↑「ほうれい線」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
毎日マスクをつけていたら、ほうれい線が深くなった気がする……女性の間にそんなお悩みが増えています。通勤電車や人の多いところで風邪を予防してくれるこのマスク。
最近では花粉症のシーズンや風邪の流行シーズンには、マスクをして歩くのも普通になっていますよね。
だけどほうれい線ができる原因がマスクにあったとしたら!インターネットで検索をしてみると、「マスクはほうれい線によくない」「マスクはほうれい線予防になる」と正反対の意見が書かれているので余計に混乱してしまう人も多いようです。
実際のところ、マスクはほうれい線に良いのでしょうか?良くないのでしょうか?その辺りの答えを探ってみることにしましょう。
↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)
目次
1.マスクを正しくつければほうれい線は深くならない
マスクがほうれい線の原因ではないか?と考える女性の多くは、マスクをつけることを習慣にしてしばらくたった頃と、ほうれい線が目立つようになった時期がちょうど重なると考えているようです。
もしかしたらマスクのせい?と不安になりますが、毎日の満員電車など風邪のうつりやすい場所ではマスクは必須です。花粉症だって、しっかりマスクでガードしておきたいですよね。
でもほうれい線だけは、絶対に作りたくないもの。このままマスクを使い続けても大丈夫なのでしょうか?
1-1.ほうれい線ができてしまうのにはマスクの付け方に問題があった?
実際に毎日マスクをつけることでほうれい線が濃くなってしまうことはあるのでしょうか。率直に申し上げますと、答えはYESです。
ですがそれは間違ったマスクの付け方をしていた場合のこと。マスクでほうれい線が濃くなったという人は、ほうれい線に良くない使用法でマスクを使っていたということです。
正しい使い方さえ身につければマスクをつけてもほうれい線は深くなりませんので、安心してマスクを使用して下さい。
1-2.マスクでほうれい線が薄くなる可能性も
インターネット上には、マスクを使うとほうれい線が濃くなると言う人と、薄くなると言う人がいます。この差が出てしまうのは、マスクの使い方が人によって違うから。
正しくマスクをつけていれば、ほうれい線が薄くなるということも十分ありえます。
2.マスクがほうれい線を深くする理由
では、マスクでほうれい線が深くなってしまったという人がいるのはなぜなのでしょうか?その理由さえ知っておけば、マスクでのほうれい線の悪化を防ぐことができます。
2-1.顔の筋肉が衰えて頬が下がる
マスクをいつもしている人は分かると思いますが、マスクで顔を隠すと、人に見られない安心感で、顔に緊張感が無くなります。実はこれ、とても危険なことなんです。
足を美しく保つためには、時々スカートをはいた方がよい、と聞いたことはありませんか?人目が気になると、歩き方など足の表情一つ一つに無意識に気を配るものです。実は顔も同じ。人に見られていると思うと、無意識に口角に緊張感が出ます。決してだらけた顔にはならないものです。
でも、マスクをすると、顔の大半は隠れるので、口角に意識をすることもなく、家にいるときと同じように、顔の力を抜いてしまいます。そうすると表情筋はどんどん衰え、頬が下がることに。頬が下がると口の横に負担がかかり、ほうれい線が刻まれやすくなってしまいます。
2-2.顔が隠れている安心感で紫外線対策を怠る
ほうれい線ができる原因の1つに「紫外線」があります。特に紫外線のA波は真皮の奥まで入り込んで、コラーゲンやエラスチンといったお肌のハリを作っている組織を破壊してしまうんです。
しかも紫外線によるダメージを受けた肌は、バリア機能も壊された状態になってしまいます。そのためさらに乾燥などのダメージに弱くなり、シワやたるみを引き起こしてほうれい線はどんどん進行していくことに。
このようにほうれい線にとって恐ろしい影響のある紫外線ですが、きちんと防ぐことができていますか?マスクを着用していると、顔が隠れているからといって紫外線対策やメイクをついついさぼってしまうという人もいます。
ですが、UVカット効果のない多くのマスクは紫外線を容易に通してしまうんです。マスクをしているからといって日焼け止めを塗らなかったり、メイクをしなかったりすることで、お肌は紫外線を浴び続けて傷つき、ほうれい線が深くなってしまいます。
3.マスクを着用してもほうれい線を深くしない対策法
毎日を頑張っていると、マスクを着用しなければならない場面は増えていきます。自分が風邪をひいてしまった時などはマスクをすることがエチケットですから、マスクの着用を避けられないことも多々あると思います。
だけど少しでも深くなれば老けて見られてしまうほうれい線は、絶対に悪化させたくないですよね。ここではマスクの着用でほうれい線を深くしないための対策法をご紹介します。しっかり対策をして、若々しさを守っていきましょう。
3-1.マスクの中で口周りの筋肉を鍛える
マスクをしていると、マスクをしないときに比べて、どうしても顔全体の力を抜きがちになります。これがほうれい線の原因になるのでしたね。
これを防ぐには、マスクをしている間に顔の表情筋トレーニングをするのがおすすめ。マスクの中だから誰にも知られません。マスクをする時間、イコール「表情筋トレーニングをする時間」と決めてしまうと、ほうれい線解消とマスクの効用が同時に得られて、一石二鳥!
ほうれい線だけでなく、顔全体がリフトアップして口角がキュッと上がり、魅力がアップします。
マスクの中で人に気づかれずにやりたいので、大きく顔を動かさなくても効果があるトレーニングをご紹介いたします。
空気をぐるぐる回す
ほうれい線のシワが定着しないよう、ほうれい線の溝を口の中から押し上げてリセットします。マスクで隠れている口周りしか動かないので、人に知られることはありません。
1、頬に空気を入れてふくらます。その空気を口の中でぐるぐる回す
とても簡単なトレーニングですが、 この運動はほうれい線が定着するのを防ぐ効果があります。コツはほうれい線を平らにするようにしっかりと空気で皮膚をのばすこと。
マスクをしている間の10分間すれば、顔がとても疲れますよ。口に空気を入れてぐるぐる回すだけで、頬の筋肉も鍛えられるので、頬の下がりを防ぎほうれい線予防に効果的です。
口で「押しくらまんじゅう」をする
上くちびると下くちびるをぐっと押し合い、押しくらまんじゅうをします。口周りの筋肉「口輪筋(こうりんきん)」が鍛えられるのでほうれい線の予防と改善に効果的です。
マスクをしているので、人から「表情筋トレーニングをしているな」と気づかれる心配はありません。
1、上のくちびると下のくちびるを押し合う。10秒キープ
2、表側にくちびるを思い切りだす。5秒キープ
3、次は内側にくちびるを思い切り巻き込む。5秒キープ
●回数・・・2セット
3-2.マスク着用中の紫外線対策法
マスクをしていると油断してしまいがちな紫外線対策。マスク着用中の紫外線対策法を、注意点を交えながらご紹介します。
UVカットマスクなら紫外線を通しにくい
今お使いのマスクはUVカット効果のあるものでしょうか?通常のマスクでは紫外線を簡単に通してしまいますから、ほうれい線予防のためにUVカットマスクを選ぶのも有効な手段です。
UVカットマスクを購入する時は、パッケージに記載されている「紫外線遮蔽率」に注目してみましょう。紫外線遮蔽率が90%以上であれば、かなりの紫外線が肌に届くのを防いでくれます。
紫外線対策ができるマスクには様々なタイプのものがありますので、花粉症対策やウィルス対策に有効なマスク、通気性の良いマスクなど自分に合ったものを選ぶこともできます。
通常の使い捨てマスクに比べてコスパが気になるという方には、何度も洗って使うことができるUVカットマスクも販売されているので、そちらも試してみてはいかがでしょうか。
日焼け止めはしっかり塗り直そう
マスクで顔を隠しているために、日中のメイクでUV対策をしていないという方も、日焼け止めをつけることでほうれい線を予防しましょう。もちろん日焼け止めさえつけていれば、UVカット効果のない通常のマスクでも紫外線対策ができます。
ただし注意点がひとつ。マスクをしていると繊維によってこすれたり蒸れたりすることがあり、日焼け止めは落ちやすくなっていますから、屋外に出る時はこまめに塗り直すことが必用です。
とは言え、メイクをいちいち落としてマメに塗り直すのは手間になってしまいますよね。メイクの上から使えるスプレータイプやミストタイプ、パウダータイプの日焼け止めもありますから、そういったアイテムを活用することでマスク着用時にも簡単に紫外線対策ができますよ。
4.マスクは美容面に良い効果もある
マスクをしてほうれい線が濃くなったという話を聞くと、マスクって美容に悪いのかな?と心配になりますよね。ですがマスクを使ってほうれい線が薄くなったという人がいることからもわかるように、美容を守ってくれる側面もあります。
4-1.保湿することでほうれい線を予防できる
ほうれい線ができる原因の1つに「乾燥」があります。若々しいお肌にある角層ではたくさんの水分と油分がバランスを保っていて、ふっくらとしたハリをつくっています。角層にうるおいが足りなければ肌はバリア機能を失って、より深くにある真皮まで衰えてしまうことに。
肌の深くが衰えることによってハリがなくなってしまったお肌には、たるみやしわによるほうれい線が目立つようになってきます。マスクをすることで、水分が蒸発しやすくなった年齢肌からうるおいが失われることを防ぐことができますから、マスクでほうれい線を薄くすることも可能なんですね。
美容液や化粧水などで肌にたっぷりの水分を補ってから、マスクをつけてみましょう。寝る時に十分な保湿をしてからマスクをすることも、ほうれい線の予防には有効です。
4-2.排気ガスから肌を守る
マスクを使うことで外部刺激から肌を守ることができます。自動車などによる排気ガスは強い刺激となってお肌に影響します。特に外部刺激への抵抗力が弱まってしまった年齢肌や敏感肌の人には大きなダメージになりますので、できるだけ避けたいものです。
しかし大きな道路のある場所や都心では、排気ガスを防ぐことはなかなかできません。頻繁に運転をするという方のお肌にも、排気ガスの影響は心配ですよね。マスクはこうした外部刺激から肌をガードしてくれるので、美容を守ってくれるアイテムにもなるのです。
4-3.ウイルスから体を守り風邪予防ができる
風邪をひいた時に肌が荒れてしまったという経験はありませんか?それは風邪をひくことで回復にエネルギーを使い果たし、美肌を作ることにまで栄養分がまわらなくなるために起こります。
特に風邪をひいたときに大量に使われるビタミンCは、ご存知の通り美肌効果の高い栄養素。コラーゲンの生成を助けて肌にハリを作っているので、風邪をひいてビタミンCが不足してしまうことで老化も進んでしまいます。
風邪予防のためにマスクをするという人も多いと思います。マスクはウイルスが体に入ってくるのを防いでくれるので、結果的に若々しい健康なお肌も守ってくれることになります。
5.マスクを選ぶ時は素材にも注意
マスクは肌に直接触れるものです。ですから肌に触れた時に刺激になってしまう素材では、肌への負担となってほうれい線の原因にもなりかねません。できれば肌に優しい素材のものを使いたいですよね。
一般的な使い捨てタイプのマスクには「不織布」という素材が使われていて、フィルター効果でウィルスなどを防止してくれます。ですがこうした不織布のマスクは、肌に弱い人にとっては刺激となってしまうことがあるようです。
肌当たりのより優しいマスクを使いたい場合は、天然素材のものや敏感肌用を選ぶと良いでしょう。敏感肌用の使い捨てマスクには、肌への刺激が少ない「ポリセルロース」や「白色セルロース」を使ったものがあります。
使い捨てではなく洗って使用することができるマスクには、「シルク」「コットン」「オーガニックコットン」など天然素材100%のものもあるので、ほうれい線予防にはこうした肌に優しいものを使うこともオススメです。
6.ほうれい線予防には自分に合ったマスクを選ぶことも重要
マスクを使っていて、少しきついなと思ったらサイズが合っていない可能性があります。密着度が高ければウイルスなどの侵入は防ぐことができますが、皮膚を圧迫したり強い摩擦を与え続けることになるので、肌がダメージを受けてしまうことに。
ダメージを受け続けた肌はほうれい線だけではなく、シミやしわ、吹き出物などの肌荒れも招いてしまいますので、自分に合ったサイズのマスクを探すようにしましょう。耳に掛けるゴムなども締め付けが強いと感じたら、肌への負担が大きくなる前にサイズを見直すと良いでしょう。
大きめのマスクで肌に触れる面の少ないものもあります。色々なマスクがありますから、自分にぴったりのマスクを見つけてみて下さい。
7.まとめ
マスクはその使い方によってほうれい線を濃くもするし、薄くもします。でもマスクをする際の注意点を知って、ほうれい線対策さえしっかり行っていれば、心配をしなくても大丈夫。
・顔の筋肉を保つこと
・紫外線のケアをすること
・自分に合ったマスクを選ぶこと
どれも意外と簡単に行えることですので、ピンと上向きのフェイスラインを保つためにぜひ取り入れてみて下さいね。
もう一つ、マスクをしている間にほうれい線ケアができる方法があります。それは、美容クリームをほうれい線に塗っておくこと。マスクをするとマスク内の湿度が保たれますので、美容クリームの有効成分がしっかりと浸透してくれます。
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