
また、数ある不調は内臓に原因が潜んでいるという東洋医学の考え方があり、その不調がツボの部分に現れるのだそうです。つまり、そのツボを刺激、整えてあげることで感じ入る不調を根本から整え、改善していってくれるのです。
2.顔のたるみにツボ押しが効果的な理由
ツボ押しはなぜ顔のたるみ解消に効果があるのでしょうか?またツボ押しはどのような効果があるのか、さらに詳しく解説していきます。
2-1.ツボ押しをすることで体の中へのアプローチも可能になる
ツボ押しは気の流れや滞りを解消するだけではありません。ツボには神経が集中していると言われています。この神経がツボ押しで刺激されることによって働きが良くなるだけではなく、それと同時にツボ押しによる刺激が中枢神経を伝って脳へと伝わり、ツボと関連する体中の器官に働きかけてくれるのです。
つまり、ツボ押しは不調を感じている部分や、改善したいお悩み箇所に直接刺激を与えるだけではなく、刺激によって脳に指令を出させて、間接的な側面からも不調の原因にアプローチすることが可能なのです。
2-2.ツボ押しによって得られる効果は沢山
顔のたるみが気になりだした貴女に嬉しい効果が、ツボ押しにはあります。例えば顔のたるみの原因がむくみの場合は、ツボ押しによってむくみの元となっている水分や老廃物の排出を促したり、滞りの原因となっているリンパの詰まりを解消し、流れを良くすることもできます。
加齢とともにお肌の乾燥が進行し、たるみが生じている場合はツボ押しによって血行促進してあげることで血流の巡りが改善され、潤いや美肌成分などの栄養がお肌全体に行き渡りやすくなります。冷えも一緒に改善できるので免疫力も上がります。
肌の基礎状態が改善することでターンオーバーも正常になります。内側からハリのある美肌になれて、結果、たるみのない顔になれるという訳です。
3.顔のたるみに効果的なツボ押しの方法
それでは、顔のたるみに効果的なツボ押しの方法を、お悩みの症状に分けてご紹介いたします。
3-1.目元と口元のたるみ、ほうれい線に効果的なツボ
目元の口元のたるみ、ほうれい線の狭い範囲のお悩み解消には下記のツボが効果的です。
●魚腰(ぎょよう)
目の周りなど顔の上半分のむくみに効くのが魚腰(ぎょよう)です。
場所はちょうど眉毛の中央で、眉ラインに沿ってある骨のくぼみがある部分の眉とまぶたの境界ラインにあります。押し方は親指の腹をあてて、上へと押し上げるようなイメージで押します。
●四白(しはく)
特にピンポイントで目の下のむくみを解消したい場合は四白(しはく)を刺激しましょう。
場所は正面を向いた時に黒目のある部分から親指1本分下に下がったところです。頬骨のへりから探っていくと分かりやすいですよ。指で触るとうっすらくぼみが感じられるところです。ここは人差し指か中指を使ってイタ気持ちいい感覚を目安に押していきましょう。
●球後(きゅうご)
球後(きゅうご)は目の下の黒目と目尻の間にあります。
こちらも指先で頬骨を感じ取りながら指1本分、目の方へ入った部分です。ここは皮膚もかなりデリケートな部分なので優しく刺激することを心がけましょう。目尻に向かってトントンと軽くたたくイメージです。
●地倉(ちそう)
地倉(ちそう)は口元のたるみに関係するツボです。
ちょうど口角を上げた時の唇のラインが耳まで伸びているようなイメージで、その延長線上をクルクルと円を描きながら押してほぐしていきましょう。
3-2.頬や首筋のたるみ、二重あごに効果的なツボ
頬や首筋のたるみ、二重あごの広い範囲のお悩みには下記のツボが効果的です。
●風池(ふうち)
風池(ふうち)は頭や顔全体の血行を促進してくれるツボでこちらもむくみ解消に一役かってくれます。場所は襟足の終着点にあり、左右の耳から後ろへと頭蓋骨のフチをなぞっていくと分かりやすい場所にあります。
この骨も押してみてイタ気持ちいい刺激を目安に押していきましょう。左右で痛みの感じ方や硬さに違いがある場合は、体の歪みや疲れている部分に偏りがあるというのが感じ取りやすいツボです。
●頬車(きょうしゃ)
二重あごにピンポイントで効果的なのが頬車(きょうしゃ)です。
このツボは輪郭線の上にあり、歯をギュッと噛みしめた時に大きく盛り上がる部分なのでとても分かりやすいのではないでしょうか。この部分を人差し指を使って押してください。こちらもイタ気持ちいいを目安にして、力を抜いて押してみてください。
●上廉泉(かみれんせん)
二重顎と首筋&フェイスラインと全体的に効果がある上廉泉(かみれんせん)は顔を思い切り後ろに反らして、あごと喉元を繋ぐ縦のラインがあるとすると、ちょうどあごの裏側に位置するツボです。
手をあててみると大きなくぼみを感じるのでこちらもツボとしては比較的分かりやすいのではないでしょうか。両手を使って上廉泉に親指を、頬車に人差し指をあてて同時に刺激してあげると良いですよ。
4. 合わせて取り入れたい顔以外のツボ押し
血行不良や低体温も顔のたるみを解消するのには是非とも改善したい部分です。ここでは、基礎代謝をアップさせてくれるツボと、体をあたためてくれるツボをご紹介します。
4-1.基礎代謝をアップさせてくれる『中脘(ちゅうかん)』、『気海(きかい)』
基礎代謝をアップしてくれるいずれのツボもお腹にあります。
●中脘(ちゅうかん)
中脘(ちゅうかん)の脘は胃や腸などの消化器官を表す漢字で、刺激してあげることで腸のぜんどう運動を活発化させてくれると言われています。体の中心をとおる正中線があるとすると、おへそから指4本分その線を上に辿ったところにあります。
●気海(きかい)
同様に、その正中線をおへそから指2本分下に辿ったところにあるのが気海(きかい)になります。
この気海は読んで字のごとく“気”が沢山集まる部分と考えられており、こちらも刺激することで腸の働きを助けて腸を温めてくれると言われています。中脘も気海も体の中心に向かってゆっくり押してあげましょう。
4-2.体を温めてくれる『風門(ふうもん)』と『三陰交(さんいんこう)』
体を温めるツボは、肩甲骨の上あたりと下肢にあります。
●風門(ふうもん)
風門(ふうもん)は全身を温めてくれるツボです。場所は首を前に倒した時に背骨が一番出る骨があります。その骨から2つ下にある骨の両脇部分にあるツボです。
このツボ、場所を把握することは簡単にできるのですが自分でツボ押しするにはちょっと難易度の高い場所に位置しています。なのでこのツボは温めてあげるのが有効です。使い捨てカイロやあずき枕といった、じんわりした温感が長時間続くものを使いましょう。
●三陰交(さんいんこう)
三陰交(さんいんこう)は内側のくるぶしから指4本分上に上がったところにあります。こちらも筋肉と骨の境目に位置し、骨の上をゆっくりと辿っていくと分かりやすいですよ。
押す時にはちょっとしたコツがあって、フーッと息を吐きながら押し、息を吸うタイミングで離すようにしましょう。
5. きちんと効果的にツボ押しをするための環境つくりも大事
これまで顔のたるみに良いツボ押しの方法をお伝えしてまいりましたが、しっかりとツボ押しの効果を引き出すためには、いくつかのポイントがあります。詳しく解説します。
5-1.力加減や目安時間、呼吸法…ツボ押しにはいくつかのポイントがあります
効果があると聞くとついグイグイと力を込めて押してしまいそうですがツボ押しには過度の力は不要です。基本的には3~5秒の間隔で押したり、離したりを繰り返し行っていきます。
きちんと集中してツボを押す必要があるのでできる人は瞑想を、ツボ押し初心者の方は是非とも呼吸と一緒にツボを押していってください。
5-2.ながら押しは厳禁!きちんとツボ押しと向き合いましょう
自宅でツボ押しとなるとどうしてもテレビを見ながら、ゆっくり寛ぎながらの“ながら押し”が前提になってしまうような気もしますが、ツボの部位の紹介部分でも触れたようにツボ押しはツボの場所を的確に捉えながらやっていく必要があります。
きちんとツボの位置を捉えていないと逆に不調を招いてしまう場合もあるそうなので気を付けましょう。
6.顔のたるみ解消だけではない一石二鳥の顔ツボ押しとは
それでは次に、日頃行っている美容習慣にツボ押しをプラスするコツについてお伝えします。
6-1.日頃のクレンジングと合わせる方法
毎日ツボ押しをするのであれば、ツボ押しと合わせて実践できる美容方法も一緒に取り入れてみてはいかがでしょうか?例えば普段の化粧落としでは落とし切れていないメイクや皮脂汚れを除去する意味でクレンジングオイルを使いながらツボ押しを行っていきましょう。
こうすることで肌のくすみを除去して行ったり、乾燥している顔たるみに悩む人によっては保湿成分がきちんと肌に入り込むような土台を整えてあげられますよ。むやみに力を籠めすぎないようストロークを維持するのにも一役かってくれます。
お肌の乾燥が気になるという人はなるべく低刺激のものや、クレンジングミルクなどを使って軽めにやることをおすすめします。
6-2.美容液や保湿成分をぐんぐん浸透させる方法
ツボ押しをすることで血行促進や体温の上昇など、見込める効果がいくつかありました。この時、ツボ押しの動きで温まった手を使って美容液や保湿クリームなどを塗布してあげると浸透率がアップします。
手を使った簡単なフェイスパックをしているようなものと考えてください。こちらもあくまでギュウギュウ押し付けるのではなく、優しく肌に保湿成分が浸透するのを感じながら進めていってください。
7.まとめ
顔のツボ押しはお金をかけずにできるたるみ解消法!ツボの位置をきちんと把握さえできれば、思い立ったその日から簡単に実践できるのがツボ押しです。
慣れればツボ押しの手ごたえで自身の体の調子を感じ取ることも可能になってきます!まずは短期間の目標でもかまいませんので毎日コツコツとツボ押しにチャレンジしてみてください。
なお、顔のたるみを感じるころ、顔には色んな兆候が出てきます。例えば、ほうれい線やマリオネットライン、フェイスラインのだぶつきなどです。
これらの兆候から攻めるたるみ改善法を『 顔のたるみは改善できる!3つの兆候から攻めるセルフケア法 』にまとめています。ぜひこちらも併せて参考になさってください。
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