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まぶたに細かいしわが出来てたるんでくると、目力がなくなり何となく疲れた印象になってしまいますね。
昔は綺麗な二重だったのに、だんだんと一重や三重っぽくなり、シワシワとして重くなると気持ちまで暗くなるもの。実際、視界も狭くなり不便に感じることもあります。
まぶたにしわやたるみはどうしてできてしまうのでしょうか?また改善するにはどうすれば良いのでしょうか。
実はまぶた自体が弾力を失い、伸びてしまうことがまぶたのしわの発生に大きくかかわっています。その原因を突き止め対策法を実践するとスッキリした目元を取り戻すことは夢ではありません。
この記事では、まぶたがしわっぽくなってしまう原因と、スッキリ改善させる方法をお伝えします。ぜひ参考にしてください。
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目次
1.まぶたのしわは引き締めて改善する
まぶたにしわができるときは、ほとんどの場合は、以前は二重であっても、一重っぽくなったり、三重になり二重のラインがはっきりしなくなることで起こります。
一重や三重になると、まぶたがしわしわに見えます。またたるみも同時に発生してまぶたが覆い重なったようになります。見た目にも老け感がでるだけでなく、視界も狭くなり日常生活にも支障がでる場合があります。
このようになるのは、以前ははっきりした二重や奥二重だった人が多いです。まぶたに細かいしわができて重くなった場合は、まぶたを引き締めるだけでスッキリ解消することができます。
なお、この記事では上まぶたのしわの改善法について解説しています。下まぶたのしわや、目頭のしわ、目尻のしわの改善法は、下記の記事をご覧ください。
●下まぶたのしわの改善法・・・『 目の下の小じわを消す簡単2つのセルフケア法と日常の注意点 』
●目頭のしわの改善法・・・『 斜めに走る目頭のしわの改善法|原因とおすすめアイクリーム3選 』
●目尻のしわの改善法・・・『 目尻のしわを消す!自分でできる若い目元を取り戻す簡単4つのコツ 』
2.まぶたにしわができる原因
ところで、上まぶたにしわができてしまう原因はなんでしょうか?一重っぽくなったり三重っぽくなったり、しわしわと細かいちりめんじわができたりすると、アイメイクも映えなくなります。
実はまぶたにしわができてしまうのは、上まぶたの弾力が減少してたるんだしまったことが大きな原因です。
ここではなぜ、上まぶたの弾力が減少してしまったのかについて説明します。
主に原因として考えられるのは、
・加齢
・上まぶたへの継続的な刺激
・眼輪筋の衰え
です。詳しく見てまいりましょう。
2-1.加齢による皮膚のコラーゲン減少
年齢とともに顔全体の皮膚が薄くなっているのに気づく方も増えます。まぶたも例外ではなく、若いころに比べて弾力が減った感じが分かります。肌が薄くなるとそれだけ肌はたるみやすくなります。
それでは、弾力がある肌、というものはどんな状態なのでしょうか?皮膚は上から順に、表皮、真皮と重なっています。基底層から生まれる肌細胞は次第に上昇していき、角質層に到達してはがれていきます。これが皮膚のターンオーバーです。
基底層の下には真皮がありますが、この真皮こそ、肌の弾力を司るメインの場所です。基底層の下側になるので、ターンオーバーによっての新陳代謝ができません。
若い肌は真皮内に膠原線維(こうげんせんい)のコラーゲン、弾性線維(だんせいせんい)のエラスチンが規則正しくしっかりと張り巡らされています。
真皮は、皮膚の本体ともいえる部分で、肌の張りや弾力の源となっています。弾力の元となる成分は、線維芽細胞(せんいがさいぼう)という結合組織を構成する細胞が生み出します。
年齢を重ねると、線維芽細胞の数が減ったり、働きが弱っていきます。肌の弾力の元となるコラーゲンなどの成分が減少することで、肌の弾力が失われれ、まぶたもしわっぽくなってしまいます。
2-2.上まぶたへの継続的な刺激で皮膚が伸びた
上まぶたに刺激を与え続けると、当然ですが皮膚が伸びます。刺激は無意識にやっていることが多く、自分自身で気づかないうちに、皮膚が伸びてしまい、細かいしわが生じるようになります。
また、しわとともにまぶたの皮膚にたるみが生じ、折れこみ線が以前と変わり、一重や三重になったりします。
上まぶたの継続的な刺激には下記のようなものがあります。
・過度なアイメイクの塗布や除去
・コンタクトレンズの着脱
・目のかゆみなどで目をこする行為
・二重まぶたテープの使用
などです。
2-3.眼輪筋の衰えで上まぶたがたるんだ
その他の原因として、眼輪筋(がんりんきん)の衰えが考えられます。
目の周りには眼輪筋という輪状の筋肉があります。眼輪筋は主に目と閉じるときに働く筋肉です。眼輪筋も加齢とともに衰えゆるんでいきます。土台の筋肉がゆるむことで、上まぶたのハリが減少し、しわができやすい状態になってしまいます。
3.まぶたのしわの改善法
第2章で、まぶたのしわの原因について詳しく見てまいりました。この章では、それぞれの原因に対して、まぶたのしわの改善法についてお伝えいたします。
3-1.加齢によるコラーゲン減少の対策法
加齢により減った真皮の弾力を取り戻すのは、実は容易ではありません。線維芽細胞という細胞がコラーゲンなどの弾力の元となる成分を生み出していますが、線維芽細胞の数が加齢とともに減ったり働きが悪くなることは、なかなか食い止めるのは難しいものです。
しかし、意識的にコラーゲンを摂取することで、線維芽細胞を元気にすることができ、結果的に真皮のコラーゲンを増やすことができることが分かってきました。
線維芽細胞を活性化させるコラーゲン摂取効果
このように、肌の弾力を保つには、線維芽細胞が大切ですが、それではどうすれば年齢とともに減る線維芽細胞を増やすことが出来るのでしょうか?
実は、コラーゲンを口から摂取することが大変有効だそうです。コラーゲンを摂取すると、コラーゲンを生みだして傷を修復する線維芽細胞がより活発になり、傷口に集まりやすくなることが最近の研究で分かったのです。
また、コラーゲンを分解してできたアミノ酸のほうが、他のたんぱく質由来のアミノ酸よりコラーゲンを合成する率が高いということも解明されました。
市販のコラーゲンを摂取した人の血中に、コラーゲンに多いアミノ酸・ヒドリキシプロリンが結合した化合物が長時間残ることを確認。その機能をマウスの皮膚や細胞で調べたところ、コラーゲンを生み出して傷を修復する線維芽細胞が傷口により集まりやすくなることがわかりました。
コラーゲン(ゼラチン)の分解物のペプチドが皮膚の傷の修復を助けるメカニズムが、京都府立大などのグループの研究で分かった。コラーゲンは「肌に良い」と言われながらもそのメカニズムは不明で疑問視する声もあったが、機能の一端が初めて確かめられた。近く発行される米国化学会の学術誌「食品と農芸化学誌」の2009年第2号に掲載される。
グループは、佐藤健司教授(食品機能学)、大学院生の岩井浩二さん、大阪夕陽丘学園短期大の重村泰毅助教ら。コラーゲンは皮膚や軟骨などを構成するタンパク質の一つで、食物から摂取すると分解されて体内に吸収される。これまで個々のアミノ酸にまで分解して吸収されると考えられており、「肌に良い」のがコラーゲン本来の働きかどうかは不明だった。
佐藤教授らは、人の実験で、ブタや魚のコラーゲンを食べると、コラーゲンに多いアミノ酸のヒドロキシプロリンとプロリンが結びついたペプチド(アミノ酸化合物)が血中に長時間にわたって増えることを突き止めた。このペプチドの機能をマウスの皮膚細胞で調べたところ、ペプチドが再びコラーゲンになるのではなく、コラーゲンを作って傷を修復している皮膚の繊維芽細胞を傷の部分に呼び寄せるのを助けることが分かった。
佐藤教授は「コラーゲンの一部はペプチドとして体内に取り込まれて働いているらしい。コラーゲンの摂取により血圧を降下させたり、骨密度低下を抑えることも報告されており、その機能を確かめたい」と話している
(2009年1月30日 京都新聞)
コラーゲンを多く含む食品は、鶏皮・軟骨・うなぎ・カレイ・さざえ・ふかひれ・ゼリーなどです。
食事で摂りにくい方は、サプリメントなどを利用するのも一つの方法です。どんなコラーゲンサプリを選んだらよいか分からない方は、『 コラーゲンサプリおすすめランキング|モチ肌サプリの比較と効果的な飲み方 』を参考にしてください。
3-2.上まぶたの継続的な刺激の対策法
上まぶたに無意識に与えている刺激の積み重ねが、結果的にまぶたを伸ばししわを生じさせてしまうことについて、先ほどお話ししましたね。
2章で上げた継続的に刺激には、
・過度なアイメイクの塗布や除去
・コンタクトレンズの着脱
・目のかゆみなどで目をこする行為
・二重まぶたテープの使用
がありました。これらに心当たりがある場合は、できるだけ上まぶたを刺激しないように日常生活を改善することが大切です。
過度なアイメイクの塗布や除去
アイメイク品は落としやすく刺激の少ないものを選びましょう。クレンジングの際は、ごしごしこすらず優しく落としましょう。
コンタクトレンズの着脱
コンタクトレンズはまぶたをできるだけ引っ張らないように着脱するよう心がけましょう。ハードコンタクトレンズの場合は、目尻を引っ張って取り出すのが一般的ですが、専用スポイトを使うとまぶたに負担を与えずコンタクトレンズをはずせるのでおすすめです。
ハードコンタクトレンズ専用スポイト
目のかゆみなどで目をこする行為
花粉症などのアレルギーがある場合、目のかゆみのため無意識に目をこすりがちです。きちんと専門医の元で治療をして、できるだけ目の周りをかかなくてすむようにしましょう。
二重まぶたテープの使用
二重まぶたの用のテープやファイバー、のりは、上まぶたに人工的な折り込みを作って二重にするアイテムです。軽度のまぶたのしわやたるみの場合は、二重にすることで本当に綺麗なラインができて、しわやたるみが解消することがあります。
しかし、まぶたそのものには負担がかかり、結果的に皮膚を伸ばしてしまうことはよくあります。できるだけ使用しない方が良いのですが、どうしても使いたい場合は、負担を与える範囲が最小限のファイバータイプをおすすめします。
3-3.眼輪筋の衰えの対策法
先ほど、目の周りを取り囲んでいる眼輪筋が衰えると、まぶたの弾力がなくなるというお話をしましたね。嬉しいことに衰えた筋肉は鍛えることで強さや弾力を取り戻すことができます。
鍛えるには眼輪筋トレーニングが一番!眼輪筋は輪状になっているため、目の下と目の側面に分けてトレーニングします。目の下と側面を鍛えることで、結果的にまぶたの上も鍛えられます。
それでは詳しい方法を説明いたします。
眼輪筋の下を鍛える方法
①舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛む。
※舌を軽く噛む理由は、顔の下半分の力を抜いて、目の下に集中させるため。
②下のまぶただけで目を閉じるように下まぶたに力を入れる。
リズムカルに下まぶたを上げたり下ろしたりを繰り返す。
●回数・・・1秒に1回上げ下ろし。30回 慣れたら、目の下がだるくなるまで。
●トレーニングのコツ・・・頬の力を使わず、できるだけ下まつ毛が生えているすぐ下あたりを引き上げるようにしましょう。
解説動画のタイトルは、「目の下のたるみ改善トレーニング」となっていますが、上まぶたのしわやたるみにも効果があります。
眼輪筋の横を鍛える方法
次は目の横側を強化します。
①舌を上下の歯で軽く噛んだまま、片目をつぶってウィンクする。これを踏切の信号機のように繰り返す。
●回数・・・1秒に右と左のまばたき。左右30回 慣れたら、目の横がだるくなるまで。
解説動画のタイトルは、「目の下のたるみ改善トレーニング」となっていますが、上まぶたのしわやたるみにも効果があります。
3-4.額の筋肉を鍛えて上まぶたを引き上げる
額には前頭筋という筋肉があり、この筋肉が弱ることが、実は上まぶたのしわやたるみの原因にもなっています。
前頭筋(ぜんとうきん)
眼輪筋は上まぶたのハリに直接影響する筋肉ですが、額の筋肉はいわば間接的に上まぶたに影響を与えるといえます。
弱った筋肉が原因なら、筋肉を鍛えればよいのです。額の筋肉が強くなって引きあがると、それと同時に上まぶたが一緒に引き上がります。
次のトレーニングをまずはやってみましょう。即効でまぶたが上がり、目が大きくなるのが分かると思います。
額の筋肉を強化する方法
それでは、額の筋肉を強化する方法を詳しく説明いたします。
①人差し指と中指でチョキを作り、二本の指をくっつけて額に当てる。
②そのまま額を固定してまゆげの上げ下げをゆっくり10 回する。
③上げたままキープ10 秒
回数・・・上記を1セット 1日1回
動画で解説しています。動画タイトルが「目の下のたるみ改善トレーニング」となっていますが、上まぶたのしわやたるみにも効果があります。
トレーニング時に額に指を置く理由は、額にシワを定着させないためです。シワ部分をすべて指で防いでトレーニングしてください。ただし、強く押さえつけて前頭筋の動きを制限しないようにしましょう。
4.まとめ
まぶたのしわの原因と改善法についてお伝えしてまいりました。上まぶたにしわがひどくなってたるんでくると、同時にまぶたが重くなるので、生活にも影響しかねません。早めに改善してパッチリ目元を取り戻しましょう。
なお、上まぶたのしわが気になる頃に、下まぶたもたるみやすくなります。目の下のたるみも改善したい方は、『 目の下のたるみを自分で改善する3つの簡単セルフケア 』を参考になさってください。
↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)
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