口元ドレープができる原因とは?直し方はある?おきゃんママが解説します

口元ドレープができる原因とは?直し方はある?おきゃんママが解説します

口元ドレープ(口元のシワ)の直し方はあるの?

口元ドレープがあると老けてみえるため、とても気になるものです。

なかには「口角を横に引くとのシワが深くなるので、できるだけ笑わないようにようにしている」という人もいるほど。

結論から言いますと、口元ドレープを直す方法はあります。
具体的には以下の4つです。

  • 頬の筋肉を強化して引き上げる
  • 口元の組織を厚くする
  • 口元のシワを伸ばす
  • 保湿する

「顔ダンス」を提唱している私「加藤ひとみ」は、これまで口元ドレープに悩んでいる多くの方に、これらのことをアドバイスしてきました。

みなさん「改善した!」と喜んでいただいています。

この記事では、そんな経験をもとに、口元ドレープができる原因と直し方を解説します。

「若々しい口元を作りたい!」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

この記事を書いた人

 

口元ドレープができる3つの原因

口元ドレープができる3つの原因

口元ドレープができる原因はさまざまですが、よくあるのは以下の3つです。

  • 頬のたるみ
  • 口輪筋の衰え
  • 加齢による皮膚の衰え

1つずつみていきましょう。

原因①:頬のたるみ

実は、顔の中でももっとも脂肪が多いのが、「メーラーファット」と呼ばれる脂肪がある「頬」です。

つまり、頬は表情筋がゆるむことで1番下がりやすい部位だといえます。

加えて、頬が下がると「口の横の負担」が増します。

口は話したり、笑ったり、食事をしたりと常に動かすもの。

頬が口横まで下がると、口元にさまざまなしわを作ってしまいます。

口元ドレープができている女性

上の画像で赤いラインは頬が下がった力の方向青いラインは口の動く方向です。

2つの力がぶつかると、口元にひずみができて、さまざまなしわを作ってしまうのがイメージできますよね。

そして、頬がどれくらい下がっているかを、以下の方法で調べることができます。

  1. 鏡を準備する(洗面所でもスタンド式でもOK)
  2. 鏡に向かって軽く微笑む
  3. 頬の1番高い位置を調べる
  4. 「小鼻の位置」と「頬の1番高い部分」を比べる(画像参照)
頬の下がり方を調べる方法

頬の1番高い部分が、小鼻の位置より上にあれば、頬のたるみが発生していません。

口元ドレープの原因がたるみではないので、比較的簡単に直せるでしょう。

一方、頬の一番高い部分が小鼻の位置と「同じ」もしくは「下側」だと、頬が下がっているといえます。

頬がたるんだことによって、口元にしわができてしまった可能性が高いです。

この場合は、「頬をしっかりと引き上げること」が口元のしわを改善する大きなポイントですね。

原因②:口輪筋の衰え

口周りを取り囲んでいる「口輪筋」が衰えると、口周りに厚みがなくなります。
その結果、口元にシワが刻まれやすくなります。

例えば、ぎょうざの皮を思い浮かべてみてください。

ぎょうざの皮

手作りぎょうざの場合、こだわる人は皮から作るでしょう。

皮が薄ければ薄いほど、具を包むときに皮にドレープを寄せやすくなりますよね。

細かいひだ(しわ)をつくることができます。

一方で、ぎょうざの皮が厚ければ、ドレープを寄せるのが難しくなります。

ぎょうざ

もちろん、ぎょうざの皮と人間の口元は違いますが、理屈は同じです。

口周りの組織が薄ければ薄いほど、こまかいちりめんジワが寄りやすくなります。

最初はちりめんジワでも、放置しておくと深くなって本ジワに移行してしまうので、油断はできません。

特に「上唇のシワ」は、老けて見えるので注意が必要です。

上唇のシワは老けて見える

とはいえ、口輪筋を固く強くすることで、ドレープを直すことは可能です。
安心してくださいね!

原因③:加齢による皮膚の衰え

年を重ねると、皮膚は弾力を失います。

口元に限らず、顔の皮膚に弾力がなくなると、あらゆる部分からシワが生じるように。

皮膚は上から「表皮」「真皮」「皮下組織」の順で構成されています。

なかでも、真皮には肌の弾力やハリを担う成分「コラーゲン」や「エラスチン」を生成する「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」があります。

その線維芽細胞が加齢とともに衰え、コラーゲンやエラスチンも減少。
結果、肌の弾力やハリを失い、シワが生じやすくなります。

若い肌と老化した肌の比較

また、真皮の下の皮下組織の脂肪が若いころより減ることで、さらに口元に「ちりめん状の細かいシワ」ができやすくなるもの。

とはいえ、真皮に厚みを出すのはかなり難しいもの。
代わりに表情筋を鍛えて、厚みを持たせましょう!

おすすめしたい口元ドレープの直し方4選

おすすめしたい口元ドレープの直し方4選

続いて、口元ドレープの直し方を紹介します。
具体的には、以下の4つです。

  • 頬の筋肉を強化して引き上げる
  • 口元の組織を厚くする
  • 口元のシワを伸ばす
  • 保湿する

それぞれ詳しく紹介しますね。

直し方①:頬の筋肉を強化して引き上げる

「頬のたるみが原因」というあなたは、頬の筋肉強化から始めましょう。

頬にはたくさんの筋肉がありますが、特に頬の脂肪を支えているのは以下の2つ。

  • 大頬骨筋(だいきょうこつきん)
  • 小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

 

大頬骨筋
大頬骨筋(だいきょうこつきん)

 

小頬骨筋
小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

 

この2つの筋肉が衰えると、頬は重みで下がっていき口周りの負担が大きくなります。

先ほど紹介した頬のチェック法で「頬の一番高い位置が小鼻より下にある人」は、今から紹介するトレーニングを1日1回行いましょう。

頬の筋肉を強化するトレーニング

頬の筋肉を強化するトレーニング

 

 

直し方②:口元の組織を厚くする

頬の位置のチェック法で「頬が下がっていなかった」という場合も、この改善法は必須です。
口元のしわが気になるのであれば、必ず実践しましょう。

口元には、口を取り囲んでいる「口輪筋(こうりんきん)」という筋肉があります。

 

口輪筋
口輪筋(こうりんきん)

 

試しに、口元を指で軽く押してみてください。

柔らかい感触がありますよね。

続いて、上唇と下唇を合わせてぐっと力を入れてみましょう。

その状態で口元を触ってみると、先ほどと柔らかさが変わったのではないでしょうか。

実はこれ、口輪筋が緊張したから。

つまり、普段から口輪筋を鍛えておくと、口元が固くなりしわが入りにくくなるだけでなく「今あるしわもしっかりと押し返す」ことが可能です。

以下の方法を、1日2セット行いましょう。

口輪筋を鍛えるトレーニング

①上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ

口輪筋トレーニングの画像1

②表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ

口輪筋トレーニングの画像2

③次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ

口輪筋トレーニングの画像3

 

 

直し方③:口元のシワを伸ばす

口元のシワに限らず、顔にできるすべてのしわは、一度薄くできると表情を動かすたびどんどん深くなるもの。

そのため、最初は目立たなかったシワも、放置することで人からわかるほどに深く刻まれます。

そんな「シワの溝」が真皮に達すると、トレーニングだけでは解消できない「本ジワ」として定着する悲しい事態に。

毎日、しっかりと伸ばして、「本ジワ」になるのを防ぎましょう。

やり方はとても簡単。
頬に空気を入れてふくらまし、その空気を「右回りに5回、左回りに5回ゆっくり動かす」だけ。

口元のシワを伸ばすトレーニングの画像

口元にできるシワが伸びているか鏡で確認しながら、1日1セット行いましょう。

特に「鼻の下から上唇の間のしわが気になる人」は、上唇の上にもしっかりと空気を入れてくださいね!

余談ですが、私はこのことを、「シワにアイロンをかける」と呼んでいます。
(本当にアイロンをかけるのではありませんよ!)

直し方④:保湿する

ここまで、顔の筋トレで直す方法を紹介してきました。
これに加えて、もう1つ忘れないでいただきたいのが「保湿する」ことです。

保湿を行うと、角質層をふっくらと保つことができ、結果として加齢による真皮の弾力不足をカバーすることができます。

大きなシワになる前段階の「細かいちりめんじわ」も防げるので、今日からしっかり保湿しましょう!

おすすめの保湿方法は「顔を保湿する一番ベストな方法|乾燥しない肌つくりメソッド」の記事で紹介していますので、ぜひあわせて読んでみてください。

【番外編】すぐにできる口元ドレープの直し方

【番外編】すぐにできる口元ドレープの直し方

口元ドレープを、明日のお茶会までに直したい!
そんなあなたにおすすめなのが「コンシーラーで隠す」という方法です。

このとき「気になる箇所を塗りつぶす」のではなく「顔の影に明るさを与えて消す」ことで、見た人は若々しい印象を持ちます。

具体的には「通常のファンデーションのあとに口周りのしわの溝に塗って、暗い部分を明るく見せる」という方法です。

おすすめコスメと一緒に「ほうれい線を消す優秀コンシーラーおすすめ3品と効果的な使い方」の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

とはいえ、コンシーラーで隠す方法はあくまで「応急処置」。

長期的に若見えしたいのであれば、先ほど紹介した4つの直し方を実践しましょう。

まとめ:口元ドレープの直し方を今日から実践しよう

まとめ:口元ドレープの直し方を今日から実践しよう

この記事では、口元ドレープの直し方について詳しく紹介しました。
改めて、この記事で紹介した4つの直し方を振り返りましょう。

  • 頬の筋肉を強化して引き上げる
  • 口元の組織を厚くする
  • 口元のシワを伸ばす
  • 保湿する

顔に限らず、筋肉が生まれ変わるまでの期間は「約3ヶ月」と言われています。

そのため、この記事でご紹介したトレーニングを少なくとも3ヶ月は毎日行いましょう。

一方で、口元のしわ、特に「ほうれい線」は100%老化が原因だとはいえません。

というのも、「骨格によりできている」というケースもあり、ほうれい線が気になる若い人に多いものだから。

自分のほうれい線が老化が原因か気になったら「ほうれい線の見た目|老けてみえない顔になる3つのケア」の記事も読んでみてくださいね!

この記事が、明るい気持ちで毎日を送るきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

関連記事:ほうれい線が片方だけ深いのはなぜ?意外な3つの原因と改善法

関連記事:マスクでほうれい線が深くなった気がする?|本当の理由と対策法

 

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

ハリのある日々で美しく|たるみ改善メソッド「顔ダンス」考案者|日本セルフリフティング協会代表理事|著書▶︎「たるみが消える!顔ダンス」「顔ダンスで即たるみが上がる!若返る!」|メディア紹介▶︎「an・an」「セブンティーン」他|YouTube:チャンネル登録31万人|Instagram:フォロワー3.4万人|Threads:フォロワー7000人|【無料】たるみ改善プログラムはこちら|お仕事の依頼はお問い合わせフォームまで