- 目の下のたるみやくまを消す、コンシーラーの塗り方を知りたい
- 自分にあったコンシーラーってあるのかな
目の下にたるみやくまがあると、疲れたように見えますし、暗い印象を与えてしまいますよね。
「メイクで隠そう」と頑張っても、以下の経験を1度はされているでしょう。
- なかなか隠せない
- 逆に、たるみやくまが目立ってしまった
結論から言いますと、たるみやくまを消す塗り方は以下の3つが基本です。
- 厚塗りしない
- トントンと叩くようにして乗せる
- コンシーラーをきれいにぼかす
また、目のくまには「黒くま(たるみ)」「青くま」「茶くま」の3つのタイプがあります。
そして、以下のようにどのタイプのくまかによって、コンシーラーの種類、選び方が異なります。
種類 | コンシーラーの色 | コンシーラーの種類 |
黒くま (たるみ) | ・肌より2トーン 明るい色 | ・リキッドタイプ ・ペンタイプ |
青くま | ・オレンジ系 ・ベージュ系 | ・クリームタイプ ・スティックタイプ |
茶くま | ・イエロー系 ・肌より少し濃い オークル系 ・明るめベージュ系 | ・クリームタイプ ・スティックタイプ |
この記事で詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を書いた人
- 加藤ひとみ(おきゃんママ)
- たるみ改善コンサルタント
- 「たるみが消える!顔ダンス」の著者
- YouTube:チャンネル登録31万人
- Instagram:フォロワー3.4万人
目次
目の下のたるみやくまを消すコンシーラーの基本的な塗り方
目の下のたるみやくまを消すコンシーラーの塗り方について、先に基本的なポイントをお伝えします。
以下の3つに当てはまらないかどうか、普段のメイクを見直しましょう。
- 厚塗りしない
- トントンと叩くようにして乗せる
- コンシーラーをきれいにぼかす
ポイント①:厚塗りしない
目の下のたるみやくまを隠そうと思えば、コンシーラーを厚塗りしがちですよね。
ですが、コンシーラーを厚塗りすることで「不自然な仕上がり」になります。
不自然な仕上がりになると、あなたの顔を見た人は目の下に注目し、かえってマイナスのイメージを与えかねません。
加えて、厚塗りしすぎるとメイクが崩れやすくなるもの。
たるみやくまを隠したつもりでも、時間の経過とともにだんだん「こんにちは」してきます。
たるみやくまを上手に隠すためには、「コンシーラーは薄く塗る」のがポイントです。
もし、一度で上手く消えない場合は、ごく少量のコンシーラーを重ねて塗りましょう。
ポイント②:トントンと叩くようにしてのせる
コンシーラーを塗るときに、指でコンシーラーを広げるように塗っているかもしれません。
ですが、「指の腹にコンシーラーを取り、目の下の部分をトントンと軽く叩くようにしてのせる」ほうがうまく塗れます。
指を使うと「コンシーラーがうまくのらない」「コンシーラーにムラができてしまう」という場合は、「綿棒や専用のブラシなどを使って軽く叩く」ときれいに仕上がるのでおすすめです。
ポイント③:コンシーラーをきれいにぼかす
目の下のたるみやくまの部分にコンシーラーをのせたら、コンシーラーをぼかして周りの肌との境目がなくしましょう。
このとき、「コンシーラーを塗った部分の中央はぼかさない」のがポイント。
コンシーラーと周りの肌の境目を中心に、ていねいにぼかしましょう。
その結果「くまをきれいに消しつつコンシーラーだけが浮いてしまう」という事態を避け、自然な仕上がりにすることが可能です。
タイプ別!目の下のたるみやくまを消すコンシーラーの塗り方
目の下のたるみやくまを消すコンシーラーの塗り方について、以下の3タイプ別に紹介します。
- たるみ(黒くま)
- 青くま
- 茶くま
「自分がどのタイプかわからない」という場合は、「タイプごとのくまの原因」についての記事を先にチェックしてくださいね。
タイプ①:たるみ(黒くま)
たるみが原因となる「黒くま」を消すコツは、光を目の下に集めること。
影の部分のみコンシーラーを入れるのではなく、目頭や目尻の「くま」がない部分にもコンシーラーを入れて明るくします。
このとき使うコンシーラーは、「肌より2トーン明るい色を選ぶ」のがおすすめ。
詳しいやり方をこれから紹介しますね。
①両目の目頭からナナメ下に向かってコンシーラーを塗る
下の画像の箇所に、コンシーラーを塗りましょう。
その後、指でベースのファンデーションとなじませます。
このとき、「広範囲に伸ばしすぎず、かつハッキリとトーンの明るさが目立たせる」のがポイントです。
②目尻の3分の1にコンシーラーを入れる
①と同様に軽くなじませましょう。
目尻のくすみが取れ、目のアウトラインがハッキリと際立ちます。
③影になっている部分にコンシーラーを入れる
真正面から見て、「目の下の暗くなっている部分のみ」にコンシーラーを入れ、コンシーラーとベースの境目だけをほんの軽くぼかします。
このとき、「目の下のふくらみ部分にコンシーラーを広げない」よう気をつけましょう。
そんな、目の下のたるみのコンシーラーですが、以下の画像のように「たるみ全体にコンシーラーを塗る」のは控えましょう。
これだと、たるみによる黒くまが余計に目立ってしまうためです。
コンシーラーは目の下のたるみの真下の影の部分と、目頭、目尻のみに入れます。
こうすることで、目の下のたるみが目立たなくなりますよ!
一方で、目の下のたるみが原因場合は、コンシーラーを塗る前に「正しいベースメイク」も重要です。
詳しい手順は、「目の下のたるみを目立たなくするメイク術!おきゃんママがノウハウを伝授」の記事にて、画像を交えながら紹介しています。
ぜひチェックしてみてください。
タイプ②:青くま
目の下が青くみえる「青くま」の原因は、主に「血行不良」です。
そんな青くまを隠すには、青い色を自然な肌色に見せる効果がある「オレンジ系の赤みのあるコンシーラー」と「ベージュ系のコンシーラー」の2つを使うのがおすすめです。
①オレンジ系のコンシーラーを塗る
オレンジ系のコンシーラーを、上から指で軽く押さえて定着させます。
このとき、他の範囲にコンシーラーがはみ出さないよう注意しましょう。
②ベージュ系のコンシーラーを塗る
肌より明るいベージュ系のコンシーラーを、クマの範囲から5ミリ程度外側まで広範囲に塗ります。
境界線を中心に、指で軽くなじませましょう。
③仕上げ用パウダーを軽く乗せる
最後に、光沢のある仕上げ用パウダーを、目の下全体にブラシを使って軽くのせましょう。
パウダーは「ラメがあまり入っていないもの」を選ぶのがおすすめです。
完成!
下の画像で見比べましょう。
目の下の青くまが、ほぼ分からなくなりましたね。
タイプ③:茶くま
茶くまの原因は主に「色素沈着」。
紫外線に当たったり、生まれつきそばかすが多かったりする人に生じやすいです。
茶くまは以下の3種類のコンシーラーを使います。
- イエロー系
- 肌より少し濃いオークル系
- 明るめのベージュ系
※オークルとベージュはファンデーションでも代用可
イエローは、レモンイエローではなく「ハッキリとした黄色」を使うのがポイント。
そんな茶くまですが、シミが密集して濃い部分と薄い部分があります。
濃さに合わせてつける量を調節し、ていねいに塗りつぶしましょう。
①イエロー系のコンシーラーをくまだけに塗る
まずはイエロー系から塗っていきます。
シミが濃い部分は2度づけしましょう。
②指で軽くたたいてなじませる
このとき、くまからコンシーラーが出ないように注意しましょう。
③肌より濃いオークル系のコンシーラーをつける
イエロー系のコンシーラーと同様、くまの部分のみに塗ります。
④指で軽くたたいてなじませる
②と同じく、くまから出ないように気をつけましょう。
⑤明るめのベージュ系のコンシーラーを塗る
くまから5ミリ程度はみ出し、全体に塗ります。
⑥きれいにぼかす
そばかす状の粒を塗りつぶすようにぼかしましょう。
完成!
下の画像のように、茶くまを自然に消すことができました。
目の下のたるみ・くまを消すコンシーラーの選び方
たるみ・くまに限らず、コンシーラーには以下のような種類があります。
- スティックタイプ
- ペンシルタイプ
- クリームタイプ
- リキッドタイプ
どの種類にするか迷う方向けに、この章にておすすめの選び方を紹介します。
たるみ(黒くま)の場合は「リキッドタイプ」がおすすめ
目の下のたるみによって生じる「黒くま」の場合は、皮膚自体にくまが付いているわけではありません。
そのため、「リキッドタイプのコンシーラー」が塗りやすくておすすめ。
また、最近では「ペンタイプで粘度の高い製品」もたくさん登場していますので、そちらを選んでもいいでしょう。
くま用のコンシーラーは「硬めテクスチャー」がおすすめ
一方で「青くま」「茶くま」には、以下の理由から「リキッドタイプのコンシーラー」をおすすめできません。
- 時間が経つとコンシーラーがよれ、隠していたくまが出てくる
- 少量ではくまをうまく隠せず、厚塗りになりやすい
そのため、「硬めのテクスチャーのコンシーラー」を選ぶのをおすすめしたいです。
具体的には「クリームタイプ」か「スティックタイプ」のいずれか。
この2つであれば、薄塗りでもしっかりとくまをカバーできますし、崩れにくいためメイクのもちも良いというメリットがあります。
また、万が一「メイクが崩れてくまが見えてきた」という場合でも、メイクの上からコンシーラーを薄く重ね塗りすればすぐにきれいな仕上がりに戻ります。
ですから、目の下のくまを隠す場合は、「クリームタイプ」か「スティックタイプ」のコンシーラーを選びましょう。
目の下のたるみ・くまを消すときにコンシーラーを使うタイミング
たるみ・くまを消すときにコンシーラーを使うタイミングですが、ファンデーションの種類によって異なります。
以下の2種類について、それぞれのタイミングを紹介します。
- リキッドファンデーション
- パウダーファンデーション
リキッドファンデーションのタイミング
リキッドファンデーションのときは、「ファンデーションを塗ったあと」にコンシーラーを使いましょう。
コンシーラーを塗り終えたあと、パウダーで仕上げてください。
※クリームファンデーションの場合も同じタイミングです
パウダーファンデーションのタイミング
パウダーファンデーションを使う場合は、「化粧下地を塗ったあと」にコンシーラーを使いましょう。
コンシーラーを塗り終わったら、パウダーファンデーションで仕上げます。
目の下のたるみやくまを消すうえで大切な「ポイントメイク」
目の下のたるみやくまが気になると、「くまを消すこと」ばかりに気をとられがちです。
しかし、ポイントメイクで上手に視線をずらすことにより、たるみやくまを目立たなくすることもできます。
最後に、視線をずらすのに効果的な2つのポイントメイクについて、詳しく紹介します。
- リップの色を変える
- 目元を明るくする
メイク①:リップの色を変える
ベージュ系の落ち着いたリップを使っている人も多いですよね。
とはいえ、くま対策のためには「明るい色のリップ」を使うのがおすすめです。
リップの色が明るいと視線が口元に集まるため、顔全体でみるとくまが目立たなくなります。
メイク②:目元を明るくする
目元をはっきりさせ、明るくすることでくまが目立たなくなります。
- アイラインをしっかりと引く
- 明るい色のアイシャドウをひく
- マスカラもしっかり塗る
その結果、明るい印象を持ってもらえ、目の下も気にならなくなるでしょう。
まとめ
この記事では、目の下のたるみ・くまを消すコンシーラーの塗り方や製品の選び方について解説しました。
改めて、コンシーラーを塗るときの3つのポイントを振り返りましょう。
- 厚塗りしない
- トントンと叩くようにして乗せる
- コンシーラーをきれいにぼかす
これらのポイントを押さえながら、あなたのくまの種類に合った塗り方を実践するだけで、くまを消して明るく観られるでしょう。
そして、塗り方に加えて「コンシーラーの種類」や「コンシーラーを使うタイミング」も重要です。
以下の表にまとめましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
種類 | コンシーラーの色 | コンシーラーの種類 |
黒くま (たるみ) | 肌より2トーン 明るい色 | ・リキッドタイプ ・ペンタイプ |
青くま | ・オレンジ系 ・ベージュ系 | ・クリームタイプ ・スティックタイプ |
茶くま | ・イエロー系 ・肌より少し濃いオークル系 ・明るめのベージュ系 | ・クリームタイプ ・スティックタイプ |
最後になりますが、メイクによる目の下のたるみ消しは、あくまで「応急処置」。
「目の下のたるみの原因はこれだった!スッキリ目元を目指す方へ」の記事で紹介した「目の周りの筋肉を鍛えるトレーニング」も取り入れ、たるみを内側から改善しましょう。
YouTubeでも公開しています
この記事が、少しでもヒントになれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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