- 眼輪筋トレーニングのやりすぎは逆効果って本当?
- かえってシワができた気がするんだけど……
せっかくトレーニングを始めたのになかなか効果が得られなければ、こう思うのも無理はないものです。
結論から言いますと、眼輪筋トレーニングで逆効果になるのは「間違った方法で鍛えている」から。
なかでも多いのは以下の2つですので、当てはまらないかチェックしましょう。
- 皮膚を伸ばしすぎる
- 過度に表情を縮めるトレーニングを何十回も行う
ドキッとしたかもしれませんね。
ですが、今から紹介するトレーニング法を行えば大丈夫!
実際、私おきゃんママは、たるみ改善コンサルタントとして多くの方にアドバイスをしてきました。
この記事で紹介するトレーニングを続けた生徒さんから「目元がパッチリになった!」と喜びの声を多くいただいています。
次は、あなたの番です。
この記事を読みながら実践して、若見えを目指しましょう。
この記事を書いた人
- 加藤ひとみ(おきゃんママ)
- たるみ改善コンサルタント
- 「たるみが消える!顔ダンス」の著者
- YouTube:チャンネル登録31万人
- Instagram:フォロワー3.4万人
目次
眼輪筋トレーニングが逆効果になるのは「間違った方法で鍛えている」から
最初に紹介した通り、眼輪筋トレーニングが逆効果になるのは、鍛える方法が間違えているからです。
というのも、正しくトレーニングを行えば「眼輪筋によるリフトアップする力」が働くもの。
まぶたがパッチリ上がり、目もイキイキとします。
しかし、間違ったトレーニングをするとリフトアップする力が働かず、しわになったりまぶたが重たくなったりします。
特に「自己流のトレーニング」は「事故流」になりやすいので、絶対にやめましょう。
次の章で、どんなトレーニングが逆効果となるのかを具体的にお話ししますね。
眼輪筋トレーニングが逆効果になるやり方の例
眼輪筋トレーニングが逆効果になるよくあるパターンとして、以下の2つがあります。
- 皮膚を伸ばしすぎる
- 過度に表情を縮めるトレーニングを何十回も行う
詳しく見ていきましょう。
皮膚をのばしすぎて逆効果になってしまう例
たるみを引き締めたくて眼輪筋のトレーニングをしているはずなのに、皮膚をのばしすぎては逆効果になります。
というのも、たるみは「皮膚が余る」ことによって生じるから。
具体的にイメージできるよう、ネットにボールが入っているところを想像してみましょう。
本来であればピッタリとボールが収まりますが、伸び切っているとネットが余りますよね。
同じように皮膚も伸びることで余ってしまい、皮下脂肪を支えきれずにたるみを引き起こします。
つまり、皮膚を無理やり引っ張るトレーニング方法は「逆効果」となりかねません。
もう少し具体的に見ていきましょう。
例えば、目の下から頬骨にかけての皮膚を下にぐいと引っ張って、下まぶたを引き上げる方法。
たしかに、この方法なら下まぶたを上げるのにかなり負荷がかかるため、効率よく筋力アップできるでしょう。
しかし、目の下の皮膚はとても薄くて繊細。
過度にひっぱられる動作を続けると皮膚がのびてしまい、たるみやしわがひどくなる可能性が高いです。
無理に引っ張りすぎない。
眼輪筋トレーニングを行うときに、忘れないでほしいことです。
トレーニングのやりすぎで逆効果になってしまう例
「眼輪筋トレーニングが逆効果だった」という方のなかには、「肌の真皮(しんぴ)にあるコラーゲンの層に折れ目がつくことでしわができる」という人もいます。
ですが、正しく眼輪筋のトレーニングを行っていれば、真皮に折れ目がつくことはありません。
正しい方法でトレーニングで発生するしわは、定着するものではないからです。
一方で「表情がくしゃくしゃになる動きを繰り返すトレーニング」だと、発生したしわが定着します。
特に「しわやたるみを早く改善しようと、1日に何十回も繰り返す」となれば、ますますしわだらけになる悪循環。
正しいトレーニングを適度に行い、眼輪筋にハリを出す。
こうなれば、自ずとしわやたるみは改善しますよ!
※どうしてもしわにならないか気になるという場合は、「指で表情によるしわができる部分をそっと押さえる」のがおすすめです。チョキの形をつくって、目尻と目頭を押さえる方法がいいですね。
逆効果にならない正しい眼輪筋トレーニングの方法【初級編】
では、逆効果にならない正しい眼輪筋トレーニングとはどういったものでしょうか。
まずは「初級編」として3つのトレーニングを紹介しますので、2週間やってみてください。
- 下まぶたを強化するトレーニング
- 上まぶたを強化するトレーニング
- 眼輪筋全体を強化するトレーニング
下まぶたを強化するトレーニング
まずは、たるみやすい下まぶたを中心としたトレーニングから始めましょう。
- 両手の平を額にあてる。
- 下まぶたをグッと引き上げ、10秒キープ
- 目を見開いて10秒キープ
- これを3回繰り返す
- 最後に目を閉じてリラックス
上まぶたを強化するトレーニング
また、上まぶたの眼輪筋がゆるむと、目が小さくなるもの。
上まぶたの筋肉を集中的に鍛え、たるんだ上まぶたを引き上げましょう。
- 額に手を当てる
- 手を当てたまま、ゆっくりと眉を上げていく
- いっぱいまで引き上げたら、そのまま10秒キープする
- ゆっくりと1の状態に戻す
- これを5回繰り返す
- 最後に目を閉じてリラックス
眼輪筋全体を鍛えるトレーニング
続いて、眼輪筋全体を鍛えるトレーニングの方法をご紹介します。
- 顔を上げて天井を見る
このとき、目は下を向けるのがポイント - 1の状態のまま、ゆっくりとまばたきを10回行う
- 顔を下に向けて床を見る
先ほどとは逆に、目は上を向けるのがポイント - 3の状態のまま、ゆっくりとまばたきを10回行う
- 正面に戻して目を開いた状態にする
- 目を開いた状態で、眼球を倒れた8(∞)の字を描くように5回動かす
- 目を閉じてリラックス
逆効果にならない正しい眼輪筋トレーニングの方法【上級編】
初級編のトレーニングに慣れてきたら、上級編のトレーニングを行いましょう。
眼輪筋の下(①)と横(②)に負荷をかけて強化してくださいね。
眼輪筋の下を強化するトレーニング
まずは眼輪筋の下(①)を鍛える方法をご説明します。
- 舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛む
- 下のまぶたを引き上げる(下まぶたに意識を集中)
- 1秒間に1回、下まぶたを上げたり下ろしたりを繰り返す
頬の力を使わず、できるだけ「下まつ毛が生えているすぐ下あたり」を引き上げるようにするのがコツ。
これを1日30回行いましょう。
▼YouTubeでさらに詳しく解説しました▼
眼輪筋の横を鍛えるトレーニング
次は眼輪筋の横(②)を鍛えるトレーニングです。
- 舌を上下の歯で軽く噛んだまま、片目をつぶってウインクする
- 左右交互に1秒おきに30回繰り返す
このとき、下まぶたを意識して上げる必要はありません。
自然な動きを心がけましょう。
※目尻のシワが気になる場合は「目尻を人差し指で押さえてトレーニングを行う」のがおすすめです。
▼YouTubeでさらに詳しく解説しました▼
そもそも眼輪筋ってどういう筋肉?
目の下のたるみ改善に良いと聞いてトレーニングをはじめてみたけれど、「そういえば眼輪筋がどういうものか知らないな?」と思ったかもしれません。
そんなあなたに向けて、簡単にご紹介します。
(知っている方はこちらまで読み飛ばしてください)
眼輪筋は「眼の輪の筋肉」と書くように、輪状になって眼の回りをぐるっと取り囲んでいる筋肉のことです。
ドーナツ型になっていて、眼球のある場所がドーナツの穴の部分にあたる輪っかの形をしています。
この眼輪筋ですが、腹筋や背筋などとは少し違っています。
体の筋肉は、歩いたり物を持ったりして動かしても表情をあまり変えませんよね。
一方で、眼輪筋を含めて、顔にある表情筋は皮膚とつながっているもの。「皮筋」とも呼ばれています。
そのため、表情筋をトレーニングで鍛えることで、たるみの改善が期待できますよ!
眼輪筋トレーニングを行う2つの注意点
正しい眼輪筋トレーニングをすれば、逆効果にはならないことはおわかりいただけたでしょう。
一方で、眼輪筋トレーニングを行う際には、以下の2つに注意する必要があります。
- 即効性がない
- 思わぬ変化がある
こちらも詳しく解説しますね。
注意点①:即効性がない
眼輪筋は筋肉の一種。
日々トレーニングを行ってはじめて、少しずつ成長します。
そのため「眼輪筋トレーニングをすれば、すぐに目の下のたるみが改善する」という魔法のツールではありません。
毎日継続している人でも、早くて約1ヶ月くらいで効果が出てきます。
なかなか効果がでないなという方は、まずは2~3ヶ月続けてみてください。
1度習慣づけてしまえば、3ヶ月もあっという間。
「気づいたらパッと目元が明るくなっていた」ということもありますよ。
焦らずに楽しく続けましょう!
注意点②:思わぬ変化がある
眼輪筋トレーニングは、毎日続けることで驚くほどに目元が変化します。
それくらいの効力があるので「こんな変化まではいらなかった!」という人には「逆効果」とも言えるかもしれません。
とはいえ、トレーニングを中止すれば、自然にそれまでの目に戻っていくもの。
もし「今のほうがいい」と思ったのであれば、トレーニングを中断しましょう。
しかしながら、トレーニングによって目がパッチリしたほうが、イキイキとして見えるのも事実。
変化を恐れる前に、まずは一歩踏み出してみてください!
眼輪筋トレーニングを行う5つのメリット
最後に「眼輪筋トレーニングを行う5つのメリット」について紹介します。
- 目の下のたるみが改善する
- 涙袋(なみだぶくろ)を作れる
- 上まぶたがリフトアップし、目がパッチリする
- 落ちくぼんでいた目にハリが出る
- 目尻のしわが目立たなくなる
メリット①:目の下のたるみが改善する
目の下にぷっくりと飛び出している脂肪は、眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる眼球のクッション。
眼窩脂肪の量は人によって異なるものの、加齢とともにこの脂肪によるたるみは進行します。
そのため、眼輪筋の下部分を鍛えることで、眼窩脂肪によるたるみを抑えることができます。
眼窩脂肪については「眼窩脂肪を燃焼させて目の下のたるみを改善!おすすめの方法を徹底解説」の記事で詳しく解説しましたので、ぜひチェックしてみてください。
メリット②:涙袋(なみだぶくろ)を作れる
美人やキュートな女性にあると言われている「涙袋(なみだぶくろ)」に憧れたことがありませんか?
下の画像のように、ちょうど下まぶたの際の所にあるとても小さな膨らみが涙袋です。
涙袋は「生まれつきある人」と「ない人」がいますが、今や整形で涙袋を人工的に作る人が多いほど、目元を可愛らしく見せてくれるチャームポイントとして人気です。
とはいえ、涙袋は「目の下の眼輪筋を鍛える」ことにより無料で簡単に作れます。
目が大きく見えたり、目の下のクマが目立たなくなったり。
そんな魅力的な涙袋を、ぜひトレーニングで作りましょう。
メリット③:上まぶたがリフトアップし、目がパッチリする
加齢とともに、どうしても下がってくる上まぶた。
だるくて眠たいような目になってしまったり、二重だったはずなのに奥二重になってしまったりと、上まぶたのたるみもまた女性を悩ませます。
とはいえ、眼輪筋の上部分をトレーニングすることで、上まぶたをリフトアップさせることが可能です。
重たい目がパッチリ二重になったり、目の上にハリが出たりで「若々しい大きな目」になりますよ。
メリット④:落ちくぼんでいた目にハリがでる
眼輪筋が衰えてしまうと、目の上や目の下のハリがなくなって、落ちくぼんだ印象を与えます。
こうした「落ちくぼんだ目」は老けて見えるもと。
女性にとっては大きな悩みとなるでしょう。
とはいえ、眼輪筋トレーニングを通じて目元にハリを持たせると、落ちくぼんだ印象を解消できます。
「最近老けて見えるようになった」というのであれば、眼輪筋トレーニングを続けましょう。
メリット⑤:目尻のしわが目立たなくなる
目尻の表情ジワは、表面のハリのなさはもちろん「まぶたの下がり」が原因になることもあります。
そのため、眼輪筋トレーニングを行って目元にハリが出ると、目尻などにあるしわも目立たなくなりますよ!
下の動画では、私自身が目の下のたるみを解消した経験談を紹介しています。
ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね!
まとめ
この記事を通じて「眼輪筋トレーニングのやりすぎは逆効果って本当?」という疑問にお答えしました。
眼輪筋トレーニングで逆効果になるのは、以下の2つのような「間違った方法で鍛えている」からでした。
- 皮膚を伸ばしすぎる
- 過度に表情を縮めるトレーニングを何十回も行う
これらを行わないようにし、正しい眼輪筋トレーニングを習慣づけると、若々しくパッチリと輝く目元を作ってくれます。
この記事で紹介した「初級編」「上級編」のトレーニングを毎日行い、理想の目元を手に入れてくださいね!
この記事が、あなたが一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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