涙袋のたるみを解消して若々しい目元に戻す方法

↑「目の下のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

若い女性を中心に人気がある涙袋。ぷっくりとした涙袋は目を大きく見せてくれますし、チャーミングですよね。しかし年齢を重ねるにつれ「涙袋にたるみがでてきた」という人は少なくありません。

20代の時は自慢だった涙袋も、たるみがみられるようになって目袋のようになってしまっては魅力も失われてしまいます。どんなにオシャレを頑張っても、涙袋にたるみがあると何となく老けた印象を与えてしまうため、何だかオシャレを頑張る気持ちも半減してしまいますよね。

「どうしたら若い時のように魅力的な目に戻れるんだろう」とショックを受ける人も多いですが、涙袋のたるみは解消することが可能なんですよ。

この記事では、涙袋のたるみでお悩みの方のために、涙袋がたるんでしまう原因と涙袋のたるみを解消するためにできるセルフケアについてご紹介していきます。

また美容医療でたるみを解消する場合には、どんな治療方法があるのかもお伝えしますので、本格的なたるみケアを考えている方は参考にしてみてください。

ぜひ涙袋のたるみを解消して、以前のようなチャーミングな目元を取り戻しましょう。

1.涙袋のたるみは表情筋トレーニングで解消できる

涙袋のたるみは年齢のせいだから仕方がないと諦めがちですが、表情筋トレーニングで驚くほど改善できます。実際にたるみがあるのとないのとでは、目の印象が大きく変わりますから、涙袋のたるみが気になり出したら、ぜひ表情筋トレーニングで早めに解消してほしいと思います。

1-1.涙袋にたるみが出ることで与える印象

涙袋にたるみがあると、それだけで老けた印象を与えてしまいます。また、なんとなく疲れた感じに見えてしまいますし、暗い印象を与えます。どんなにメイクを頑張っても、たるみがあるだけで華やかさが失われてしまいます。

涙袋が人気の秘密

もともと涙袋が人気の秘密は、実際の目の大きさより涙袋の高さぶん、目の縦幅が大きくみえることにあります。

涙袋の画像

魅力があって目立つだけに、涙袋にたるみがあるのはマイナスでしかありません。ですから、できてしまった涙袋は表情筋トレーニングで解消しましょう!

トレーニング方法をご紹介する前に、どうして涙袋にたるみができてしまうのか、まずは原因を説明していきたいと思います。

2.涙袋がたるみにつながる原因

何かとマイナスの印象を与えてしまう涙袋のたるみですが、大きく3つの原因が考えられます。

「眼輪筋(がんりんきん)の衰え」
「眼窩(がんか)脂肪の膨らみ」
「肌の弾力の衰え」

それぞれの原因がどのように涙袋のたるみにつながるのかみていきましょう。

2-1.眼輪筋の衰え

眼輪筋の画像
眼輪筋(がんりんきん)

眼輪筋(がんりんきん)とは、目の周りにある表情筋のひとつです。この部分の筋肉が加齢などによって衰えると、目の周りの脂肪や皮膚を支えることができなくなり、それがたるみとなってしまいます。これが涙袋のたるみの大きな原因です。

涙袋は何でできているのかというと、筋肉です。涙袋は生まれつきある人と無い人がいます。

目はまぶたを閉じる筋肉、「眼輪筋」でぐるりと取り囲まれていますが、この筋肉の下まぶた側の端っこが生まれつきくるっと丸まっている人がいます。これが涙袋です。

ちなみにこの人は生まれつき涙袋がある人。

目の下のたるみに悩む女性の画像

こちらの人は生まれつき涙袋が無い人です。

涙袋の画像

違いが分かりますか?ちなみに、生まれつき涙袋が無い人に無理に「涙袋」を作るのが「ヒアルロン酸注入による涙袋形成」です。美容クリニックの広告などで目にした方も多いと思います。

この施術を受けるのは20代の人が多いですが、目の下の皮膚は頬の皮膚の半分から3分の1しかないほど薄いのに、そのような無理やりヒアルロン酸を入れる行為は、結果的に皮膚をのばしてしまい、将来目の下をたるませる可能性があるのです。これは絶対にお勧めできません。

このように涙袋は眼輪筋の一部です。加齢とともに眼輪筋が衰えてくるので、涙袋の形が崩れてたるんだようになるのも頷けますね。眼輪筋の緩みでできる涙袋のたるみは、まずはしっかりと眼輪筋を鍛えて形を整えることが解消の一番の近道です。方法はのちほどご紹介します。

2-2.眼窩脂肪の膨らみ

涙のたるみの解説画像

下まぶたの奥には、眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる脂肪があります。これは、眼球を保護している脂肪です。加齢によって眼球を支えている靱帯が衰えて眼球の位置が下がると、この部分の脂肪が前に押し出されてしまうようになります。これも涙袋にたるみがみられるようになる原因のひとつです。

2-3.肌の弾力の衰え

加齢や紫外線などの影響で皮膚の奥にあるコラーゲンとエラスチンの生成が低下したり、ダメージを受けたりすると、肌のハリや弾力が失われます。結果として、涙袋のたるみにつながります。

線維芽細胞(せんいがさいぼう)というコラーゲンやエラスチンを生み出している細胞の衰えが原因です。加齢とともに誰もが起こる現象です。

3.涙袋と目袋の違い

ぷっくりと膨らんだ涙袋はチャームポイントとなりますが、目袋は老けた印象を与えてしまいますよね。「涙袋」と「目袋」、名前はよく似ていますが、全然違います。これを混同している人が意外と多いので、具体的にどう違うのか、解説していきたいと思います。

3-1.涙袋は筋肉

涙袋がたるんでいない女性の画像

目の下のまつ毛の生え際に沿ってぷっくりと膨らんでいる涙袋の正体は、先ほどお伝えしたように「眼輪筋」の一部です。その証拠に笑ったりして眼輪筋に力が入ると涙袋はさらに盛り上がります。

3-2.目袋は脂肪

目袋の画像

目袋は眼窩脂肪が前に押し出されてくることでできるもので涙袋とは異なります。若い時には涙袋があった人でも、加齢などによって眼輪筋が衰えて眼窩脂肪が前の方に張り出してくると、涙袋は隠れてしまい、目袋ができてしまいます。

ちなみに、涙袋がある人に目袋ができると、

涙袋のたるみの画像

こんな感じになります。

この記事でお伝えするのは、上の写真のように、元々涙袋がある人が眼輪筋の衰えと眼窩脂肪の突出により、涙袋がたるんでしまった場合の改善方法となります。

この写真を見てご自身の目の下の症状に近いと思われますか?

目の下のたるみをよく見て頂き、上の写真ではなく、

こちらに近い場合は、涙袋が無い目の下のたるみ改善方法をレクチャーしている『 目の下のたるみを自分で改善する3つの簡単セルフケア 』の方法が向いています。ぜひ参考になさってください。

4.涙袋たるみの解消法

涙袋のたるみは、眼輪筋を鍛えることで改善することができます。とくに日本人は表情が乏しい人が多いので、この部分の筋肉が衰えがちです。ここでご紹介する表情筋トレーニングを毎日の習慣にして、涙袋のたるみを解消しましょう。

4-1.涙袋たるみを表情筋トレーニングで解消する

第2章でお伝えしたように、「涙袋のたるみ」の大きな原因は眼輪筋のゆるみです。眼窩脂肪がせり出してきても、目の下にしっかりとした筋肉のハリがあれば、ふくらみが大きくなるのを阻止することができますね。

 眼輪筋は輪状になっているため、目の下と目の側面に分けてトレーニングします。これで涙袋の筋肉をしっかりと整えていくことができます。

それでは早速眼輪筋を鍛えましょう。

眼輪筋を鍛えて涙袋のたるみを改善する方法(目の下編)

①舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛む。

※舌を軽く噛む理由は、顔の下半分の力を抜いて、目の下に集中させるため。

②下のまぶただけで目を閉じるように下まぶたに力を入れる。

リズムカルに下まぶたを上げたり下ろしたりを繰り返す。

下まぶたのトレーニング画像

●回数・・・1秒に1回上げ下ろし。30回 慣れたら、目の下がだるくなるまで。

●トレーニングのコツ・・・頬の力を使わず、できるだけ下まつ毛が生えているすぐ下あたりを引き上げるようにしましょう。

 ●うまくできない場合・・・下まぶたの筋肉を引き上げるという動きを日常ではあまりしないため、このトレーニングは少々難しく感じるかもしれません。その際は下記の方法をお試しください

 軽く上を向く→ 眩しいものを見るように目を細める→ 目を開く →くりかえす

 まぶしい目をすると、少し下まぶたが動くのが分かると思います。これを繰り返していると、下まぶたを引き上げるコツが身に付きます。

※表情筋は顔面神経で支配されているため、あまり動かさない部位は、なかなか動かすコツがつかめませんが、一度目の下につながる神経が活性化されると、それからは急速にうまくできるようになります。

難しく感じても、最初のうちだけですので慣れれば簡単です。どんどん動くようになるので目標を持って頑張ってみましょう。

眼輪筋を鍛えて涙袋のたるみを改善する方法(目の横編)

次は目の横側を強化します。

①舌を上下の歯で軽く噛んだまま、片目をつぶってウィンクする。これを踏切の信号機のように繰り返す。

目の下のたるみ改善トレーニングの解説画像

●回数・・・1秒に右と左のまばたき。左右30回 慣れたら、目の横がだるくなるまで。

●トレーニングのコツ・・・まばたきは通常の目を閉じる動きで大丈夫です。

このトレーニングのまばたき運動で目尻にシワができるのが気になる方は、両目の目尻に人差し指を置いてトレーニングしてください。これでシワができないと思います。

もしトレーニング中、目尻にシワが出来ても定着はしないので安心してください。なお、このトレーニングでは目をギュっとつぶる必要はありません。普段の瞬き程度の強さで大丈夫です。

眼輪筋は専用のトレーニングをしないと、年齢とともに眼輪筋そのものが緩くなり、薄く下がってしまいます。その結果、涙袋がたるんでしまうので、改善するために眼輪筋のトレーニングは大変重要となります。

実際に表情筋を鍛えて目の下のたるみが改善した方の画像を、『 目の下のたるみを劇的に解消!最強トレーニング徹底解説 』でご紹介していますので参考にしてください。

5.肌の弾力をアップするのも効果的

目の下のシワに悩む女性の画像

涙袋のたるみの原因のひとつが肌の弾力の衰えです。目の周りは特に皮膚が薄いので、待元の肌の弾力が衰えるとたるみが生じやすくなります。ですから表情筋トレーニングに加えて、肌の弾力をアップするケアを行うことが涙袋のたるみの解消には効果的です。

5-1.弾力をアップするアイクリームでケア

目元の肌の弾力をアップするためには、コラーゲンやエラスチンなどの組織の生成を促す成分が配合されたアイクリームでケアをするのが効果的です。また、目の周りをしっかりと保湿することで肌のハリをアップすることができますよ。

アイクリームを選ぶ際には、次のような成分が配合されたものを選ぶのがおすすめです。

■ビタミンC誘導体

コラーゲンとエラスチンをつくる繊維芽細胞を活性化させる作用がありますので、ビタミンC誘導体配合の化粧品で目元をケアすると、目元のハリがアップして涙袋のたるみが改善します。

■レチノール

肌のターンオーバーを促進して、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促します。シワやたるみに効く成分としてアンチエイジング目的の化粧品によく配合されている成分です。

■コエンザイムQ10

抗酸化作用があるため、コラーゲンやエラスチンにダメージを与える活性酸素を除去し、若々しい肌を保つのに効果が期待できる成分です。肌に直接塗ることで、肌にハリを与えて、シワやたるみを改善します。

■ペプチド(EGFFGF

ペプチドの中でもEGF (ヒトオリゴペプチド-1)には肌のターンオーバーを促進する働きが、FGF(ヒトオリゴペプチド-13)には繊維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促す作用があります。ですから、これらのペプチドを継続して使用することで加齢や紫外線によって損なわれた弾力やハリをアップすることができ、涙袋のたるみの改善にも効果が期待できます。

■コラーゲン

肌に直接塗ることで真皮のコラーゲン組織に吸収されることは期待できませんが、優れた保湿効果があるので乾燥しやすい目元のケアに適しています。コラーゲンによって目元をしっかりと保湿しておくことで、目元のハリをキープすることができます。

目の下のたるみに効果的なアイケア専用化粧品を『 目の下のたるみにおススメの化粧品|口コミ人気ランキング 』でご紹介していますので参考にしてください。

6.美容医療で涙袋のたるみを解消する

涙袋のたるみは美容医療でも治せます。美容医療では、たるみの原因である眼窩脂肪を手術で除去する治療のほか、脂肪やヒアルロン酸の注入、レーザー治療でコラーゲン生成を促すといった治療を行っていきます。1つの治療方法のみで治療することもあれば、いくつかの治療方法を組み合わせることで、より効果を高めることもあります。

代表的な治療方法をご紹介していきたいと思います。

6-1.手術で眼窩脂肪を除去する

涙袋のたるみの手術のイメージ画像

下まぶたのまつ毛の際の部分や下まぶたの裏側にメスを入れて眼窩脂肪を除去します。涙袋のたるみの原因となっている眼窩脂肪が取り除かれることで、涙袋のたるみが解消され、目元がスッキリとします。

目の下の皮膚は薄いので、傷跡が残りにくいとは言われていますが、それでもやはりメスを使うのでリスクはあります。手術を検討されている方は、『 目の下のたるみ取り手術は失敗しない?手術の種類と費用とリスク 』を参考にしてください。

6-2.ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入の画像

涙袋のたるみの部分にヒアルロン酸を注入することで、目元の膨らみを目立たなくします。

メリットとしては、メスを入れないので体への負担が軽く、気軽にできるという点があります。デメリットとしては効果の持続期間には限りがあり、短いものだと数ヶ月、長いものでも数年間ですから、効果を維持するためには定期的に注入を行うことが必要になってきます。

ヒアルロン酸注入を検討されている方は、『 目の下のたるみをヒアルロン酸注射で取る|値段とメリット・デメリット 』を参考にしてください。

6-3.オートファイバー(脂肪)注入

太ももやお腹の部分などの要らない脂肪を採取して、それを注入することで涙袋のたるみを解消します。自分の体の中にある脂肪を使用するのでアレルギー反応が起きることがありませんし、ヒアルロン酸と違って生着しやすいというメリットがあります。

ただし、しこりができることがありますので、施術の検討は慎重にする必要があります。

6-4.レーザー治療

涙袋たるみ治療レーザー機器の画像

レーザーを照射することで、真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を促し、ハリや弾力を取り戻すことで涙袋のたるみを改善します。効果を十分に実感するためには、複数回施術を受けることが必要になります。

目の下のたるみのレーザー治療については、こちらの記事にまとめていますのでぜひ参考にしてください。

7.まとめ

涙袋のたるみは放置しておくと、どんどんと悪化してしまいます。しかし早めにケアをすれば解消することは可能ですので、諦めずに適切なケアを行うようにしてください。

とくに、この記事でご紹介した表情筋トレーニングは、衰えた眼輪筋を鍛えて、目袋を解消するのに高い効果が期待できます。ぜひ毎日の習慣にして、若い頃のようなチャーミングな目元を復活させましょう。

もし、涙袋のたるみと同時にクマもできている場合は、『 目の下のくま(クマ)を今すぐ解消!くまのタイプ別セルフケア法 』を参考にしていただくとさらに若々しい目元にすることができます。

また、目の下には外側だけでなく、内側からもアプローチすると早く効果が見えます。『 美肌サプリランキング|人気おすすめ品と効果的な組み合わせ 』も併せて参考になさってください。

 

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おきゃんママ流たるみ改善3大セオリー ステップ1 【顔の重心を上に上げる!】 「たるみ改善プログラム」
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実践された方からの(比較画像満載) 嬉しいお便り
●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。