目の下のたるみを、メイクで目立たなくしたい!
とりあえず今すぐ人に会うから、老けて見える目の下のたるみを瞬時に消せる方法があったら……素晴らしいですよね。
女性にはメイクという武器がある。シミやそばかすだって、コンシーラーでうまく隠すことができる。
でも、「果たして目の下のたるみは、メイクで目立たなくできるのか?」と心配になりますね。
結論から言いますと、目の下のたるみをメイクで目立たなくすることが可能です。
とはいえ、目の下のたるみは、平らな面に出来るシミやそばかすと違い「ふくろ状の影」であるため、通常のシミを隠すようなメイク法ではうまくいきません。
かえって、目の下のたるみがひどく見えるということも……。
この記事では、目の下のたるみが目立たなくなるだけでなく、顔全体が若々しく見えるメイクテクニック法をお伝えします。
多くの方がこの方法を実践して、自信を持って人と会えるようになった!と喜んでおられます。
普段のメイク法をちょっと見直すだけで良いのです。ぜひ参考になさってください。
この記事を書いた人
- 加藤ひとみ(おきゃんママ)
- たるみ改善コンサルタント
- 「たるみが消える!顔ダンス」の著者
- YouTube:チャンネル登録31万人
- Instagram:フォロワー3.4万人
目次
目の下のたるみを目立たなくするメイクの基本「顔全体のベースを丁寧に」
目の下のたるみを目立たなくするメイクの基本は「顔全体のベースを丁寧に」です。
これは、目の下のたるみに限らず「わからないようにカバーするメイク」すべてで大切だといえます。
「ついつい、気になる部分だけピンポイントで色々施したくなる」という気持ちはわかります。
しかしながら、実は最初のベースだけで、かなり目の下のたるみを目立たなくすることが出来ます。
時間をかけるべき部分は、最初の顔全体のベースメイク。
下地から始まり、色違いのファンデーションを2色使います。
なお、目の下のたるみを隠すには「カバー力があるのにナチュラルに見えるメイク品」がおすすめ。
次の章で、具体的なメイクの手順を画像を使いながら紹介しますね。
- 補足
- 私は普段、お肌のお手入れにおいて「ケミカル断ち」をおすすめしております。
しかし、合成界面活性剤や合成ポリマーを使用していないファンデーションやコンシーラーというのはあまり多くありません。
そのため、この記事では合成界面活性剤などにこだわらず、色味と機能優先でメイク品を紹介します。
目の下のたるみを目立たなくするメイクの手順
目の下のたるみを目立たなくするメイクの手順は、以下の通り。
- 基礎化粧品で保湿
- ベースクリームでたるみをカモフラージュ
- コンシーラーで隠す
- お好みでポイントメイク
それぞれ詳しく紹介しますね!
※この記事を作成するにあたり、千吉良恵子さんの著書「可能力メイク」を参考にしました。
本で使用している化粧品やグッズもご紹介しています(商品説明の表現は著書より抜粋)。
1. 基礎化粧品で保湿
メイクをする前に肌をしっかり保湿して整えると、もちが良くなります。
そのために、以下の手順で行いましょう。
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
お気づきの方もいるかもしれませんが、目の下のたるみを隠すメイク法では「保湿クリーム」を使いません。
油分が多いと、メイクが崩れる原因となるからです。
保湿効果の高い美容液を顔全体と目の下に丁寧になじませ、次のベースクリームにすすみます。
特に目の下は、美容液を叩き込むようにしっかりとなじませましょう。
また、美容液は「敏感な部分にも優しく、保湿効果が高いタイプ」を選ぶのがおすすめ。
なかでも、私がプロデュースした「セリフ パーフェクトモイスチャライジングセラム」は合成界面活性剤・合成ポリマー無配合。
この機会にぜひ、試してみてくださいね!
2.ベースメイクで目の下のたるみをカモフラージュ
基礎化粧品で肌を整えたら、顔全体のベースメイクをしていきましょう。
実は、ベースメイクが一番時間をかけるべきところです。
うまくやれば、ベースメイクだけで目の下のたるみがかなり目立たなくなります。
①顔にベースクリームを5点おく
両頬、額、アゴ、鼻先の5点にベースクリームをのせ、手ですばやくなじませます。
このとき「ベースクリームの量を多めにする」のがポイント。
「ベースクリームを多くつけすぎると化粧崩れの原因になる」といわれますが、その後スポンジで油分を取り除くので、多めにつけても大丈夫。
むしろ、塗り忘れの箇所があるほうがよくありません。
ベースクリームは、この後につけるファンデーションと素肌をしっかりと密着させる接着剤の役目をします。
化粧崩れをせず、美しい仕上がりを長持ちさせるためにも、顔の隅々まですき間なく塗りましょう。
そして、ベースクリームを5点に置いたあとは手で全体になじませ、その後スポンジでしっかりと顔全体になじませます。
何もつけていないカラのスポンジを使って、ポンポンと軽くパッティングしていきましょう。
余分な油分を吸収してくれて肌への密着度がアップするとともに、肌のツヤ感が高まりますよ!
おすすめのベースクリームとスポンジも紹介しますので、ぜひお試しください。
おすすめのベースクリーム
カプチュールトータルリファイニングベース(ディオール)
くすみをカバーする、ピンク色のベース
おすすめのスポンジ
2ウェイスポンジ(マックスファクター)
ほどよくファンデーションを吸い込み、必要な量をムラなく肌にのせてくれるスポンジ。肌あたりが優しい。
②ファンデーションの2色づかいで顔全体にオーラをかもしだす
さて、ベースクリームをムラなく顔に叩き込んでなじませたら、ファンデーションを塗っていきます。
このとき、ファンデーションは2色づかいが基本。
顔全体に明るさが出ることで、目の下のたるみ部分を強調させることなく、自然にカバーできるからです。
とはいえ、顔の各部に合わせてファンデーションを塗り分けるわけではありません。
小鼻から目の周りにかけて、透明肌を一枚仕込みます。
それでは、手順を詳しく説明いたします。
ファンデーションの前に透明肌を一枚仕込む
まずは、小鼻脇からまゆの上まで、ファンデーションより1段階明るい色のリキッド状のファンデーションを塗ります。
水泳のゴーグルで隠れる位置をイメージするとわかりやすいでしょう。
ゴーグル範囲から出ないように、なじませる時は指使いに気を付けましょう。
おすすめリキッドファンデーション
エクシア AL フリュイドファンデーション NA200(アルビオン)
白さと透明感を生み出すファンデーション。本ファンデーションの前に使うと、内側から発光する肌づくりができる。
クリームファンデーションを部位ごとに塗る
ゴーグルの範囲に一段明るいファンデを塗ったら、次に頬の中央からクリームファンデーションを塗ります。
このとき、「カバーしたいところから塗る」のがポイント。
まずは、頬の中央に指先でとった少量のファンデーションを置きましょう。
次に、ファンデーションが乾かないうちに、スポンジですばやく伸ばして塗り広げます。
ファンデーションを伸ばすときは、中央から外側にスポンジを動かします。
反対の頬も同じように塗っていきます。
最後に、額に少量のクリームファンデーションを置き、すばやくスポンジで伸ばします。
頬と額を仕上げたら、鼻やアゴ先も同じ流れでなじませましょう。
このとき、目のキワや小鼻横は「スポンジを折り曲げて小さくした角を使う」と細かい部分もスムーズに塗れます。
フェイスラインは首筋にそって、スポンジを動かし、顔と首に境目ができないようにしましょう。
おすすめファンデーション
リサージボーテ 艶クリームファンデーション(リサージ)
みずみずしい質感で顔が立体的になったかのようにみせるファンデーション。
③ハイライターでトーンアップする
ファンデーションの2色づかいができたら、次はパール入りのハイライターを「目の下」と「Tゾーン」にプラスします。
ハイライターを入れると、目の下のたるみを光で飛ばしてくれる効果があるうえ、パールの光によって顔に明るさが出るからです。
ペンシル状のハイライターを塗って指でぼかし、スポンジで叩き込みましょう。
また、年齢とともに、小鼻のわきの溝が深くなりがち。
この部分に影ができると老けて見えるので、小鼻の横の溝にもハイライターをプラス。
実年齢より若く見せる効果があります。
さらに、ハイライターを上まぶたにもちょんちょんとのせ、指で軽くなじませておきましょう。
こうすることで、上まぶたのくすみも取れます。
おすすめハイライター
アイディアル ライト イルミネーター08(エスティローダー)
肌が発光したようなナチュラルな光沢感を演出するハイライター
④フェイスパウダーで顔全体にヴェールをのせる
最後に、仕上げでフェイスパウダーを装います。
フェイスパウダーをパフに含ませ、よく揉みこんでから顔にのせましょう。
このとき、「頬や額の広い部分からなじませる」のがポイント。
くるくると肌表面をなでるようにすると、ふわっと柔らかそうな印象に仕上がります。
おすすめフェイスパウダー
エアベールパウダー S06(ベキュア)
羽でなでられたような空気感の超微粒子パウダー
3. 目の下のたるみの影をコンシーラーでピンポイントに隠す
さて、これまでの手順で、目の下のたるみを隠すための顔全体のベースメイクが完了しました。
均一に1回ファンデーションを塗っただけのメイク法に比べて、かなり目の下のたるみが目立たなくなったのではないでしょうか。
これからさらに、目の下のたるみをコンシーラーで直接隠していきます。
目の下のたるみが目立たなくなるコンシーラー術
先ほどの手順でファンデーションを顔全体につけたあと、コンシーラーを使います。
コンシーラーの色味は「肌の色より2トーンくらい明るめ」がおすすめです。
使うコンシーラーは、先ほどと同じハイライターで問題ありません。
「ベースメイクで明るくした部分」と「次の手順の部分」は一部重なりますが、これは目の下のたるみを目立たなくするための大事なテクニックですので必ず行いましょう。
①下の画像のように、両目の目頭からナナメ下に向かってコンシーラーを塗ります。
その後、指でベースのファンデとなじませます。このとき広範囲に伸ばしすぎないようにします。
「ハッキリとトーンの明るさが目立たせる」のがポイントです。
②次に、目尻の3分の1にコンシーラーを入れます。
同様に軽くなじませます。
目尻のくすみが取れ、目のアウトラインがハッキリと際立ちます。
③目の下のたるみのすぐ下の影になっている部分にコンシーラーを入れます。
真正面から見て、「目の下の暗くなっている部分のみ」にコンシーラーを入れ、コンシーラーとベースの境目だけをほんの軽くぼかします。
このとき、「目の下のふくらみ部分にコンシーラーを広げない」よう気をつけましょう。
これで、目の下のたるみが目立たないメイク(ポイントメイク前)が完成しました。
間違ったコンシーラーの入れ方
この画像では、目の下のたるみ全体にコンシーラーを塗っています。
これでは、目の下のたるみが余計目立ってしまうので、コンシーラーを入れる位置に気を付けましょう。
コンシーラーは目の下のたるみの真下の影の部分と、目頭、目尻のみに入れます。
こうすることで、目の下のたるみが目立たなくなりますよ!
4. お好みのポイントメイクを施す
さて、これまでの手順で、ベースメイク+コンシーラーでポイントメイクの手前まで完成しました。
ここまできたら、あとはお好みのポイントメイクを施すだけ。
アイメイクは、お好きな色味や方法で入れて大丈夫です。
そして、最後に大切なのが「仕上げのチーク」です。
目の下のたるみを目立たせないチークの入れ方
目に下のたるみをまたぐように、ちょうど黒目の下の位置に、指でとった練りチークを図のように丸くそっと置きます。
スポンジで円のふちをぼかすように頬となじませます。
このとき、広範囲に塗り広げないように注意しましょう。
そして、「笑顔を作ったときに、頬の高くなるところより少し上」を目安になじませます。
その後、パウダータイプのチークをブラシにとります。
油分をはらったら、上の手順でのせた練りチークの部分からこめかみに向かって、軽くブラシを動かしましょう。
チークの色味ですが、30代からの肌には「ピンクコーラル」がおすすめです。
おすすめの練りチーク
クリームチークカラー オレアンダー(ローラメルシエ)
肌に溶け込み、立体感を演出するクリームタイプのチークカラー
おすすめのパウダーチーク
フェイシャルトリートメントブラッシャー(マックスファクター)
細かい球状粒子がするすると伸びて、いきいきとした表情を演出するチークカラー
チークで仕上げたら、目の下のたるみを隠すメイクが完成です!
その他、目の下のたるみを目立たなくする方法
これまで、メイクで目の下のたるみを目立たなくするテクニックをお伝えしてまいりました。
目の下のたるみは影が暗く見えること強調され、ついつい気になるもの。
メイクで隠すこともできますが、少しずつ生活にセルフケアを取り入れて根本から解決しましょう。
私がおすすめしたい方法は、以下の3つです。
- 表情筋を鍛える
- 保湿を十分に行う
- コラーゲンやヒアルロン酸を摂る
「目の下のたるみを自分で改善する3つの簡単セルフケア」の記事にて、具体的に解説しています。
ぜひ読んでみてください。
▼YouTubeでも紹介しました
一方で、以下のようなきっかけで「目の下のたるみ」ではなく「クマができている」というケースもあります。
- シミ
- 色素沈着
- 血行不良
とはいえ、「目の下のクマ」も解消することが可能です。
気になったら「今すぐ消したい目の下のくま(クマ)!タイプ別3つの解消法」の記事をチェックしてみてくださいね!
まとめ:目の下のたるみが目立たないメイクで明るくなろう
これまでたくさんの画像を使って、メイクで目の下のたるみを目立たなくする方法を紹介しました。
改めて、その方法を振り返りましょう。
- 基礎化粧品で保湿
- ベースクリームでたるみをカモフラージュ
- コンシーラーで隠す
- お好みでポイントメイク
女性には、メイクアップという強力な武器があります。
上の4つを順に行えば、目の下のたるみをかなり隠すこと可能です。
そして、見た目に自信を持つことで笑顔が増えると、周りから明るく輝いて見られるもの。
このメイク法を覚えて、楽しい毎日を送ってくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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