↑「顔のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
あなたは今、「顔が急にたるんできた・・」と、鏡を見るたびに悩んでいませんか?年齢とともに顔はたるみます。この現象はすべての人に訪れる事実です。それが分かっていても、「少しでも若くいたい!」「たるみを食い止めたい!」と願うのは、女性なら誰しもですね。
では、どうすれば、顔のたるみを改善できるのでしょうか?今以上にたるみが進行しないように食い止める方法はあるのでしょうか?
実は、顔のたるみというのは、つかみどころがありません。顔全体の印象で「顔がたるんだ」と思うけど、どこがどうなったのか自分でもわかっていないことがほとんどです。
しかし、顔がたるむメカニズムをきちんと理解すれば、どこに顔のたるみの兆候が出ているのが分かります。その兆候に対応する、これからお話しする方法を実施するだけで、顔のたるみは驚くほど改善できます。しかも自分の力で簡単にできるのです。
顔のたるみに悩む方は、この記事を読めば顔のたるみを自分で改善する方法を身に着けることができます。とても簡単な方法ですのでぜひ実践してみてください。
目次
1.顔のたるみの3つの原因と3つの兆候を知って、たるみを早期に改善する
顔がたるんでしまった原因は必ずあります。その原因を理解した上で顔に現れるさまざまな兆候に対応すれば、顔のたるみは驚くほど簡単に改善できます。
早く実践すればするほど、改善効果が大きくなります。まずは3つの原因と兆候を知って、手を打ってまいりましょう。
なお、顔のたるみを解消するためにやるべき3つのセルフケアとしてまとめた『 顔のたるみをとる方法|ブルドッグ顔を改善!簡単なメソッド3選 』も参考にしてください。
2.顔がたるむ原因は3つの層の老化現象
顔がたるむ原因は、次の「顔の3つの層」の老化現象です。老化現象なら自分ではどうにもならない!?思ってしまうかもしれませんね。でも大丈夫です。どうにもならないものと改善できるものがあります。これから詳しく説明いたします。
顔は、上から順に、表皮、真皮、皮下組織があり、その下に表情筋、頭蓋骨と続きます。表皮から皮下組織までが皮膚と呼ばれています。
年齢とともに、顔がたるんでしまうのは、
・真皮
・皮下組織の脂肪層
・表情筋
この3つの層の老化現象が大きな原因です。
次に、それぞれの老化現象について詳しく説明いたします。
2-1.真皮層の弾力が低下して顔が下がる
真皮層の弾力が低下すれば、顔が下がる、すなわち顔がたるみます。若い人の肌は、もちもちして弾力がありますね。指で押すと、指を押し返すほど、ピン!とハリがあるものです。
これは、皮膚の真皮層の膠原線維(こうげんせんい)と弾性線維(だんせいせんい)が、規則正しくしっかりと張り巡らされているからです。
膠原線維はコラーゲン、弾性線維はエラスチンからできています。これらを生み出しているのは、真皮層にある「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」という細胞です。
線維芽細胞の衰えが弾力の低下を引き起こす
真皮の弾力の元を生み出しているのは、皮膚の真皮内に存在する「線維芽細胞」という細胞。しかし加齢により、線維芽細胞が衰えると皮膚の弾力が低下してしまいます。若いうちは線維芽細胞が活発に働いていますが、30代半ばから顕著に線維芽細胞の力が弱り始め、十分なコラーゲンやエラスチンを生み出せなくなります。
また、線維芽細胞自体の数も減っていきます。また古いコラーゲンを分解する力も弱るので、固くなったコラーゲンが蓄積、それにより肌の弾力はますます無くなっていきます。
2-2.脂肪層の質の変化と増加で顔が下がる
加齢とともに、若いころとは脂肪そのものの質が変わります。また、顔にまんべんなく適度についていた脂肪が、かたよってつくようになります。すなわち、ある部分にはほどんど無くなり、ある部分には多くつきます。
多くついたところは脂肪の重みで下垂しやすくなります。口の横やアゴの裏などには特に脂肪が付きやすくなります。
2-3.表情筋が弱くなり顔が下がる
表情筋も加齢により弱り、結果的に顔のたるみを引き起こします。顔には約30種類の表情筋があります。表情筋は体の筋肉と違い、皮膚に直接くっついている「皮筋」で、特殊な筋肉です。表情筋という名のとおり、表情を動かすために存在する筋肉です。
しかし私たちは日常生活で、表情筋全体の約30%程度しか使っていません。筋肉は使わないと弱くなり、皮膚を支えきれなくなり、顔がたるみます。
顔には約30種類の表情筋があり、顔の表情をつくっている
若いころからあまり表情を作らない人は、顔が早くたるむ傾向があります。また、加齢により表情筋自体も弱くなっていきます。
表情筋は顔のたるみ改善のキーとなる
表情筋は、すでに説明している真皮と脂肪層の老化現象に比較すると、十分老化現象に対応できます。表情筋を若いころのような弾力に戻せば、顔のたるみは驚くほど改善できます。なぜなら筋肉は何歳になっても鍛えられるからです。
ここでもう一度、顔の断面図を思い出してください。表皮と真皮と皮下組織(ここまでが皮膚)の真下に、表情筋がありますね。皮膚と表情筋は、顔の表情をつくるため、ピッタリとくっついていると、先ほどお話ししました。
この図のように、表情筋は上の脂肪層を含んだ皮膚そのものをしっかりと支えています。例えば、家でいうなら基礎の土台となる部分です。土台が崩れると、上にある家も崩れてしまうのと同様、表情筋が弱ると、上の皮膚がどんなに健康で弾力があったとしても、たるんでしまうわけです。
顔のたるみは、皮膚の真皮と脂肪組織(脂肪層)の弾力低下も原因になっていますが、もっとも顔のたるみを引き起こしているのは実は、この表情筋の衰えです。しかし、表情筋は皮膚の老化に比べれば、とても簡単に対応できるのです。体もそうですが、筋肉というのはいくつになっても鍛えることが出来るからです。
顔のたるみを解消するために表情筋を効果的に鍛える方法は、以降の章でじっくりとお伝えしますね。
3.顔のたるみの3つの兆候をつかんで早期に改善する
顔のたるみは、次の3つの兆候をつかんで適切に対応すれば、早く改善することができます。先ほど、顔がたるんでしまうのは、真皮、脂肪層の質の変化、表情筋が弱くなる、これらの要素が複合していることをお話しました。この中でもっとも大きな原因は表情筋の衰えです。
顔がたるんできているかどうかは、次の3つの部位の変化で判断できます。
・ほうれい線が深くなる
・マリオネットラインが出来る
・フェイスラインがはっきりしなくなる
これらの兆候が出たら、1日も早く改善できるよう手を打たなければ、顔のたるみはどんどんとひどくなってしまいます。
3-1.兆候1:ほうれい線が深くなる
まず、もっとも大きな顔のたるみの兆候は、ほうれい線が深くなることです。
ほうれい線は鼻唇溝(びしんこう)ともいい、小鼻の横から口の横にむかって出来る影のことをいいます。最初は溝が深くなるだけですが、ひどくなると溝が真皮まで深く入りこみ、真性のシワとなってしまいます。
ほうれい線の影が濃くなってきたら、顔がたるんできた証拠。頬の皮膚と筋肉がゆるみ、頬全体が下がったことで、口の横にほうれい線の溝が出来るようになります。下がった頬と、口を動かす時の「横方向の力」がぶつかった部分が折れやすくなるためです。
3-2.兆候2:マリオネットラインが出来る
次に顔がたるみ始めた兆候として、マリオネットラインが気になるようになります。マリオネットラインは、口の左右の端からあご向かって伸びる2本の線です。人形劇に出てくる人形の口元、といえば分かりやすいでしょうか。
頬と口周りの筋肉がゆるむことで、口横の脂肪があごへ下がった状態です。横から見ると特に目立ちます。初期の頃は、鏡で真正面から見た場合はわかりにくいので、マリオネットラインが出来ても自分では気づいていない場合があります。
3-3.兆候3:フェイスラインがはっきりしなくなる
人も自分も良く分かるのが、こちらのフェイスラインのたるみです。顔全体がたるんだときにはっきりと自覚するようになります。
若いころは顎の骨の形がそのままその人のフェイスラインなのですが、加齢とともに、たるみが顎の骨に乗っかり、フェイスラインがデコボコしてきます。若いころのシュッとスッキリとしたラインが、加齢と智に不明瞭になっていきます。
4.3つの兆候をつかんで顔のたるみを改善する方法
これら3つの兆候が出たら、放置せずにしっかりと対応しましょう。それぞれに的確に対処することで、結果的に顔全体のたるみの改善につながります。
顔がたるんできた、なんだか老けてきた、と思ったら、ほうれい線、マリオネットライン、フェイスラインを確認してみてください。一つでも思い当たるものがあれば、顔が確実に下がっている証拠です。それでは、どうすれば改善できるでしょうか。
先ほどお伝えしたように、顔のたるみの原因のうち、皮膚や脂肪の状態を若い頃のように戻すことは容易ではありません。理由は、真皮の線維芽細胞というコラーゲンなどを生み出す細胞自体の数が加齢とともに減るからです。
また、脂肪層の質の変化と増加も、ダイエットするときに、バストはそのままの大きさでウエストだけ細くするのが難しいように、私たちの意思で脂肪の位置や量を希望通りにすることはできません。
3つの層の老化現象で、唯一わたしたちが自分でコントロールすることが可能なのは、表情筋のみです。しかも、皮膚、脂肪層の下にある表情筋を引き上げれば、皮膚、脂肪も自動的に引き上がるので、皮膚や脂肪が老化していても、十分改善できるのです。これは嬉しいですね!
これから、それぞれの3つの兆候に対して、表情筋を鍛える方法を詳しくお伝えいたします。
4-1.ほうれい線を筋肉の力で自分で解消する方法
ほうれい線を鍛えて自分で解消します。ほうれい線が出来るもっとも大きな原因は、筋力の衰えで頬が下がったことです。頬の筋肉を鍛えることはすぐにでき、効果を感じることができます。
また、口周りの皮膚と筋肉が薄くなると、ほうれい部分が折り込みやすくなってしまいます。ほうれい線を解消するには、頬と口周りの筋肉を鍛えることがもっとも効果があります。
1、頬を高くする(頬の筋力アップ)
2、口周りを厚くする(口周りの筋力アップ)
この2つを実践します。次に方法を詳しく説明いたします。
頬を高くするして、ほうれい部分の負担を取りのぞく
頬が高くすれば、ほうれい部分の負担が減り、深かった溝が浅くなります。下記の表情筋トレーニングを実施すると、シワが真皮まで刻まれていない軽度なほうれい線の場合は、完全に消える可能性があります。
それでは、頬を高くするトレーニングを一緒にやってみましょう。
1、軽く口をとがらせます。
2、上はぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。
時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間
トレーニングのコツ・・・頬は真上に向かって上げます。
頬を真上に向かって上げる
口周りを鍛えてほうれい部分が折れないようにする
口周りの筋肉を鍛えると、口の横の組織が厚くなり、ほうれい線が食い込みにくくなります。理由は、厚い部分は折れにくいからです。筋肉が弱く薄くなると、口横の厚みが薄くなり口の動きとともに折れやすくなります。
口周りの筋肉、「口輪筋(こうりんきん)」を鍛えれば、口周りに厚みが出ます。厚い部分は折れにくいので、ほうれい線を改善するには、口周りの筋肉をしっかりと鍛えることが重要です。
それでは、口周りを鍛えるトレーニングを一緒にやってみましょう。簡単です!
1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ
2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ
3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ
回数・・・2セット
トレーニングのコツ・・・上唇と下唇を垂直に押し合い、口周りの筋肉をしっかり緊張させましょう。
4-2.マリオネットラインを自分で解消する方法
マリオネットラインは頬と口周りの脂肪の下垂でできます。口周りの筋肉を鍛えるトレーニングと、口の空気を入れてぐるぐる回し、マリオネットラインの線を口の中から改善する方法が有効です。
口周りの筋肉を鍛えるトレーニングは、「 4-1-2.口周りを鍛えてほうれい部分が折れないようにする」を参照してください。
マリオネットラインを口の中から改善する方法
マリオネットラインを口の中から改善する方法は、口に空気を入れてぐるぐる回すだけです。とても簡単です。
1、頬に空気を入れてふくらます。その空気を口の中でぐるぐる回す
回数・・・ぐるりと5周させます。
トレーニングのコツ・・・マリオネットラインの溝を下から持ち上げるように行います。
4-3.フェイスラインを美しく整える方法
次に崩れたフェイスラインを整える方法をご説明います。横顔は見られています。フェイスラインが綺麗に整うだけで顔がたるんでいるようにはみえません。
フェイスラインを美しく整える方法は簡単です。みんな生まれながらに美しくシャープなフェイスラインを持っています。あごの筋肉をしっかりと鍛えると、以前に美しいフェイスラインに戻すことができます。
あごの筋肉を鍛えてフェイスラインを美しくする
1、口角を限界まで片方に寄せる。5秒キープ
2、反対も同様に。口角を限界まで片方に寄せる。5秒キープ
回数・・・2セット
注意点・・・指で口角を引っ張り上げないようにしましょう。
5.顔のたるみ改善まとめ
これまで、顔のたるみの改善に効果的な方法をお伝えしてまいりました。顔がたるんでしまった!と自覚する場合、よく注意してみると、顔のさまざまな部分に変化があることが分かるはずです。
その部分とは、
口の横(ほうれい線ができる場所)、
口の下(マリオネットラインができる場所)、
そして、フェイスライン です。
顔全体を引き上げるには、まずはこの3つのポイントをしっかりと改善するために、それぞれに対応する表情筋をしっかりと鍛えることです。それぞれのポイントが改善するころには、顔全体のたるみがしっかりと解消しているはずです。
ぜひ、1日1回、毎日実践してみてください。すべてをやっても7分程度で終わります。それぞれの動作は非常に簡単ですので、あとは続けるだけ。2か月もすれば顔がスッキリとしてくるのを実感できます。
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