眼輪筋を鍛える効果がすごい!目もとが若返る簡単な筋トレ2選

↑「目の下のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)

誰かと話をする時、私たちは相手の目をじっと見ています。人の顔を見る時も、まず目を見ますよね。だからこそ、目の印象はそのままその人の持つイメージになります。

要するに、目元が老けているだけで、老けた人だなって思われてしまうということ。目の下のたるみや重たいまぶたは、その人のイメージを老けた印象にしていしまいます。だからできるだけ目元は若々しくいたいものですね。

この目元の若々しさをよみがえらせる方法があります。それは眼輪筋を鍛えること!眼輪筋をしっかりとトレーニングをするだけで、目元がぱっちりとして驚くほどに若返った印象になります。

この記事では、眼輪筋を手早く簡単に鍛える方法をご紹介します。若々しい目元を手に入れる参考にしてみて下さい。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

1.眼輪筋を鍛えると目もとが驚くほど若返る

眼輪筋を鍛えている女性の画像

目の周りはとても繊細な部分です。皮膚は薄く、その厚さは平均してたったの0.6mm。一番薄い場所だと約0.2mmほどしかありません。

目の周りをぐるっと囲んでいる眼輪筋も、年齢と共にとても衰えやすい部分。そのため意識して鍛えることをしないと、目元の老化が進んでしまいます。

目の下にたるみがあったり、まぶたがたるんだりするのも眼輪筋の衰えのため。反対にまぶたが落ちくぼんでしまう老化現象もまた、眼輪筋の弱さが原因になっていたりします。

なお、目の下のたるみを解消するためにやるべき3つのセルフケアとしてまとめた『  目の下のたるみを自分で改善する3つの簡単セルフケア 』も参考にしてください。

1-1.目元を若返らせる眼輪筋とは?

眼輪筋の画像
眼輪筋(がんりんきん)※オレンジの部分

眼球を中心にドーナツ型になって目を囲んでいる表情筋が、眼輪筋です。皮膚とつながっている皮筋なので、この筋肉を動かすことで目の周りの皮膚が動いて、私たちの表情を作ってくれます。

試しにウインクをしてみましょう。目の周りの皮膚と筋肉が動くのを感じましたか?こんな風に、眼輪筋は目を閉じたり大きく見開く時にはたらきます。涙嚢(るいのう)を開く時にも使われるため、涙の循環にも関係しています。

1-2.眼輪筋は衰えやすい

外国人女性の画像

欧米人に比べて目の周りが多肉の日本人は、実はほとんどの人が眼輪筋をしっかりと使えていません。欧米の人が目を大きく見開いてリアクションをするのを見たことがあると思います。

しかし日本人は、表情で大きなリアクションをすることは少なく、意識的に鍛えることをしないと加齢と共に眼輪筋も衰えていくことになります。

特にこんな人は眼輪筋が衰えがちなので要注意です。

・スマホを使う時間が長い人
スマホの画面をずっと見ていると、自然とまばたきの回数が減ります。まぶたを動かさないだけではなく、涙嚢も開かないので、こうしたタイプは眼輪筋の衰えによる老化だけではなく、ドライアイにも悩まされることがあります。

・デスクワークの人
長時間PCの画面を見ている人もまばたきの回数が少なく、眼輪筋が鍛えられません。さらに1日のうちで人と話す回数が少ないため、表情筋全体が衰えていきやすいです。

・1日のうち、人と過ごす時間が少ない
誰かと話したりする時間が少ないと、表情筋はほとんど動かしません。他人と会っても無表情で過ごすという人も同様に、表情筋を動かないため衰えやすく老けやすいタイプです。

これらに当てはまらない人も、日本人は元来、眼輪筋を多く使いませんから、目の周りの老化を防ぐためには意識して眼輪筋を鍛えることがとっても重要です。

2.眼輪筋を鍛える効果

眼輪筋を鍛える効果のイメージ画像

眼輪筋を鍛える前と鍛えた後では、驚くほどに目の印象が変わったという人が多くいます。プチ整形をしたの?アイプチを入れているの?という疑惑を受ける人もいますから、あまり鍛えると周りから驚かれてしまうかもしれませんね。

眼輪筋のトレーニングでは、実際にどのような効果が見られるのでしょうか。

2-1.目の下のたるみがスッキリする

涙袋のたるみの画像

目の周りはぶよぶよとした眼窩脂肪(がんかしぼう)で包まれています。この眼窩脂肪はクッションの役割をして目を守ってくれているのですが、肌にハリがなくなったり眼輪筋が衰えていると、前に突出して目の下のたるみになってしまうことがあります。

目の下にたるみがあるだけで顔は老けて見られてしまいがちです。眼輪筋を鍛えることで、目の下の眼窩脂肪の突出を抑えてくれますから、スッキリとした目の下を手に入れたい時はまず眼輪筋トレーニングをしてみましょう。

2-2.上まぶたのたるみがスッキリする

上まぶたのたるみに悩む女性の画像

目の上部、まぶたもまた脂肪の多い箇所です。眼輪筋が衰えてしまうと、重力に負けて上まぶたが下がってしまいます。眼輪筋を鍛えることで、上まぶたがリフトアップされて、活き活きとした若々しい目元を取り戻すことができます。

2-3.目がパッチリと大きくなる

目力がある女性の画像

眼輪筋を鍛えて上まぶたが上がること、目を開く目ヂカラがつくことで、目がパッチリと大きくなります。中には一重に見える奥二重だったのに、パッチリ二重になったという人がいるほど、その効果は大。

なんだか眠たい目になっているなと気になる人は眼輪筋を鍛えてみて下さい。

2-4.目の落ちくぼみにハリが出る

目にハリが出た女性の画像

眼輪筋が衰えることで上まぶたや目の下にたるみが出るという人も多いですが、反対に目の周りのハリがなくなることで目が落ちくぼんだようになり、老け顔になってしまう人もいます。

目がくぼんでいる?と思ったら眼輪筋を鍛えることで目の周りにハリを取り戻しましょう。

2-5.おでこのしわが改善する

おでこのシワに悩む女性の画像

目の周りの筋肉を鍛えることで、なぜおでこが?と疑問に思う方もいるかと思います。試しにおでこをぐっと上に引き上げてみて下さい。目が大きく開きませんか?

眼輪筋が衰えてしまって目を開く力が弱くなっていると、このようにおでこの力によって目を開くようになることがあります。

おでこを引き上げるとシワがよりますよね。しっかり眼輪筋の力を使って目を開くようになれば、おでこを引き上げる必要がなくなるため、おでこのシワまで改善するのです。

3.眼輪筋を鍛える方法

以上のように、眼輪筋を鍛えるメリットはたくさん!さっそく眼輪筋を鍛えてまいりましょう。

眼輪筋は目の周りを取り囲んでいる輪状の形をしているため、全体を効率よく鍛えるために、眼輪筋の下側と横側に分けて、別々に鍛えます。

3-1.目の下と目の横別々に鍛える

眼輪筋を鍛える解説画像

上の図のように、「①眼輪筋の下側を鍛えるトレーニング」、「②眼輪筋の横側を鍛えるトレーニング」を行います。①と②の部分を意識すると、眼輪筋の内側と上側も一緒に鍛えられ、結果的に眼輪筋すべてが強化されます。

それでは早速、具体的な眼輪筋の鍛え方を説明します。

①眼輪筋の下側を鍛えるトレーニング法

1、舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛む。

※舌を軽く噛む理由は、顔の下半分の力を抜いて、目の下に集中させるため。

2、下のまぶただけで目を閉じるように下まぶたに力を入れる。

リズムカルに下まぶたを上げたり下ろしたりを繰り返す。

下まぶたのトレーニング画像

●回数・・・1秒に1回上げ下ろし。30回 慣れたら、目の下がだるくなるまで。

●トレーニングのコツ・・・頬の力を使わず、できるだけ下まつ毛が生えているすぐ下あたりを引き上げるようにしましょう。

 ●うまくできない場合・・・下まぶたの筋肉を引き上げるという動きを日常ではあまりしないため、このトレーニングは少々難しく感じるかもしれません。その際は下記の方法をお試しください。

 軽く上を向く→ 眩しいものを見るように目を細める→ 目を開く →くりかえす

 まぶしい目をすると、少し下まぶたが動くのが分かると思います。これを繰り返していると、下まぶたを引き上げるコツが身に付きます。

②眼輪筋の横側を鍛えるトレーニング法

1、舌を上下の歯で軽く噛んだまま、片目をつぶってウィンクする。これを踏切の信号機のように繰り返す。

目の下のたるみ改善トレーニングの解説画像

●回数・・・1秒に右と左のまばたき。左右30回 慣れたら、目の横がだるくなるまで。

●トレーニングのコツ・・・まばたきは通常の目を閉じる動きで大丈夫。下まぶた上げより簡単かと思います。

このトレーニングで目じりのシワが浮き出るのが気になる方は、目じりに指を置いてシワを防いでトレーニングなさってください。また目をぎゅっと閉じる必要はありません。普通の瞬き程度の力で十分効果があります。

眼輪筋は専用のトレーニングをしないと、年齢とともに眼輪筋そのものが緩くなり、薄く下がってしまいます。若々しい目もとのためには眼輪筋を鍛えることはとても大切です。

4.どのくらいのペースでトレーニングをしたらいいの?

ボディの筋トレをする際、休息日を作らなくてはいけないといいますよね。眼輪筋の場合はどうなのでしょうか?

表情筋を鍛える場合、どのくらいのペースでトレーニングをしたらよいのかをご説明しましょう。

4-1.筋肉には白筋(速筋)と赤筋(遅筋)の2種類がある

筋トレのイメージ画像

筋トレによってボディに筋肉を付ける際は、負荷のかかる筋力トレーニングをするために筋肉を傷つけます。この時使っている筋肉は、白筋(速筋)といって瞬発力のある無酸素運動の筋肉。

きついトレーニングをすることで傷つくために、超回復を行うために数日のインターバルをおきます。そのため、毎日ではなくて休息日を作ろうと言われているのですね。

一方で赤筋(遅筋)と呼ばれる筋肉は瞬発力ではなく持久力の筋肉で、白筋とは全く違った性質を持っています。酸素を使って長時間動く、有酸素運動の時に必要な筋肉です。

赤筋のトレーニングでは白筋のように筋繊維が傷つかないため、インターバルをおかずにトレーニングをしても問題がありません。

4-2.眼輪筋のトレーニングは1日1回、毎日行おう!

表情筋はゆるやかに鍛えられる赤筋です。ゆっくりじっくり鍛えられるため、筋繊維が壊れません。激しい運動もしませんので、安心してトレーニングをして大丈夫です。

眼輪筋のトレーニングは1日1回、毎日継続して、少しずつ鍛える方が効果的です。

ただし、体調の悪い時には無理をしないようにして下さい。表情筋は顔面神経に支配されている筋肉です。脳に出入りしている顔面神経を極度に疲れがたまっている時に興奮させることで、頭痛や肩凝りなどの体調不良を引き起こすことがあります。

通常の体調なら問題ないため、慎重になりすぎる必要はありませんが、特に慣れないうちは無理をせずに体の信号に気をつかいながら鍛えるようにして下さいね。

5.トレーニングでシワができる??

眼輪筋を鍛える時、特に眼輪筋の横側を鍛えるウィンク運動の際は、目じりにシワがよる場合がありますね。これを気になさる方が非常に多いのですが、1日1回の表情筋トレーニングをする際のシワは、基本的に定着するものではありませんので、心配しすぎないようにして下さいね。

それでもどうしてもシワが気になる!という方は、両手の人差し指を両目の目じりの横に、指を縦に置いてトレーニングしてみてください。指を添えるだけでシワを防ぎながら眼輪筋を鍛えることができます。

シワを防ぎながら眼輪筋を鍛える説明画像

上の画像の赤い線の位置に人差し指を縦に置きます。こうやってトレーニングすると、目じりにシワができません。ぜひお試しください。

6.眼輪筋を鍛えた後は目を癒やしてみよう

眼輪筋を鍛えることで、嬉しい美容効果がたくさんあることがわかりました。しっかりと鍛えて、若々しい目元を作りたいですね。目元を鍛えた後は、ゆっくりと休めてあげることも美容には大切です。

血行を促して目の下のたるみやクマ、まぶたのむくみを改善できるリラックスグッズもありますから、使ってみるのもよいでしょう。

6-1.蒸しタオルを使って目を休める

青クマを治すために蒸しタオルを当てている女性の画像

濡らしたタオルをしぼって、電子レンジで30秒~1分間あたためます。

火傷をしないように気をつけながら、目の上に1分間乗せましょう。目の周りの血行が良くなり、まぶたのむくみや目の下のクマ、たるみを癒やしてくれます。

6-2.「パナソニック 目元エステ」で疲れを癒やす


パナソニック 目元エステ

暖かな温度とスチームを使って、目元を癒やすと共にしっかりと保湿をしてくれます。目の下のたるみをとるには目元をうるおしてハリを作ることも効果的ですから、眼輪筋を鍛えた後の休息に使うことで相乗効果を発揮してくれそうなアイテムですね。

6-3.「めぐりズム」で疲れを癒す

めぐりズム
めぐりズム

花王から出ているめぐりズムは、蒸気で温めて目元の疲れを癒やしてくれるアイマスクです。手軽に購入できて、目元のリラックスに利用できます。

7.まとめ

眼輪筋を鍛えることで、目元の印象はパッと若々しくよみがえります。目の下のたるみやまぶたの衰えが気になる人は、ぜひ表情筋トレーニングを試してみて下さい。

眼輪筋を鍛えるのはとても簡単ですが、大切なのはしっかりと継続すること。目元はその人の印象を決める大切な部分です。明るい目元を作って、憧れの的になるような輝く女性の美しさを手に入れて下さい。

なお、目の下にはクマができやすいものです。クマは色により対処法が異なりますので、クマでお悩みの方は、『 目の下にクマができる原因はなに?色で見分けて即!消す方法 』を合わせて参考になさってください。

↑私が実践している美肌を維持する方法(YouTube動画で解説しています)

 

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●筆者(加藤ひとみ)の実体験ブログ 整形なしで若返るブログ

ABOUTこの記事をかいた人

1962年10月5日生まれ たるみ改善コンサルタント
一般社団法人日本セルフリフティング協会 代表理事
ニックネームは「おきゃんママ」。 自身が老け顔に悩んだ経験をもとに考案した「たるみ改善!顔ダンス」は、「コワいほど顔が上がる!」と評判を呼ぶ。
著書に『たるみが消える!顔ダンス』、『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)がある。メディア出演多数。