目の下のたるみを隠すメイク術|上級テクニックノウハウ

↑「目の下のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

目の下のたるみをメイクで隠したい!とりあえず今すぐ人に会うから、老けて見える目の下のたるみを瞬時に消せる方法があったら・・・素晴らしいですよね。

女性にはメイクという武器がある。シミやそばかすだって、コンシーラーでうまく隠すことが出来る。でも、果たして目の下のたるみは、メイクで隠せるのか?と心配になりますね。

そんなあなたにはぜひ、目の下のたるみを分からなくするメイクテクニックがあることを知って頂きたいと思います。実際、目の下のたるみは、平らな面に出来るシミやそばかすと違い、ふくろ状の影であるため、通常のシミを隠すようなメイク法ではうまくいきません。

逆にかえって目の下のたるみがひどく見える例も目にします。では下手に何もしない方がいいのでは?と思うかもしれませんが、実はそうではありません。 目の下のたるみをうまく隠せるメイク法があります。

この記事では、目の下のたるみが目立たなくなるだけでなく、顔全体が若々しく見えるメイクテクニック法をお伝えします。多くの方がこの方法を実践して、自信を持って人と会えるようになった!と喜んでおられます。

普段のメイク法をちょっと見直すだけで良いのです。ぜひ参考になさってください。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

1.「顔全体のベースを丁寧に」が基本

目の下のたるみに悩む女性の画像

目の下のたるみに限らず、どんなお悩みでも、分からなくカバーするメイクはすべて、「顔全体のベースが重要」だということをご存知ですか?

ついピンポイントで、気になる部分だけ色々施してしまいたくなりますが、実は最初のベースだけで、かなり目の下のたるみを目立たなくすることが出来ます。

時間をかけるべき部分は、最初の顔全体のベースメイク。まずは下地から始まります。そして、色違いのファンデーションを2色使います。

これから多くの画像を使い、手順をお伝えしてまいります。

なお、目の下のたるみを解消するためにやるべき3つのセルフケアとしてまとめた『  目の下のたるみを自分で改善する3つの簡単セルフケア 』も参考にしてください。

1-2.ベースメイクに使う化粧品はカバー力のあるタイプを使う

目の下のたるみを隠すメイク法では、カバー力があるのにナチュラルに見えるメイク品を使います。

なお、普段私はお肌のお手入れはケミカル断ちをお勧めしておりますが、合成界面活性剤や合成ポリマーを使用していないファンデーションやコンシーラーというのは数が少なく、またあったとしても発色があまりよくないものが多いので、今回は、合成界面活性剤などにこだわらず、色味と機能優先でメイク品をご紹介しています。

目の下のたるみを隠すメイク法は、最初に顔全体のベースを完成させます。

2.具体的なメイク手順

顔全体のベースメイクの手順は、基礎化粧品で保湿→ベースクリーム→ファンデーション2色づかい→コンシーラー→パウダーと進みます。

ベースがきちんとできたのち、気になる目の下のたるみ部分を隠す作業に入ります。その後は、自由にポイントメイクを楽しみます。

なお、この記事を作成するにあたり、千吉良恵子さんの著書「可能力メイク」を参考にしました。本で使用している化粧品やグッズもご紹介しています。※商品説明の表現は著書より抜粋しています。

それでは、さっそく始めましょう!

ステップ1. メイク前の保湿で化粧崩れを防ぐ

メイクに入る前に、肌をしっかり保湿して整え、メイクのもちを良くします。

洗顔後、化粧水、美容液を順番につけていきます。

目の下のたるみを隠すメイク法では、保湿クリームは使いません。油分が多いとメイクが崩れる原因になります。

保湿効果の高い美容液を顔全体と目の下に丁寧になじませ、その後はクリームを使わず、次のベースクリームにすすみます。

特に目の下は美容液を叩き込むようにしっかりとなじませます。

目の下のたるみを隠すメイク術
目の下のたるみを隠すメイクの前に、美容液を目の下に丁寧になじませる

美容液は、敏感な部分にも優しく保湿効果が高いタイプを選びましょう。

セリフ パーフェクトモイスチャライジングセラムの画像

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ステップ2. ベースメイクで目の下のたるみをカモフラージュ

基礎化粧品で肌を整えたら、顔全体のベースメイクをしていきます。

ベースメイクは一番時間をかけるべきところ。 うまくやれば、ベースメイクだけで目の下のたるみがかなり目立たなくなります。

①顔にベースクリームを5点おく

両頬、額、アゴ、鼻先の5点にベースクリームをのせ、手ですばやくなじませます。

ベースクリームをつけた女性の画像
両頬、額、アゴ、鼻先にベースクリームを点々と置く

ベースクリームの量は多めにします。ベースクリームを多くつけすぎると化粧崩れの原因になるといわれますが、その後スポンジで余分を取り除くので、多めにつけても大丈夫。

むしろ、塗り忘れの箇所がある方がよくありません。隙間なく顔の隅々までしっかり塗っていきましょう。

ベースクリームは、この後につけるファンデーションと素肌をしっかりと密着させる接着剤の役目をします。化粧崩れをせず、美しい仕上がりを長持ちさせるためにとても大切なステップとなります。

5点に置いたら、最初は手で全体になじませたあと、スポンジでしっかりと顔全体になじませます。

何もつけていないカラのスポンジを使って、ポンポンと軽くパッティングしていきます。余分な油分を吸収してくれて肌への密着度がアップするとともに、肌のツヤ感が高まります。

ベースクリームの例:
ディオールベースの画像
カプチュールトータルリファイニングベース(ディオール)
くすみをカバーする、ピンク色のベース

スポンジの例:

スポンジの画像
2ウェイスポンジ(マックスファクター)
ほどよくファンデーションを吸い込み、必要な量をムラなく肌にのせてくれるスポンジ。肌あたりが優しい

②ファンデーションの2色づかいで顔全体にオーラをかもしだす

さて、ベースクリームをムラなく顔に叩き込んでなじませたら、ファンデーションを塗っていきます。

ファンデーションは2色づかいが基本。目の下のたるみを隠すためにかかせない一手間となります。

2色づかいといっても、顔の各部に合わせてファンデーションを塗り分けるわけではありません。小鼻から目の周りにかけて、透明肌を一枚仕込む方法です。

それでは、手順を詳しく説明いたします。

ファンデの前に透明肌を一枚仕込む

ベースのあと、まずは小鼻脇からまゆの上まで、ちょうど水泳のゴーグルで隠れる位置を、ファンデーションより1段階明るい色のリキッド状のファンデーションを塗ります。

メイク手順の説明画像
水泳のゴーグルで隠れる位置に、ファンデーションより一段明るいリキッドファンデを塗る

ファンデを2枚重なると、顔全体に明るさが出て、しかも目の下のたるみ部分を強調させることなく、自然にカバーできます。

指でしっかりとなじませます。ゴーグル範囲から出ないように、なじませる時は指使いに気を付けましょう。

リキッドファンデーションの例:

エイキッドファンデーションの画像
エクシア AL フリュイドファンデーション NA200(アルビオン)
白さと透明感を生み出すファンデーション。本ファンデーションの前に使うと、内側から発光する肌づくりができる

クリームファンデーションを部位ごとに塗る

ゴーグルの範囲に一段明るいファンデを塗ったら、次に頬の中央からクリームファンデーションを塗っていきます。

カバーしたいところから塗るのが鉄則なので、まずは、頬の中央に指先でとった少量のファンデーションを置きます。

ファンデーションが乾かないうちに、スポンジで塗り広げます。すばやく伸ばすのがコツです。

ファンデーションの手順画像
頬の中央にファンデーションを指で置き、素早くスポンジで塗り広げる

ファンデーションを伸ばすときは、中央から外側にスポンジを動かします。反対の頬も同じように塗っていきます。

次に額に少量のクリームファンデーションを置き、すばやくスポンジで伸ばします。

メイクの手順画像
額の中央にファンデーションを指で置き、素早くスポンジで塗り広げる

頬と額を仕上げたら、鼻やアゴ先も同じ流れでなじませていきましょう。

目のキワや小鼻横はスポンジを折り曲げて、小さくした角を使うと細かい部分もスムーズに塗れます。

フェイスラインは首筋にそって、スポンジを動かし、顔と首に境目ができないようにしましょう。

ファンデーションの例:

ファンデーションの画像
リサージボーテ 艶クリームファンデーション(リサージ)
みずみずしい質感で顔が立体的になったかのようにみせるファンデーション 

③ハイライターでトーンアップする

ファンデーションの2色づかいができたら、次はパール入りのハイライターを、目の下とTゾーンにプラスします。

ハイライターを入れると、目の下のたるみを光で飛ばしてくれる効果がある上、パールの光で顔に明るさが出ます。

ハイライターの画像
目の下とTゾーンにハイライターをプラス

ペンシル状のハイライターを塗って指でぼかし、スポンジで叩き込みます。

また、年齢とともに、小鼻のわきの溝が深くなりがち。この部分に影ができると老けて見えるので、小鼻の横の溝にもハイライターをプラス。実年齢より若く見せる効果があります。

ハイライターの画像

ハイライターをさらに上まぶたにもちょんちょんとのせ、指で軽くなじませておきましょう。こうすることで、上まぶたのくすみも取れます。

ハイライターの画像

ハイライターの例:

ハイライターの画像
アイディアル ライト イルミネーター08(エスティローダー)
肌が発光したようなナチュラルな光沢感を演出するハイライター

④フェイスパウダーで顔全体にヴェールをのせる

次に、仕上げのフェイスパウダーを装います。フェイスパウダーをパフに含ませ、よく揉みこんだら顔にのせていきます。

頬や額の広い部分からなじませるのがポイント。くるくると肌表面をなでるようにすると、ふわっと柔らかそうな印象に仕上がります。

フェイスパウダーの例:

フェイスパウダーの画像
エアベールパウダー S06(ベキュア)
羽でなでられたような空気感の超微粒子パウダー

ステップ3. 目の下のたるみの影をコンシーラーでピンポイントに隠す

さて、これまでの手順で、目の下のたるみを隠すための顔全体のベースメイクが完了しました。

これだけで、均一に1回ファンデーションを塗っただけのメイク法に比べて、かなり目の下のたるみが目立たなくなっていると思います。

これからさらに、目の下のたるみを、コンシーラーで直接隠していきます。

目の下のたるみが目立たなくなるコンシーラー術

先ほどの手順でファンデーションを顔全体につけたあと、コンシーラーを使います。

コンシーラーの色味は肌の色より2トーンくらい明るめがお勧めです。

使うコンシーラーは、先ほどと同じハイライターでOK。

ベースメイクで明るくした部分と次の手順の部分は一部重なるところがありますが、これは目の下のたるみを目立たなくするための大事なメイクテクニックです。

ベースメイクを塗った女性の画像
ベースメイクが終わったところ

①下の画像のように、両目の目頭からナナメ下に向かってコンシーラー塗ります。

コンシーラーを目がしらに塗った画像

その後、指でベースのファンデとなじませます。このとき広範囲に伸ばしすぎないようにします。ハッキリとトーンの明るさが目立つことがポイントです。

②次に、目尻の3分の1にコンシーラーを入れます。

コンシーラーを目尻に塗った画像

同様に軽くなじませます。目尻のくすみが取れ、目のアウトラインがハッキリと際立ちます。

③目の下のたるみのすぐ下の影になっている部分にコンシーラーを入れます。このとき、目の下のふくらみ部分に入れないよう気を付けます。

目の下のくまにコンシーラーを塗った画像

真正面から見て、「目の下の暗くなっている部分のみ」にコンシーラーを入れ、コンシーラーとベースの境目だけをほんの軽くぼかします。

このとき、目の下のふくらみ部分にはコンシーラーが広がらないよう注意します。

これで目の下のたるみが目立たないメイク(ポイントメイク前)が完成しました。

間違ったコンシーラーの入れ方

間違ったコンシーラーの入れ方の画像

この画像では、目の下のたるみ全体にコンシーラーを塗っています。これでは、目の下のたるみが余計目立ってしまうので、コンシーラーを入れる位置に気を付けましょう。

コンシーラーは目の下のたるみの真下の影の部分と、目頭、目尻のみに入れます。こうすることで、目の下のたるみを目立たなくすることができます。

ステップ4. お好みのポイントメイクを施す

さて、これまでの手順で、ベースメイク+コンシーラーでポイントメイクの手前まで完成しました。

ところで、フェイスパウダーで仕上げたあとに、コンシーラーを目の下に入れたことを不思議に思われたかもしれません。

実は、フェイスパウダーのあと、さらにコンシーラーを入れることで、目の下のたるみの影がぐっと減り、まるでなかったかのように装うことができるのです。

ここまでできたら、あとはお好みのポイントメイクを施すだけ。アイメイクはお好きな色味や入れ方でOK!

大切なのは最後の仕上げのチークです。

次に効果的なチークの入れ方についてお伝えします。

目の下のたるみを目立たせないチークの入れ方

目の下のたるみを目立たなくするため、目の下のふくらみ部分とその下の影になっているところを、またぐように、円状にチークをのせます。

最初は練りタイプのチーク。その後、パウダータイプのチークを入れます。

効果的なチークの入れ方の説明画像

目に下のたるみをまたぐように、ちょうど黒目の下の位置に、指でとった練りチークを図のように丸くそっと置きます。

スポンジで円のふちをぼかすように頬となじませます。このとき広範囲に塗り広げないように。

笑顔を作ったときに、頬の高くなるところより少し上を目安になじませます。

それからパウダータイプのチークをチークブラシにとり、余分をはらったら、上の手順でのせた練りチークの部分からこめかみに向かって軽くブラシを動かします。

チークの説明画像
黒目の下からスタートして、斜め上方法にブラシを動かす

チークの色味はは、ピンクコーラルが30代からの肌にベストマッチです。

練りチークの例:

練りチークの画像
クリームチークカラー オレアンダー(ローラメルシエ)
肌に溶け込み、立体感を演出するクリームタイプのチークカラー

パウダーチークの例:

パウダーチークの例
フェイシャルトリートメントブラッシャー(マックスファクター)
細かい球状粒子がするすると伸びて、いきいきとした表情を演出するチークカラー

チークで仕上げたら、目の下のたるみを隠すメイクが完成です!

3.その他の目の下のたるみの隠し方

これまで、メイクで目の下のたるみを隠すテクニックをお伝えしてまいりました。

目の下のたるみの影が暗く見えることで、たるみが強調されて気になるのですが、目の下のたるみが原因ではない、目の下の暗い影、たとえば、シミや色素沈着であったり、血行不良によるクマであったり、そのようなクマをなんとかしたい!と思っている方も多いと思います。

目の下のクマの隠し方および解消法は「 今すぐ消したい目の下のくま(クマ)!タイプ別3つの解消法 」の記事で詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考になさってください。

4.まとめ

これまでたくさんの画像を使って、メイクで目の下のたるみを隠す方法をお伝えしてまいりました。

女性にはメイクアップという強力な武器があります。説明したメイクテクニックを使えば、目の下のたるみをかなりな程度隠すことができます。

さらに笑顔がプラスされれば、お顔はもっと明るく輝くことでしょう。このメイク法を覚えて、自信を持って毎日を送って頂ければと思います。

なお、表情筋トレーニングは目の下のたるみ解消に大変効果があります。実際に目の下のたるみが改善した方の画像を、『 目の下のたるみを劇的に解消!最強トレーニング徹底解説 』でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

また、筆者自身が目の下のたるみを改善した方法を動画でご説明しています。

保湿をしっかり行い、ベースをしっかり塗って、2色使いのファンデーション。そして、ハイライトにフェイスパウダー。最後に、コンシーラー。
たるみを隠すメイクは、覚えてしまうととっても便利!

でも、メイクでは、根本的なたるみはなおりません。根本的にたるみを解消したい方は、ぜひ、セルフトレーニングにチャレンジしてみてくださいね。
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なお、体の中から目の下のたるみを改善するにはコラーゲンサプリが有効です。

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↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

 

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実践された方からの(比較画像満載) 嬉しいお便り
●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。