↑「目の下のたるみ」を簡単に改善する方法(YouTube動画でも解説しています)
女性の大敵とも言えるのが、目の下に出来る「くま」です。疲れて見えたり、病的な印象になる場合もありますが、最悪老けて見えてしまうこともあります。そんな「くま」は早く無くしてしまいたいですよね。
くまと一口にいっても、さまざまな種類があるのをご存知ですか?「くま」のケアは、種類を見極めて、それに合わせた方法を選ぶことが必要で、くまはタイプにより取り方が変わります。
この記事では、なかなか消えないくまの取り方をお伝えします。目の下をスッキリさせて若返りましょう。
目次
1.目の下のくまはタイプにより取り方が変わる
「目の下のくま」と一言で言っても、大きく分けて3タイプあります。ポイントは「くまの色」です。まずは、それぞれの特徴をお伝えしましょう。
1-1. 最近増えてきたのが「青くま」
目の周りにある沢山の毛細血管が、うっすらと透けて浮き出て見える場合があります。原因は目の周りの血行不良。血行が悪いと目の下に血流が滞り、目の周りの皮膚は薄いため、表面に浮き出て青黒っぽくなってしまうのです。これが「青くま」と言われています。
理由として上げられるのが、もともとの冷え性や貧血といった体質であったり、睡眠不足やストレス、疲労などによるホルモンバランスの乱れなど色々あります。
また、最近増えてきたのが目の使いすぎです。パソコンやスマートフォンなど、画面を凝視するような作業を続けると、マバタキの回数が極端に減って、目に疲労が蓄積されると言われています。これが、目の血流を滞らせ「青くま」になってしまうのです。
1-2. 怖い色素沈着が原因の「茶くま」
目の下だけでなく、目の上や目の周りに広がっている茶色の影は「茶くま」かも知れません。目頭やマブタの陰影は、メイクで作る場合もあるので気にならない時もありますが、目の下の影は別です。とても不健康に見えるので注意しましょう。
「茶くま」の原因のほとんどは、色素沈着です。皮膚の表面に出来たものもあれば、皮膚の奥にまで入り込んでしまったものもあります。
きちんとケアしないで紫外線を浴びていたり、アトピー性皮膚炎が顔に出て目の周りを強く擦ってしまったり、アイメイクが合わなくて化粧品かぶれしてしまったり・・・様々な要因で、目の周りに過剰なストレスを与えて、結果、色素沈着が引き起こされたと考えられます。
1-3. 避けられないのが、加齢による「黒くま」
次は黒っぽく見える目の下のくま。年齢を重ねると、眼球をささえている靭帯が緩み、眼球が眼窩内で下方へ落ちてしまいます。すると眼球を保護していた眼窩脂肪(がんかしぼう)という脂肪が目の下の皮膚を通して、表にでてきてしまいます。
このように「黒くま」は、目の下のたるみ(目袋)により膨らんだ影が黒い線のようにうつって見えたものです。先の青クマや茶クマとは違い皮膚自体が色づいたものではなく、影によるものです。
この「黒くま」の症状が出た場合は、一気に老けて見えます。原因が加齢だから当然といえます。ただし、若い人でも、生まれつきの骨格で、眼窩脂肪が前方に飛び出しやすい人もいます。
2.くまのタイプを調べる方法
「くま」は色で判断すると言いましたが、実際は地肌の色も人それぞれ違うので、色判断が難しい場合があります。では、色で見分けられない場合は、どうすれば良いのでしょうか?
2-1. 「青くま」の見分け方
<青くまの見分け方>
目の下の皮膚を軽く引っ張ってみましょう
↓
目の下の青い色が肌色に変わったら、あなたのくまは血行不良による「青くま」です。
例えば目の下に「青くま」があると思ったら、下まぶたを優しくひっぱってみましょう。「青くま」は、皮膚の下の毛細血管が透けて見えるものですから、皮膚をひぱっても基本的には動きません。多少青味が薄くなるかも知れませんが、完全になくならないなら「青くま」の可能性が高いでしょう。
また、寝不足などその日の体調も影響されますから「体調の悪い時にできるくま」なら、「青くま」と考えて良いかも知れません。
2-2. 「茶くま」の見分け方
<茶くまの見分け方>
目の下の皮膚を軽く引っ張ってみましょう
↓
目の下の茶色が肌色に変化しない場合(茶色のまま)、あなたのくまは色素沈着による「茶くま」です。
皮膚の表面に色素沈着した「茶くま」の場合、目の下まぶたをひっぱれば、一緒に付いてきます。また、その日の体調に左右されることはありません。一度出来たなら、ケアしない限り、色が濃くなることはあっても自然と薄くなるのは難しい・・・それが「茶くま」です。
2-3. 「黒くま」の見分け方
<黒くまの見分け方>
上を向いて、鏡を見ましょう。
↓
目の下の黒い色が肌色に変わったら、あなたのくまは目の下のたるみによる「黒くま」です。
別名「影くま」とも言われます。実際に「くま」があると言うよりも「影がくまに見える」といった感じです。目の下の膨らみなどを少し指先で押さえたり引っ張ったりすると、色が消えてしまう「くま」なら「黒くま」の可能性があります。
「黒くま」は、お酒など水分を取り過ぎて顔がむくんだ場合は、更にくっきりと目立ちます。
3.青くまの取り方
青くまの例
血行不良、体調不全が目の下のくまに表れる「青くま」は、比較的短時間で改善できます。
3-1. 目の周りの血行を良くする
まずは、目の周りの血行を良くするだけでも、それなりの効果は期待できます。
蒸しタオルや市販のホットパックを目に当てるだけでも、OK。パソコンやスマホの画面を見続けて目が乾いた場合は、強く目をつぶったり開けたりを交互に繰り返して、血のめぐりを良くしましょう。
3-2. マッサージは優しく
目の周りのマッサージも「青くま除去」には有効です。ただし、目の周りは繊細なため、アイクリームなどを使って優しく丁寧にマッサージしましょう。薬指でマッサージすると必要以上に力が入らないので、おすすめです。
ただし、強い力でのマッサージは、刺激により色素沈着の「茶くま」の原因になる場合がありますから、注意して下さい。
3-3. 体質改善を目指しましょう
目の周りだけでなく、体全体の血流を良くしましょう。お風呂もシャワーで済ませることなく、きちんと湯船に浸かって下さい。その際、半身浴にすれば長めに入浴できるので、しっかりと体を温められます。
喫煙によって毛細血管が収縮すると言われていますから、たばこは避けた方が良いでしょう。貧血の傾向がある方は、鉄分の多い食材(レバー、ひじき、きくらげ等)を積極的に摂って下さい。
適度な運動をして体全体を温め、体質改善に心がけると、自然と「青くま」も薄くなっていきます。
4.茶くまの取り方
茶くまの例
「茶くま」の原因のほとんどは、色素沈着です。予防も大切ですが、出来てしまった色素沈着はどうしたら取り除けるのでしょうか?
4-1. 日焼け止めは必需品
くまに限らず、皮膚は色素沈着したところに紫外線を浴びると、さらに色が濃くなってしまいます。
日焼け止めは予防の意味が強いですが、「茶くま」が出来てしまったら、それ以上色が濃くならないように、きちんと紫外線対策の日焼け止めを塗りましょう。
肌は28日周期のターンオーバー(肌の新陳代謝)で少しずつ新しくなっていきますから、色が濃くならなければ数カ月で自然と薄くなっていきます。
4-2. ビタミンCを積極的に取り入れます
出来てしまったシミやくまに有効なのがビタミンCで、メラニンの生成を抑えてくれます。ビタミンCは柑橘系の他にも、キャベツやレンコンそしてサツマイモにも多く入っていますので、積極的に取り入れて下さい。
またビタミンCは水溶性ビタミンですから、排泄のたびに体から出ていってしまいます。出来るだけこまめに摂取することをおすすめします。サプリメントも手軽でおすすめです。
4-3. 美白化粧品が効果的
女性も仕事や育児など日々忙しいことが多い昨今です。なかなかスキンケアに時間が取れない場合もあります。そんな時は化粧品を変えてみましょう。
「茶くま」に効果的なのは、美白に特化した化粧品です。ビタミンC誘導体配合の化粧水などがおすすめ。基礎化粧品は毎日使うので、無理なくスキンケアできます。
ハイドロキノンクリームも有効と言われていますが、刺激の強い成分ですから使用上の注意を必ず守って下さい。
5.黒くまの取り方
黒くまの例
目の下のたるみが原因の「黒くま」は、目の下の脂肪によるふくらみを無くすことがもっとも大切です。
5-1. 目の周りの筋力を取り戻しましょう
目元の筋肉が衰えると、目の奥から出てこようとする眼窩脂肪(がんかしぼう)が目の下に出てきやすくなります。目の周りには眼輪筋(がんりんきん)という目の周りを取り囲んでいる筋肉があります。この筋肉をしっかりと鍛えることで、目の下のふくらみを元に戻すよう働きかけることができます。
目の周りを取り囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)
目の周りの筋肉を鍛えるトレーニングを下記にお伝えします。
目の周りの筋肉を鍛えるトレーニング
①舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛む。
②下のまぶただけで目を閉じるように下まぶたに力を入れる。
※このとき口の周りの力を抜いてください。上下の歯で下を軽く噛むのは、口の周りの力を抜きやすくするためです。
③リズムカルに下まぶたを上げたり下ろしたりを繰り返す。
●回数・・・1秒に1回上げ下ろし。30回 慣れたら、目の下がだるくなるまで。
●トレーニングのコツ・・・頬の力を使わず、できるだけ下まつ毛が生えているすぐ下あたりを引き上げるようにしましょう。
普段私たちは目の下の筋肉を積極的に動かすことがないので、最初はなかなか思うように動かせず苦労することがあります。しかしそれも最初のうちだけで、そのうち楽に動かせるようになってきます。諦めず目標を持って頑張ってみましょう。
なお、目の下のたるみを解消するためにやるべき3つのセルフケアとしてまとめた『 目の下のたるみを自分で改善する3つの簡単セルフケア 』も参考にしてください。
5-2. 即効性を求めるならヒアルロン酸注入
目の下のたるみによる黒くまに即効性を求めるなら、ヒアルロン酸注入という方法もあります。これは美容皮膚科などのクリニックで行う施術です。
目の下のたるみを改善するのではなく、目の下のたるみ状のふくらみの影、ちょうど黒くまができている部分に、ヒアルロン酸を注入してふくらませ、目の下のたるみが目立たなくようにする施術となります。
この部分にヒアルロン酸を注入して、目の下のたるみを目立ちにくくする
根本解決ではありませんが、目立たなくなるだけでも気持ちが楽になるものです。ただし、ヒアルロン酸はいずれ体内に吸収されますので、期間限定の改善となります。
ヒアルロン酸注入について詳しく知りたい方は、『 目の下のたるみをヒアルロン酸注射で取る|値段とメリット・デメリット 』を参考にしてください。
6.メイクでくまを隠す方法
くまが出来てしまった顔は、どうしても疲れて見えたり、老け顔になったりしてしまいます。根本的に治せれば良いですが、まずはメイクでカバーしましょう。手軽なのがコンシーラーです。
6-1. くまの色に合わせてカラーを選びましょう
「青くま」には、オレンジorピンク系のコンシーラーを。この色は、青色に合わず浮いてしまうと思うかも知れませんが、ファンデーションと組み合わせると、しっかりカバーしてくれます。
「茶くま」は肌と同系色のイエローがおすすめです。全体を自然な感じに仕上げることができます。イエローで物足りない場合は、オレンジ系のコンシーラーに代えてみてもOK。
「黒くま」は、目元を明るくするようにしてみましょう。ファンデーションよりも少し明るい色のコンシーラーを使ったり、仕上げにハイライトを重ねても、若々しい印象になります。ただし、やり過ぎには気を付けて。
6-2. コンシーラーを使うタイミングはいつ?
いくら「くま」を隠すコンシーラーと言っても、使い方を間違えるとメイクからコンシーラーだけが浮きあがって見えてしまいます。そうならない、自然に仕上げるポイントは使うタイミングです。
リキッドファンデーションといった液体タイプを使った時は、ファンデーションを塗った後にコンシーラーを使います。固形タイプのパウダーファンデーションなら、ファンデーションを塗る前に、コンシーラーを使いましょう。
どちらの場合も、コンシーラーがファンデーションとキレイになじむように、ぼかすことが必要です。ファンデーションはコンシーラーを消さないように、肌になすりつけるのではなく、置くように付けて下さい。
7.エステに行って「くま」解消もおすすめ
自分でケアするのも大変だけど、美容クリニックに行くのも抵抗がある・・・そんな方におすすめなのがエステです
7-1. フェイシャルマッサージ
エステシャンが直接マッサージしてくれますが、その際色々とおすすめの美容液を使います。自分の肌にあった美容液が見つかることもあり、エステのコツをマスターすれば、自宅でもマッサージ可能です。続けることで、次第に新陳代謝が良くなりますから、「くま」解消に効果的と言えます。
7-2. ピーリング
古い角質をとって肌を若々しくしてくれるのがピーリングです。ただし、やり過ぎは禁物。ターンオーバーを意識して、間隔をおきながら定期的に続けると、効果があがります。ピーリングした後は、お肌が敏感になっていますから、たっぷりの保湿が必要です。
8.まとめ
いかがでしたか?「くま」があることで、表情も暗くなってしまっては、残念ですよね。改善や予防を心がけて、できてしまった「くま」はメイクでカバーしながら、透明感のあるスッキリ目元を取り戻しましょう。この記事がお役に立てれば幸いです。
なお、くまをカバーするメイク法をさらに詳しく解説しています。『 目の下のくまを消すメイク術|一瞬で目元が若返る最強メソッド 』を、ぜひ参考になさってください。
また、目の下には外側だけでなく、内側からもアプローチすると早く効果が見えます。『 美肌サプリランキング|人気おすすめ品と効果的な組み合わせ 』も併せて参考になさってください。
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