↑「顔のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
肌に変化のきざしが現れ始めて、年齢を感じやすくなるのが30代。この頃、女性の顔を最も老けさせて見せるのは「たるみ」だということをご存知ですか?
周りを見渡してみても、20代の女性と30代の女性ではそれ程違いがなくても、なんとなく年齢を見分けることができると思います。私たちがなんとなく年齢を識別する時、多くの場合、顔のたるみを無意識に感知しています。
「なんとなく顔が下がってきた」
「疲れた表情をしているな」
と思ったら老け顔ピンチのサイン!放っておけば顔のたるみは進行してしまいます。
人から老けて見られるのを避けるためにも、お顔のたるみはしっかりくい止めたいですよね。老け顔を作ってしまうたるみの原因と解消法を知って、見た目が老化してしまうのを予防していきましょう。
目次
1.顔のたるみは早めに手を打つことで予防できる
同じ年齢の女性でも、若く見える人と老けて見える人がいます。この差、実はちょっとの工夫で大きく変わるんです。
とは言え顔のたるみを感じ始めたら、このまま老けて行くのだろうかと不安になってしまうもの。「年相応とはこういうこと?」と悩むかもしれません。いえいえ、あなたは若々しさをもっとキープしていくことができます。ですから、諦めないで下さいね。
1-1.20代から予防を行っている女性も
昔から20代後半はお肌の曲がり角なのよ、などと言われてきました。そう言われるのは、1960年代にマダム・ジュジュという化粧品のコマーシャルで使われていた「25歳はお肌の曲がり角」というコピーが流行したからなのだそうです。
20代ならお肌はまだピンと上を向いている頃。だけどこの頃から、体は変化の準備を始めています。実際に20代後半でたるみの兆しを感じはじめて、しっかりとこの頃から予防をしておくことで30代、40代になってからのお肌に差をつけています!という女性も。
もちろん若い程、お肌は打てば響くもの。早ければ早い程、改善していくのもまた早くなります。ですから若いうちから顔のたるみを予防する習慣をつけておけば、進行した老化サインを見つけて慌てることは少なくなってきます。
1-2.顔のたるみサインを見つけたら早めの予防を
実際に顔のたるみがコンプレックスになってくるのは、30代以上であることの方が多いです。その頃になると、顔の変化も客観的に自覚ができるようになってくるからです。
鏡を見て、たるみサインを見つけてからでもそう遅くはありません。ですが進行してからの改善はその分だけ根気と努力が必要になってくるもの。
打てば響くたるみ初期のうちなら、まだまだ簡単に老化を予防できます。できるだけ早く顔のたるみ対策をとることで、若さをキープしていきましょう。
なお、顔のたるみを解消するためにやるべき3つのセルフケアとしてまとめた『 顔のたるみをとる方法|ブルドッグ顔を改善!簡単なメソッド3選 』も参考にしてください。
2.顔のたるみのセルフチェック方法
もしかして顔がたるんでいる?と思っても、実際にたるみがあるのかどうか、自分ではわかりにくいことがありますよね。もしかして気のせいかも、と見て見ぬふりをしているうちに、たるみが進行してしまうケースもあります。
まずは顔のたるみのセルフチェックをして、自分自身のことをよく知っておくことから予防を始めましょう。
2-1.チェックポイント①毛穴がたるんでいる
顔の毛穴が開いて目立っているなと思った時は、たるみの始まりの症状かもしれません。
毛穴たるみは鼻の脇あたりの頬に現れやすいですから、その部分に注目してみましょう。ルーペなどを使うと便利ですよ。
たるみ毛穴の例
健康な毛穴は縦横が同じ比率の正円の形をしています。肌にハリがなくなってくるほどこの円は大きく目立つようになってくるのですが、たるみが進行するといわゆる「たるみ毛穴」と呼ばれる楕円形や涙型、斜めに流れているような状態になります。
2-2.チェックポイント②ほうれい線部分に影が出来はじめる
顔のたるみが進行すると、真顔の時でもほうれい線が刻まれるようになります。ほうれい線ができるラインの上の部分、鼻の横あたりの下側の影が深くなってきたら、それは顔のたるみサインです。
小鼻の横のほうれい線の根本をチェック!
まっすぐに置かれた鏡の前で、4本の指先を使ってこめかみの下の頬骨の上を押さえて下さい。頬骨の骨が終わるあたりです。そのまま優しい力で、ほんの少しだけ斜め外側に持ち上げてみましょう。
この部分を斜め外側に引き上げて顔のたるみを調べる
どうでしょうか。この時鏡に映った自分の顔がいつもより若々しく感じたら、それが若かった頃の自分です。つまり頬部分は、たるみのない本来の自分の顔ということです。
2-3.チェックポイント③口角が下がっている
自然な表情をしているのに口角が下がっている場合は、頬の外側から下半分の広い範囲でたるみが起きている可能性があります。進行するとマリオネットラインをつくり、ブルドッグ顔になってしまうたるみです。
2-4.チェックポイント④まぶたの下がりと目の下のたるみ
目の周りも顔のたるみの症状が早くから出やすい場所です。目の下は20代前半からたるみに悩む人も多い部分。
鏡を見て笑顔を作った時に、目の下がぷっくりとふくらむ人は目の下のたるみに要注意です。目が小さくなってきた、まぶたが下がってきたという人は上まぶたのたるみサインかもしれません。
3.顔のたるみの原因
顔のたるみができる原因って何でしょうか?原因がしっかりとわかっていれば、予防もできるはず。たるみのメカニズムを知って、老け顔を予防しましょう。
3-1.たるみの原因①皮膚のハリ弾力不足
たるみが気になる部分に触れてみて下さい。ピンと跳ね返してくる感覚はありますか?しなびたように、ふにゃっとした感触になってはいないでしょうか。
私たちの肌の奥にある真皮層には、コラーゲンやエラスチンなど、肌のハリ弾力を作っている線維が存在します。ですが加齢や過度なダイエット、紫外線などの影響で弾力線維は衰えていきます。
すると肌にハリがなくなってしまいますから、皮下脂肪を支えられずに顔にはたるみが出来てしまいます。
3-2.たるみの原因②表情筋の衰え
肌よりもガッチリと皮下脂肪を支えてくれるものは筋肉。特に顔の筋肉は「皮筋」といって、顔の皮膚と直接につながった構造をしている筋肉です。ですから表情筋の衰えは、顔のたるみと直結しているのです。
筋肉もまた、加齢によって衰えていくもの。運動をさせないと、徐々に減ってしまいます。ひどい風邪をひいて寝込んだ後に、歩いてみたら腰が痛くなったという経験がありませんか?それは寝込んでいる間に筋肉が減少して、体の支えが弱くなってしまったためです。
そんなに簡単に減るの?とびっくりするかもしれません。でもそのくらい、筋肉は使われないと衰えていきやすいものなのです。
毎日どのくらい笑っていますか?あまり表情を動かさない生活をしている人は、特にたるみ予防を心がけましょう。
表情筋には日常生活であまり使われないものも多いですから、意識して動かさないとたるみの原因になってしまいます。
3-3.たるみの原因③姿勢が悪い
知らず知らずのうちに猫背になっていることはないでしょうか。
スマホやパソコンを使っている時、背中が丸まってあごが前に出てしまうような姿勢を長時間とっていることがあります。
パソコン作業をしている時だけではありませんよね。歩いている時、電車に乗っている時、背中が丸まっている女性はとてもたくさんいます。
大人の女性はとっても忙しいものですから、お疲れなのかもしれません。でも猫背は女性を美しく見せないだけではなく、顔のたるみまで引き起こしてしまうんです。
上の画像を見てください。背中を丸めたためにあごが前に出るような姿勢になりますと(①)、首の後ろ側が縮んで(②)、顔表面の皮膚に下方向への負荷がかかります(3)。そのため、顔のたるみを進行させてしまうことになります。
4.顔のたるみの予防法と解消法
顔のたるみができる原因がわかってきましたら、それをしっかりと踏まえてたるみの予防と解消をしていきましょう。
4-1.表情筋を鍛えてたるみを予防!
すでにたるみが出来てしまったお顔にも、まだ大丈夫そうだけどたるみの兆候が気になるというお顔にも、しっかりと効いてくれるのが表情筋トレーニングです。
表情筋が鍛えられると、筋肉が顔の皮下脂肪を支えてくれるため上向きの力がはたらきます。重力に従って下向きに流れていたお顔のたるみも、表情筋の支えがリフトアップしてくれるのです。
表情筋は衰えやすいですが、筋肉ですから自分の力で簡単に鍛えることができるのが嬉しいところ。道具を使わずにほんの数分でトレーニングすることができますから、表情筋の衰えによる顔のたるみも簡単に予防できます。
表情を大きく動かしていないなという方は特に、表情筋を意識してトレーニングすることで顔のたるみを予防しましょう。
この記事の終わりではたるみ予防に効果的な表情筋トレーニングをご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
4-2.皮膚のハリ弾力を強化してたるみを予防!
たるみの原因はお肌の真皮にもありました。たるみ肌を予防するために出来ることをあげていきましょう。
紫外線をあびすぎない
太陽の光に含まれるUV-Aという紫外線は、雲や窓ガラス、肌の表面をやすやすと通過して真皮に届きます。真皮に届いたUV-Aはなんと、肌のハリを作っているコラーゲンなどの弾力線維を破壊してしまうんです。
紫外線対策をしっかりとしておくことで、顔のたるみを予防しましょう。
たっぷりの保湿で肌をうるおす
乾燥は肌を劣化させていきます。表皮の一番上にあるお肌のバリア機能は水分、皮脂、天然保湿因子といったうるおい成分が上手にバランスを保つことで作られています。
このうるおい層が破れてしまうと、お肌は紫外線などの外部ダメージをダイレクトに受けてしまうだけではなく、お肌をぷるぷるにしてくれる内側の水分もどんどん蒸発させてしまうことに。
水分を失ったお肌は元気を失って老化を進めます。十分な保湿をして顔のたるみを予防しましょう。エアコンの風に直接当たらないようにしたり、乾燥する季節には保湿器をつけて環境による乾燥を防ぐことも有効です。
タンパク質とビタミンCを摂る
真皮のハリ、弾力を作っているのはタンパク質と、それをサポートしているビタミンC。肉や魚を制限するような過度なダイエットをしてしまうと、お肌のハリを作ってくれる栄養が足りなくなってしまいます。
バランスの良い食事を心がけることは、顔のたるみ予防の基礎だと思って下さい。
ぐっすりと眠る
夜、私たちが眠っている間に成長ホルモンが分泌されることで、体は回復、再生を繰り返しています。もちろんお肌も眠っている間に日々生まれ変わってくれているのです。睡眠不足になると肌荒れをしてしまうのは、この機能のため。
睡眠を良くとって、たるみに負けない健康なお肌をキープしましょう。
5.顔のたるみが目立ちやすい部分と、鍛えるべき筋肉
顔は全体的にたるんできます。ですがその中でもたるみが気になりやすい場所、たるみが出やすい箇所はあります。
顔の中でも、たるみが目立ちやすい部分はどこでしょうか?たるみやすい部分を鍛えることで、まだたるみが進行していない場所も効率的に老化予防をすることができるでしょう。
5-1.目の周り
まぶたの上、目の下は人によってはとてもたるみやすい部分。特に目の下は眼球を包んでいる眼窩脂肪が前に飛び出してくることで、若いうちからたるみが気になってくる人が多いようです。
まぶたの上や目の下のたるみは、ドーナツの様な形をして目をぐるっと囲んでいる「眼輪筋」を鍛えることで予防することができます。
眼輪筋(がんりんきん)
5-2.ほうれい線部分
顔の真ん中の筋肉がたるんでしまうことで、どんどん深くなっていくのがほうれい線です。ほうれい線ができると、老けて見られるのではないかと自信を失ってしまいますよね。
それをバネにして、今からしっかり予防しておくことで年齢が気にならないような美しさの基盤を作っておきましょう。
ほうれい線を予防するには、口元から顔の上方向にむかって伸びている「大頬骨筋」「小頬骨筋」を鍛えて頬の上をリフトアップさせて下さい。
大頬骨筋(だいきょうこつきん)
小頬骨筋(しょうきょうこつきん)
5-3.マリオネットライン
口角の両サイドの少し下にできてしまうマリオネットライン。これが出来る場合は顔全体が下がって来ている証拠です。
進行するとブルドッグ顔と呼ばれるたるみ顔になってしまいますから、とても気になる部分ですよね。
このマリオネットラインを防ぐには、頬を支える大きな筋肉、「大頬骨筋」の他に、フェイスラインをシャープにしてくれる「翼突筋」をトレーニングすると良いでしょう。
翼突筋(よくとつきん)
6.顔のたるみを予防できる表情筋トレーニング
それでは、顔のたるみが出やすい部分の筋肉を鍛えてリフトアップしていく、表情筋トレーニングをご紹介していきます。
毎日数分だけ、表情筋トレーニングを続けて行くことで、顔のたるみを予防することができます。
6-1.眼輪筋を鍛えて目の周りのたるみを予防するトレーニング
目をぐるっと囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)を鍛えましょう。このトレーニングはまぶたが下がって眠たい目になったり、目の下のたるみが進行するのを予防してくれます。
目もとのリフトアップの手順
1、舌を上下の歯で軽く噛んだまま、片目をつぶってウィンクする。これを踏切の信号機のように繰り返す
目尻にシワが出ない程度のウインクで。ぎゅっとつぶる必要はありません。
●回数・・・1秒に右と左のまばたき。左右30回 1日1回
●トレーニングのコツ・・・まばたきは通常の目を閉じる動きで大丈夫。
●目の周りを取り囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)を引き上げます。
目尻が上がることにより、顔の上部がリフトアップされます。効果は2週間目から感じることが多いです。
6-2.頬を鍛えてほうれい線周りのたるみを予防するトレーニング
ほうれい線の上の頬を鍛えることで、頬に上向きの力をつくりましょう。
ほほのリフトアップの手順
1、軽く口をとがらせます
2、上の歯ぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。
●時間・・・頬上げを1分間継続 → 鼻の下のばし5秒間。 1日1回
●トレーニングのコツ・・・頬は真上に向かって上げます。黒目の下に頬を近づけるつもりで。
真上に向かって上げる
●1分間、頬を上げ続けると、頬の筋肉である大頬骨筋(だいきょうこつきん)、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)が引き上がります。
顔の中心部のほほが上がると、見た目にも、とても若返ります。
ただし、ほほの筋肉は広範囲のため鍛えるのに少々時間がかかり、効果は3週間目から感じることが多いです。
6-3.顔の下部分を鍛えてマリオネットラインを予防するトレーニング
このトレーニングでは、フェイスラインをキュッと引き上げてブルドッグ顔になってしまうのを予防することができます。
フェイスラインのリフトアップの手順
1、口角を限界まで片方に寄せる。5秒キープ
口を寄せた反対側のあごらいん(フェイスライン)がはっきりと出るように、しっかりと口を片側に寄せます。
2、反対も同様に。口角を限界まで片方に寄せる。5秒キープ
回数・・・2セット 1日1回
注意点・・・指で口角を引っ張り上げないようにしましょう。
④の顔の下部が引き上がります。このトレーニングは特に小顔効果がバツグン!
このトレーニングは、内側翼突筋(ないそくよくとつきん)、外側翼突筋(がいそくよくとつきん)、顎舌骨筋(がくぜっこっきん)など、顔の下半分の多くの筋肉を鍛えます。
また、あごは効果の出方が早く、毎日きちんと続ければ、10日程度でフェイスラインのリフトアップが分かるでしょう。
7.まとめ
顔のたるみが気になり始めたら、自信を失ってしまいますよね。でも早く気付いたのなら、それはこれから先もずっと、若々しくいるためのチャンスだと思って下さい。
老けて見られる将来と、若く見られる将来、どちらが自分のものになるかは今の過ごし方にかかっています。顔のたるみを予防するという簡単なことだけで、若々しさをキープしていくことができます。ぜひチャレンジして、人と差のつく美しさを手に入れて下さいね。
なお、顔のたるみの予防はこの記事でお伝えしているように、表情筋を鍛えることがもっとも効果があります。こちらでは3つのトレーニングを説明していますが、たるみがすでに進行している場合は、これだけでは不十分です。
進んだ顔のたるみに悩んでいる方は、『 顔のたるみを体操で解消!1日3分「ながら」でできる簡単メソッド 』で解説しているトレーニングをすべて実践することをおすすめいたします。
また、たるみには外側だけでなく、内側からもアプローチすると早く効果が見えます。『 美肌サプリランキング|人気おすすめ品と効果的な組み合わせ 』も併せて参考になさってください。
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