しつこい青クマを根本から解消する!5つの原因とすぐできる改善策

↑「目の下のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

顔色をどんよりと暗い印象にしてしまうイヤなクマ。特に目の下を青黒くしてしまう青クマは、お疲れ顔に見せるのがとっても得意なクマです。

青クマのせいで顔が疲れていると、見た目年齢も老けてしまいますから、なんとか解消したいですよね。

10代の頃から青クマに悩まされて、さらに年齢と共に濃くなっていくということも……。だけどクマが全くない人もいます。この差は一体どこにあるのでしょうか?

ここでは青クマの原因にせまり、青クマを解消する方法に徹底的に解消していく方法を考えていきます!青クマに悩まされている方は、ぜひご一緒にスッキリ明るい表情を取り戻していきましょう。

1.青クマは体質改善で解消する

青クマの画像
青クマの例

クマには3つのタイプがあることをご存知ですか?クマと一言で言っても茶クマ、黒クマ、青クマと3カラーに分かれていて、それぞれに原因が全く異なる別のものなのです。

その中でも青クマは最もポピュラーなクマ。皮膚や美容状態に原因がある茶クマ、黒クマと違って、青クマは体の内側の健康状態が大きく関係しています。

1-1.青クマは10代でもできるクマ

青クマに悩む若い女性の画像

茶クマや黒クマは、メラニン色素などの色素沈着や目の下のたるみといった、老化や肌の傷みが原因です。ですが青クマは体の中から来るクマですから、10代など比較的若い頃から現れることがあるクマです。

クマに悩んでいる人は、実際に若い頃からクマができやすかったということが多いのではないでしょうか。

しかし若い頃にはなんとなく気になっていた程度の青クマも、30代を越えると色濃く解消されにくくなるのも本当。これは加齢によって体の内側の症状が悪化してしまうために起こります。

1-2.青クマ解消の鍵は健康!

青クマを解消した女性の画像

クマがあると「具合が悪そうに見える」「疲れて見える」とよく言われるのは、健康が原因の青クマが最もポピュラーなクマだから。昔から人は、相手の顔色を見て体調を判断してきたのです。

ですから青クマを根本から解消するには、体の内側を整えてあげることが大切。体質を改善して体を健やかな状態にすれば、本来の健康的で明るい顔色に戻るはずです。

2.青クマができる原因

目の下の青クマに悩む女性の画像

目の下にそっと触れてみると、皮膚がとても薄くできていることを感じませんか?目の下の皮膚はその厚さがわずか0.5mm~0.6mmしかありません。そのため、他の皮膚に比べて透けやすい部分でもあります。

皮膚が薄いために、血行が滞って青黒くなってしまっているのが、透けて見えてしまうんですね。これが青クマの正体です。

つまり、青クマの原因は血行不良。では、どんな時に血行不良による青クマができてしまうのでしょうか?主な例を見ていきましょう。

2-1.顔や全身の血流が悪い

青クマの原因のイメージ画像

目の下にクマがあると、目の下だけが血行不良になっているのかなって思いがちですよね。だけど目の下をマッサージしてもなかなか解消されない青クマ……。実は血液が滞っているのは、目の下だけではないということがほとんどです。

目の下は皮膚が薄いために血行不良が青クマとなって目に見えるのですが、顔の他の部分では皮膚がしっかりと顔色を隠しているため、目に見えないだけなのです。特に冬、手足が冷える人は青クマになりやすい体質といえます。

2-2.肩コリ

肩コリに悩む女性の画像

デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっていたり、家事でも何かと辛い姿勢をとってしまうことで、肩や首がバキバキにこってしまうという女性も多いでしょう。肩や首のコリは血流が滞っている印!頭部と全身の境目で血流が渋滞を起こしているわけですから、目の下の血液もうまく流れず、血行不良を起こして青クマができやすくなります。

クマを解消するためには、まず肩コリも解消しましょう。

2-3.眼精疲労

眼精疲労に悩む女性の画像

パソコンやスマホを見つめる時間、増えていませんか?目の疲れは青クマの直接の原因です。眼精疲労が慢性化している人は気をつけましょう。

特にパソコンやスマホの画面を見ている時は、まばたきの回数も減ってしまうのでそれが原因で目の下の血行不良を起こすことがあります。

パソコンやスマホを長時間使う時は、適度に目を休めてクマを解消してあげましょう。

2-4.睡眠不足

睡眠不足のイメージ画像

目の下にどんよりとしたクマができていると、寝不足なの?と思われてしまったりしますよね。これはやっぱり、睡眠不足が目の下のクマを引き起こすため。

実は私たちは眠っている間に副交感神経を働かせることで、血管を拡張させて体にぐんぐん血液をめぐらせています。

しかし起きている間は交感神経が優位になって、血管が狭くなっている状態。寝不足になると青クマができるのは、血流が足りなくなることが原因です。

2-5.冷えや低体温

冷えに悩む女性の画像

体が冷えている状態では、血液の流れが悪くなります。体が慢性的に冷たい低体温の人も要注意。血流が悪いと目の下に青クマができてしまいますから、できるだけ体を温めてクマを解消してあげることが必用です。

青クマの原因は、ずばり!血行不良!
肩こりや眼精疲労、睡眠不足や冷え、低体温がある方は要注意です。「全身」の血液が関係していますので、目の周囲だけをケアしても、すぐに元に戻ってしまいます。
「全身」の血流をあげて、青クマを退治しちゃいましょう!

3.青クマの改善法

目の下のくまの画像

青クマは血流の滞りが目の下に透けて見えている状態ですから、目の下を温めて血流を通してあげることでパッと解消することができます。

目の下を温めることは即効性のある青クマ解消方法です。 ただし顔全体や全身が血行不良を起こしている場合は、目の下の血流だけを改善しても根本解決にはなりません。

一時的に青クマが解消しますが、またすぐに血行不良を起こしてクマができることになりますから、血行不良が深刻な場合はあくまで対処療法だということを覚えておいてください。

それでも、目の下の血流をパッと流すには最適な方法です。

3-1.蒸しタオルを使って目の下を温める

手早く目の下をスッキリさせるには、蒸しタオルを使った青クマ解消方法が簡単です。

<蒸しタオルを使った青クマ解消法>

1.濡らして絞ったタオルをレンジで30~60秒温めます

2.火傷しない程度に冷ましてから、目の上に5~10分乗せてリラックスしましょう

青クマを治すために蒸しタオルを当てている女性の画像

これだけで青クマ部分の色が赤っぽくツヤのある色に変化していくのがわかると思います。冷やしたタオルと交互に乗せて血行を促進する方法も有効ですよ。

温め終わったら、保湿をするのも忘れないようにして下さいね。

手早く青クマを改善したいなら、目の周囲を温めるのが効果的!
冷やしたタオルと温かい蒸しタオルを交互にあてるのも効果的です。
ただし、これは、一時しのぎの方法です。根本的に改善したい場合は、第4章をよく読んでくださいね。

4.目の下の青クマを根本から解消する!

一時的に目の下の血流を良くすることはできますが、イヤな青クマが戻ってこないようにするためには、根本的に体質改善をする必要があります。ちょっとした習慣をつけるだけで顔色にさっと健康的なツヤがさします。

健康を目指すことで老化を予防することにもなりますから、積極的に取り入れていきましょう。

4-1.適度な運動を習慣づける

運動で青クマを解消する女性の画像

体が運動不足になると、全身の血流が滞ってしまいがちになります。それは心臓から送り出された血液を筋肉がポンプの役割をして送り返しているから。筋肉を使わずに過ごしてしまうと、体は上手く血液を送り返せずに血行不良におちいるのです。

つまり、コンスタントに体を動かすほど血流は良くなるということ。全身の血流が良く流れていれば目の下の青クマもスッキリ解消します。

4-2.質の良い睡眠をとる

十分な睡眠で青クマを解消する女性の画像

質の良い睡眠が全身の血液をどんどんめぐらせてくれるということを、先程お話ししました。ぐっすり眠り血液を流す鍵は、副交感神経にあります。

神経を興奮させると交感神経が優位になっていまいますから、夜はできるだけ刺激になるものを避けて、照明を暗くしておきましょう。リラックスすることで、副交感神経のはたらきを深めて質の良い睡眠をとることができます。

寝る寸前までパソコンやスマホを開いているという人は、睡眠不足と眼精疲労の両サイドから青クマを進行させてしまいますから、注意が必要。パソコンやスマートフォンの光は脳を刺激して興奮状態にしてしまいます。

夜眠る前にはできるだけリラックスを心がけて、十分な睡眠をとって青クマを解消して下さい。質の良い睡眠は美容の一番の味方になりますから、睡眠に気をつけるだけであらゆる美容トラブルが解消できますよ。

4-3.体が温まる食事をする

ホットドリンクで青クマを解消するイメージ画像

血行不良におちいらないためには、できるだけ体を冷やさずに優しく温めることが大切です。喉が乾いてつい、冷たい飲み物をとったりしていませんか?ドリンクは常温にしておくだけでも体を冷やさいようにすることができます。

体を温めて血行を改善するには、やはりショウガが効果的です。生姜湯やハチミツ入りのホットジンジャードリンクなどを楽しんで、体をあたためるのも良いでしょう。ドリンクにレモンを加えると、お肌に良いビタミンCも同時に摂ることができますね。

4-4.表情筋を動かす

表情筋の画像

顔も体と同じで、動かさなければ血流がどんどん滞って血行不良を起こしてしまいます。毎日よく笑っている人って、頬に赤みがさしてとても健康そうに見える人が多いですよね。

表情筋をしっかりと使えていないなという方は、表情筋を運動させる習慣を作って血流を促すようにしてみましょう。

頬や目の周りの筋肉を動かすことで、血流が改善して青クマが解消するだけではなく、たるみによる黒クマなどにも効果があります。目の下の血流が良くなることで、皮膚のターンオーバーを促して茶クマの改善にもつながります。

クマは別のタイプを併発していることが多いですから、表情筋トレーニングはまさに一石二鳥ですね。

青クマを根本的に治したいなら、全身の血流をあげる事!
1.適度な運動
2.質の良い睡眠
3.身体が温まる食事
4.表情筋トレーニング
いずれも、青クマ退治とともに、美肌も健康も手に入る方法です。年齢を重ねてもきれいでいたい方は、ぜひ、日常的に意識してみてください。

5.表情筋トレーニングで顔の血行を良くする

目の下の血行を促進するためには、目の周りの筋肉をよく動かすことだけではなく、顔の大きな筋肉を動かすことも効果的です。

それでは、目の周りの筋肉や顔の筋肉をトレーニングする方法をご紹介していきましょう。

5-1.目の下の筋肉(眼輪筋)を鍛えて血流改善

①舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛む。

※舌を軽く噛む理由は、顔の下半分の力を抜いて、目の下に集中させるため。

 ②下のまぶただけで目を閉じるように下まぶたに力を入れる。リズムカルに下まぶたを上げたり下ろしたりを繰り返す。

下まぶたのたるみ改善トレーニングの説明画像2

回数・・・1秒に1回上げ下ろし。30回

トレーニングのコツ・・・頬の力を使わず、できるだけ下まつ毛が生えているすぐ下あたりを引き上げるようにしましょう。

うまくできない場合・・・下まぶたの筋肉を引き上げるという動きを日常ではあまりしないため、このトレーニングは少々難しく感じるかもしれません。その際は下記の方法をお試しください。

軽く上を向く→ 眩しいものを見るように目を細める→ 目を開く →くりかえす

まぶしい目をすると、少し下まぶたが動くのが分かると思います。これを繰り返していると、下まぶたを引き上げるコツが身に付きます。

5-2.大頬骨筋(だいきょうこつきん)と小頬骨筋(しょうきょうこつきん)を鍛えて血流改善

 頬に位置する大きな表情筋の「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」と「小頬骨筋(しょうきょうこつきん)」を鍛えると、顔全体の血流を促すことができます。方法をご説明します。

①軽く口をとがらせます

②上の歯ぐきをむき出すようにしながら頬の上部にぐっと力を入れます。

時間・・・頬上げ1分間 → 鼻の下のばし5秒間

トレーニングのコツ・・・頬は真上に向かって上げます。

頬を上げている画像
真上に向かって頬を上げる

6.目の下のクマにはツボ押しも効果的

ツボ押しする女性の画像

古来から東洋医学では、体にとって重要な神経や血管、筋肉の上を通り、気と血の流れを整えてくれるというツボ押しが治療に使われてきました。

目の周りの血行を促すツボを押すことで、血流をよくして青クマを解消していきましょう。

6-1.承泣(しょうきゅう)

ツボ承泣の位置画像

鏡を見て真っ直ぐ前を見た時に、瞳から真下に降りたところの下まぶたの縁にあるのが承泣のツボです。疲れ目に効果的で、眼精疲労などで滞った目の周りの血行を改善してくれます。

目の下はとても繊細な部分ですので、必ず力が入らない小指の腹を使って押しましょう。5秒間押して離すを3回繰り返します。

6-2.四白(しはく)

ツボ四白の位置画像

目の瞳の真下、承泣から親指の太さ分下がったところにあるのが四白のツボです。目の下の血行不良に効果的なツボですから、青クマの解消に適しています。

人差し指の腹で優しく5秒間、押して離すを3回繰り返して下さい。

6-3.太陽(たいよう)

ツボ太陽の位置画像

別名、医者殺しとも呼ばれるほど目の周辺の不調に効果があるとされているツボです。こめかみのやや目尻側の凹んだ部分です。眉尻と目尻から外側に線を引いて交差した場所にあります。

目の周りの血流を促して青クマを解消しましょう。中指でぐっと5秒間、押しては離すを3回繰り返します。

6-4.睛明(せいめい)

ツボ睛明の位置画像

鼻の根元と目頭の間に位置するツボです。目が疲れた時によくつまんでしまうのがこの睛明のツボです。眼精疲労にも良く効いて、目の周りの血流を改善してくれます。

小指を使って5秒間押しては離すを3回繰り返しましょう。

7.クリニックで青クマを解消するには

美容クリニックのイメージ画像

青クマは、クリニックでも解消することができます。クリニックでの青クマ治療は主にレーザーや高周波を使ったものとなります。

代表的なものには長い波長で、目の下で透けて見えるうっ血状態を改善してくれるヤグレーザーピーリングがあります。その他にもダイオードレーザー、レーザータイトニングなどそれぞれの機器を使用して青クマを解消します。

クリニックでは事前にカウンセリングを行ってくれますので、自分の判断だけではなく医師と相談しながら治療を進めることができます。

8.まとめ

目の下でどんよりと青黒く見える青クマの正体は、血行不良になっている状態が透けて見えるせい。 体の内側からしっかりと整えることで、顔色はおどろく程明るくなります。やっぱり青クマの状態は、健康と深い関連があるのですね。

青クマがしつこくて気になったら、体の健康を一度見直してみましょう。ゆっくりと休んだり健やかに過ごすことは、あらゆる美容効果をもたらします。体を温め、血の巡りを良くしてパッと明るい表情を取り戻して下さいね。

なお、体質改善には少し時間がかかるものです。青クマが解消するまでの間はメイクの力で青クマを消してしまいましょう。『 目の下のくまを消すメイク術|一瞬で目元が若返る最強メソッド 』をぜひ併せて参考になさってください。

また、目の下には外側だけでなく、内側からもアプローチすると早く効果が見えます。『 美肌サプリランキング|人気おすすめ品と効果的な組み合わせ 』も併せて参考になさってください。

青クマを根本的に治したいなら、全身の血流をあげる事!
血液は全身を巡っていますので、根本的改善には、少し時間はかかります。
が、全身の血流をあげる事は、青クマだけでなく、お肌のくすみやニキビ、はたまた、将来の腰痛予防などなど、あらゆる美容効果、健康効果につながります。
全身の若さにつながるわけですから、やらないのはもったいない!

第4章第5章をよく読んで、全身の元気と若さを取り戻してくださいね。

 

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実践された方からの(比較画像満載) 嬉しいお便り
●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。